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第4章 魔王と呼ばれてるなんて知らなかったよ⁈
050話 裸の付き合い
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腕相撲大会の後には、楽器団による演奏会があり、社交ダンスの時間と化したが、サナエさんを誘いに来る者達はいなかった。彼女の前には、絶えずアラヤとトーマスが居たからだ。
「なぁ、来れる時でいいからさ、一度王都の冒険者ギルドに来てくれよ」
「貴方もしつこいですね。行ったとしても、ギルドの手助けはしませんからね」
「遊びに来てくれるだけでいいさ」
トーマスは、必ず顔出せよと言い残して帰って行った。顔出せと言われてもその前に、王都に行く機会は無いと思うけど。
その後、成人披露会は、ガルムさんが感謝の意を述べて御開きとなった。
次々と、ガルムさんとソーリンに挨拶を交わして帰る来客者達。アラヤ達も帰ろうと列に並ぼうとするが、その前にメリダさんが居ない。
「気配感知に反応がある。こっちだ」
三人は、反応がある会場から離れた一室へと向かう。
「メリダさん?」
そこにはぐでんぐでんに酔い潰れて眠るメリダさんが居た。この人、いつから此処で寝てるんだ?
「メリダ様は、大変酔われておいでです」
気配感知に反応は無かったのに、直ぐ後ろに執事服を着た男性が立っていた。立ち居振る舞いからしても、この人が強い人だと分かる。
バスティアノ
種族 人間(ノーマル) 男 age 52
体力 486/486
戦闘力 250/250
耐久力 186/186
精神力 203/203
魔力 253/253
俊敏 272/272
魅力 62/62
運 42
職種 管理者
技能は表示されない。つまりジャミングされているという事だ。バルグ家の執事だということは分かるけど、きっと鑑定できるガルムさんだけには、本当のステータスを全て見せてるんだろう。
「ガルム様より、皆様、今宵はお泊りになられる方が宜しいかと言付かっております」
「そうですか、ありがとうございます。メリダさんがこの状態では、確かに帰れませんので、お言葉に甘えさせて頂きます」
しばらくして、ガルムさんとソーリンが見送りが終わったらしく、部屋へと戻ってきた。
「いやいや、お疲れ様だったね、アラヤ君」
「いろいろとご迷惑をお掛けしました」
「気にしない、気にしない。トーマス殿やマジドナ男爵にも、多少は疑われましたが、ただの優良人材としか思っていない筈です。ひとまずは安心して良いでしょう」
「なぁ、さっきから親父達は何を話しをしてるんだ?」
話についてこれないソーリンが、少しイライラしている。しかし、アラヤが魔王とか簡単には教えれないよね?ガルムさんも、まだそんな段階ではないと判断したらしく、話題を変えてきた。
「それにしても、サナエ夫人は人気でしたなぁ。貴族達からすれば、踊り子という職種は近年では見ない職業でしてね」
「ごめんなさい、私はあの人達に踊りを見せる気には、どうしてもなれなかったんです」
「サナエさん、気に病むことは無いよ。あの人達がサナエさんの踊りの素晴らしさを知ったら、余計にサナエさんを自分のものにしようとしてた筈だからね」
想像してゾッとしたらしく、サナエは身震いしている。でも、その可能性はあったと思う。それ程、踊りって人の心を魅了するからね。
「アヤコ夫人も、何やら情報収集を楽しんでおいでだったようですな?」
「お恥ずかしい限りです。たまたま、気の合う婦人方と話が弾んだだけですので、大した知識は得られませんでしたけど」
アヤコさんも、昔は内気で人に話しかけるのが苦手なイメージだったのに、場に慣れると変わるもんだね。
「えっと、アラヤ殿だったかな?」
「ええ、そうですよ。ソーリン殿。御成人おめでとうございます。ドラゴン肉、美味しかったですよ」
「それは良かった。アラヤ殿も、腕相撲大会での活躍、ぜひ、俺とも対戦して欲しかった。おそらく俺は勝てないだろうけど」
「はは、それは買い被り過ぎですよ」
「さぁ、ここで話すのよりも、皆さん酔い覚ましにお風呂など如何だろう?」
お風呂と聞いて、アヤコさん達は喜んでる。俺も正直なところ、腕相撲でだいぶ汗をかいてしまったからありがたい。
「よし、アラヤ殿。親睦を深める為に俺も一緒に入ろうではないか」
「一緒に⁈」
一緒という言葉に、何故かアヤコさんが反応する。
「当家のお風呂は充分な広さがある上に、男女別々にある。安心して良いですよ、夫人方」
「そう…ですか…」
途端に残念がるアヤコさん。ちょっと、何の期待をしてたんだ?全く身震いしそうだよ。ソーリン君、彼女は別の期待をしていただけで、混浴を嫌がっているわけじゃないようです。
