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第7章102話 クララの結婚初夜
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私は後で良いですと遠慮したものの、自室で待機しているクララは憂鬱だった。
2つ隣の部屋では、今まさにご主人様のアラヤとカオリが初夜の契りを交わしているのだ。
「……」
アラヤの脱皮人形を取り出して、スリスリと肌を触る。竜鱗の肌はゴツゴツとしているも、その硬さは彼女にとってはたまらなく心地良かった。
しばらくして、扉をノックする音でガバッと身を起こす。いつの間にか眠りに落ちていたらしい。
「クララ、起きてる?」
「はい、起きています」
クララはすく扉を開けてアラヤを出迎える。アラヤは、彼女の姿がまだメイド服な事に驚いた。
「クララ、パジャ…寝巻きを持って無いの?」
「はい、就寝時はいつも裸ですので」
「えっ⁉︎」
「あっ、銀狼の状態で寝ますので、必要無いんです」
「そ、そうなんだ」
確かに銀狼なら、モフモフの毛皮があるから裸でも大丈夫だろう。そう言えばカオリの体は一応拭いたものの、シーツを掛けただけで着替えさせていなかったな。明日謝るとしよう。
「とりあえず、クララは座ろうか?」
「はい」
立ったままだと、身長差が60センチ以上離れているので、もはや親と子の状態である。流石に今は目線を同じ高さにしたかったのだ。
「クララ、俺と君は主従関係にあるが、今日からは夫婦でもある。その上で君の気持ちを聞いておきたい。…主従関係は止めて、クララも対等にならないか?」
クララはハッと息を飲むも、首を横に振った。
「すみません、それはできません」
「そうか。ならさ、せめて2人で居る時はご主人様は止めてくれ」
「…分かりました。アラヤ…様」
出会った時のアラヤに対する感情とは、今はまた違っている事をクララは確信している。
「クララは、俺みたいな人間で本当に良いの?種族も見た目も、もっとクララに合う相手が居たかもしれないよ?」
彼女の両肩に手を置き、目を合わせて今更ながらの質問をする。
彼女は視線を逸らすことなく、真っ直ぐにアラヤを見つめて微笑んだ。
「種族も見た目も関係有りません。私には、アラヤ様しか雄は見えていません。本能が貴方を求めています。これは不変の感情です」
その瞳には一切の曇りも無い。自然と彼女の髪に触れ、吸い込まれる様に唇を重ねる。
「クゥゥン…」
トロンとする瞳は潤んで、今にも泣き出してしまいそうに見える。
アラヤは彼女を抱き寄せて、メイド服を脱がせに掛かる。だが、仕組みが今ひとつ分からずもたついてしまう。
「お脱ぎします」
クララはそう言って、両腕を広げてTの字に立つと、銀狼に早変わりしてみせる。すると、メイド服がストンと床に落ちて、中からモゾモゾと銀狼姿のクララが出てきた。
「あの、アラヤ様…質問して、よろしいですか?」
クララはベッドに座るアラヤの横に座ると、再び人狼へと変身する。
「な、何だい?」
真横でたゆたう双丘への欲求を抑えて、アラヤは平静を装った表情で聞き返す。
「アラヤ様は、どのお子をお求めですか?」
「どういう意味?」
「私は3タイプに変身できます。つまり、銀狼・狼人・人狼と、産まれ来るお子も3パターンと選べます」
「そ、そうなんだ。それはビックリだね」
「はい。子を授かる際に、どの姿で居たかにより変わるのですが、銀狼と狼人には期限がございます」
「き、期限⁈」
「発情期でございます。人狼は人と同じ1年中ですが、狼人は冬季のみ、銀狼に至っては冬季の1週間程です」
「それで、クララはどのパターンの子が欲しいの?」
「我儘が許されるなら、全てに2人以上を…」
「おおぅ…、ま、まぁ考えておくよ。それと、しばらく子供は考えてないんだ。ごめんね」
