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第13章 初顔合わせにドキドキですよ⁈
179話 聾唖のエルフ
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夜襲や接近も無いまま一夜が明けた。
交代制で番をしていたものの、やはり疲れは溜まる様で、アラヤ達は欠伸をしながら集まった。今日は、イシルウェの友人の結界術士に会う予定である。
「ああ、アスピダ。新しい盾が完成したから渡しておくよ」
食べた魔物肉を特殊技能の【生命変換】と【オーラゼーション(鉱石化)】を兼用して生きている魔鉱石【生命石】を作った。
盾自体は前回同様の竜鱗の盾に、光合成の技能を上書きした物。生命石に必要な栄養源を光合成で賄うのだ。
「栄養補給に毎日、小一時間くらいは日光に当ててね?あと、【ビルドアップ】の魔鉱石とは別に【硬化】の魔鉱石も作ったから、自分で試してみてね。前の盾は別の物に代用するから返してもらうよ」
「ありがとうございます‼︎あ、でも前の盾は…」
少々名残惜しいみたいだったが、盾は回収させてもらう。
あとはアスピダだだけだと不満が出るだろうと、ハウン達にも専用武器を取り出した。昨日の起きている合間に、せっかくなので製作したのだ。
ハウンには、ナックルガード付きの三日月剣を二本。魔鉱石スロット穴一つずつ有りを渡した。
オードリーにはドワーフ達から奪った武器の中にあったをボウガンを改造した代物。腕に取り付け可能の組み立て式にして、弦部分に魔鉱石を内蔵した受け布を取り付けてある。通常の矢が不足した場合には、魔力弾が打てる仕様だ。
コルプスには魔鉱石スロット付きの包丁と、【超音波】と【冷却】の魔鉱石を渡す。これなら、どんなに硬い魔物肉だろうと簡単に斬る事が出来そうだと思う。
アフティには、魔鉱石スロット付きの鞭と各バイトの魔鉱石を渡した。調教には持って来いの武器だろう。
戦闘に不向きなファブリカンテには、武器というより防御する為の【サクション(吸引)】の魔鉱石が嵌め込まれた杖を渡した。
「「「ありがとうございます‼︎」」」
特殊技能の生命変換は、自身の一部を使って新たな生命を創り出すという恐ろしいもの。今回は取り込んだ栄養と血肉の一部で小さな魔鉱石を造れたが、まだまだ検証が必要だろう。分身を造るとかなると、寿命の半分でも持ってかれそうだな。
「さて、それじゃあ出かけようか」
イシルウェの案内で、アラヤ達は彼の友人である結界術士の下に向かう。
天才と呼ばれているその結界術士は、村の中心にある巨大樹の頂上付近に、自宅兼仕事場を持っているらしい。
「ちょっと、登るのは一苦労だね」
頂上まで続く階段は、見上げた先は小さ過ぎて見えない。いっその事、シェルターに居る飛竜達を連れて来ようかな?
『私達に任せて~』
風精霊達が、巨大樹の大きな落ち葉を持って来ると、その上に皆んなを乗るように促す。
『それじゃあ、浮かせるね~』
空飛ぶ絨毯の要領かと気付いたアラヤは、皆にグラビティを掛けて軽くする。すると、小さい無属性精霊のカタツムリが、ちょこっと葉の端に現れたのが見えた。これはチャンスと、小さな魔力玉を与えて餌付けを狙う。
ところが、舞い上がる風によって、精霊も魔力玉も飛ばされてしまった。
「勿体ないから、後で捜しに行こうかな」
『しっかり掴まってね~?それ~っ!』
勢いを付けてグングンと上昇して行く。これならものの数秒で着くと思ったが、2分程掛かって着いた。この巨大樹、山と同じくらいの高さがあるんじゃないかな。
「あ、呼び鈴鳴らすの忘れたな」
イシルウェが、扉の前でうっかり忘れていた事を思い出した。
「呼び鈴何処にあるの?」
「木の根元だよ」
「それって、飛ぶ前じゃん⁉︎大体、この高さまで聞こえないよね⁈」
「別に、音が鳴るわけじゃないからね。まぁ、今更押せないから仕方ないな。ノックして開けよう」
イシルウェは、軽くノックをした後で扉を開けた。中は天井が吹き抜けで、屋根裏は一部ガラス窓になっており、室内は明るく暖かかった。
「うあああ?」
「おっと!居たのか、ディニエル」
