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4章 鍛冶屋とパーティー
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しおりを挟む冒険家「俺達のもだったのか・・・?でも何でこんな物を?」
加治屋「その装備達が初心者仕様の物だったからな。それにお前等に協力な武器を渡したとしても、
上手く使いこなせないだろうし、この装備の方が丁度良かったんだ。」
格闘家「まぁ・・・確かにな、このグローブも確実にダメージが入るのは良かったんだが、
本当に小さい威力だったし。お陰で何発も喰らわせる羽目になったし・・・。」
加治屋「この町の周辺の魔物であるならばそれらでも十分だ。だがこの先の冒険ではそうはいかない。
だからせめて、その武器を売って新しい装備の足しにするしかない。武器にも必ず限界は来るからな。」
魔術師「それはわかってはいますけど・・・。でも、何だか可哀そうな気がしてきました・・・。
長くは使ってはいませんが・・・何故か愛着が湧いてしまって・・・。」
冒険家「そうだよなぁ・・・。何だか俺達にも似てる気がするし・・・。」
加治屋「・・・そう言えば、報酬がまだだったよな?」
しんみりとしてき出した雰囲気を変えようと加治屋が話題を報酬の方へと変えた。
冒険家「報酬・・・。あぁ、そう言えばその話自体してなかったな。確か・・・素材だったか?」
加治屋「あぁ・・・、だが今回はもう貰って行く素材は決まってんだ。」
格闘家「素材・・・?そんな物どこかにあったか?俺達今日はゴーレムと戦っただけだぞ?」
加治屋「いや大丈夫だ。それにその素材はこの森にある。まぁ、通常じゃあまずここでは出会わない素材だ。
中々森の向こう側に行かないんでな。こういった素材があるのは有難い。」
魔術師「え・・・?通常じゃここで手に入らない素材・・・それってもしかして・・・?」
加治屋「あぁ、お前等が倒したゴーレム、そのゴーレムが体として構成されていた鉱石の塊を貰う。
それが俺の報酬だ。」
3人「・・・・・・・・・。」
そう言いながら加治屋は、森の中へと再び入って行った。そしてその後を3人も付いて行く事にした。
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