「いえ、アヤコ様達から伺っております。それに、新参者の私が我先にとは考えていませんので。…あの、アラヤ様はやはり、人狼がお好きですか?」
「何故そう思うの?」
「カオリ様へのお土産で、人兎がお好きかと…」
「う~ん、…確かに好きだけど、それはクララだからだよ?男には、コスプレやシチュエーションで唆るものが多くあって、人兎は想像する人が多い傾向があるかな?」
「よく分かりませんが…アラヤ様は人狼の私にも、唆るもの…欲情するという事ですか?」
「当然だよ、クララは魅力的だからね」
少し恥ずかしそうな表情を見せたクララに、アラヤは思わずゴクリと唾を飲み込む。それが豊満な巨乳を見た事によるものなのか、今から彼女を抱く緊張から来るものかは分からない。
「…初めては、やはり怖いものですね」
軽いキスの後に、そっとベッドに寝てもらうと、急に意識したのか視線を逸らして胸を隠そうとする。
「ああ。だから、俺もその感覚を共有するよ」
アラヤは感覚共有の技能をクララへと掛ける。
隠している腕をそっと退かし、大き過ぎる為に自らの圧にやや平たくなっている乳房を、持ち上げる様にして揉み上げると、2人に共通の快感が伝わってくる。
体験した事の無い大きさに、揉み方を試行錯誤しながら最も感じる揉み方を探す。
「あんっ、ああ、今、心身ともにアラヤ様と共有しているのですね?」
「うん、そうだよ」
ピンク色でツンと張ったバストトップにキスをすると、クララは切なそうな声で喘ぐ。
愛撫を始めて直ぐに、彼女はキュンキュンと秘部が疼き、花弁からはみ出した蜜が太腿を伝い落ちる。
滴を掬う様にして、指をそのまま膣内へと潜り込ませる。
「んんあっ…」
体内から伝わる熱が愛液を更に滑らかにして、吸い付く膣肉が指を奥へと誘い出す。誘われるままに出し入れを繰り返すと、彼女の喘ぎと吐息が荒くなる。
「アラヤ様ぁっ…」
我慢できなくなったのか、クララの手がアラヤの股間へと伸びて、膨らむ箇所を摩ってきた。
「わ、私っ、もう…、お願いしますぅ…」
潤んだ瞳で懇願するクララに、アラヤは優しくキスをして頷いた。
アラヤはズボンを下ろして、いきり勃つ息子を露出させる。今日は既に一戦終えたばかりだが、技能の絶倫の影響でその元気は衰えていない。
「ああ、アラヤ様と…遂に…」
秘部へとゆっくりと当てがい、愛液を入念に纏わせる。充分に滑りを良くしたら、怖さを感じない様にディープキスで意識を逸らし、一瞬のタイミングで一気に処女膜が突き破る。
「ああああっ…⁉︎」
感覚共有によりアラヤにも痛みが伝わると思われたが、膣内が充分に潤っていた様で大した痛みは無かった。
これなら大丈夫だと、安心してスローピストンを開始する。
「アラヤ様、アラヤ様ぁっ!」
クララは、アラヤの頭を自分の胸に押し付ける。
柔らかくも弾力がある2つの乳房に、アラヤは顔を挟まれ窒息気味になりながらも、腰の動きは止めずに続ける。
「ああっ、あんっ、もう、アラヤ様っ、私っ、頭が真っ白にっ…!」
快感に慣れていない彼女は限界が早い。と言っても、感覚共有の環境下では通常の倍以上の快感なので、女性の早漏というわけでは無い。
「ああ、そのまま快感に身を任せるんだ!」
ピストンの速度を上げ、アラヤ自身もオーガズムへの到達を目指す。クララのアラヤを抱きしめる力は増していき、イキそうになっているのが分かる。
このままでは首を痛めかねないので、竜鱗防御で上半身を守る。
「ああ、この硬さ、好きですぅ!」
すると、更に力が加わり鱗に爪を立てられ、ガリッという音が背中から鳴った。
「も、もうダメですっ!あああっ、イクっ?イッちゃう⁉︎あああっーー‼︎」
ビクンビクンと体を跳ねさせ、クララはアラヤに抱き付いたまま身を悶えさせる。
「ぐ、ぐふぅ…」
流石に酸欠状態になったアラヤは、爆発寸前の息子を何とか抜き出すと、2人の下腹部に解放した。
