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第一章 出会い編
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「そ、そんなっ…嘘だ…
嘘だ‥ 嘘だ、 嘘だァー!
ロイドが幼女〇〇行為だなんてぇぇーーーっ
全裸で血のついたタオル…血のついたタオル…血のっ…」
アレンはショックのあまり床に崩れ落ちる。
先程のルイスの言葉が脳裏をかすめた。
“俺は立場上あいつの肩をもつ事は出来ない…頼むアレン‥俺の代わりにロイを励ましてやってくれ‥”
犯罪者になったロイドをみるなんて‥辛いっ! 自分には耐えられない!!
アレンはそう思った。
「そんなぁ…無理っすよっアニキっ―――!」
アレンは走り去るルイスの背中に叫ぶ!
何やら違うキャラになって・・・
「ティム、おいでこっちだよ…大丈夫だから。絶対捜し出してくれるよ!」
アル達は食堂に向けて歩いていた。ティムは泣き疲れたせいか、意識もうろう としている。
ボロボロなティムの肩を抱き食堂に入ると、夕食の時間のせいかそこは少し賑やかになっていた。
が、一番隅にある一つのテーブルだけが異様な空気に包まれている…
…あ、あそこにいたっ
異様な空気のテーブルに近づくと、マークがくちゃくちゃな顔で走り寄ってきた。
・
「アルぅーっごめんなさいごめんなさい ごめんなさいっ!!…っ
うっ…うぅぇっ うぇぇっ」
マークはアルの顔を見るとまた泣き出した。
周りの食事にきてた者達がその様子に目を奪われ、ぼそぼそと話をしている。
「なんだありゃ、あそこだけ迷子あずかりセンターか?」
…迷子預かり…仕方ない、確かにそう見える‥
「違うぜ、あのロイドって奴が何かやらかしたらしいぞっ」
…え、ロイド?
団体掛けのテーブルを奥まで見渡すと、一番隅に昼真会ったままの姿でロイドがいた‥
…寒くないのかな?夜は冷えるのに‥
上半身裸の姿にこっちの身が震える
「あっ!ユリア。よかった!ここに居たんだね!!」
少し離れた席にユリアがいた
…えらい大人しいな、やっぱりジョンの事がこたえてるのかも‥
アルはうつむいてるユリアに話かけた
「ユリア、ジョンは絶対見つか‥る……!?っ
どーしたのその顔はっ!?」
ユリアの顔には乾燥した血のような物が、あちこちにこびりついている‥
ちょうどそこへアレンが、血相変えて走り込んできた
「―――!…」
アレンはロイドを見るなり悲痛な表情を浮かべ、ロイドの足元にへたり込んでいた
・
「ロイド‥‥‥なんで、繋がれちゃってんだよ、お前…」
…えっ?繋がれてる?
あっ! ほんとだ、……
なんで?
よく見ると椅子に腰かけたまま背もたれの後ろに両腕を交差され、くくりつけられている
アルは理由がわからなかった
そして、ロイドを哀しそうに見つめたアレンの目に、血だらけのタオルを握りしめたユリアが映ると、ショックを受け再びアレンは絶望的な顔をした
「なんでだよ…お前ならその気になったら女なんていくらでもいるだろっ
なんで七歳なんだよっ!
なんでっ…くそっ」
ロイドは一人で熱くなるアレンを冷めた瞳で見つめる。
えっ!?アレンは何いってるの? ちょとキャラ変わってるのが気になるけど…
誰の設定なんだろ?
…って、違う!そんなのどうでもいいっ!!
女なんていくらでも?
七歳?
・・・・・・・・
―――!っ
まさかっ!?
・
「──…っ…キ~サ~マ~ァ!!
ユリアに何しでかしやがったぁぁー!」
「わぁっ!?バカッ、やめろっ!誰か止めへふへぇっ」
キレたアルはロイドの顎を鷲掴むと手前にあった空の花瓶を振り上げる。
「アルッやめてっ!
お願いっ これ以上やった
ら‥‥アタシっ‥‥」
ッッ------
止めに入って興奮したユリアの鼻から再び赤い雫が静かに流れる。
「は、 なぢ っ!?
えっ?赤いの………全部!?」
唖然としたアルにそう聞かれ、ユリアは恥ずかしそうに頷いていた。
「…っ…いーはら、はやふ
(いいから、早く)
へほはなへっ!
(手を離せっ!) 」
「ご、ごめんなさい…」
フガフガと顎を掴まれたまま訴えるロイドに慌ててアルは手を離した。
「じ、じゃあ… なんで繋がれてんのっ!? 」
「知らねぇーよっ!
ルイスのアホが一人で遊んでんだよっ!
台本がなんちゃらっ!
クライマックスがなんちゃらって、わけ解らんちゅーのっ!!」
な、…なるほど…あの人ならやりそうな事だ…っ
「……っ…あ、じゃあ縄ほどいてあげる! 何もしてないんでしょ?」
ふてくされ気味のロイドにアルは焦りながら媚を売った。
・
「外しちゃだめですっ……」
アルが縄に手を伸ばした瞬間にシャッッ!!!っと光る何かがアルの手を遮った。
後ろで見張りに付いていた隊員が槍を突き出し震えている。
「お願いです! 縄を解かないでくださいっ…私が何かヤラれてしまいますっ!」
「……っ…」
必死な形相がとても気の毒に思える。
相変わらず用意周到な人だな……
改めてルイスの策士ぶりにそう感心するしかないアルであった……。
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