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3章 鉱石と鍛冶屋
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そして数分後・・・。
研究員「さぁ・・・そろそろ見えて来ますよ!」
加治屋「にしても・・・随分な距離ですね?よくここまで粘りましたね?」
研究員「ははは・・・まぁ、私に出来るのはこんな事ぐらいだけですからね。あぁ・・・ここです。」
そうして研究員が指で指し示したした場所、突然そこには、琥珀色に輝いている巨大な鉱石が3人の前に現れた。
加治屋「ほぉ・・・これは・・・。」
加治屋は一言発しただけで黙ってしまった。それだけ突然現れた巨大な鉱石に目を奪われてしまっていたからだ。
徳井「何だコレ・・・でけぇ・・・。こんなデカい鉱石見た事ねぇぞ!?・・・いや俺鉱石すら見た事ねぇや。」
研究員「このような大きさの鉱石私も初めて見ました・・・。それに、正直な所完全に掘り起こせてないので、
一体どこまで掘り返せば本当の大きさがわかるのか・・・果てが無いんですけどね・・・。」
加治屋「・・・・・・・・・。」
加治屋は無意識の内に、その巨大な鉱石に徐々に近付いて行き、そしてそれを手で触れた。その瞬間・・・。
加治屋「・・・!!!!?」
突然加治屋は何か巨大な重力に押し潰されそうな感覚に襲われ、唐突に体が動けなくなった。
研究員「あのぉ・・・加治屋さん?どうしました?」
徳井「おい・・・?お前どうした?なんだか急に小刻みに震え出したが?寒くでもなったのか?」
加治屋「と・・・徳井・・・ここから・・・離して・・・く・・・れ・・・。う・・・ごけ・・・ない・・・!」
途切れ途切れになりながら加治屋は徳井に助けを求めた。
その顔は冗談で言っている様には到底思えない必死の形相であった・・・。
徳井「わ・・・わかった!ちょっと待ってろ!」
普段の加治屋からは聞かないであろう声を聞いた徳井は、すぐさま加治屋の体を鉱石から剥がしにかかったが。
徳井「!!な・・・何だコレ!?お・・・重い!全然動かん!」
そう言いつつも徳井は、徐々にだがどうにか加治屋を鉱石から引きはがす事に成功していた。
加治屋「はぁ・・・はぁ・・・すまん。助かった。まさかお前に・・・助けてもらうなんてな・・・。」
鉱石から離れた加治屋は、明らかに息が絶え絶えでかなり疲弊していた様子だった。
研究員「い・・・一体どうしたんですか!?あなた・・・この鉱石に触った瞬間動きが止まって・・・。」
加治屋「・・・こいつは・・・、何か相当強力な力を持っています・・・。
恐らくこれが原石故に力が強大すぎる為・・・圧力で動けなく・・・。」
徳井「いや圧力って・・・こんなの一体どうやって外に持ち出すんだよ・・・?」
加治屋「・・・これは一度・・・効果無効の魔法をかける必要がある。そうでないと加工も出来ない。」
研究員「・・・ここに来て、また試練ですか。果てしないですね・・・。」
加治屋「・・・いえ・・・、これは・・・大発見です。」
研究員「え・・・?それは一体どういう・・・?」
加治屋「この鉱石、加工してみないとわかりませんが、かなりの価値があります。色んな意味で・・・。」
徳井「いや、この鉱石を加工するって・・・誰がそんな事をするんだよ?」
加治屋「・・・決まってんだろ。俺が・・・この鉱石の加工を請け負う。誰が・・・何と言おうとな!」
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本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
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