イシルウェは、室内に入るなり横から現れた聾唖のエルフの車椅子を優しく止めた。
とても愛らしい顔立ちの少女エルフで、ペタペタとイシルウェの手を触っている。
「すまないが、ファウンロドは居るかな?」
「あう?あうあ…」
彼の口の動きを見た彼女は、キュルリと木の車輪を回転させて、奥の部屋へと消えて行った。
「イシルウェ、彼女は?」
「ああ、友人の妹でね。生まれつき耳が聞こえないんだ。しかも身体も病弱で、ちゃんと歩けない。ずっと友人が世話しているんだ」
昨日の話からして、きっと近親婚が原因なんだろう。ただ、言語理解の技能は万能の様で、アラヤには彼女の言葉はしっかりと聞こえていた。
聴覚障害で聞こえていないけれども、彼女はしっかりと言葉を理解している様だ。
しばらくすると、ドタバタと慌てる音が聞こえ、ボサボサ頭のエルフが室内に走って来た。
「イシルウェ!帰って来てたのか!」
清潔感あるイメージのエルフとは掛け離れた、服装も髪型もだらしない姿の男のエルフは、そのままの格好でイシルウェとハグを交わした。
「相変わらずだな、ファウンロド。元気そうで何よりだ」
「まぁな。お前の方は…かなり活き活きしてるな。村外はそんなに楽しい場所か。是非聞かせてくれよ?おっと、他にもお客様が居たか」
彼はアラヤ達に気付くと、さりげなく髪をかき上げて落ち着いた笑顔を見せる。格好は悪くとも、顔立ちが整っているから結局はイケメンかよって思うね。
「ようこそ、おいで下さった旅のお方達。私は、イシルウェの古き友人、ファウンロドと申す者。どうぞ中へ入って、君らが知る彼の波乱万丈な冒険譚を聞かせてくれないか?」
急に貴族っぽい喋り方になったが、全く場にあってない。何より、本人のエクボがピクピクと無理しているのが分かった。
「ファウンロド、その語り口調は似合わないから、止めるべきだな」
「む?やはり無理があったか。何せ、村の外の人間とは初めて会うからな。ありもしない見栄を張ってみたんだ」
2人はニカッとはにかんで笑った。うん、彼にもとても仲の良い友人が居た様で、アラヤ達も嬉しくなった。
「さぁ、入った入った。と言っても、この人数は流石に狭いかな?」
確かに13人は多過ぎだな。いくらイシルウェの友人を一目見たいと思っても、この数は迷惑極まりないか。
「アラヤ様、私とアフティは一度シェルターに従魔や従獣の世話に戻ろうかと思います」
クララがアフティを連れて、テレポートでシェルターへと向かった。
「我々はこの玄関で、火精霊達と警戒に当たります」
ハウン達はどうやら遠慮してくれるらしい。まぁ、会話内容は後から教えてあげるとしよう。
結果的にアラヤ夫婦達とイシルウェ親子、計6人が部屋に入る事となった。
室内は、これまた日差しが入る明るい応接間で、中央テーブルには中心に水晶玉が飾られていた。
「呼び鈴を鳴らしてくれれば、もてなす準備ができたんだが…」
いそいそと茶の準備をしようとするファウンロドに、イシルウェがすまないと謝る。
「呼び鈴を鳴らして、ここまで聞こえるのですか?」
「あー、いや、音が鳴るとはちょっと違ってね。下のボタンを押すと、この水晶玉が光り、中から光精霊が僕に知らせに来てくれるって仕掛けなんだ」
どうやら光精霊を使っていたらしい。水晶玉の下が空洞になっていて、最下地点にある呼び鈴の位置まで繋がっているみたいだね。
水晶玉をマジマジと見るアラヤの下に、ディニエルが寄って来た。
「あうあ、あうあなな~あ」
「そっか。この呼び鈴は、お兄さんから考えたんだね?」
「⁉︎妹の話が分かるのかね⁉︎」
「え、はい。まぁ、俺達は皆んな言語理解の技能を持ってますので…」
「チャコも分かるよー!」
つまり、この場で分からないのはイシルウェとファウンロドのみである。ここでアラヤは閃いた。
「あ!せっかくだから、妹さんの病気を治療してみようかな?」
「是非頼む‼︎」
ファウンロドは、茶器を放り投げてアラヤの両手をガッシリと掴んだ。その眼差しから、これは彼の切実な願いだと分かる。
ここはお世話になってるイシルウェの為に、一肌脱ぐとしますかね。それに、とっても可愛いエルフの子だからね。見つめられてると、助けてあげたくなるのが男ってもんだよね?
