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第17章 追う者、追われる者、どっちか分からないよ⁉︎
245話 腹黒女と元凶の女
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その彼女は、クラスでも目立たない大人しい女生徒だった。
ハッキリ言うと、名前を思い出すのに一瞬間が開くくらい、印象が無かった。
「…篠崎さん…よね?貴女も生きていたのね?それに、どうして此処に?まさか…貴女もなの…⁉︎」
「コウサカさん、立ち話もなんですから、歩きながらお話ししましょう?屋敷を案内しますよ?」
私のアンデッドの肌色姿を見ても、彼女は全く動じない上に逆に諭す様な態度を取る。
「随分と雰囲気が変わった様ね?貴女も倉戸に救われて一緒にいるって感じかしら?」
コウサカは、ワザと浮遊してアヤコの前に出ると、短い魔法杖を目先に突き付ける。
「別に遊びに来た訳じゃないのよ?貴女が私に指示する立場でもないの。死にたくなかったら、私に従いなさい」
「貴女1人で、この屋敷内をどうにかできるとでも?」
「残念ね、私には多くの部下が……えっ?」
振り返ると、霊界を通して一緒にこの場に来た筈のレイス達が、いつの間にか石や氷漬けにされていた。
「くっ、だけど一度入ってしまえば、魔物召喚で呼べるわ!さぁ、来なさい、魔物召喚!」
まとめて呼んでやろうと、大きめの入り口を広げるも、コウサカの呼び出しに部下からの反応が無い。
「ど、どういう事よ⁉︎き、来なさいよ、魔物召喚!」
何度と繰り返したところで、ゴブリンどころかスライムすら現れない。
「無駄ですよ?此処は本来、家族以外は侵入不可。招かざる者は存在すら気付かない場所ですから」
「何言ってるのよ、私達は入れたじゃない」
「ええ。貴女は招待しましたからね」
「えっ?」
「アラヤ君とカオリさんが結婚してると聞いた貴女が、再び接触を図ることは予想がついてました。まだ数日後だと思っていましたが、貴女達の移動速度にも驚きました。召喚を利用した移動だったんですね?」
「何よ、意味分かんない…」
厳つい司教から情報を手に入れて、まんまと罠に嵌めたつもりだったのに。だがそれも、読まれていたって事?
「ああ、コウサカさんは紅茶飲めます?」
1人スタスタと先を歩くアヤコに、コウサカは自分の立場が一瞬分からなくなる。自分は此処を乗っ取り、帰って来た倉戸を従わせる予定だった筈だ。
なのに、いつのまにか応接間に座らされ、丁寧に紅茶を提供されている。
「エルフまで居るのね」
メイド姿のアルディスが、更に焼き菓子を運んで来て目の前に置く。
「まさか、彼女まで倉戸の嫁って事は無いんでしょう?」
「ええ、違いますよ。此処には私達夫婦以外も住んでいるんです。そんな事より、いかがでしょう?前世界のフィナンシェを真似て作っているのですが」
「…ごめんなさい、今の私には味が分からないの」
菓子を手に取って齧るも、味も香りも感じない。故に紅茶も、飲むという行為をするだけで終わる。そこに楽しみも感動も無いのだ。
「なるほど。アンデッドの体は痛みを感じないとは良く聞くのですが、味覚も嗅覚もありませんか…」
「…そのアンデッドって言い方は止めてくれない?好きでこの体になった訳じゃ無いわ。だいたい、食べる楽しみが無くなっただけじゃなく、寝れなくもなった。ただただ死んでないってだけよ?死んでるんだけど!ああ、もう!イライラする!」
アンデッドは、人間の3大欲求である睡眠欲、食欲、性欲の2つを既に無くしているという事だ。確かに、その時点で人間ではいられないとも思える。
「それで?こんな対応したところで、時間を稼いでいるつもりかしら?だとしたら無駄よ?神殿にはアンデッドだけじゃなく、捕縛に特化した夢魔族や淫魔族、それに魔法が効かないイービルスパイダーも居るからね。今頃、倉戸達を捕縛している筈だわ」
