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ほら、真っ直ぐに晶さんのこと想ってる俺に前科者の晶さんが敵う筈ないじゃん…
晶さんが妬きもち焼く以前に、元彼との浮気赦しちゃえるくらい晶さんにベタ惚れな俺に晶さんが敵う筈もない──
「ねえ、晶さん…俺聞きたいよ」
ドアに両腕を付いて晶さんの行き場をなくしてやる。
間近で晶さんを見つめると晶さんはいたたまれずに顔を俺から背けた。
「晶さん…聞かせてよ?アイツとどんな気持ちで手を繋いでたかさ?」
「べつに気持ちとかっ…」
「どんな気持ちで帰る約束破ってアイツの傍に居たとかさ…」
「……っ…」
「俺が迎えに行かなかったらどんな風に二人はなってたんだろうって……考える俺の気持ちってわかるっ?……聞かせてよそれについてもさ」
「………」
晶さんは責められて思いきり怯えたような表情を見せていた。
「ねえ、晶さん…俺が怖い?」
「……っ…」
「嫉妬で狂った俺って怖い?」
「……怖くなんかっ…」
「じゃあこっち見てよ」
「いやっ」
無理に顔を両手で挟んで俺に向けようとしたら晶さんは思いきり抵抗してきた。
「やめっ…」
「見ろよっ俺がどんな顔してるかっ!──」
「……っ──」
「どんな顔してる?」
「……っ…」
「どう思う?俺の顔見てさっ…」
「……すごく…辛そう…」
「………そうだよ…晶さん全然見ないから気付いてくれないじゃんっ」
「…ごめ…っ」
「俺の必死な気持ち全然わかってくれないじゃんっ」
舞花のことで妬きもち妬いてくれたのはホントはすごく嬉しい。
でも信じてもらえないことはすごく辛い──
こんなに想ってるのになんで疑うのかが理解できず俺は片手で頭を抱えた。
・
「晶さんは…俺がどうしたら納得いくわけ?…」
「………」
「俺、今日は晶さんと一緒にいたいよ」
今、距離を置くのは危険だ──
俺の中で無意識に警報が鳴り響く。
「セックスしなくていいから疲れてるなら晶さんと添い寝したい…それだけでいいから一緒にいたいよ…」
「………」
「なんとか言ってよ…」
そう言ってすがるように晶さんを抱き締めたら今度は拒まなかった…
俯く晶さんの顔を窺うように覗き込み腰を屈めてキスをする。
戸惑って開かないままの唇をゆっくり舌で押し開けて侵入させながら俺は吐息を漏らした。
少しずつ濡れた舌先で晶さんの口腔の入り口を回遊する。
様子を見ながら唇を重ていると不意に晶さんの携帯電話がテーブルの上で震えていた。
短い着信。
「出なくていいの?」
「たぶんメールだから…」
唇を合わせながら聞いた俺に晶さんは俯いて答えた。
「メール誰?」
「………」
聞かなきゃよかったことを聞いた俺が悪かったのかも知れない──…
せっかく仲直りできたと思ったのに…
晶さんが妬きもち焼く以前に、元彼との浮気赦しちゃえるくらい晶さんにベタ惚れな俺に晶さんが敵う筈もない──
「ねえ、晶さん…俺聞きたいよ」
ドアに両腕を付いて晶さんの行き場をなくしてやる。
間近で晶さんを見つめると晶さんはいたたまれずに顔を俺から背けた。
「晶さん…聞かせてよ?アイツとどんな気持ちで手を繋いでたかさ?」
「べつに気持ちとかっ…」
「どんな気持ちで帰る約束破ってアイツの傍に居たとかさ…」
「……っ…」
「俺が迎えに行かなかったらどんな風に二人はなってたんだろうって……考える俺の気持ちってわかるっ?……聞かせてよそれについてもさ」
「………」
晶さんは責められて思いきり怯えたような表情を見せていた。
「ねえ、晶さん…俺が怖い?」
「……っ…」
「嫉妬で狂った俺って怖い?」
「……怖くなんかっ…」
「じゃあこっち見てよ」
「いやっ」
無理に顔を両手で挟んで俺に向けようとしたら晶さんは思いきり抵抗してきた。
「やめっ…」
「見ろよっ俺がどんな顔してるかっ!──」
「……っ──」
「どんな顔してる?」
「……っ…」
「どう思う?俺の顔見てさっ…」
「……すごく…辛そう…」
「………そうだよ…晶さん全然見ないから気付いてくれないじゃんっ」
「…ごめ…っ」
「俺の必死な気持ち全然わかってくれないじゃんっ」
舞花のことで妬きもち妬いてくれたのはホントはすごく嬉しい。
でも信じてもらえないことはすごく辛い──
こんなに想ってるのになんで疑うのかが理解できず俺は片手で頭を抱えた。
・
「晶さんは…俺がどうしたら納得いくわけ?…」
「………」
「俺、今日は晶さんと一緒にいたいよ」
今、距離を置くのは危険だ──
俺の中で無意識に警報が鳴り響く。
「セックスしなくていいから疲れてるなら晶さんと添い寝したい…それだけでいいから一緒にいたいよ…」
「………」
「なんとか言ってよ…」
そう言ってすがるように晶さんを抱き締めたら今度は拒まなかった…
俯く晶さんの顔を窺うように覗き込み腰を屈めてキスをする。
戸惑って開かないままの唇をゆっくり舌で押し開けて侵入させながら俺は吐息を漏らした。
少しずつ濡れた舌先で晶さんの口腔の入り口を回遊する。
様子を見ながら唇を重ていると不意に晶さんの携帯電話がテーブルの上で震えていた。
短い着信。
「出なくていいの?」
「たぶんメールだから…」
唇を合わせながら聞いた俺に晶さんは俯いて答えた。
「メール誰?」
「………」
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せっかく仲直りできたと思ったのに…
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