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しおりを挟むいつもと違う場所──
唇を重ねながら、景色の変わった部屋で吐息を乱す。
場所が変わっただけでどうしてこうも呼吸が荒ぐのだろう──
抱き上げた晶さんを風呂まで運ぶとまた夢中で唇を重ねる。
無理に服を剥がして裸にすると風呂に浸かり晶さんの肌という肌にキスを降り注いだ。
「夏希ちゃ…」
岩風呂の縁に手をつけさせると晶さんは大きく仰け反る。
背中を滑る舌に晶さんが俺の名を呼びながら熱い息を漏らしていた。
屋根のある露天風呂。そして暗い宵の闇をこんこんと照らす満月──
「晶さんっ…やばい──」
「──…?」
「なんか、月に狂いそうっ」
まるで狼男にでもなった気分だ。
普段の部屋の暗さとはまったく別の闇が晶さんの肌を妖しく魅せる。
靄のかかる朧気な月──
外気の寒さも忘れ、身体が一気に火を噴いたように熱くなっていた。
風に当たる晶さんの肌が冷えないようにと身体を重ねて庇いながら下腹部に手を回す。
「あっ…」
「…っ…すごい濡れてる…」
短く上がった晶さんの声、そして俺の指先に踊らされた蜜が湯船で跳ねるお湯の音と共鳴する。
・
「ああっ…やあっ…」
つい興奮が抑えられず晶さんを仰向けに押し倒すとまるで犬が舐めるようにして俺は晶さんの肌を隈無く舌で攻めた。
黒曜石の床に寝た晶さんは息が詰まるほど色っぽく見える。
湯船から絶えず溢れるお湯が、まるでさざ波のように晶さんの肌を撫でながら流れていた──
白い肌を滴るお湯と乳房を同時に口に含む。強く吸い付いて離す度に揺れるそれを俺はうっとりと眺める。
「俺に吸われて勃ってきてる…」
観察しながら吸い付いて晶さんを見上げる。
めちゃめちゃイヤラシイ晶さんの乳首。
ぷっくりとした大きめのツヤのある乳輪、俺はそこを何度も噛みつくように襲った。
頬擦りして顔を埋めてはキスをする。
「晶さんっ…すげー好きっ…全部好きっ…」
何回言っても言い足りない…
好きだって口にすればするほど燃え上がる──
そんな言葉、恥ずかしくて言えないなんて言う奴の気持ちがわからない──
好きだって想ったら喉を突いて出てくるこの言葉は俺の本気の証だ。
ホントに惚れたら恥ずかしいなんて思う余裕さえなくなる。
好きなんて言葉、いざって時に取っておく奴もよくわからない──
いざって時にって一体いつだ?
毎回いざってなったらどうすんだ?
いざって時が最後の時だったら?──
それじゃ遅すぎるだろ……
そうならないように俺は溢れる想いは溢れるままに注ぎ込む──
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