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第二章 闘技会編

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― …きゃぁーっ!…///…

傍で見ていた娘二人が奇声を上げて頬を染める。そしてザドル達はアルのとった行動に目を見開いた!


「‥んっ‥‥ぁ‥

‥///‥」


唇を離された娘は瞳を潤ませうっとりとアルを見つめている

「じゃ……あのっ…連れがいるから僕はこの辺でっ──…と、あ‥あと応援ありがとう!!」

アルは洗練された微笑を娘達に送り背中を向けた

そして、アル達が立ち去った後に残るはきゅぅぅっと胸を締め付けられて身悶える三人娘と──、

厨房の片隅でメモ紙を大事に握りしめながら、熱くなった目頭を押さえる料理長の姿があった…。



帰りは一台目の馬車にザドルとアル。 二台目の馬車にエバと子供達が乗り込む


「しかし──…お前のあの接吻責めにはびっくりしたなぁ💧
いきなり何しやがんだ!?って思っちまったがよっ」


「えぇっ!?──だってザドルが ムゥ〰 っ唇突きだしてたからっ…」

「馬鹿やろうっ──そりゃ手の甲にしろって事だろうがよっ!
俺が合図したのは普通の挨拶だ!お前ぇのしたことはレオのやったこととなんら変わりねぇ‥
まぁ💧あの姉ちゃん達はその方が嬉しかっただろうがな」


「…//…っ…し、紳士のマナーも勉強しますっ…」


ザドルに笑われアルは肩を小さく縮めて反省していた💧

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