REGAIN OUR PARADISE!

秋本シラキ

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story24 蘇る神

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一同は興奮しながら、再び神殿の扉を開いた。



「キーー」



ヤスアーキ仙人はセオロス神の墓を見て唖然とした。



ヤスアーキ「おぉぉぉ・・・こ、これが、セオロス様のお墓か・・・素晴らしい・・・・・・」



ここでサキータは、ヤスアーキ仙人に問いかけた。



サキータ「この石をどう使えば、僕の御先祖様は蘇るのですか??」



ヤスアーキ「この石を、ただお墓に供えるだけらしんじゃが・・・・・本当にそれだけで蘇るんじゃろうか・・・・」



ヤスアーキ仙人は半信半疑な気持ちで、蘇りの石をセオロス神のお墓に供えてみた。




ヤスアーキ「・・・・・・・・・」



サキータ「・・・・・・・・・な、何もおきませんね(汗)」



サーダ「・・・・・・・・ガ、ガセだったのか?・・・・・」



ヤスアーキ「とりあえず、ちょっと待ってみよう」



一同はもう少し様子を見ることにした。






すると!!!・・・・・・・・・




「カタカタカタカタカタカタカタカタ・・・・・」



一同「!!!???」



突然、蘇りの石が震えだした!



ヤスアーキ「な、何だ何だ!!??」



そして、石から光が解き放たれた!



「ピカーーーーーン!!!」



サキータ「おーーーーー!!!???」




すると・・・・・





「ドカーーーーーン!!!!!」



一同「わっっっ!!!」



突然、石が爆発した!サキータ達は煙に包まれた。



サキータ「ゴホッ!ゴホッ!」



シマコスキー「な、何も見えないよ(汗)」



 しばらくすると、セオロス神の墓から人影が見えた!



マスミール「ん??そこに、誰かいるぞ!?」



煙が薄くなり、その人影の正体が段々と見え始めてきた。



コウイチーノ「お、おい・・・あれ、もしかして・・・・・」



サキータ「・・・・・つ、翼???」



ヤスアーキ「ま、間違いない!!」




そして、煙が消えた・・・・・









サキータ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・僕の・・・・・・・・・・・・・・・・・・御先祖様・・・・・・・」




目の前に、サキータの祖先・セオロスが姿を現した!



セオロス「あ、どうも・・・セオロスです・・・」



ヤスアーキ「ほ、本物じゃ!!神が、蘇った!!」



サキータ「信じられない・・・・・5000年前に生きていた、僕の御先祖様に、現世で会えるなんて・・・・・」



サキータの目に涙が浮かんだ。セオロスはサキータに話しかけた。



セオロス「サキータ、君の活躍、雲の上からしっかりと見守らせていただいたよ。よく7個の欠片すべて集められたね。すごいよ」



サキータ「あ・・・ありがとうございます・・・」



またセオロスは、ピナクシーにも話しかけた。



セオロス「妖精のピナクシーも、サキータの案内ご苦労さん」



コウイチーノ「え?」



シマコスキー「何だって?」



マスミール「妖精??」



一同は混乱した。



サキータ「あぁ、みんなに言って無かったけど、実は、私にしか見えない妖精も、ずっと一緒に行動してたのよ」



サーダ「マジで!?」



コウイチーノ「さ、最初からいたの??」



サキータ「うん♪(左肩を指さして)今でもここにいるよ」



マスミール「す、すげぇ!!」



ピナクシー「(うふっ、みんな驚いてる~(笑))」



ここで、ヤスアーキ仙人がセオロスに頼みごとをした。



ヤスアーキ「セオロス様!お願いがあるのですが・・・」



セオロス「あぁ、わかってますよ」



ヤスアーキ「・・・・え?」



セオロスはヤスアーキ仙人の頼みごとが何なのかがわかっていた。



セオロス「とりあえず私が出来る事は、みんなの能力を最大限に上げることと、虹を修理することと、バトル終了後に全員のHPを全回復すること、3日間だけ仲間になれることです。3日間しか生き返れないですからね。これだけでもよければ、あなた方の力になりたいのですが・・・」



ヤスアーキ「も、もちろんOKですよ!!とても助かります!!」



サキータ「ありがとうございます!!」



一同は嬉しい表情を浮かべた。



セオロス「では早速、まずはみんなの能力を上げましょうか」



サキータ「お願いします!!」



早速、全員の能力を上げることにした。



セオロス「それじゃあみなさん、横一列に並んでください」



サキータ・コウイチーノ・シマコスキー・マスミール・ジャック・サーダの順に、横一列に並んだ。



セオロス「ふん!!!・・・・・・・ハーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」



セオロスの体が光りだした!



