SOBE

秋本シラキ

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第23話 初のドームツアー~後編~

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福岡・大阪・名古屋を制覇したSOBE。残すは西武・東京・札幌となったが、初めてのドームツアーとゆうこともあり、メンバーの疲労は相当溜まっていた。

莉緒「喉が・・・」

さいち「腕が・・・」

セオス「手首が・・・」

ヨウマ「足が・・・」

真澄「腰が・・・」



なので西武ドームに移動する時は、全員寝ていた。それでも疲労はそんな簡単に取れるものでもなかった。

真澄「思ってたよりも過酷だったな・・・」

莉緒「ようやく半分終わったのね。あと少し、頑張ろう!」



そしてメンバーは西武ドームに到着した。

さいち「わ~~、綺麗な球場ね」

セオス「不思議な空間にいる感じがする」

真澄「俺もここに初めて来た時は、セオスと同じ気持ちになったなぁ」



翌日、本番を迎えた。この日も観客は超満員だった。いつものように20曲演奏し、メンバー達はファンと共に楽しんだ。なお、今回と東京ドームでは方言による挨拶は無し。



今回も無事終わったが、やはりメンバーの疲労は相当なものだった。

ヨウマ「あ~~もう動きたくないよ~~」

莉緒「私ももう駄目・・・でもファンのためにも頑張らないと!」



莉緒の言葉を聞き、メンバーは少し肩の荷が下りたような気がした。

真澄「残りあと2球場。頑張ろう!」



そして東京ドームへ向かった。久しぶりの帰京なので、各自、自宅で休養を取った。

さいち「あ~~やっぱ我が家が一番落ち着くわ」

セオス「あ~~生き返る~~」



メンバー達は充分な休養を取り、元気な体が戻ってきていた。

真澄「これで残り2球場頑張れそうだな!」



そして、本番を迎えた。この日はSOBEの熱狂的なファンである純と浩一の2人が見にくる日であった。

純「いやぁ、うちらアリーナ席で見れるなんて、超幸運者だよね~~」

浩一「本当だよね~、しかも一番前だぜ!一生の思い出になるよ」



二人が会話してる途中にSOBEが現れた。

純と浩一「キタ―――( ゜∀ ゜)―――!!!!!」


10曲程演奏が終わり、莉緒がMCを始めた。

莉緒「え~~っと、今日はみなさんがスタッフの人にもらった紙にラッキーナンバーが書いてあると思うんですが、その中から1名の方に!今ここで私のサインをプレゼントしちゃま~~す!!」

観客「イエーーーーー!!!!!」

莉緒「さらに握手もしちゃいま~~~す!!!」

観客「イエーーーーー!!!!!」



莉緒はラッキーナンバーを読み上げた。

莉緒「それでは発表しますよ~~!!02857番の方!!」



すると・・・

浩一「・・・あ!俺だ!!」

純「うっそ!?マジで!?」

なんと!今日一番の幸運者は浩一だった。



莉緒「02857番の方いらっしゃいますか~??」

浩一が大声をあげて手を挙げた。

浩一「はいはいはい!!俺です!!俺!!」



莉緒は気付いた。

莉緒「お!なんとすぐ目の前にいる方でしたね~(笑)ではステージに上がってきてくださ~い」

純「よかったなお前!」

浩一「うっふっふっふ~~!!ではいってきま~す」



浩一はステージに向かった。



浩一がステージに上がった。この時、莉緒は浩一の顔を見て、何か違和感を感じた。

莉緒「はい、おめでとうございま~~す!それでは今ここで色紙にサイン書きますね~・・・・・(ん??この顔、どっかで見たことあるよ~~な・・・まいいや・・・)」



莉緒はサインを書き、浩一と握手をした。観客全員が拍手した。そして浩一は客席に戻った。

莉緒「(う~~ん・・・やっぱ何かひっかかるんだよなぁ・・・あの顔見覚えあるんだよなぁ・・・)」



莉緒は浩一が戻っていくところを見ながらMCを続けていた。そして、客席に着いた瞬間、隣にいる純を見てすべてを思い出した。

莉緒「いやぁ、東京の人達はみんな熱いですねぇ・・・・・あ!!!!!」



メンバーと観客は莉緒の「あ!!!!!」に驚いた。

真澄「ビックリした~~!!どうしたの!?」

莉緒「い、いや、何でもないよ、アハハ」

莉緒は動揺を隠せなかった。


純「なんか、浩ちゃんが席に着いた瞬間に叫んだよね?」

浩一「マジで?てか今の何だったんだろうね?まいっか・・・」



莉緒はすべてを思い出したが、今は大事なライブ中だったので、抗議も出来なかった。しかし、今この2人は自分達のファンなのだから、過去の事はもう水に流してあげようと思い、そのままライブを続けた。しかし、莉緒は明らかに動揺していたので、ライブの後半は数回歌詞を間違えたりしてしまった。



