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「はあ…っ…くっ…」

熱すぎる呼吸で胸が痛い──

晶さんは猛る俺の下半身にねっとりとした愛撫を繰り返す。

蜜を吹き出す小さな亀裂をつついては舌先を回転させて先端全体を舐め回す。

その刺激に俺の頬が高揚して熱を帯びていた。

言葉もなく掠れた喘ぎだけが部屋に隠る。

目隠しされながら晶さんに頬を撫でられ唇を愛しそうになぞられた──

「夏希ちゃんすごく色っぽい…」

溜め息混じりに囁く晶さんの声のほうこそ濡れて艷っぽい。

「きもちいい?」

「…っ…なんか…いつもより感じる気がするっ…」

晶さんに聞かれてそう答えた。

マジでたまんない──

目隠しってだけでこんなに“くる”もんなのか?

いままで目隠ししたことは何度もあるけど自分がされたことはなかった……

近くに感じる声。

バーチャルに響く吐息。

暗闇の視界の中で声だけが浮き彫りにされ、近付いたり遠退いたり…まるで別の空間に居るみたいな感じがする。

それに聴覚を刺激されながら見えない視覚を補うように、肌の感覚が鋭くなる──

なるからこそ、予想つかない愛撫に逐一体が女みたいに反応してしまう。



どこにどうくるかわからない不意打ちの刺激。押し充てられる晶さんの冷たい唇と熱い舌。

もうなんだかわけがわからずに俺の体は身悶え続けた。


「ああっ…晶さ、んっ」

乳首に急な冷たさが加わる。

身を捩り、身悶えたせいで目隠しに少し隙間ができはじめ、俺はそこからつい目の前の光景を盗み見た。

アイスの実を口にくわえたまま滑らかな球体の表面で俺の乳首を円を描くようになぞる。

伏し目がちの潤んだ瞳が俺の肌を舐めるように視姦する。その仕草がすごくセクシーで俺は音を立てて生唾を飲み込んだ。


はあっ──

ヤバっ…晶さんすげー綺麗っめちゃ色っぽいっ…


噛まれて痛かった乳首もアイスの冷たい刺激に痛みなのか熱なのかももう判断ができない。

「…っ…晶さんっ…もう辛いっ──…お願いだから挿れさせてっ」

晶さんの熱い粘膜と密着したまま時おり摩擦される。

「だめ、このまま続けるから夏希ちゃんは大人しくして」

「──…うっ…あっヤバッ」

晶さんの腰が本格的に揺れ始めた。目隠しのズレに気付いた晶さんの手が布地をサッと元に戻す。

硬い小さな粒に擦られる俺の裏筋、騎乗位で動かされると欲のコントロールができない。

素股で擦れる粘膜同士は濡れて卑猥な音を立て始めていた。

「ああ…んっ…」

自分の動きに感じ始めた晶さんの声が甘くなり、余計に俺の聴覚を刺激する。

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