SOBE

秋本シラキ

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第1話 バンド結成

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東京都の駒込に、メジャーデビューを目指すバンドがいた。彼らの名前は「SOBE(ソーブ)」。

ボーカル:莉緒 ギター:セオス ベース:ヨウマ キーボード:さいち そしてドラムがリーダーの真澄という5人組のバンドである。マネージャーはしまこである。今回はバンド結成までの話を。




 時は2008年3月、成人式が過ぎて1年2ヶ月が経っていた。今年でみんなは大学4年生。遊べるなら今しか無いと思った真澄は、成人式で再会した人達を集めてカラオケに行こうと考えた。

集まったメンバーは莉緒、セオス、ヨウマ、さいち、しまこ、よこちん、八木っちょ、真澄という大人数であった。

真澄「いや~みんな久しぶりだねぇ」

莉緒「本当久しぶりだよね~」

セオス「今日はB’zガンガン歌うぜ」

しまこ「私東京事変なら90点取れるわよ」

よこちん「誰か一緒にGLAY歌わな~い?」



と、様々な会話が飛び交っていた。



一行はカラオケボックスに着いた。トップバッターはヨウマ!B’zの「Easy Come,Easy Go!」を熱唱!みんなから拍手を浴びた。次はセオス。

セオス「誰か一緒に『青春アミーゴ』歌う人~~??」

ここで真澄が手を挙げた!

真澄「よし!んじゃ俺が修二でセオスが彰な!」

二人の息の合った歌で、大成功となった。



みんな次々と曲を入れていくが、最後に莉緒だけ残った。

さいち「何か入れなよ~」

莉緒「うん。そろそろ入れる~」

そういって莉緒は、ついに曲を入れた。



マイクを握った莉緒は、少し緊張気味。しかし、歌ってみると、かなりうまい!!一行は莉緒の歌声に聞き入り、曲を探してる人なんていなかった。

よこちん「すごいね~、その辺の歌手よりうまいよ!」

莉緒「いやぁそんな事ないよ~」

この時真澄は、あまりのうまさに驚いていた


その後、みんなは得意なナンバーを歌っていき、時間はあっという間に過ぎていった。

八木っちょ「んじゃあこれから居酒屋行く~?」

真澄「お!いいねいいね!行きましょう!」

さいち「私昨日飲み過ぎちゃったんだけど、まぁいっか~、行く行く~」



一行は居酒屋で、夜遅くまでワイワイ楽しんだ。

ヨウマ「ねぇねぇ、○○君の好きだった人覚えてる~?」

しまこ「あ~覚えてる!○○ちゃんでしょ~!」

よこちん「運動会のリレーでさぁ、ゴール間際でこけちゃったの誰だっけ~?」

さいち「あ~、○○だよ!」

みんななつかしい話で盛り上がっていた。



そんな中、真澄は一人考え事をしていた。

セオス「どうしたの?元気無いな?」

真澄「いや、大丈夫だよ」



この時真澄は、あの莉緒の歌声を思い出していたのだった!!


翌日、真澄は莉緒に一本の電話を入れた。

莉緒「もしもし?」

真澄「おっすー真澄です~。昨日は楽しかったねぇ」

莉緒「ねぇ楽しかったねぇ。みんなにまた会えてよかったよ~」

真澄「本当だよねぇ」

莉緒「んで、どうしたの?」

真澄「あ~、実はさぁ・・・」



この時、真澄は今後の人生を大きく左右するかもしれない頼み事を、しようとしていた。

真澄「昨日のカラオケの話なんだけど、莉緒歌うまいよね」

莉緒「そ~~?うふっ、ありがと」

真澄「んで、莉緒にお願いがあるんだけど」

莉緒「何~?」

真澄「俺と・・・バンド組まないか!?」

莉緒「え!!??バンド!?」



突然の真澄からのお願いだった。

莉緒「バ・・・バンドかぁ・・・」

莉緒はバンドを組んだ事が無かったので、戸惑った。



それでも真澄は頼み続けた。

真澄「俺、莉緒の歌声だったら、日本中の人々を感動させられると思うんだよ!どうよ!?」

莉緒は少し考えた。

莉緒「う~ん、突然だしなぁ・・・ちょっと考えさせてもらってもいい?」

真澄「わかった。考えがまとまったら連絡くれ」

莉緒「わかった。じゃあまたね」

真澄「うん」

二人は電話を切った。


そして真澄はこう思った。

真澄「ギター・ベース・キーボードもいなきゃだなぁ・・・あ!さいちってピアノ弾けるじゃん!!」

そう思って、さいちに電話をかけた。



さいち「もしもし?」

真澄「どうも~真澄です~」

(会話の内容が少し被るので省略)

さいちも少し考えることとし、また連絡することにした。



二日後、莉緒から電話がかかってきた。

真澄「もしもし?」

莉緒「もしもし~~、気持ち固まったよ。私、やってみるわ!」

真澄「本当!?」

真澄は飛び跳ねた。



莉緒「私、行けるところまで行ってみたい!」

莉緒もやる気満々であった。そして、今度はさいちから電話がかかってきた。



真澄「もしもし?」

さいち「もしもし~~、え~っと、私でよければ、仲間に入れてください!」

真澄「マジ!?」

真澄は再び飛び跳ねた。



真澄「あとはギターとベースだ。誰か出来る人いないかなぁ・・・」

幸運にも、ギター・ベースを弾ける人は、意外と身近に存在していた事を、この時真澄はまだ知らなかった。



真澄はこの事をまずセオスに報告しようと決めた。

真澄「俺さぁ、莉緒とさいちとバンド組む事になったんだけどさぁ、あとギターとベースがいないんだよねぇ」

セオス「ギター?俺弾けるよ?」

真澄「え!!??」

セオス「松本さんに影響されて中学から弾き始めたんだ。使ってるギターも松本さんと同じギブソン!」

真澄「マッジで!!??」



なんと!セオスはギタリストだったのだ!!

セオス「なんか楽しそうだね。よかったら俺を仲間にいれてくれよ」

真澄「えーーーーー!!!!!?????」



なんと!!逆依頼を受けた!!これは願ってもいないチャンスだった。

真澄「あ、はい!こちらこそお願いします!」

セオス「んじゃあヨウマにベースやらないか聞いておくよ」

真澄「何ですと!!??」

なんとなんと!ヨウマはベーシストだったのだ!!



二日後、ヨウマから電話がかかってきた。

真澄「お~~ヨウマか。聞いたぞ!お前ベース弾けるらしいな!」

ヨウマ「へへへ。驚いたっしょ?んでぇバンドだけど、俺やりたいな!ますちゃんとだったら楽しそう」

真澄「あ~~ありがたい!これで全員集合だ!」



こんなにも簡単にバンドが出来て、真澄はかなり驚いた。そして、しまこからも電話がかかってきた。

しまこ「聞いたよ~バンド組むんだってねぇ。おめでとう!私、みんなに出来る事だったら何でもするから、私をマネージャーにしてみない??」

真澄「マジで!!??でも仕事忙しいんじゃないの??」

しまこ「ライブの時ぐらい休むわよ。カメラ撮影とか任せて!」

真澄はあまりにも驚いた。こうしてマネージャーしまこが誕生した。



第2話へ続く
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