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case1 公園の少年
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しおりを挟む鹿神「じゃあ、縁があればまた明日。」
竹田「あっ、はい!・・・お疲れ様でした!」
そして2人は夜道を別々の方向へ歩いて行った。
翌日
鹿神「・・・・・・来るかなぁ・・・?」
鹿神は事務所で椅子に座り、背もたれに深くかけて竹田を待っていた。
するとその時。
・・・ガチャッ
鹿神「・・・ん?」
竹田「・・・おはようございます!」
そこに昨日と変わらず、竹田が事務所のドアを開け入って来た。
鹿神「竹田君!来てくれたんだ!?」
鹿神は勢い良く椅子から立ち上がり喜んだ。
竹田「はい!昨日帰ってからよく考えさせてもらったんですが、俺ここで働かせて頂く事にしました!」
鹿神「そうか!・・・良かったぁ!」
鹿神は物凄く嬉しそうだった。まるで息子が受験で合格した親の様に・・・それは大袈裟に。
竹田「では改めて・・・、これからよろしくお願いします!」
鹿神「じゃあ、早速行こうか!」
竹田「・・・仕事ですか?」
鹿神「いや、・・・ちょっと・・・墓参りにね。」
竹田「え・・・墓参り?」
・・・・・・・・・・・・
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