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しおりを挟む「……早く洗わないとっ」
一言言い切って出ていった夏希ちゃんを見送り直ぐにあたしはシャワーを捻った。
水しぶきを立てるシャワーの勢いを強めてタオルを泡立てる。テレビ見る時もベッタリ、寝るときもベッタリ……正直、お風呂くらいは羽を伸ばしたい。
夏希ちゃんは抱き合うことを考えてるから気にしないだろうけど、あたしは思いっきり体を洗いたいわけで…
慌ててボディソープを泡立てるあたしと競うように、夏希ちゃんも急いで風呂場に戻ってきていた。
脱衣所のドアを開けると夏希ちゃんは浴室に侵入してくる。
「洗ってあげるから貸して」
そういってあたしからナイロンのタオルを奪った。
夏希ちゃんはあたしの身の回りの色んなことをしたがる。
それこそ爪切りから耳掃除から産毛の手入れまで……
まるで御抱えサロンのようにあたしの世話を焼きたがった。
「ああっ…!っ…夏希ちゃんっ普通に洗ってっ…」
「洗ってるよ」
「うそっ、前のこの手はなにっ?」
背中をタオルで洗いながら、後ろから抱え込むように前に回した手はあたしの脚の間に潜り込む。
夕食前に激しく擦られたそこはまだ微かに充血して熱を保ったままだった。
たっぷりと潤ったままのそこを悪戯にまさぐり蜜を絡める。
「まだ濡れてるね…」
「っ…」
夏希ちゃんは吐息混じりに耳元でそう囁きながら指先をゆっくりと動かした。
・
泡を纏った肌に夏希ちゃんの肌が押し付けられる。
タオルを退けて、いつの間にか手洗いになった夏希ちゃんの動きは確実に愛撫という名の動きに変わっていた。
「あうっ…んんっ」
やっぱりこうなる
夏希ちゃんと恋人になってからハッキリいって毎晩セックス浸けような気がする。
性欲無さそうに見えて有り過ぎっ…
毎晩二回──
躰を重ねたら必ずといっていいほど二回目に突入する。
前戯も後戯もたっぷりなのは恋人として悦ぶべきなんだろうけど…
夏希ちゃんのセックスは濃密だから一回で充分──
なんていうと、また拗ねるかな……
何かいうとすぅぐ「愛が足りない!」なんてムキになって怒るし…
あたしはキス沢山出来れば充分なんだけどな……。
「なに考えてるの?」
「あっ…っ…」
太ももの付け根に潜り込んだ夏希ちゃんの手がぐりっと小さな突起を摘まんだ。
「夏、希ちゃんのこと考えてたんだよっ…」
「俺のこと?ほんとに?……なんか怪しい…」
疑いながらソコへの愛撫を強めていく──
「あああっっ…やめっ」
潜り込ませた手を上に引き上げ、引っ張られた丘から剥き出しにされ顔を覗かせた赤い粒。
夏希ちゃんは後ろから羽交い締めるように抱き締めて、剥き出しにさせたその粒を片方の手で擦り始めた。
・
「んんんっ──…いっ…痛っ」
「……痛い?」
「うんっ…敏感になりすぎてもう痛っ…ああっ…」
手を止めてうっ血したそこを羽交い締めた上から眺める。
中途半端に泡の絡んだ躰。夏希ちゃんは愛撫を止めてシャワーで泡を流しながら肌を撫でていく──
項に唇を充て、背中に舌を這わせながら前の方はシャワーでマッサージするように円を描き始めた。
「晶さん…」
「ん…なに…」
「シャワーでオナニーしたことある?」
「──…っ…なにいきなり!?」
「ある?」
「ないよ…ガスも水道代も上がっちゃうじゃんっ」
お風呂なんて以下に早く済ませて上がるかが勝負。お前の風呂は鴉の行水だと親からはよく言われた。
長風呂したい時はスーパー銭湯派だ、あたしは。
「──…ぷっ…だよね」
夏希ちゃんはもっともらしいあたしの答えに含み笑う。
「でも…今日はみたいな…晶さんのオナニーするとこ……」
「……!?」
「俺が触ると痛いから、晶さん自分でして…」
「……し、…しなくていいよ痛いから…」
「大丈夫だよシャワーなら…ほらっ──」
「ああっやあっ…!?…あっ」
いきなり片足をバスタブの縁に担がれて、夏希ちゃんの手にしていたシャワーが剥き出しの粒に宛がわれた。
・
思わず腰が大きく引けて直ぐに痺れたように揺れ動く。
「ああっっキモチイっ…」
声の響くお風呂場で悲鳴を上げかけたあたしの口を夏希ちゃんの手が咄嗟に塞いだ。
「声我慢して」
「あうっう…無、理っ…」
耳元で叱るように低く囁く夏希ちゃんの声にゾクゾクしてくる。
お風呂場で響く囁き…反響する吐息。すべてに躰が反応しはじめていた。
「晶さん…俺がしてあげるから足上げたまま自分で口押さえてて」
「うう、やあ…っ…シャワーだめぇ…」
びっくりする程の甘い刺激。舌とも指先とも違う初めての快感。
熱い飛沫を宛がわれたソコに意識が集中して自然と腰がうねり、咄嗟に塞いだ口元からは、苦しいよがり声が漏れる。
「はあっ…ああっ…キモチイイっ…イイッ…イキそっ…」
狂ったように熱い溜め息とそんな声が漏れ始めていた。
「晶さんすごいね…っ…」
後ろから抱き締めて支えてくれている夏希ちゃんの唇から興奮したような声が囁かれる。
熱に犯されうっとりとしたあたしの表情を覗き込みながら夏希ちゃんの喉元がごくりと動いた。
「そんなにきもちいい?」
「ううっいいっ…すごっ…はあっ…だめっ…頭変になるっ…」
狂った淫靡な言葉の羅列──
もうどうにでもしてというように腰が快楽を貪るように揺れ始めた。
「はあっ…晶さんっエロすぎっ」
夏希ちゃんにしたらちょっとした悪戯のつもりだったのかもしれない。
・
淫らに喘ぎ始めたあたしの様子に釘付けになった夏希ちゃんの硬くなった下半身が、あたしのお尻に擦り付けられていた。
「はあっやばっすごい挿れたくなったっ…」
「ああっ…いっ…いっ…ちゃうっ」
軽く何度も果てが襲ってくる。
宛がわれたまま強い刺激を送り続けられ。躰の痙攣が止まらない。
喘ぎ続けるあたしの緩んだ口元を見つめると、夏希ちゃんは唇を重ねて声を塞ぐ様に舌を差し込んできた。
「はあ…晶っ…すごいっ…すきっ…」
あたしの狂った姿に乱され夏希ちゃんも興奮したように唇を押し付ける。
狭いバスタブで絡み合う躰、熱いお互いの肌を擦り付けるように密着させる。
すき、と連発して囁きながら唇を塞ぎ、乳首への愛撫を送りながら秘部にはシャワーヘッドを宛がい続けたままお互いに狂った様に悶えた。
「あああっうっ…夏希ちゃ、もっ…何とかしてっ…」
「晶さんっ…すごい…熱い」
乳首を摘まんでいた手が下腹部へと降りて、シャワーの脇から内部へと潜り込む。
あたしのまた違う面を見て夏希ちゃんは苦しそうに顔を歪めて不埒な言葉を囁いた。
「晶さんの膣(なか)…っ…すごい腫れてるっ…めちゃめちゃキツそう…」
「ああっ…」
熱い中に潜り込んだ夏希ちゃんの指が探る様に粘膜をゆっくりと掻き回す。
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