薄れる意識の中で、アラヤは強く思った。
む、胸の堪能はしばらくはいいや…
2つ隣の部屋では、今まさにご主人様のアラヤとカオリが初夜の契りを交わしているのだ。
「……」
アラヤの脱皮人形を取り出して、スリスリと肌を触る。竜鱗の肌はゴツゴツとしているも、その硬さは彼女にとってはたまらなく心地良かった。
しばらくして、扉をノックする音でガバッと身を起こす。いつの間にか眠りに落ちていたらしい。
「クララ、起きてる?」
「はい、起きています」
クララはすく扉を開けてアラヤを出迎える。アラヤは、彼女の姿がまだメイド服な事に驚いた。
「クララ、パジャ…寝巻きを持って無いの?」
「はい、就寝時はいつも裸ですので」
「えっ⁉︎」
「あっ、銀狼の状態で寝ますので、必要無いんです」
「そ、そうなんだ」
確かに銀狼なら、モフモフの毛皮があるから裸でも大丈夫だろう。そう言えばカオリの体は一応拭いたものの、シーツを掛けただけで着替えさせていなかったな。明日謝るとしよう。
「とりあえず、クララは座ろうか?」
「はい」
立ったままだと、身長差が60センチ以上離れているので、もはや親と子の状態である。流石に今は目線を同じ高さにしたかったのだ。
「クララ、俺と君は主従関係にあるが、今日からは夫婦でもある。その上で君の気持ちを聞いておきたい。…主従関係は止めて、クララも対等にならないか?」
クララはハッと息を飲むも、首を横に振った。
「すみません、それはできません」
「そうか。ならさ、せめて2人で居る時はご主人様は止めてくれ」
「…分かりました。アラヤ…様」
出会った時のアラヤに対する感情とは、今はまた違っている事をクララは確信している。
「クララは、俺みたいな人間で本当に良いの?種族も見た目も、もっとクララに合う相手が居たかもしれないよ?」
彼女の両肩に手を置き、目を合わせて今更ながらの質問をする。
彼女は視線を逸らすことなく、真っ直ぐにアラヤを見つめて微笑んだ。
「種族も見た目も関係有りません。私には、アラヤ様しか雄は見えていません。本能が貴方を求めています。これは不変の感情です」
その瞳には一切の曇りも無い。自然と彼女の髪に触れ、吸い込まれる様に唇を重ねる。
「クゥゥン…」
トロンとする瞳は潤んで、今にも泣き出してしまいそうに見える。
アラヤは彼女を抱き寄せて、メイド服を脱がせに掛かる。だが、仕組みが今ひとつ分からずもたついてしまう。
「お脱ぎします」
クララはそう言って、両腕を広げてTの字に立つと、銀狼に早変わりしてみせる。すると、メイド服がストンと床に落ちて、中からモゾモゾと銀狼姿のクララが出てきた。
「あの、アラヤ様…質問して、よろしいですか?」
クララはベッドに座るアラヤの横に座ると、再び人狼へと変身する。
「な、何だい?」
真横でたゆたう双丘への欲求を抑えて、アラヤは平静を装った表情で聞き返す。
「アラヤ様は、どのお子をお求めですか?」
「どういう意味?」
「私は3タイプに変身できます。つまり、銀狼・狼人・人狼と、産まれ来るお子も3パターンと選べます」
「そ、そうなんだ。それはビックリだね」
「はい。子を授かる際に、どの姿で居たかにより変わるのですが、銀狼と狼人には期限がございます」
「き、期限⁈」
「発情期でございます。人狼は人と同じ1年中ですが、狼人は冬季のみ、銀狼に至っては冬季の1週間程です」
「それで、クララはどのパターンの子が欲しいの?」
「我儘が許されるなら、全てに2人以上を…」
「おおぅ…、ま、まぁ考えておくよ。それと、しばらく子供は考えてないんだ。ごめんね」
「いえ、アヤコ様達から伺っております。それに、新参者の私が我先にとは考えていませんので。…あの、アラヤ様はやはり、人狼がお好きですか?」
「何故そう思うの?」
「カオリ様へのお土産で、人兎がお好きかと…」
