5 / 418
第1章 異世界生活が苦しいって知らなかったよ⁈
001話 ロッカーの向こう側
しおりを挟む
「おい倉戸!誰がジャムパン買って来いって言った⁈こんな甘え物食えっかよ!」
とある何処にでもある高校の教室。その光景は、はたから見ればガラの悪い学校なら日常茶飯事の光景だろう。
しかし、この高校は割と有名な進学校。
「ご、ごめん。パンはそれしか購買店に残ってなくて…。でも、メロン・オレはちゃんとあったよ」
袋詰めされたパンを投げ返されながらも、机の上から見下す男に不味そうな飲み物を手渡す。
男は乱暴に受け取ると、俺を蹴り飛ばした。
「ふざけてるのか⁈俺はメロンソーダを頼んだだろうが!」
「ご、ごめん」
もちろん、分かった上で買った。大体、頼んだと言ってお金は一切貰っていない。
誰が好き好んで嫌いな奴に奢らなきゃならないんだ。だから簡単な嫌がらせで抵抗してみたわけだ。
この光景を見ても、教室にいる他の生徒達はただ笑っているだけだ。
このクラスにおいて、俺、倉戸 新矢のカーストは最下位である。
別に同級生よりも、学力や運動力といった何かが劣っているわけでは無い。強いて言うなら、17歳になっても背が140㎝と低い事と、カースト上位の四人に反感を買ったという事だろう。
その四人の一人が、俺を蹴り飛ばした坂東 礼二。
剃り込み有りの茶髪で眉無し三白眼。その上服装はダラシない。
いわゆる不良と呼ばれる絶滅危惧種の輩だ。
進学校に何故こんな不良が入れたのかは七不思議並に謎とされているが、学校側が彼を黙認するのは、彼がある人物の取り巻きだからである。
その人物はこのクラスの、いや、学校の頂点に君臨する男だ。
「おいおい、礼二。そんなゴミ、俺の視界に入れるな」
噂をすれば何とやらで、件の男が残りの取り巻きを連れて教室に入って来た。
荒垣 慎太郎。国会議員、荒垣 宗男を父に持ち、何かに付けて父の名を借りて圧力をかける屑だ。
ナルシストで、いつも最高の格好良さを見せ付ける事だけを気にしている。
手鏡を持ちながら髪を整えている姿は、正直言ってキモい。
香坂 茜音。荒垣の現彼女で、事の元凶。
ツインテールの美少女で、校内でトップ3に入るらしい。見た目と違い、性格はワーストでトップ3に入る。
高二に進学した春に、彼女は倉戸を呼び出して奇妙な告白をして来た。
「あなた、気に入ったわ!私の玩具になりなさい!私の方から誘ってあげるのだからとても光栄でしょう?」
「ご、ごめん、ちょっと何言ってるか分からないや」
その事を根に持った彼女があらぬ事を色々と吹聴して回り、彼女に気があった荒垣に目を付けられ今に至る。
最後の一人は郷田 洋二。荒垣の腰巾着でいつも側にいる。
見た目はキツネ目で、いつも怪しげな笑顔を見せているという印象だ。
荒垣達の不祥事の後始末は、彼が全て行っているらしい。
「それじゃ、視界から消しとくか」
坂東は僕の腕を掴み、近くにあったクラフトテープで両手両足をぐるぐる巻きにした。最後に口もテープを貼り、そのまま掃除用ロッカーに押し込めてしまった。
「んんん~‼︎」
「お前は今から欠席な。騒ぐんじゃねぇぞ?」
暗闇に僅かに入る光から外を覗こうにも、僕の背は低く届かない。
僕の事など、初めから居なかったみたいにクラスメイト達の談笑が聞こえる。
やがて次の授業のチャイムが鳴り、現国の教師の伊藤 大吾が教室に入って来た。
「全員席に付け。ん?…授業を始める」
明らかに、倉戸が席に居ない事に気付いたようだが、またかとそのまま授業を始める。
そう、これは初めての強制ボイコットでは無い。
故に僕もこのパターンは経験済みだ。前回と同じやり方で来る可能性も想定していて、前もってロッカー内にネジ先を露出させていたのだ。
腕に巻かれたテープをネジ先に擦り付け、少しずつ破いていく。あと少し、あと少しで…
「ん?何か、床が光ってね?」
「変な文字も浮かんでるよ⁈」
「ちょっ‼︎光強くなってるんだけど⁉︎」
何かクラス内が急に騒がしくなっている。声しか聞こえないので状況が分からない。
何とか腕のクラフトテープを剥がして、足のテープ剥がしに取り掛かる。
その時ロッカーが、教室全体が激しく揺れ出し…
「じ、地震⁉︎」
ゴン‼︎
どれくらいの時間が経ったのだろうか。何がロッカーに当たる音がして目が覚めた。
地震の揺れで頭を強打して、俺は意識を失っていたらしい。
「イヤァァァァァァッ‼︎‼︎」
悲鳴というよりも、怒りや怒号に近い声で新矢は目を覚ました。
暗闇とはいえ、平衡感覚がおかしい。どうやらロッカーが横倒しなっているようだ。
「んっ!」
出ようと扉を押すが、扉の前に障害物があるようで少ししか開かない。
その隙間から鉄に似た匂いと異臭が入って来る。
(何が起こっているんだ?)
