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第四章 伝説編
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・
幼いアルは納得いかないまま頷いていた
‥剣を手にする者が現れないことが平和の象徴‥
なのに―――
あたしはその宝剣を抜いてしまった…
『アル‥
お前は神に選ばれし者だ』
死に際の長の言葉が甦る‥
アルは壁に掛けた宝剣を手にした。
‥神が‥あたしを選んだと言うの?
こんな‥何も取り柄のない、何も力のないあたしを?
―――!‥
アルは窓を開けて月を見上げた‥
満月まであと少し‥
謎解きを急がなきゃ―――
「ふむ、神の従者のうえに使者までも探し出さなきゃならんとな💧‥
せっかく石板まで見つけて前進できたと思ったのに‥まさしく“清ちゃん”の言う事と同じじゃな💧」
「清ちゃん?!」
今日の出来事を老師に報告に来ていたルイスは老師の不可解な発言に疑問を投げた💧
「あぁ、
“三歩進んで二歩下がる”
んじゃ‥結果、一歩しか進んでおらんってことじゃ。
じゃが、清ちゃんはそのぐらいのペースで人生を楽しめってみんなにメッセージを送っとるんじゃよ。」
「‥💧」
・
老師は剣勇会のけーすけサンにジャポンのお土産でもらったレコード
“三六二歩のマーチ”がお気に入りだった‥
「じゃがな‥
今は清ちゃんの言う事を聞いてはおれんのじゃ‥」
「十分承知してるよ💧‥」
ルイスは余命幾ばくもないのだから、と年寄りの戯言を優しく聞いてあげた💧
「時は一刻を争う‥
三歩どころかシューマッハなみで飛ばしてかからなければなるまい。
“神の降りる泉にて
神の力を掲げ
満月の宵、闇の灯を仰ぎ もう一人の汝と向き合へ‥
さすればみちが
――――ひらけよう”
‥か、まずはこの謎を解かねばなるまい。
直ぐに皆に知らせよう!!」
老師は各国に文を出し、
ルイスは当分、あの草原に誰も近づけぬよう禁止地区にし見張りを立てるよう隊に指示を出す。
そして自室に戻り考えた。
‥神の降りる泉にて
神の力を掲げ
満月の宵、闇の灯を仰ぎ もう一人の汝と向き合へ‥
満月の宵‥
闇の灯を仰ぎ‥
もう一人の汝と‥か…
ルイスは考えながらバルコニーに出て風にあたる‥
・
柔らかなブロンドの髪が風になびき綺麗な顔を覆い視界を塞ぐ。ルイスはうっとうしそうにそれを掻きあげた…
そしてはっとする
目にかかる自分の髪に伏し目がちに視線を流したルイスの瞳に映ったものは‥
‥そうか‥‥!
なるほどね‥
ダメ元で試してみる価値はあるよな‥
ルイスは不敵な笑みを浮かべ呟く‥
「満月は‥‥そろそろか‥」
もう一度、月を見上げるとフルムーン(満月)の日を予測しそして自室に戻りバルコニーの扉を閉めた。
「んーっと‥」
明かりの落ちたスタンレー家で、一つの部屋だけ明かりがともり、厚いふるびた本をパラパラとめくる音がする‥
もちろん勉強家のマーク博士だった‥
マークは本の翻訳作業を行っていた。
「ん?うわぁっ♪」
本の内容にマークは瞳を輝かせる。
*神の化身にまたがり従者は天を駆け巡る!!
従者が光輝く剣を天に掲げると神は力をその剣に注ぎこんだ――*
「すごいなっ♪‥光の剣か」
翻訳の作業と言うか、たんに物語を楽しんで興奮してるだけだった💧
「神の化身ってどんな格好なんだろう…っ」
今夜のマークは眠れそうになかった💧
・
‥カタン!
「?!ん‥おうアル!!
お前ぇこんな時間にどこ行きやがるんだ?」
「――え‥💧
あ、あのちょっと‥」
水晶石の石板を発見して数日後―――
今日は満月の夜だった‥
世間が眠りにつき始める時間帯に不審な動きをする義理の娘を心配し、ザドルは声をかけた。
「ちょっとってこんな時間にどこに用があるんだ?」
ザドルは追求する。
「実は、草原の夜間警備の係なんだ💦‥」
「なんだそうか?