一度、用意された部屋へと案内された後に、屋敷の奥へと案内された。どうやら、屋敷の外に浴場はあるらしい。
「ここがお風呂場だよ」
その大きさに一同は言葉を失う。ここはどこかの神殿か?大人数で入るわけでもないのに、この広さと豪華さ。富豪の感覚は分からないね。
「男湯はこっちだよ。夫人方のお風呂は薬草風呂で、今の時期ならイチジクの美肌効果風呂ですよ」
「美肌!」
女性陣はやった!と喜びはしゃいで向かって行った。因みに、メリダさんの酔いもだいぶ抜けたらしく、今は一緒に居る。
アヤコさん達には、部屋に行った際に着替えの入った荷物は渡してある。
「やっぱり広いなぁ」
中に入ってみると、外からの想像通りに無駄に広いなと感じる大きさだった。この広さならプールみたいに泳げる。やらないけどね。
「アラヤ殿、意外と痩せているんですね」
「ハハハ…食べても太らないんだよね」
そう言うソーリン君も、決してムキムキマンではない。痩せマッチョという枠の中に入るだろう。
ドワーフにしては背が高く、痩せマッチョという体格は一見すると人間の青年のようである。
だから、背中を流し合う今の状況を側から見ると、仲の良い兄弟に見えるだろう。この場合、弟がアラヤに当たるのだが。
二人はゆっくりと湯船に浸かる。ああ、やっぱり肩まで浸かる方が体が休まる気がするね。
「アラヤ殿は、今はどちらにお住まいですか?」
「今は、メリダさんが村長を務めているヤブネカ村に居るよ」
「メリダ様は、辺境伯の娘なのになぜ村長なんですか?」
「いや、俺に聞かれてもね。…貴族の身内が必ずしも、領主や国務職に就けるわけではないでしょう?ただ、メリダさんの場合は人助けをした結果、皆に頼み込まれて村長になったんだよね。そこに、辺境伯の御令嬢とかは関係無かったみたいだよ」
「なるほど…。その村にも一度、遊びに行ってみたいですね」
「ああ、来るといいよ。デピッケルに比べると何にも無い所だけどね。それでも、村には毎回ガルムさんが直々に来るけど、それは何故なのかな?これだけ大きい商会なんだから、物流は他に任せても良い気がするけど」
「それは、我が商会の鑑定士が足りてないからです。取引先の商品は、必ず鑑定士が立ち会って運搬することが、バルグ商会の決まりでして。品質の高い商品を取り扱っている事が、我が商会の売りですからね」
「専属の鑑定士はどれくらい居るの?」
「20人程です。ラエテマ王国内を、一人で五箇所程担当している状態ですね。物流も兼ねてますから、かなり大変なんです。新しく鑑定士を雇おうにも、彼等は引く手数多ですからね。だから、今回の私の成人披露会も、沢山の鑑定士の方々に顔を売る機会の場でもあったんです」
「そっか~。それ程鑑定士って少ないんだね。それで、ガルムさんも働かざるを得ないんだね」
やはり、この世界では鑑定能力は重宝されてるんだね。誘拐される事があるくらいだから、言わない人も居るだろうな、俺みたいに。
「私も、父の様に鑑定の技能を持っていれば良かったのですが、習得していないので経営の方でしか、お役に立ててないのです。どこかに鑑定士の知り合いとか、居ませんかね?」
「いや、そう簡単には居ないでしょ。……ん?」
ソーリン君に、ジッと見られている。何?その知っていますよね?という確信めいた眼差しは…。
「…。確か…メリダさんも鑑定を持っていたね」
すみません。メリダさんを盾にしちゃいました。だって、メリダさんなら村長だから、無理な勧誘とかできないと思うからね。
「…。分かりました。それなら、彼女を説得する為に、皆さんと一緒にヤブネカ村に行く事にします」
「へ?」
あれ?これって諦めて無いパターン?ちょっと、メリダさんに何バラしてるのと怒られる気がするんだけど。村長が誘いに乗ったら、村の皆からも恨まれそうだ。
うう、のぼせたのか、何だか頭が痛くなってきたよ。
「なぁ、来れる時でいいからさ、一度王都の冒険者ギルドに来てくれよ」
「貴方もしつこいですね。行ったとしても、ギルドの手助けはしませんからね」
「遊びに来てくれるだけでいいさ」
トーマスは、必ず顔出せよと言い残して帰って行った。顔出せと言われてもその前に、王都に行く機会は無いと思うけど。
その後、成人披露会は、ガルムさんが感謝の意を述べて御開きとなった。
次々と、ガルムさんとソーリンに挨拶を交わして帰る来客者達。アラヤ達も帰ろうと列に並ぼうとするが、その前にメリダさんが居ない。
「気配感知に反応がある。こっちだ」
三人は、反応がある会場から離れた一室へと向かう。
「メリダさん?」
そこにはぐでんぐでんに酔い潰れて眠るメリダさんが居た。この人、いつから此処で寝てるんだ?
