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しおりを挟む壁に押し付け揺さぶる俺の勢いで頭をぶつけないように、俺は晶さんの小さな後頭部を庇いながら唇を塞ぐ。
浴室に響く二人の吐息と喘ぎ声──
それが尚更、俺を昂らせる。
出しっぱなしのシャワーの音に紛れて吸い付く唇。少し乱暴なくらいに顔を交差していると晶さん自身から喰うようなキスをされて無性に俺の呼吸が乱れた。
「はあっ…っ…なんでそんな激しいキスするのっ…」
「……夏希ちゃんが浮気してもあたしのこと忘れないように」
「……っ…だからしないって言ってるじゃんっ…」
嫉妬して喧嘩しながらのセックスってなんでこんなに燃えるんだろうか──
晶さんを突き上げる俺の猛りは痛いくらいに張り詰めて晶さんの柔らかな肉の波に何度も飲み込まれる。
「ああ…──っ…やばっ …」
もう射きそうになってるっ──
腰を数回振ってはイクことを拒むように俺の動きが止まる。
獣のようなキスを交わして興奮し過ぎたっ…
大好きな人とのキスは燃える。
燃えるし胸もたまらなく疼く──
晶さんも俺と同じ想いをしてくれているのだろうか。
こんなに切なくて苦しい想いを…
・
俺だけが感じてるならそれはスゴく不公平なことだと思うわけで。
こんなにも甘く痛む胸が心地良いなんて、俺は晶さんでしか味わったことがない──
激しい動きを何度も止めてはぶるりと背中が震える。
その度に抱き締めてくる俺を晶さんは笑いながら見つめていた。
「我慢しないで“先に”射っていいよ」
「──…っ…いやだっ…」
余裕の言葉がムカつくっ
動かずに弾けそうなのをじっと我慢する俺を晶さんはずっとクスクス笑っている。
そんな晶さんの熱い中が何度も俺を締め上げた。
「っ…!?…晶さっ…ん…笑ったらダメだってばっ…」
やばいっ…
膣が締まるっ──
堪えきれない笑いのせいで無意識に晶さんの括約筋が俺を果ての沼へ陥れようと誘いをかけていた。
「だって無理っ…夏希ちゃんかわいいもんっ…っ」
「──…っ…」
かわいいってのはなんだっ!?
こんな時にかわいいなんて言われること事態屈辱的でならないのにっ…
悔し紛れに唇を噛みながらも果てを塞き止めることに必死な俺のケツに力が入る。
「ケツ揉むなっ…」
責めくる果てと葛藤する俺はもはやS女の格好の遊び道具でしかなかった。
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