「う~ん、…確かに好きだけど、それはクララだからだよ?男には、コスプレやシチュエーションで唆るものが多くあって、人兎は想像する人が多い傾向があるかな?」
「よく分かりませんが…アラヤ様は人狼の私にも、唆るもの…欲情するという事ですか?」
「当然だよ、クララは魅力的だからね」
少し恥ずかしそうな表情を見せたクララに、アラヤは思わずゴクリと唾を飲み込む。それが豊満な巨乳を見た事によるものなのか、今から彼女を抱く緊張から来るものかは分からない。
「…初めては、やはり怖いものですね」
軽いキスの後に、そっとベッドに寝てもらうと、急に意識したのか視線を逸らして胸を隠そうとする。
「ああ。だから、俺もその感覚を共有するよ」
アラヤは感覚共有の技能をクララへと掛ける。
隠している腕をそっと退かし、大き過ぎる為に自らの圧にやや平たくなっている乳房を、持ち上げる様にして揉み上げると、2人に共通の快感が伝わってくる。
体験した事の無い大きさに、揉み方を試行錯誤しながら最も感じる揉み方を探す。
「あんっ、ああ、今、心身ともにアラヤ様と共有しているのですね?」
「うん、そうだよ」
ピンク色でツンと張ったバストトップにキスをすると、クララは切なそうな声で喘ぐ。
愛撫を始めて直ぐに、彼女はキュンキュンと秘部が疼き、花弁からはみ出した蜜が太腿を伝い落ちる。
滴を掬う様にして、指をそのまま膣内へと潜り込ませる。
「んんあっ…」
体内から伝わる熱が愛液を更に滑らかにして、吸い付く膣肉が指を奥へと誘い出す。誘われるままに出し入れを繰り返すと、彼女の喘ぎと吐息が荒くなる。
「アラヤ様ぁっ…」
我慢できなくなったのか、クララの手がアラヤの股間へと伸びて、膨らむ箇所を摩ってきた。
「わ、私っ、もう…、お願いしますぅ…」
潤んだ瞳で懇願するクララに、アラヤは優しくキスをして頷いた。
アラヤはズボンを下ろして、いきり勃つ息子を露出させる。今日は既に一戦終えたばかりだが、技能の絶倫の影響でその元気は衰えていない。
「ああ、アラヤ様と…遂に…」
秘部へとゆっくりと当てがい、愛液を入念に纏わせる。充分に滑りを良くしたら、怖さを感じない様にディープキスで意識を逸らし、一瞬のタイミングで一気に処女膜が突き破る。
「ああああっ…⁉︎」
感覚共有によりアラヤにも痛みが伝わると思われたが、膣内が充分に潤っていた様で大した痛みは無かった。
これなら大丈夫だと、安心してスローピストンを開始する。
「アラヤ様、アラヤ様ぁっ!」
クララは、アラヤの頭を自分の胸に押し付ける。
柔らかくも弾力がある2つの乳房に、アラヤは顔を挟まれ窒息気味になりながらも、腰の動きは止めずに続ける。
「ああっ、あんっ、もう、アラヤ様っ、私っ、頭が真っ白にっ…!」
快感に慣れていない彼女は限界が早い。と言っても、感覚共有の環境下では通常の倍以上の快感なので、女性の早漏というわけでは無い。
「ああ、そのまま快感に身を任せるんだ!」
ピストンの速度を上げ、アラヤ自身もオーガズムへの到達を目指す。クララのアラヤを抱きしめる力は増していき、イキそうになっているのが分かる。
このままでは首を痛めかねないので、竜鱗防御で上半身を守る。
「ああ、この硬さ、好きですぅ!」
すると、更に力が加わり鱗に爪を立てられ、ガリッという音が背中から鳴った。
「も、もうダメですっ!あああっ、イクっ?イッちゃう⁉︎あああっーー‼︎」
ビクンビクンと体を跳ねさせ、クララはアラヤに抱き付いたまま身を悶えさせる。
「ぐ、ぐふぅ…」
流石に酸欠状態になったアラヤは、爆発寸前の息子を何とか抜き出すと、2人の下腹部に解放した。
薄れる意識の中で、アラヤは強く思った。
む、胸の堪能はしばらくはいいや…
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