「それは大変、急がなきゃいけませんね」
慌てるアヤコに、コウサカは気分が良くなる。今更慌てたところで、数の猛威には魔王と言えども耐えられる筈が無い。
「フフフ、ざまぁないわね?最初で大人しく、私のもの…に……え?」
得意気に笑っていたコウサカは、自身の体がグルグルと椅子ごと糸で巻き付けられている事に気付いた。
「急がないと、アラヤ君が帰って来ます。アルディス、例の部屋の準備は?」
「準備は終わっているわ」
「え?え?」
2人にそのまま抱え上げられ運ばれる。そのまま来賓館の奥の部屋に進むと、隠し扉を開けて地下階段を降りていく。
そこは、檻と拘束具がある監禁部屋だった。
「この部屋はアラヤ君に内緒で作った部屋で、彼はこの部屋の存在は知らないの」
コウサカは、ゆっくりと糸を解かれて、抵抗できぬまま拘束具に腕や足を繋がれる。やけに体が痺れている。痛みは感じないが、自由が効かない。
「ちょっ!なんなのよっ!」
「匂いがキツめの痺れ薬入り紅茶でしたが、味覚と嗅覚が無い相手には有効でしたね?」
「なっ⁉︎自分も同じものを飲んでたじゃないか!」
「私は耐性がありますから」
「くっ、この腹黒女め、汚いんだよ!」
唾を吐き掛けるも、彼女は避けようともしなかった。むしろ、その表情は悦に浸る笑みを浮かべ、コウサカは感じない筈の悪寒を背中に感じた。
「ええ、自分が汚い事は知っています。腹黒と呼ばれても構いません。だって、それが私ですから」
「わ、私をどうするつもりだ⁉︎言っとくが、私は仮にも女王だぞ⁉︎私に何かあれば…」
「貴女の立場は関係ありませんよ。そもそも、貴女が此処に来た時点で関係性は最悪ですよ?私の予想を裏切り、アラヤ君に固執しなければ穏便に済んだのに…」
再びアルディスが現れ、ガシャンと机の上に道具を並べていく。
「な、な、何をする気なのっ⁉︎」
その道具の使用意図が気になり、思わず声が裏声ってしまう。
「貴女が此処に来た理由、情報提供者の正体と内容、全て吐いてもらわなければなりません」
パチンパチンと、変わった形のペンチを手に持ち鳴らし始めた。
「言う、言う、言うから!酷い事は止めて⁉︎お願いよ、仮にも同じクラスに居た仲じゃない」
いくら痛みは感じないとはいえ、自分の体が痛む様を見たくもない。恐怖と不快感は感じるのだから。
「ええ、そうですね。だからこそ、許せない事もあるのです」
ペンチの先が、ヒートアップにより熱で赤みを帯びていく。
「アヤコさん、どうやら皆んなが帰って来たみたいよ?」
「…一度、出ましょう。どのみち、サナエちゃんとカオリさんにも参加させないといけませんからね」
「分かったわ」
ペンチを置くと、アヤコとアルディスは部屋から出てアラヤ達の下に向かう。
「嘘…あの群勢から、無事に帰って来れたと言うの⁉︎」
1人残されたコウサカは、ガタガタと自信が崩れていくことに震えた。
「いやぁ、やっぱりアスピダ達にも睡眠耐性が必要だねー」
「面目ありません。まさか、夢魔の催眠効果範囲があんなに広いとは思いませんでした」
アヤコとアルディスが来賓館から出ると、無事に帰還したアラヤ達が、広場に戦利品を出しているところだった。
『それで、どんな状況?』
カオリが、念話をアヤコに飛ばしてきた。彼女には、オモカツタの時点から今回のコウサカ捕縛計画は話してある。
『丁度、監禁部屋に入れて、今から質問を始めるところだったの』
『サナエちゃんも来る?』
『…うん。行く』
アラヤ達が魔物の素材を切り分けている隙に、アヤコ達は再び監禁部屋に向かった。
コウサカは、戻って来た人数が増えている事に絶望感が増す。
「なによ…私はただ、倉戸を自分のものしたかっただけよ。他意はないわよ…」
「許される筈が無いでしょう?貴女が前世界で彼に対してしてきた事、忘れたとは言わさないわよ?」