それならそうと先に言え💧仕事なら行くなとは言わねぇ‥じゃあ気をつけて行けよ!!俺ぁもう寝るから」
「うん💧心配かけてごめん。」
自分の部屋に向かうザドルを見送り、アルは宝剣を手にして家を出た。
草原に着くと立ち入り禁止地区のロープが張られ、転々と見張りの隊達が目につく。
アルは一人の隊員に声を掛けた。
「すいません。‥一応、
“例の件”に携わる者なので通してもらえますか?」
「‥‥//」
隊員はアルを見て頬を染めた💧
そしてロープを越え草原に入ったアルに隊員は声をかける‥
「あの‥//
暗いから気をつけて下さい!!‥あと、双子のお姉さんによろしくと!!」
「‥//💧」
・
アルは隊員に快く返事を返した‥
‥あぁ‥やっぱり何度来てもこの風景は‥//
光輝く魔法の絨毯のように白光色の光りを放つ草花達‥
アルはあの湖へと足を向け、そして先客を発見する。
「あれ‥‥
隊長サンだ‥‥‥」
湖に向かって何かをしているようだった‥
アルはルイスに声をかけた
「‥ん
あぁ、なんだ‥お前も来たのか?」
「うん。何してるの?」
「いや、ちょっとな‥
謎が解けたと思ったんだが、まだ何かが足りないらしくて‥💧」
もうちょいなんだよなぁ💧‥そう言って頭を悩ませるルイスにアルは尋ねた
「謎が解ったの!?」
「あぁ‥いいか?
まずは
“神の降りる泉”これはもちろん、この湖だってもう解るだろ?」
「うん。」
「じゃあ次に、
“満月の宵、闇の灯を仰ぎ もう一人の汝と向き合へ”
これだ‥」
「うん‥」
ルイスは訴えるようにアルの目を覗き込む。
そして月を指差した。
「“満月の宵”これは今の時間を意味する。
そして“闇の灯り”これも結構簡単‥たぶん月明かりのことだろう‥‥
だから、闇に浮かぶ満月を仰げってことだ‥」
「あぁ!なるほど‥」
幼いアルは納得いかないまま頷いていた
‥剣を手にする者が現れないことが平和の象徴‥
なのに―――
あたしはその宝剣を抜いてしまった…
『アル‥
お前は神に選ばれし者だ』
死に際の長の言葉が甦る‥
アルは壁に掛けた宝剣を手にした。
‥神が‥あたしを選んだと言うの?
こんな‥何も取り柄のない、何も力のないあたしを?
―――!‥
アルは窓を開けて月を見上げた‥
満月まであと少し‥
謎解きを急がなきゃ―――
「ふむ、神の従者のうえに使者までも探し出さなきゃならんとな💧‥
せっかく石板まで見つけて前進できたと思ったのに‥まさしく“清ちゃん”の言う事と同じじゃな💧」
「清ちゃん?!」
今日の出来事を老師に報告に来ていたルイスは老師の不可解な発言に疑問を投げた💧
「あぁ、
“三歩進んで二歩下がる”
んじゃ‥結果、一歩しか進んでおらんってことじゃ。
じゃが、清ちゃんはそのぐらいのペースで人生を楽しめってみんなにメッセージを送っとるんじゃよ。」
「‥💧」
・
老師は剣勇会のけーすけサンにジャポンのお土産でもらったレコード
“三六二歩のマーチ”がお気に入りだった‥
「じゃがな‥
今は清ちゃんの言う事を聞いてはおれんのじゃ‥」
「十分承知してるよ💧‥」
ルイスは余命幾ばくもないのだから、と年寄りの戯言を優しく聞いてあげた💧
「時は一刻を争う‥
三歩どころかシューマッハなみで飛ばしてかからなければなるまい。
“神の降りる泉にて
神の力を掲げ
満月の宵、闇の灯を仰ぎ もう一人の汝と向き合へ‥
さすればみちが
――――ひらけよう”
‥か、まずはこの謎を解かねばなるまい。
直ぐに皆に知らせよう!!」
老師は各国に文を出し、
ルイスは当分、あの草原に誰も近づけぬよう禁止地区にし見張りを立てるよう隊に指示を出す。
そして自室に戻り考えた。
‥神の降りる泉にて
神の力を掲げ
満月の宵、闇の灯を仰ぎ もう一人の汝と向き合へ‥
満月の宵‥
闇の灯を仰ぎ‥
もう一人の汝と‥か…
ルイスは考えながらバルコニーに出て風にあたる‥
・
柔らかなブロンドの髪が風になびき綺麗な顔を覆い視界を塞ぐ。ルイスはうっとうしそうにそれを掻きあげた…
そしてはっとする
目にかかる自分の髪に伏し目がちに視線を流したルイスの瞳に映ったものは‥
‥そうか‥‥!
