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4章 鍛冶屋とパーティー
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しおりを挟むそして格闘家は掛け声と共にゴーレムに向かって最速で駆けた。
目標を捉えたゴーレムは機械的な動きで向かってくる敵に、岩石で構成された拳を振り上げた。
格闘家「もうそんな物・・・喰らうか・・・よ!」
格闘家は幾度も見て来たゴーレムのその動きを読み切り、腕から繰り出された攻撃を躱した。
格闘家「からのぉ・・・オラァ!!」
声と共に放たれた格闘家の拳は、ゴーレムの体に当たりこそはしていなかったが、
その拳から放たれた衝撃波がゴーレムに命中した。
ゴーレム「・・・!!!」
効果があったのかゴーレムは少したじろいで後ずさりした。当たっていないはずの拳からの攻撃に、
ゴーレムは少々混乱している様だった。
格闘家「効果・・・あり!おいおい、どうしたどうした?
今まで喰らわなかった攻撃が通る様になって驚いてるのか?」
その後は同じ動作の繰り返し、ゴーレムの攻撃を避けながらの衝撃波、それはゴーレムの全身に当てられた。
そして格闘家特有である俊敏性を生かしたスキルを存分に発揮していた・・・が。
数十分後・・・。
格闘家「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・。・・・クソッ!!」
防御の他にも高い体力を持つゴーレム、ダメージを与える事が出来る様にはなったがかなり時間が掛かる。
そして、先に格闘家の体力が尽きるのは予測された事態でもあった。
格闘家「しっかしお前・・・どんだけ体力・・・あんだよ!俺何発当てたと・・・思ってんだよ・・・?」
格闘家の息も絶え絶えになって来た時、その一瞬の隙を見逃さなかったゴーレムは、
格闘家の体を横なぎに払おうと腕を動かしたその時・・・。
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