異世界の鍛冶屋さんⅡ～お店の裏は裏ダンジョン！？・開～

１章 裏の開門

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男1「は・・・離しやがれ！！」


男は抵抗してもビクともしないが為に、大声を出して威嚇を始めた。


加治屋「離せと言って離す奴をお前は見た事があるのか？

俺が離す時ってのは、お前らを共和国軍に連行した時だよ。」


？？？「共和国軍だと・・・？あの腑抜け共に俺達が劣るとでも言うのか？」


加治屋「お前達の実力がどんなものかは興味はない。だが、この重力に耐えれていない時点で無理だ。」


？？？「・・・そうか、なら俺も試してみるか？俺が耐える事が出来れば共和国軍にも負ける事は無い。」


そう言って集団の主はゆっくりとロープを跨ぎ、男達がいる場所まで歩いて来た。


？？？「・・・確かに、凄まじい重力だ・・・。だが、俺は耐える事が出来る・・・。」


加治屋「・・・・・・・・・。」


加治屋はその光景をただ黙って見ていた。


？？？「・・・ただこの重力に耐えるので精一杯だ。お前に挑めそうにはない。」


加治屋「ならどうする？」


？？？「・・・ここに来た本来の目的を果たすまで・・・。」


そう言ってその男は懐から小さなビンの様な物を取り出した。


加治屋「・・・何だそれは？」


？？？「このビンには特殊な火薬が入っていてな。

これに魔力を注ぎ込み対象に投げつける事により爆発する仕組みだ。」


加治屋「爆弾でこの扉を破壊するつもりか？キズ1つ付かないと思うがな？」


？？？「勘違いするなよ？これに注げる魔力は俺の魔力だけじゃない、

俺以外にも魔力を使っている物がいるだろ？」


加治屋「・・・重力か・・・。」


？？？「そうだ。おっと今更解除しても無駄だ。この爆弾は俺以外も所持している。

つまりもう充分に威力は高まっているんだよ。」


加治屋「・・・・・・・・・。」