なるほどね‥
ダメ元で試してみる価値はあるよな‥
ルイスは不敵な笑みを浮かべ呟く‥
「満月は‥‥そろそろか‥」
もう一度、月を見上げるとフルムーン(満月)の日を予測しそして自室に戻りバルコニーの扉を閉めた。
「んーっと‥」
明かりの落ちたスタンレー家で、一つの部屋だけ明かりがともり、厚いふるびた本をパラパラとめくる音がする‥
もちろん勉強家のマーク博士だった‥
マークは本の翻訳作業を行っていた。
「ん?うわぁっ♪」
本の内容にマークは瞳を輝かせる。
*神の化身にまたがり従者は天を駆け巡る!!
従者が光輝く剣を天に掲げると神は力をその剣に注ぎこんだ――*
「すごいなっ♪‥光の剣か」
翻訳の作業と言うか、たんに物語を楽しんで興奮してるだけだった💧
「神の化身ってどんな格好なんだろう…っ」
今夜のマークは眠れそうになかった💧
・
‥カタン!
「?!ん‥おうアル!!
お前ぇこんな時間にどこ行きやがるんだ?」
「――え‥💧
あ、あのちょっと‥」
水晶石の石板を発見して数日後―――
今日は満月の夜だった‥
世間が眠りにつき始める時間帯に不審な動きをする義理の娘を心配し、ザドルは声をかけた。
「ちょっとってこんな時間にどこに用があるんだ?」
ザドルは追求する。
「実は、草原の夜間警備の係なんだ💦‥」
「なんだそうか?
それならそうと先に言え💧仕事なら行くなとは言わねぇ‥じゃあ気をつけて行けよ!!俺ぁもう寝るから」
「うん💧心配かけてごめん。」
自分の部屋に向かうザドルを見送り、アルは宝剣を手にして家を出た。
草原に着くと立ち入り禁止地区のロープが張られ、転々と見張りの隊達が目につく。
アルは一人の隊員に声を掛けた。
「すいません。‥一応、
“例の件”に携わる者なので通してもらえますか?」
「‥‥//」
隊員はアルを見て頬を染めた💧
そしてロープを越え草原に入ったアルに隊員は声をかける‥
「あの‥//
暗いから気をつけて下さい!!‥あと、双子のお姉さんによろしくと!!」
「‥//💧」
・
アルは隊員に快く返事を返した‥
‥あぁ‥やっぱり何度来てもこの風景は‥//
光輝く魔法の絨毯のように白光色の光りを放つ草花達‥
アルはあの湖へと足を向け、そして先客を発見する。
「あれ‥‥
隊長サンだ‥‥‥」
湖に向かって何かをしているようだった‥
アルはルイスに声をかけた
「‥ん
あぁ、なんだ‥お前も来たのか?」
「うん。何してるの?」
「いや、ちょっとな‥
謎が解けたと思ったんだが、まだ何かが足りないらしくて‥💧」
もうちょいなんだよなぁ💧‥そう言って頭を悩ませるルイスにアルは尋ねた
「謎が解ったの!?」
「あぁ‥いいか?
まずは
“神の降りる泉”これはもちろん、この湖だってもう解るだろ?」
「うん。」
「じゃあ次に、
“満月の宵、闇の灯を仰ぎ もう一人の汝と向き合へ”
これだ‥」
「うん‥」
ルイスは訴えるようにアルの目を覗き込む。
そして月を指差した。
「“満月の宵”これは今の時間を意味する。
そして“闇の灯り”これも結構簡単‥たぶん月明かりのことだろう‥‥
だから、闇に浮かぶ満月を仰げってことだ‥」
「あぁ!なるほど‥」
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