交代制で番をしていたものの、やはり疲れは溜まる様で、アラヤ達は欠伸をしながら集まった。今日は、イシルウェの友人の結界術士に会う予定である。
「ああ、アスピダ。新しい盾が完成したから渡しておくよ」
食べた魔物肉を特殊技能の【生命変換】と【オーラゼーション(鉱石化)】を兼用して生きている魔鉱石【生命石】を作った。
盾自体は前回同様の竜鱗の盾に、光合成の技能を上書きした物。生命石に必要な栄養源を光合成で賄うのだ。
「栄養補給に毎日、小一時間くらいは日光に当ててね?あと、【ビルドアップ】の魔鉱石とは別に【硬化】の魔鉱石も作ったから、自分で試してみてね。前の盾は別の物に代用するから返してもらうよ」
「ありがとうございます‼︎あ、でも前の盾は…」
少々名残惜しいみたいだったが、盾は回収させてもらう。
あとはアスピダだだけだと不満が出るだろうと、ハウン達にも専用武器を取り出した。昨日の起きている合間に、せっかくなので製作したのだ。
ハウンには、ナックルガード付きの三日月剣を二本。魔鉱石スロット穴一つずつ有りを渡した。
オードリーにはドワーフ達から奪った武器の中にあったをボウガンを改造した代物。腕に取り付け可能の組み立て式にして、弦部分に魔鉱石を内蔵した受け布を取り付けてある。通常の矢が不足した場合には、魔力弾が打てる仕様だ。
コルプスには魔鉱石スロット付きの包丁と、【超音波】と【冷却】の魔鉱石を渡す。これなら、どんなに硬い魔物肉だろうと簡単に斬る事が出来そうだと思う。
アフティには、魔鉱石スロット付きの鞭と各バイトの魔鉱石を渡した。調教には持って来いの武器だろう。
戦闘に不向きなファブリカンテには、武器というより防御する為の【サクション(吸引)】の魔鉱石が嵌め込まれた杖を渡した。
「「「ありがとうございます‼︎」」」
特殊技能の生命変換は、自身の一部を使って新たな生命を創り出すという恐ろしいもの。今回は取り込んだ栄養と血肉の一部で小さな魔鉱石を造れたが、まだまだ検証が必要だろう。分身を造るとかなると、寿命の半分でも持ってかれそうだな。
「さて、それじゃあ出かけようか」
イシルウェの案内で、アラヤ達は彼の友人である結界術士の下に向かう。
天才と呼ばれているその結界術士は、村の中心にある巨大樹の頂上付近に、自宅兼仕事場を持っているらしい。
「ちょっと、登るのは一苦労だね」
頂上まで続く階段は、見上げた先は小さ過ぎて見えない。いっその事、シェルターに居る飛竜達を連れて来ようかな?
『私達に任せて~』
風精霊達が、巨大樹の大きな落ち葉を持って来ると、その上に皆んなを乗るように促す。
『それじゃあ、浮かせるね~』
空飛ぶ絨毯の要領かと気付いたアラヤは、皆にグラビティを掛けて軽くする。すると、小さい無属性精霊のカタツムリが、ちょこっと葉の端に現れたのが見えた。これはチャンスと、小さな魔力玉を与えて餌付けを狙う。
ところが、舞い上がる風によって、精霊も魔力玉も飛ばされてしまった。
「勿体ないから、後で捜しに行こうかな」
『しっかり掴まってね~?それ~っ!』
勢いを付けてグングンと上昇して行く。これならものの数秒で着くと思ったが、2分程掛かって着いた。この巨大樹、山と同じくらいの高さがあるんじゃないかな。
「あ、呼び鈴鳴らすの忘れたな」
イシルウェが、扉の前でうっかり忘れていた事を思い出した。
「呼び鈴何処にあるの?」
「木の根元だよ」
「それって、飛ぶ前じゃん⁉︎大体、この高さまで聞こえないよね⁈」
「別に、音が鳴るわけじゃないからね。まぁ、今更押せないから仕方ないな。ノックして開けよう」
イシルウェは、軽くノックをした後で扉を開けた。中は天井が吹き抜けで、屋根裏は一部ガラス窓になっており、室内は明るく暖かかった。
「うあああ?」
「おっと!居たのか、ディニエル」
イシルウェは、室内に入るなり横から現れた聾唖のエルフの車椅子を優しく止めた。
とても愛らしい顔立ちの少女エルフで、ペタペタとイシルウェの手を触っている。