再び扉を開けようとした時、バシャバシャと水溜りの上を走るような足音が聞こえた。
「何で‼︎何でよぉっ⁉︎」
「こ、来ないでぇぇぇっ‼︎」
「☆%○$☆**‼︎」
女子らしき声とは別に、しゃがれ声で上手く聞き取れない言葉が聞こえた。ただ、切迫している事だけは分かる。
手が尋常じゃないくらいに震えている。自らの呼吸と心拍が確認できる。恐怖で意識が研ぎ澄まされているようだ。
腕と足に巻かれたテープは剥がし終わっている。
後は出るだけだ…出て…殴る。おそらく女子を襲っている何かを…。
駄目だ、上手くいきっこない。扉がすんなり開かなかったら?襲っているのが複数人だったら?相手が刃物を持っていたら?
こっちには箒と塵取りしか無い。
無理だ…。
………。
……。
やり過ごすべきではなかろうか?元々、俺を居ないものとして扱ってきたクラスの奴等だ。何の意味があって関わる必要があるだろう?
「ひぎゃぁぁぁぁぁっ‼︎‼︎‼︎」
「‼︎⁉︎」
俺は飛び出していた!
無意識に!
目に飛び込んで来る情報は、何一つ整理できていない。
手に掴んでいる箒で、目の前に居た女子に噛み付いている物を殴り付ける。箒はいともカンタンに折れてしまう。
後に追いついて来る現状。
充血した目で見る緑肌の異形の顔。
口からは女子のものと思われる血肉が滴っている。
「ば、化け物…⁉︎」
刹那、顔に痛みを感じて吹き飛ばされる。何故か濡れている床に叩き付けられ、鈍痛と口から入った鉄の味の液体に咽せる。
ゴホッ、ゴホッ‼︎
目眩と頭痛がする。…この味は血か。明かりの無い教室は暗闇なのに、元々ロッカーの闇に居たせいか目が慣れている。
視野に写る教室の散らばる肉片と血の海の惨状に、一気に吐き気を覚え溜めていた物を嘔吐した。
足音が聞こえ、ゆっくりと振り返る。
それは、ラノベやゲームではポピュラーな存在。個体では弱いとされるも、冒険者の新人殺しとして有名な魔物。
「ゴブリン…」
その手にはべったりと血が付いた棍棒が握られている。
俺はその動作を見つめる事しかできず、棍棒はゆっくりと振り下ろされた。
とある何処にでもある高校の教室。その光景は、はたから見ればガラの悪い学校なら日常茶飯事の光景だろう。
しかし、この高校は割と有名な進学校。
「ご、ごめん。パンはそれしか購買店に残ってなくて…。でも、メロン・オレはちゃんとあったよ」
袋詰めされたパンを投げ返されながらも、机の上から見下す男に不味そうな飲み物を手渡す。
男は乱暴に受け取ると、俺を蹴り飛ばした。
「ふざけてるのか⁈俺はメロンソーダを頼んだだろうが!」
「ご、ごめん」
もちろん、分かった上で買った。大体、頼んだと言ってお金は一切貰っていない。
誰が好き好んで嫌いな奴に奢らなきゃならないんだ。だから簡単な嫌がらせで抵抗してみたわけだ。
この光景を見ても、教室にいる他の生徒達はただ笑っているだけだ。
このクラスにおいて、俺、倉戸 新矢のカーストは最下位である。
別に同級生よりも、学力や運動力といった何かが劣っているわけでは無い。強いて言うなら、17歳になっても背が140㎝と低い事と、カースト上位の四人に反感を買ったという事だろう。
その四人の一人が、俺を蹴り飛ばした坂東 礼二。
剃り込み有りの茶髪で眉無し三白眼。その上服装はダラシない。