それに関しては、見て見ぬ振りをしていたアヤコ達も負い目はある。だが、彼女こそが元凶であり、少しも反省している様には見えない。
ならば今が、彼女を反省させるには1番であると、アヤコ達は考えていたのだった。
ハッキリ言うと、名前を思い出すのに一瞬間が開くくらい、印象が無かった。
「…篠崎さん…よね?貴女も生きていたのね?それに、どうして此処に?まさか…貴女もなの…⁉︎」
「コウサカさん、立ち話もなんですから、歩きながらお話ししましょう?屋敷を案内しますよ?」
私のアンデッドの肌色姿を見ても、彼女は全く動じない上に逆に諭す様な態度を取る。
「随分と雰囲気が変わった様ね?貴女も倉戸に救われて一緒にいるって感じかしら?」
コウサカは、ワザと浮遊してアヤコの前に出ると、短い魔法杖を目先に突き付ける。
「別に遊びに来た訳じゃないのよ?貴女が私に指示する立場でもないの。死にたくなかったら、私に従いなさい」
「貴女1人で、この屋敷内をどうにかできるとでも?」
「残念ね、私には多くの部下が……えっ?」
振り返ると、霊界を通して一緒にこの場に来た筈のレイス達が、いつの間にか石や氷漬けにされていた。
「くっ、だけど一度入ってしまえば、魔物召喚で呼べるわ!さぁ、来なさい、魔物召喚!」
まとめて呼んでやろうと、大きめの入り口を広げるも、コウサカの呼び出しに部下からの反応が無い。
「ど、どういう事よ⁉︎き、来なさいよ、魔物召喚!」
何度と繰り返したところで、ゴブリンどころかスライムすら現れない。
「無駄ですよ?此処は本来、家族以外は侵入不可。招かざる者は存在すら気付かない場所ですから」
「何言ってるのよ、私達は入れたじゃない」
「ええ。貴女は招待しましたからね」
「えっ?」
「アラヤ君とカオリさんが結婚してると聞いた貴女が、再び接触を図ることは予想がついてました。まだ数日後だと思っていましたが、貴女達の移動速度にも驚きました。召喚を利用した移動だったんですね?」
「何よ、意味分かんない…」
厳つい司教から情報を手に入れて、まんまと罠に嵌めたつもりだったのに。だがそれも、読まれていたって事?
「ああ、コウサカさんは紅茶飲めます?」
1人スタスタと先を歩くアヤコに、コウサカは自分の立場が一瞬分からなくなる。自分は此処を乗っ取り、帰って来た倉戸を従わせる予定だった筈だ。
なのに、いつのまにか応接間に座らされ、丁寧に紅茶を提供されている。
「エルフまで居るのね」
メイド姿のアルディスが、更に焼き菓子を運んで来て目の前に置く。
「まさか、彼女まで倉戸の嫁って事は無いんでしょう?」
「ええ、違いますよ。此処には私達夫婦以外も住んでいるんです。そんな事より、いかがでしょう?前世界のフィナンシェを真似て作っているのですが」
「…ごめんなさい、今の私には味が分からないの」
菓子を手に取って齧るも、味も香りも感じない。故に紅茶も、飲むという行為をするだけで終わる。そこに楽しみも感動も無いのだ。
「なるほど。アンデッドの体は痛みを感じないとは良く聞くのですが、味覚も嗅覚もありませんか…」
「…そのアンデッドって言い方は止めてくれない?好きでこの体になった訳じゃ無いわ。だいたい、食べる楽しみが無くなっただけじゃなく、寝れなくもなった。ただただ死んでないってだけよ?死んでるんだけど!ああ、もう!イライラする!」
アンデッドは、人間の3大欲求である睡眠欲、食欲、性欲の2つを既に無くしているという事だ。確かに、その時点で人間ではいられないとも思える。
「それで?こんな対応したところで、時間を稼いでいるつもりかしら?だとしたら無駄よ?神殿にはアンデッドだけじゃなく、捕縛に特化した夢魔族や淫魔族、それに魔法が効かないイービルスパイダーも居るからね。今頃、倉戸達を捕縛している筈だわ」
「それは大変、急がなきゃいけませんね」
慌てるアヤコに、コウサカは気分が良くなる。今更慌てたところで、数の猛威には魔王と言えども耐えられる筈が無い。