ヤスアーキ「す・・・すげぇ・・・・・」



そして・・・・・



セオロス「ダーーーーー!!!!!」



セオロスの体から強い光が放たれ、サキータ達はその光を浴びた。



サキータ「お~~~~~・・・・・」



コウイチーノ「俺達、今より遥かに強くなれるんだな」



そして、セオロスは光を放つのを止めた。



セオロス「今ので、君達はレベルがMAXの30になった。そして、HPが150上がり、攻撃力・防御・素早さが100上がりました。あと、1回しか使えなかった攻撃技が、3回使えるようになりました。2回だったのは4回、3回だったのは5回です」



マスミール「マジっすか!!??」



シマコスキー「つ・・・強い・・・(笑)」



サーダ「驚きだ・・・神の力はすごい・・・」



さらにセオロスは、「切り札」について説明した。



セオロス「で~、今君達は、「切り札」を一つ覚えた」



サキータ「切り札??」



セオロス「あぁ、これは相当威力の高い技なので、自分もかなりのダメージを受けてしまう。だから使うなら、トドメをさす時や、自分のHPがもうあとちょっとしかなくて、自分を犠牲にするって時に使ってほしい」



コウイチーノ「お~~、デンジャラス~~・・・」



セオロス「ちなみにそれぞれの切り札だが、サキータは「ウルトラソード」、コウイチーノは「1000万ボルトアタック」、シマコスキーは「ビッグウェーブ」、マスミールは「ファイヤードラゴン」、ジャックは「ファイヤーホース」、サーダは「自然破壊」だ。どれも皆危険な技なので、使うタイミングをよく考えて使ってくれ」



サキータ「わかりました~~」



次は虹を修理するため、一同は外に出た。



セオロス「それではサキータ、集めた虹の欠片をすべて私に渡しておくれ」



サキータ「はい!」



サキータは7個の虹の欠片をセオロスに渡した。



セオロス「では、始めるぞ」



セオロスは手を叩いた。



「パン!」



そして、精神を集中させた。



セオロス「・・・・・・・・・・・・・」




そして・・・・・・・



セオロス「はーーーーーーー!!!!!!」



セオロスは7個の虹の欠片に手をあてた!すると・・・・・




「キラキラキラキラ・・・・・・・・」



虹の欠片達が輝きだした!



サキータ「おっ!?」



そして!





「キラーーーーーーーーーーーーン!!!!!」



なんと!一瞬の内にして虹が出来上がった!!



ヤスアーキ「ウォォォ・・・・・・・」



サーダ「な、なんとゆうことだ・・・・・」



シマコスキー「虹の橋だ・・・・・」



セオロス「ふ~~~・・・・今ので何カロリー消費しただろうか・・・(笑)」



セオロスは相当な力を使って虹を修理したので、額に汗を浮かべていた。



 そして、虹を渡ることになった。



セオロス「それじゃあ早速、虹を渡ろう!」



サキータ「はい!」



ヤスアーキ「いよいよ行くんじゃな・・・みんな、頑張ってくるんじゃぞ!」



コウイチーノ「師匠・・・俺、頑張ってくるよ!」



ヤスアーキ「あぁ、達者でな!」



そして一同は、早速虹の橋に足を踏み入れた!セオロスも仲間入りしたが、果たしてサキータ達は、フェチアス総帥らを倒し、楽園を取り戻すことができるのだろうか!?




次回へ続く。なお、セオロスの技はすべてサキータと同じ。



story24

サキータ レベル30 HP266 攻撃力184 防御149 素早さ217



コウイチーノ レベル30 HP266 攻撃力226 防御177 素早さ172



シマコスキー レベル30 HP290 攻撃力150 防御220 素早さ186



マスミール レベル30 HP255 攻撃力192 防御187 素早さ164



ジャック レベル30 HP272 攻撃力159 防御163 素早さ195



サーダ レベル30 HP285 攻撃力225 防御189 素早さ148



セオロス レベル30 HP257 攻撃力230 防御240 素早さ98



なお、セオロスの技はすべてサキータと同じ。
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