いわゆる不良と呼ばれる絶滅危惧種の輩だ。
進学校に何故こんな不良が入れたのかは七不思議並に謎とされているが、学校側が彼を黙認するのは、彼がある人物の取り巻きだからである。
その人物はこのクラスの、いや、学校の頂点に君臨する男だ。
「おいおい、礼二。そんなゴミ、俺の視界に入れるな」
噂をすれば何とやらで、件の男が残りの取り巻きを連れて教室に入って来た。
荒垣 慎太郎。国会議員、荒垣 宗男を父に持ち、何かに付けて父の名を借りて圧力をかける屑だ。
ナルシストで、いつも最高の格好良さを見せ付ける事だけを気にしている。
手鏡を持ちながら髪を整えている姿は、正直言ってキモい。
香坂 茜音。荒垣の現彼女で、事の元凶。
ツインテールの美少女で、校内でトップ3に入るらしい。見た目と違い、性格はワーストでトップ3に入る。
高二に進学した春に、彼女は倉戸を呼び出して奇妙な告白をして来た。
「あなた、気に入ったわ!私の玩具になりなさい!私の方から誘ってあげるのだからとても光栄でしょう?」
「ご、ごめん、ちょっと何言ってるか分からないや」
その事を根に持った彼女があらぬ事を色々と吹聴して回り、彼女に気があった荒垣に目を付けられ今に至る。
最後の一人は郷田 洋二。荒垣の腰巾着でいつも側にいる。
見た目はキツネ目で、いつも怪しげな笑顔を見せているという印象だ。
荒垣達の不祥事の後始末は、彼が全て行っているらしい。
「それじゃ、視界から消しとくか」
坂東は僕の腕を掴み、近くにあったクラフトテープで両手両足をぐるぐる巻きにした。最後に口もテープを貼り、そのまま掃除用ロッカーに押し込めてしまった。
「んんん~‼︎」
「お前は今から欠席な。騒ぐんじゃねぇぞ?」
暗闇に僅かに入る光から外を覗こうにも、僕の背は低く届かない。
僕の事など、初めから居なかったみたいにクラスメイト達の談笑が聞こえる。
やがて次の授業のチャイムが鳴り、現国の教師の伊藤 大吾が教室に入って来た。
「全員席に付け。ん?…授業を始める」
明らかに、倉戸が席に居ない事に気付いたようだが、またかとそのまま授業を始める。
そう、これは初めての強制ボイコットでは無い。
故に僕もこのパターンは経験済みだ。前回と同じやり方で来る可能性も想定していて、前もってロッカー内にネジ先を露出させていたのだ。
腕に巻かれたテープをネジ先に擦り付け、少しずつ破いていく。あと少し、あと少しで…
「ん?何か、床が光ってね?」
「変な文字も浮かんでるよ⁈」
「ちょっ‼︎光強くなってるんだけど⁉︎」
何かクラス内が急に騒がしくなっている。声しか聞こえないので状況が分からない。
何とか腕のクラフトテープを剥がして、足のテープ剥がしに取り掛かる。
その時ロッカーが、教室全体が激しく揺れ出し…
「じ、地震⁉︎」
ゴン‼︎
どれくらいの時間が経ったのだろうか。何がロッカーに当たる音がして目が覚めた。
地震の揺れで頭を強打して、俺は意識を失っていたらしい。
「イヤァァァァァァッ‼︎‼︎」
悲鳴というよりも、怒りや怒号に近い声で新矢は目を覚ました。
暗闇とはいえ、平衡感覚がおかしい。どうやらロッカーが横倒しなっているようだ。
「んっ!」
出ようと扉を押すが、扉の前に障害物があるようで少ししか開かない。
その隙間から鉄に似た匂いと異臭が入って来る。
(何が起こっているんだ?)