「フフフ、ざまぁないわね?最初で大人しく、私のもの…に……え?」
得意気に笑っていたコウサカは、自身の体がグルグルと椅子ごと糸で巻き付けられている事に気付いた。
「急がないと、アラヤ君が帰って来ます。アルディス、例の部屋の準備は?」
「準備は終わっているわ」
「え?え?」
2人にそのまま抱え上げられ運ばれる。そのまま来賓館の奥の部屋に進むと、隠し扉を開けて地下階段を降りていく。
そこは、檻と拘束具がある監禁部屋だった。
「この部屋はアラヤ君に内緒で作った部屋で、彼はこの部屋の存在は知らないの」
コウサカは、ゆっくりと糸を解かれて、抵抗できぬまま拘束具に腕や足を繋がれる。やけに体が痺れている。痛みは感じないが、自由が効かない。
「ちょっ!なんなのよっ!」
「匂いがキツめの痺れ薬入り紅茶でしたが、味覚と嗅覚が無い相手には有効でしたね?」
「なっ⁉︎自分も同じものを飲んでたじゃないか!」
「私は耐性がありますから」
「くっ、この腹黒女め、汚いんだよ!」
唾を吐き掛けるも、彼女は避けようともしなかった。むしろ、その表情は悦に浸る笑みを浮かべ、コウサカは感じない筈の悪寒を背中に感じた。
「ええ、自分が汚い事は知っています。腹黒と呼ばれても構いません。だって、それが私ですから」
「わ、私をどうするつもりだ⁉︎言っとくが、私は仮にも女王だぞ⁉︎私に何かあれば…」
「貴女の立場は関係ありませんよ。そもそも、貴女が此処に来た時点で関係性は最悪ですよ?私の予想を裏切り、アラヤ君に固執しなければ穏便に済んだのに…」
再びアルディスが現れ、ガシャンと机の上に道具を並べていく。
「な、な、何をする気なのっ⁉︎」
その道具の使用意図が気になり、思わず声が裏声ってしまう。
「貴女が此処に来た理由、情報提供者の正体と内容、全て吐いてもらわなければなりません」
パチンパチンと、変わった形のペンチを手に持ち鳴らし始めた。
「言う、言う、言うから!酷い事は止めて⁉︎お願いよ、仮にも同じクラスに居た仲じゃない」
いくら痛みは感じないとはいえ、自分の体が痛む様を見たくもない。恐怖と不快感は感じるのだから。
「ええ、そうですね。だからこそ、許せない事もあるのです」
ペンチの先が、ヒートアップにより熱で赤みを帯びていく。
「アヤコさん、どうやら皆んなが帰って来たみたいよ?」
「…一度、出ましょう。どのみち、サナエちゃんとカオリさんにも参加させないといけませんからね」
「分かったわ」
ペンチを置くと、アヤコとアルディスは部屋から出てアラヤ達の下に向かう。
「嘘…あの群勢から、無事に帰って来れたと言うの⁉︎」
1人残されたコウサカは、ガタガタと自信が崩れていくことに震えた。
「いやぁ、やっぱりアスピダ達にも睡眠耐性が必要だねー」
「面目ありません。まさか、夢魔の催眠効果範囲があんなに広いとは思いませんでした」
アヤコとアルディスが来賓館から出ると、無事に帰還したアラヤ達が、広場に戦利品を出しているところだった。
『それで、どんな状況?』
カオリが、念話をアヤコに飛ばしてきた。彼女には、オモカツタの時点から今回のコウサカ捕縛計画は話してある。
『丁度、監禁部屋に入れて、今から質問を始めるところだったの』
『サナエちゃんも来る?』
『…うん。行く』
アラヤ達が魔物の素材を切り分けている隙に、アヤコ達は再び監禁部屋に向かった。
コウサカは、戻って来た人数が増えている事に絶望感が増す。
「なによ…私はただ、倉戸を自分のものしたかっただけよ。他意はないわよ…」
「許される筈が無いでしょう?貴女が前世界で彼に対してしてきた事、忘れたとは言わさないわよ?」
それに関しては、見て見ぬ振りをしていたアヤコ達も負い目はある。だが、彼女こそが元凶であり、少しも反省している様には見えない。
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