男装バレてイケメン達に狙われてます【逆ハーラブコメファンタジー】

中村 心響

文字の大きさ
13 / 312
第一章 出会い編

3

しおりを挟む



「そ、そんなっ…嘘だ…

嘘だ‥   嘘だ、  嘘だァー!
ロイドが幼女〇〇行為だなんてぇぇーーーっ

全裸で血のついたタオル…血のついたタオル…血のっ…」


アレンはショックのあまり床に崩れ落ちる。
先程のルイスの言葉が脳裏をかすめた。



“俺は立場上あいつの肩をもつ事は出来ない…頼むアレン‥俺の代わりにロイを励ましてやってくれ‥”



犯罪者になったロイドをみるなんて‥辛いっ! 自分には耐えられない!!

アレンはそう思った。



「そんなぁ…無理っすよっアニキっ―――!」



アレンは走り去るルイスの背中に叫ぶ!


何やら違うキャラになって・・・














「ティム、おいでこっちだよ…大丈夫だから。絶対捜し出してくれるよ!」



アル達は食堂に向けて歩いていた。ティムは泣き疲れたせいか、意識もうろう としている。


ボロボロなティムの肩を抱き食堂に入ると、夕食の時間のせいかそこは少し賑やかになっていた。

が、一番隅にある一つのテーブルだけが異様な空気に包まれている…


…あ、あそこにいたっ



異様な空気のテーブルに近づくと、マークがくちゃくちゃな顔で走り寄ってきた。



「アルぅーっごめんなさいごめんなさい ごめんなさいっ!!…っ
うっ…うぅぇっ うぇぇっ」

マークはアルの顔を見るとまた泣き出した。

周りの食事にきてた者達がその様子に目を奪われ、ぼそぼそと話をしている。


「なんだありゃ、あそこだけ迷子あずかりセンターか?」


…迷子預かり…仕方ない、確かにそう見える‥


「違うぜ、あのロイドって奴が何かやらかしたらしいぞっ」


…え、ロイド?


団体掛けのテーブルを奥まで見渡すと、一番隅に昼真会ったままの姿でロイドがいた‥


…寒くないのかな?夜は冷えるのに‥

上半身裸の姿にこっちの身が震える


「あっ!ユリア。よかった!ここに居たんだね!!」

少し離れた席にユリアがいた
…えらい大人しいな、やっぱりジョンの事がこたえてるのかも‥


アルはうつむいてるユリアに話かけた

「ユリア、ジョンは絶対見つか‥る……!?っ

どーしたのその顔はっ!?」

ユリアの顔には乾燥した血のような物が、あちこちにこびりついている‥


ちょうどそこへアレンが、血相変えて走り込んできた
「―――!…」

アレンはロイドを見るなり悲痛な表情を浮かべ、ロイドの足元にへたり込んでいた



「ロイド‥‥‥なんで、繋がれちゃってんだよ、お前…」




…えっ?繋がれてる?

あっ! ほんとだ、……

 なんで? 


よく見ると椅子に腰かけたまま背もたれの後ろに両腕を交差され、くくりつけられている

アルは理由がわからなかった







そして、ロイドを哀しそうに見つめたアレンの目に、血だらけのタオルを握りしめたユリアが映ると、ショックを受け再びアレンは絶望的な顔をした




「なんでだよ…お前ならその気になったら女なんていくらでもいるだろっ

なんで七歳なんだよっ!
なんでっ…くそっ」


ロイドは一人で熱くなるアレンを冷めた瞳で見つめる。



えっ!?アレンは何いってるの? ちょとキャラ変わってるのが気になるけど…

誰の設定なんだろ?

…って、違う!そんなのどうでもいいっ!!   

女なんていくらでも?

七歳?

・・・・・・・・


―――!っ

まさかっ!?





「──…っ…キ~サ~マ~ァ!!

ユリアに何しでかしやがったぁぁー!」



「わぁっ!?バカッ、やめろっ!誰か止めへふへぇっ」


キレたアルはロイドの顎を鷲掴むと手前にあった空の花瓶を振り上げる。


「アルッやめてっ!

お願いっ これ以上やった
ら‥‥アタシっ‥‥」


ッッ------  


止めに入って興奮したユリアの鼻から再び赤い雫が静かに流れる。



「は、 なぢ っ!?


えっ?赤いの………全部!?」


唖然としたアルにそう聞かれ、ユリアは恥ずかしそうに頷いていた。


「…っ…いーはら、はやふ
  (いいから、早く)

  へほはなへっ!
  (手を離せっ!)  」


「ご、ごめんなさい…」


フガフガと顎を掴まれたまま訴えるロイドに慌ててアルは手を離した。


「じ、じゃあ… なんで繋がれてんのっ!?  」



「知らねぇーよっ!

ルイスのアホが一人で遊んでんだよっ!

台本がなんちゃらっ!

クライマックスがなんちゃらって、わけ解らんちゅーのっ!!」



な、…なるほど…あの人ならやりそうな事だ…っ


「……っ…あ、じゃあ縄ほどいてあげる! 何もしてないんでしょ?」


ふてくされ気味のロイドにアルは焦りながら媚を売った。



「外しちゃだめですっ……」

アルが縄に手を伸ばした瞬間にシャッッ!!!っと光る何かがアルの手を遮った。


後ろで見張りに付いていた隊員が槍を突き出し震えている。



「お願いです! 縄を解かないでくださいっ…私が何かヤラれてしまいますっ!」

「……っ…」

必死な形相がとても気の毒に思える。


相変わらず用意周到な人だな……



改めてルイスの策士ぶりにそう感心するしかないアルであった……。
しおりを挟む
感想 20

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件

こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~

エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】 【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】 ~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~  ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。  学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。  何か実力を隠す特別な理由があるのか。  いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。  そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。  貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。  オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。    世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな! ※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。

処理中です...