「メリダ様は、大変酔われておいでです」
気配感知に反応は無かったのに、直ぐ後ろに執事服を着た男性が立っていた。立ち居振る舞いからしても、この人が強い人だと分かる。
バスティアノ
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耐久力 186/186
精神力 203/203
魔力 253/253
俊敏 272/272
魅力 62/62
運 42
職種 管理者
技能は表示されない。つまりジャミングされているという事だ。バルグ家の執事だということは分かるけど、きっと鑑定できるガルムさんだけには、本当のステータスを全て見せてるんだろう。
「ガルム様より、皆様、今宵はお泊りになられる方が宜しいかと言付かっております」
「そうですか、ありがとうございます。メリダさんがこの状態では、確かに帰れませんので、お言葉に甘えさせて頂きます」
しばらくして、ガルムさんとソーリンが見送りが終わったらしく、部屋へと戻ってきた。
「いやいや、お疲れ様だったね、アラヤ君」
「いろいろとご迷惑をお掛けしました」
「気にしない、気にしない。トーマス殿やマジドナ男爵にも、多少は疑われましたが、ただの優良人材としか思っていない筈です。ひとまずは安心して良いでしょう」
「なぁ、さっきから親父達は何を話しをしてるんだ?」
話についてこれないソーリンが、少しイライラしている。しかし、アラヤが魔王とか簡単には教えれないよね?ガルムさんも、まだそんな段階ではないと判断したらしく、話題を変えてきた。
「それにしても、サナエ夫人は人気でしたなぁ。貴族達からすれば、踊り子という職種は近年では見ない職業でしてね」
「ごめんなさい、私はあの人達に踊りを見せる気には、どうしてもなれなかったんです」
「サナエさん、気に病むことは無いよ。あの人達がサナエさんの踊りの素晴らしさを知ったら、余計にサナエさんを自分のものにしようとしてた筈だからね」
想像してゾッとしたらしく、サナエは身震いしている。でも、その可能性はあったと思う。それ程、踊りって人の心を魅了するからね。
「アヤコ夫人も、何やら情報収集を楽しんでおいでだったようですな?」
「お恥ずかしい限りです。たまたま、気の合う婦人方と話が弾んだだけですので、大した知識は得られませんでしたけど」
アヤコさんも、昔は内気で人に話しかけるのが苦手なイメージだったのに、場に慣れると変わるもんだね。
「えっと、アラヤ殿だったかな?」
「ええ、そうですよ。ソーリン殿。御成人おめでとうございます。ドラゴン肉、美味しかったですよ」
「それは良かった。アラヤ殿も、腕相撲大会での活躍、ぜひ、俺とも対戦して欲しかった。おそらく俺は勝てないだろうけど」
「はは、それは買い被り過ぎですよ」
「さぁ、ここで話すのよりも、皆さん酔い覚ましにお風呂など如何だろう?」
お風呂と聞いて、アヤコさん達は喜んでる。俺も正直なところ、腕相撲でだいぶ汗をかいてしまったからありがたい。
「よし、アラヤ殿。親睦を深める為に俺も一緒に入ろうではないか」
「一緒に⁈」
一緒という言葉に、何故かアヤコさんが反応する。
「当家のお風呂は充分な広さがある上に、男女別々にある。安心して良いですよ、夫人方」
「そう…ですか…」
途端に残念がるアヤコさん。ちょっと、何の期待をしてたんだ?全く身震いしそうだよ。ソーリン君、彼女は別の期待をしていただけで、混浴を嫌がっているわけじゃないようです。
一度、用意された部屋へと案内された後に、屋敷の奥へと案内された。どうやら、屋敷の外に浴場はあるらしい。
「ここがお風呂場だよ」
その大きさに一同は言葉を失う。ここはどこかの神殿か?大人数で入るわけでもないのに、この広さと豪華さ。富豪の感覚は分からないね。
