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鯉の瞳はつぶらなような。
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目の前で鯉がぱくぱくしている。
ぱくぱくの鯉が目の前の直径1メートル深さ1メートルちょっとくらいありそうな木桶の中にそれぞれ1匹。動きを制限するためかエラをテープで止められた状態で横向きにぷかりと浮いていた。
……。なんか哀れだな。
佐々木さんは羽織袴姿で御幣、白い短冊みたいなものがふさふさした奴を鯉の上でバッサバッサと振りかぶっている。ぱくぱく。シュールすぎ。
俺もタカも白装束で神妙な感じで正座待機。なんか切腹する気分。いろいろな意味で。
「じゃあ、始めて」
「いや、始めてって言われてもどうしたらいいんだよ」
「その桶の中入ってさ」
「まじで!? 雑じゃね?」
佐々木さんが寄ってきて耳元で言う。
「村長に見られたいわけじゃないでしょ? 鯉に入れたの確認したら追い出すからさ」
「え、じゃあそれで終わりでよくね?」
「駄目なんだよ、あの人出てるか最後に鯉の口の中を確認するんだよ。最初はやってるか確認するために透明水槽にしろとかいってきたんだよあの人」
「なんだその変態」
「あとそれ着たまま入っていいからさ。前の合わせをずらして挿れて。見られたくないでしょ?」
「ああ、これそういう配慮なんだ」
恐る恐る桶の中に入る。
ぴちぴちしている。冷たい水にすっかり萎える。もともと勃ってはいなかったが。
ぱくぱくしている。唇? にふれてみる。案外固い。
「あのさ、早くしてくんないかな。決心つかない気分はわかるけど」
「佐々木さん見ないでよ」
「そんなこといってもさ、タカシ君かわいそうだよ。もう挿れてるけどテルヤ君が挿れないと村長追い出せないし」
「え、まじで」
隣を見るとタカのちん○と鯉の口が繋がっていて、よけい萎えた。
そしてそれを村長が食い入るように見つめていた。羞恥が酷い。
しかたなく急いで突っ込む。ぱくぱく。
「村長出てって。入ったから」
「チッ」
ん、く。なんだこれ。吸い込まれる。
ぱくぱく。
「佐々木さんも見ないで」
「一応俺は見ることになってるからさ。俺も見たくないんだけど。それとも何? 俺が神事だと確認しなかったら意味なく鯉につっこんでることになっちゃうけどいいの」
「それは嫌」
佐々木さんはさもつまらなさそうに俺とタカのちん○を眺めている。
ドSか。まあ心底嫌なんだろうな。嫌悪がにじみ出ている。このシチュにゾクゾクする人はひょっとしたら存在するのかもしれないのだが、俺らにとっては近所のおっさんだ。フェチはフェチでどっかで宜しくやってくれ。巻き込まれる俺たちの気持ちにもなってほしい。
心底早く終わらせたい。意を決して鯉の頭部を掴む。ぐえぇぬるぬるしてる。そして生臭い。でも目を瞑って前後させる。ん。妄想妄想。これは鯉じゃなくてローションまみれの女優の腰。腰細い。この先には柔らかおっぱい。……無理だ。感触からして腰じゃないわこれ。
ええと、スキンヘッドの女子の口。いや、無理、ええと、そうだ、水泳帽。水泳帽を被ったリンカ。その喉奥に突っ込んでる。ときどききこえるピチャピチャいう音はプールの中で水面から頭だけだしてやってると思えば、よし。リンカ、リンカ。まじごめん。前にリンカの水着で抜いたことはあるけど何か思い出が汚れていく気分。ふっ、ん、くっ。
何かがゴリっと先端に当たった気がする。
ひょっとして咽頭歯!? そう思った俺は一気に萎えて思わず目をあけた。両手の間から鯉がうつろな目を俺に向けていた。さらに萎えた。佐々木さんと目が合った。おっさんに見られてるとかちん○はもう絶望的。
さっきのはよく考えたら鰓とかかな。どちらかというとぐにっという感じで歯みたいな固い感じじゃなかったような。
……でもちょっと休憩。心が折れた。
鯉の口からちん○を外す。
隣を見るとタカは抽挿をくり返していた。目が開いてる。鯉を見ているわけではなさそうだがあの瞳の先にはリンカの顔した野々浦冷がいるのか。強いな。それにしてもタカの嫁でけぇな。俺のより30センチくらいでかいのか。突き上げるようにねじり込んでる。口もでかいな。そうか、まっすぐじゃなくて角度をつけたほうが安全なのかな。
「残念だったね」
「話しかけないで、まじで。死にたい」
「飲み物いる? 生姜湯とかなら」
「ああ、じゃあ」
「寒いだろうけどごめんね。水暖かくすると鯉が死ぬからさ」
「ああ、そういう」
生姜湯に温まる。つま先が冷たい。早くしないとちん○が凍傷になる気がしてきた。
鯉のしっぽが自由にぴちぴちしている。
「なぁ佐々木さん、これってコツあんの? 現実から目をそらすコツというか」
「そうは言われても俺はやったことはないからな」
「ずりぃ」
「この村に残って宮司継いでくれるならいくらでもかわるよ」
「すいませんでした」
「そうだなぁ。まあなかなかイけない子はたくさんいたけどねぇ。2パターンかなぁ? あくまで好きな子とかを思ってする子と鯉を見てする子と」
「鯉?」
「なんか途中でどうでもよくなって鯉でいいやと思えるんだって」
それって闇落ちじゃないか?
