日本が開戦したらしい

CRAZY_T

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第2話「壊滅」

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日本が国連を脱退してから、日本国内が大きく変化した。まず坂原首相は、4月12日に平和憲法を放棄し、よく月に新たなる『大日本国憲法』を発布した。この憲法では、憲法9条が『憲法9条:軍国主義』に訂正され、さらに軍国主義への道のりが細かく記された、『憲法第104条:新国家への統制』が盛り込まれた。また、翌週には首相制度を取りやめ、新たに大統領制を配備した。もちろん、初代大日本国大統領は、元首相である坂原氏が当選した。

大日本国は、過去の技術力を生かして、新たな兵器製造にも力を入れた。シンキョートにある、大日本国兵器工場(だいにほんへいきこうじょう)では、新たな戦争用武器が作られていた。ここでは、毎日のように工場内にいる従業員コルトたちが1人1人一から自分で武器を設計し、開発されていた。
「よし。できたぞ」
「早いな。俺はまだ設計段階なのに...んで、何を作ったんだ?」
「水素爆弾だよ。見た目は単1乾電池みたいだけど、破壊面積は大きんだぜ?」
「大きいって、どのぐらいさ」
「そうだな...ほら、昔ガーナっていう国があっただろ、今のコンボン共和国だよ。あの国の面積が大体だいたい24万平方キロメールくらいだから、あの国を滅ぼすくらいの力と大きさはある」
「へ~。たいしたもんだな。だがそれが日本政府に認められるのか?」
工場内で開発された兵器たちは、まず日本防衛協会(にほんぼうえいきょうかい)(通称JDA)の審査を受け、試験に合格したのち、大日本栄光部兵連盟(だいにほんえいこうぶへいれんめい)(通称JWF)に渡され、やっと武器として使用されるのであった。

一方、日本の軍国主義体制の完備は、世界中に伝わった。国連側は、日本への対処として様々な策を考えていた。
「日本への石油輸出を止めますか?」
「いやいや、ここは参戦に乗るべきでしょう」
「待ってください、もう一度だけ説得してみては?」
世界の平和が乱れては、国連の意味がなく、日本が暴走されては被害が膨大となる。その前になんとかして日本を止めなければ。こんな意見を持つ者は世界中にいた。だが、せっかく日本が参戦克服を出したのだから、ここは参戦するという意見も出た。こうして世界は、またも戦争の事前恐怖を覚えた。

だが、そんな中、悲劇は起きた。日本政府が使用した先ほど紹介した水爆が、3発もハンタ連邦国に命中したのだ。この水爆で、ハンタ連邦国の主な大都市(チェッキー、サンドル、ボンナーニャなど)が壊滅的な被害を受け、政府関係者のリット・ナラノモ・コッタドラ氏、さらには大統領のデビッド・マーク氏までもが死亡した。日本政府はこれを誤発と発表し、ハンタ連邦国に謝罪の意思を述べた。だが、時すでに遅し。ハンタ連邦国は、首都圏の国会議事堂、さらには世界遺産、空港や港など、ありとあらゆる物が破壊され、無残に木こっ端微塵となっていた。この事件を機に、日本は世界中から非難を浴びた。
「日本最低!ハンタ連邦国をどうしてくれるんだ!」
生き残った数少ないハンタ人たとは、必死に日本を抗議するデモを続けた。
「日本は血も涙もない国だな」
「日本が壊滅すればいい。同じ目に合わせろ」
「世の中で最も悪なのは日本だ」
世界中で、こんなことが言われていた。

そのころ日本の大統領官邸では、坂原大統領が独り言をつぶやいていた。
「こんなのはまだ序の口。いずれハンタ連邦国は再興した後に日本の植民地になるさ。ああ、日本が支配する世界、想像するだけでも素晴らしいのう...」
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感想 4

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みんなの感想(4件)

旦那さん
2016.09.19 旦那さん

I like this NOVEL.
I make to much Novel, too!
And I like it, too!

解除
JapaneseMinecraft
ネタバレ含む
解除
MakiharaYuji
2016.09.19 MakiharaYuji

先ほどの者ですが、「投稿を頑張ってかダサい」と表記していたのを「投稿を頑張ってください』に訂正します

解除

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