「男湯はこっちだよ。夫人方のお風呂は薬草風呂で、今の時期ならイチジクの美肌効果風呂ですよ」
「美肌!」
女性陣はやった!と喜びはしゃいで向かって行った。因みに、メリダさんの酔いもだいぶ抜けたらしく、今は一緒に居る。
アヤコさん達には、部屋に行った際に着替えの入った荷物は渡してある。
「やっぱり広いなぁ」
中に入ってみると、外からの想像通りに無駄に広いなと感じる大きさだった。この広さならプールみたいに泳げる。やらないけどね。
「アラヤ殿、意外と痩せているんですね」
「ハハハ…食べても太らないんだよね」
そう言うソーリン君も、決してムキムキマンではない。痩せマッチョという枠の中に入るだろう。
ドワーフにしては背が高く、痩せマッチョという体格は一見すると人間の青年のようである。
だから、背中を流し合う今の状況を側から見ると、仲の良い兄弟に見えるだろう。この場合、弟がアラヤに当たるのだが。
二人はゆっくりと湯船に浸かる。ああ、やっぱり肩まで浸かる方が体が休まる気がするね。
「アラヤ殿は、今はどちらにお住まいですか?」
「今は、メリダさんが村長を務めているヤブネカ村に居るよ」
「メリダ様は、辺境伯の娘なのになぜ村長なんですか?」
「いや、俺に聞かれてもね。…貴族の身内が必ずしも、領主や国務職に就けるわけではないでしょう?ただ、メリダさんの場合は人助けをした結果、皆に頼み込まれて村長になったんだよね。そこに、辺境伯の御令嬢とかは関係無かったみたいだよ」
「なるほど…。その村にも一度、遊びに行ってみたいですね」
「ああ、来るといいよ。デピッケルに比べると何にも無い所だけどね。それでも、村には毎回ガルムさんが直々に来るけど、それは何故なのかな?これだけ大きい商会なんだから、物流は他に任せても良い気がするけど」
「それは、我が商会の鑑定士が足りてないからです。取引先の商品は、必ず鑑定士が立ち会って運搬することが、バルグ商会の決まりでして。品質の高い商品を取り扱っている事が、我が商会の売りですからね」
「専属の鑑定士はどれくらい居るの?」
「20人程です。ラエテマ王国内を、一人で五箇所程担当している状態ですね。物流も兼ねてますから、かなり大変なんです。新しく鑑定士を雇おうにも、彼等は引く手数多ですからね。だから、今回の私の成人披露会も、沢山の鑑定士の方々に顔を売る機会の場でもあったんです」
「そっか~。それ程鑑定士って少ないんだね。それで、ガルムさんも働かざるを得ないんだね」
やはり、この世界では鑑定能力は重宝されてるんだね。誘拐される事があるくらいだから、言わない人も居るだろうな、俺みたいに。
「私も、父の様に鑑定の技能を持っていれば良かったのですが、習得していないので経営の方でしか、お役に立ててないのです。どこかに鑑定士の知り合いとか、居ませんかね?」
「いや、そう簡単には居ないでしょ。……ん?」
ソーリン君に、ジッと見られている。何?その知っていますよね?という確信めいた眼差しは…。
「…。確か…メリダさんも鑑定を持っていたね」
すみません。メリダさんを盾にしちゃいました。だって、メリダさんなら村長だから、無理な勧誘とかできないと思うからね。
「…。分かりました。それなら、彼女を説得する為に、皆さんと一緒にヤブネカ村に行く事にします」
「へ?」
あれ?これって諦めて無いパターン?ちょっと、メリダさんに何バラしてるのと怒られる気がするんだけど。村長が誘いに乗ったら、村の皆からも恨まれそうだ。
うう、のぼせたのか、何だか頭が痛くなってきたよ。
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