鯉ねえ。ああ、オナホだと思えばいいのか。……。嫌だ。
ぱくぱくの鯉が目の前の直径1メートル深さ1メートルちょっとくらいありそうな木桶の中にそれぞれ1匹。動きを制限するためかエラをテープで止められた状態で横向きにぷかりと浮いていた。
……。なんか哀れだな。
佐々木さんは羽織袴姿で御幣、白い短冊みたいなものがふさふさした奴を鯉の上でバッサバッサと振りかぶっている。ぱくぱく。シュールすぎ。
俺もタカも白装束で神妙な感じで正座待機。なんか切腹する気分。いろいろな意味で。
「じゃあ、始めて」
「いや、始めてって言われてもどうしたらいいんだよ」
「その桶の中入ってさ」
「まじで!? 雑じゃね?」
佐々木さんが寄ってきて耳元で言う。
「村長に見られたいわけじゃないでしょ? 鯉に入れたの確認したら追い出すからさ」
「え、じゃあそれで終わりでよくね?」
「駄目なんだよ、あの人出てるか最後に鯉の口の中を確認するんだよ。最初はやってるか確認するために透明水槽にしろとかいってきたんだよあの人」
「なんだその変態」
「あとそれ着たまま入っていいからさ。前の合わせをずらして挿れて。見られたくないでしょ?」
「ああ、これそういう配慮なんだ」
恐る恐る桶の中に入る。
ぴちぴちしている。冷たい水にすっかり萎える。もともと勃ってはいなかったが。
ぱくぱくしている。唇? にふれてみる。案外固い。
「あのさ、早くしてくんないかな。決心つかない気分はわかるけど」
「佐々木さん見ないでよ」
「そんなこといってもさ、タカシ君かわいそうだよ。もう挿れてるけどテルヤ君が挿れないと村長追い出せないし」
「え、まじで」
隣を見るとタカのちん○と鯉の口が繋がっていて、よけい萎えた。
そしてそれを村長が食い入るように見つめていた。羞恥が酷い。
しかたなく急いで突っ込む。ぱくぱく。
「村長出てって。入ったから」
「チッ」
ん、く。なんだこれ。吸い込まれる。
ぱくぱく。
「佐々木さんも見ないで」
「一応俺は見ることになってるからさ。俺も見たくないんだけど。それとも何? 俺が神事だと確認しなかったら意味なく鯉につっこんでることになっちゃうけどいいの」
「それは嫌」
佐々木さんはさもつまらなさそうに俺とタカのちん○を眺めている。
ドSか。まあ心底嫌なんだろうな。嫌悪がにじみ出ている。このシチュにゾクゾクする人はひょっとしたら存在するのかもしれないのだが、俺らにとっては近所のおっさんだ。フェチはフェチでどっかで宜しくやってくれ。巻き込まれる俺たちの気持ちにもなってほしい。
心底早く終わらせたい。意を決して鯉の頭部を掴む。ぐえぇぬるぬるしてる。そして生臭い。でも目を瞑って前後させる。ん。妄想妄想。これは鯉じゃなくてローションまみれの女優の腰。腰細い。この先には柔らかおっぱい。……無理だ。感触からして腰じゃないわこれ。
ええと、スキンヘッドの女子の口。いや、無理、ええと、そうだ、水泳帽。水泳帽を被ったリンカ。その喉奥に突っ込んでる。ときどききこえるピチャピチャいう音はプールの中で水面から頭だけだしてやってると思えば、よし。リンカ、リンカ。まじごめん。前にリンカの水着で抜いたことはあるけど何か思い出が汚れていく気分。ふっ、ん、くっ。
何かがゴリっと先端に当たった気がする。
ひょっとして咽頭歯!? そう思った俺は一気に萎えて思わず目をあけた。両手の間から鯉がうつろな目を俺に向けていた。さらに萎えた。佐々木さんと目が合った。おっさんに見られてるとかちん○はもう絶望的。
さっきのはよく考えたら鰓とかかな。どちらかというとぐにっという感じで歯みたいな固い感じじゃなかったような。
……でもちょっと休憩。心が折れた。
鯉の口からちん○を外す。
隣を見るとタカは抽挿をくり返していた。目が開いてる。鯉を見ているわけではなさそうだがあの瞳の先にはリンカの顔した野々浦冷がいるのか。強いな。それにしてもタカの嫁でけぇな。俺のより30センチくらいでかいのか。突き上げるようにねじり込んでる。口もでかいな。そうか、まっすぐじゃなくて角度をつけたほうが安全なのかな。
「残念だったね」
「話しかけないで、まじで。死にたい」
「飲み物いる? 生姜湯とかなら」
「ああ、じゃあ」
「寒いだろうけどごめんね。水暖かくすると鯉が死ぬからさ」
「ああ、そういう」
生姜湯に温まる。つま先が冷たい。早くしないとちん○が凍傷になる気がしてきた。
鯉のしっぽが自由にぴちぴちしている。
「なぁ佐々木さん、これってコツあんの? 現実から目をそらすコツというか」
「そうは言われても俺はやったことはないからな」
「ずりぃ」
「この村に残って宮司継いでくれるならいくらでもかわるよ」
「すいませんでした」
「そうだなぁ。まあなかなかイけない子はたくさんいたけどねぇ。2パターンかなぁ? あくまで好きな子とかを思ってする子と鯉を見てする子と」
「鯉?」
「なんか途中でどうでもよくなって鯉でいいやと思えるんだって」
それって闇落ちじゃないか?
鯉ねえ。ああ、オナホだと思えばいいのか。……。嫌だ。
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