ライブ終了後、真澄が莉緒に問いかけた。

真澄「莉緒お疲れ!何か今日の莉緒、いつもと違ったけど、どうしたの??何があったの??」

莉緒「じ・・・実は・・・・・」



莉緒はすべてを話した。

莉緒以外「どっひゃーーーーーーー!!!!!!」

真澄「こんな偶然あるんだな!(笑)」



でも莉緒は、あの2人のことはもう許している様子だったので、メンバー達はホッとした。



 東京ドームである意味奇跡とも言えることが起きたSOBE。次はいよいよラスト、札幌へ向かうことになった。

セオス「サッポロポロポロ~~♪」

莉緒「あ~~それ今私も言おうと思ったのに!(笑)」



メンバーは札幌に上陸した。

ヨウマ「来たぜ~~札幌!」

真澄「俺北海道なんて、2歳以来だよ(笑)記憶に無ぇし・・・」



メンバーは札幌がこのツアーの最後のライブなので、札幌で旅行気分を味わった。

さいち「味噌ラーメンまいう~~♪」

ヨウマ「カニがたまんないね~~」

真澄「じゃがバタ最高っす!!」



札幌のグルメを堪能し、メンバーは最後のライブを迎えることとなった。



翌日、本番を迎えた。

真澄「みんな、この日まで本当にお疲れさんでした。あと今日と明日だけだから、精一杯頑張っていきまっしょい!」



そして、本番が始まった。2曲演奏し、久しぶりに莉緒の方言MCが聞けることになる。

莉緒以外「(あ~~楽しみだなぁ)」



莉緒「道産子はなまら最高だべさーーー!!!がっつすごいし、めんこいね~~!!味噌ラーメンもごしょいも(じゃがいも)もなまら最高だべさーーー!!!今日は最後まで楽しんでいってほしいべさーーー!!!今日は最後まではっちゃこいてけっぱっていくべさーー!!したっけ3曲目いくべさーーー!!!」

莉緒以外「(すげぇーー・・・)」



莉緒以外のメンバーも観客も、皆度肝を抜かれた。


二日目最終日も疲れを感じさせない演奏で、20曲やり切り、ツアーは無事終了した。

莉緒「みなさんどうもありがとうございました~~~!!!また札幌で会いましょう~~!!」



莉緒は最後まで見てくれてたファンに挨拶をした。そして楽屋に戻った。

SOBE一同「みんなお疲れ~~!!」

真澄「もう汗だくだわ(汗)」

さいち「やり切ったって感じね」

セオス「もうオイラ動けないよ~」

ヨウマ「それにしても、莉緒の方言すごいよね!」

莉緒「サービスサービス♪」



ツアーがすべて終了し、メンバーは帰京した。

真澄「やっと東京に帰ってこれた~~!!」

ヨウマ「まぁ、1回帰ってきてるんだけどね(笑)」



そして、東京に帰ってきてからすぐ、真澄に幸希から連絡があった。



真澄の携帯に大好きなB’zの着うたが流れた。

真澄「おや?幸希さんからだ。もしもし?」

幸希「もしもし?ツアーお疲れ様でした~」

真澄「あ~ありがとうございます」

幸希「どうでしたかツアーは?」

真澄「いやぁつっかれましたね(笑)でも楽しかったですよ」



と、ツアーについて会話してる、その時だった。

幸希「それでですね、かなり嬉しい話が入ってきたんですよ」

真澄「はい・・・何でしょうか?」



幸希は1度落ち着いてから話した。

幸希「実は・・・・・・・・・・あなた達またレコード大賞に出れるわよ!」

真澄「マジですか!?」

幸希「「諦めないで」がレコード大賞にノミネートされたの。よかったわね」

真澄「お~~~!!ありがたいですね!」



嬉しい話はこれだけではなかった。

幸希「それとね、もう一つあるの。あなた達ついに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



紅白から出場依頼が来たわよ~~!!」

真澄「え~~~~~!!!!!??????マジっすか!!??」



願ってもいなかったことが起きた。

真澄「出ます出ます出ます!!絶対出ます!!」

幸希「うふっ。そうこなくっちゃ!」



ついに、真澄がデビュー当時にかかげていた夢であった紅白出場が決まったSOBE。今年の年末も、SOBEにとっては忙しい年末になりそうだ。



第24話へ続く
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