「すまないが、ファウンロドは居るかな?」
「あう?あうあ…」
彼の口の動きを見た彼女は、キュルリと木の車輪を回転させて、奥の部屋へと消えて行った。
「イシルウェ、彼女は?」
「ああ、友人の妹でね。生まれつき耳が聞こえないんだ。しかも身体も病弱で、ちゃんと歩けない。ずっと友人が世話しているんだ」
昨日の話からして、きっと近親婚が原因なんだろう。ただ、言語理解の技能は万能の様で、アラヤには彼女の言葉はしっかりと聞こえていた。
聴覚障害で聞こえていないけれども、彼女はしっかりと言葉を理解している様だ。
しばらくすると、ドタバタと慌てる音が聞こえ、ボサボサ頭のエルフが室内に走って来た。
「イシルウェ!帰って来てたのか!」
清潔感あるイメージのエルフとは掛け離れた、服装も髪型もだらしない姿の男のエルフは、そのままの格好でイシルウェとハグを交わした。
「相変わらずだな、ファウンロド。元気そうで何よりだ」
「まぁな。お前の方は…かなり活き活きしてるな。村外はそんなに楽しい場所か。是非聞かせてくれよ?おっと、他にもお客様が居たか」
彼はアラヤ達に気付くと、さりげなく髪をかき上げて落ち着いた笑顔を見せる。格好は悪くとも、顔立ちが整っているから結局はイケメンかよって思うね。
「ようこそ、おいで下さった旅のお方達。私は、イシルウェの古き友人、ファウンロドと申す者。どうぞ中へ入って、君らが知る彼の波乱万丈な冒険譚を聞かせてくれないか?」
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「ファウンロド、その語り口調は似合わないから、止めるべきだな」
「む?やはり無理があったか。何せ、村の外の人間とは初めて会うからな。ありもしない見栄を張ってみたんだ」
2人はニカッとはにかんで笑った。うん、彼にもとても仲の良い友人が居た様で、アラヤ達も嬉しくなった。
「さぁ、入った入った。と言っても、この人数は流石に狭いかな?」
確かに13人は多過ぎだな。いくらイシルウェの友人を一目見たいと思っても、この数は迷惑極まりないか。
「アラヤ様、私とアフティは一度シェルターに従魔や従獣の世話に戻ろうかと思います」
クララがアフティを連れて、テレポートでシェルターへと向かった。
「我々はこの玄関で、火精霊達と警戒に当たります」
ハウン達はどうやら遠慮してくれるらしい。まぁ、会話内容は後から教えてあげるとしよう。
結果的にアラヤ夫婦達とイシルウェ親子、計6人が部屋に入る事となった。
室内は、これまた日差しが入る明るい応接間で、中央テーブルには中心に水晶玉が飾られていた。
「呼び鈴を鳴らしてくれれば、もてなす準備ができたんだが…」
いそいそと茶の準備をしようとするファウンロドに、イシルウェがすまないと謝る。
「呼び鈴を鳴らして、ここまで聞こえるのですか?」
「あー、いや、音が鳴るとはちょっと違ってね。下のボタンを押すと、この水晶玉が光り、中から光精霊が僕に知らせに来てくれるって仕掛けなんだ」
どうやら光精霊を使っていたらしい。水晶玉の下が空洞になっていて、最下地点にある呼び鈴の位置まで繋がっているみたいだね。
水晶玉をマジマジと見るアラヤの下に、ディニエルが寄って来た。
「あうあ、あうあなな~あ」
「そっか。この呼び鈴は、お兄さんから考えたんだね?」
「⁉︎妹の話が分かるのかね⁉︎」
「え、はい。まぁ、俺達は皆んな言語理解の技能を持ってますので…」
「チャコも分かるよー!」
つまり、この場で分からないのはイシルウェとファウンロドのみである。ここでアラヤは閃いた。
「あ!せっかくだから、妹さんの病気を治療してみようかな?」
「是非頼む‼︎」
ファウンロドは、茶器を放り投げてアラヤの両手をガッシリと掴んだ。その眼差しから、これは彼の切実な願いだと分かる。
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