再び扉を開けようとした時、バシャバシャと水溜りの上を走るような足音が聞こえた。
「何で‼︎何でよぉっ⁉︎」
「こ、来ないでぇぇぇっ‼︎」
「☆%○$☆**‼︎」
女子らしき声とは別に、しゃがれ声で上手く聞き取れない言葉が聞こえた。ただ、切迫している事だけは分かる。
手が尋常じゃないくらいに震えている。自らの呼吸と心拍が確認できる。恐怖で意識が研ぎ澄まされているようだ。
腕と足に巻かれたテープは剥がし終わっている。
後は出るだけだ…出て…殴る。おそらく女子を襲っている何かを…。
駄目だ、上手くいきっこない。扉がすんなり開かなかったら?襲っているのが複数人だったら?相手が刃物を持っていたら?
こっちには箒と塵取りしか無い。
無理だ…。
………。
……。
やり過ごすべきではなかろうか?元々、俺を居ないものとして扱ってきたクラスの奴等だ。何の意味があって関わる必要があるだろう?
「ひぎゃぁぁぁぁぁっ‼︎‼︎‼︎」
「‼︎⁉︎」
俺は飛び出していた!
無意識に!
目に飛び込んで来る情報は、何一つ整理できていない。
手に掴んでいる箒で、目の前に居た女子に噛み付いている物を殴り付ける。箒はいともカンタンに折れてしまう。
後に追いついて来る現状。
充血した目で見る緑肌の異形の顔。
口からは女子のものと思われる血肉が滴っている。
「ば、化け物…⁉︎」
刹那、顔に痛みを感じて吹き飛ばされる。何故か濡れている床に叩き付けられ、鈍痛と口から入った鉄の味の液体に咽せる。
ゴホッ、ゴホッ‼︎
目眩と頭痛がする。…この味は血か。明かりの無い教室は暗闇なのに、元々ロッカーの闇に居たせいか目が慣れている。
視野に写る教室の散らばる肉片と血の海の惨状に、一気に吐き気を覚え溜めていた物を嘔吐した。
足音が聞こえ、ゆっくりと振り返る。
それは、ラノベやゲームではポピュラーな存在。個体では弱いとされるも、冒険者の新人殺しとして有名な魔物。
「ゴブリン…」
その手にはべったりと血が付いた棍棒が握られている。
俺はその動作を見つめる事しかできず、棍棒はゆっくりと振り下ろされた。
17
あなたにおすすめの小説
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
神々の間では異世界転移がブームらしいです。
はぐれメタボ
ファンタジー
第1部《漆黒の少女》
楠木 優香は神様によって異世界に送られる事になった。
理由は『最近流行ってるから』
数々のチートを手にした優香は、ユウと名を変えて、薬師兼冒険者として異世界で生きる事を決める。
優しくて単純な少女の異世界冒険譚。
第2部 《精霊の紋章》
ユウの冒険の裏で、田舎の少年エリオは多くの仲間と共に、世界の命運を掛けた戦いに身を投じて行く事になる。
それは、英雄に憧れた少年の英雄譚。
第3部 《交錯する戦場》
各国が手を結び結成された人類連合と邪神を奉じる魔王に率いられた魔族軍による戦争が始まった。
人間と魔族、様々な意思と策謀が交錯する群像劇。
第4部 《新たなる神話》
戦争が終結し、邪神の討伐を残すのみとなった。
連合からの依頼を受けたユウは、援軍を率いて勇者の後を追い邪神の神殿を目指す。
それは、この世界で最も新しい神話。
「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~
あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。
彼は気づいたら異世界にいた。
その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。
科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。
出戻り勇者は自重しない ~異世界に行ったら帰って来てからが本番だよね~
TB
ファンタジー
中2の夏休み、異世界召喚に巻き込まれた俺は14年の歳月を費やして魔王を倒した。討伐報酬で元の世界に戻った俺は、異世界召喚をされた瞬間に戻れた。28歳の意識と異世界能力で、失われた青春を取り戻すぜ!
東京五輪応援します!
色々な国やスポーツ、競技会など登場しますが、どんなに似てる感じがしても、あくまでも架空の設定でご都合主義の塊です!だってファンタジーですから!!
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
【完結】おじいちゃんは元勇者
三園 七詩
ファンタジー
元勇者のおじいさんに拾われた子供の話…
親に捨てられ、周りからも見放され生きる事をあきらめた子供の前に国から追放された元勇者のおじいさんが現れる。
エイトを息子のように可愛がり…いつしか子供は強くなり過ぎてしまっていた…
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる