29 / 100
第二章 甘すぎる一夜の過ち
6
「やっ……ああっ……」
温かくてぬるぬるとした舌の感覚に下腹が震える。
下から上に割れ目を舌先で何度もなぞられたあと、たっぷりと唾液を乗せた舌先が花芯を捕らえる。チロチロと小刻みに舐めまわされたかと思うと、チュッと軽く吸い上げられる。
「あっ……それ、ダメ……ッああ!!」
あられもない姿で、硬骨な表情で喉から絞り出したような嬌声を上げる。
蜜か唾液か分からない生暖かいものがお尻の方まで流れていく。
決して力を込めず、彼は舌先で固くなった肉芽を一定のリズムで刺激し続ける。
「やっ、もう……っ……」
太ももが小刻みに痙攣する。それと同時に両足がピンッと真っすぐに伸びた。足の指先に力がこもり反り返る
その瞬間、突き抜けるような快感が全身に走り、頭の中が真っ白になった。
「……っ!!」
喘ぎ声を上げることもできず、喉の奥で呻く。
「上手にイケたね」
呆然としながら肩で息をする。
信じられないほどの刺激に、頭の芯が痺れてなにも考えられない。
彼は唾液で濡れた口元を拭う。
悔しいぐらい男の色気を纏う彼から目が反らせない。
「実咲、こっち向いて」
彼はそっと髪を撫でつける。
涙目になりながら彼を見上げると、私を労わるように優しいキスを落した。
「つらくない?」
「……大丈夫……です。ただ……」
「ただ?」
「こんなの始めて……」
今までの人生で絶頂を迎えたことなどない。二十八歳になってようやく大人の階段を登れたような気持ちになる。
「……そんなこと言うのは反則でしょ。可愛い顔して煽るようなこと言わないでくれ。こっちも結構必死だから」
すると、伍代さんが困ったように笑った。
ほんのわずかに耳が赤くなっているような気がする。
「――すみません!そちらばかりじゃ疲れますよね」
スッと正気になり業務口調になってしまうのは社畜が故。
すると、彼はくすっと笑ってそれをすぐさま否定した。
「違う。そういうことじゃなくて、抑えが利かなくなるってこと」
「抑え?」
「今の俺……相当興奮してるんだよね。結構しんどい」
彼の視線が下半身に降りた。私も同じように彼の下半身に目をやる。
スーツのズボンが苦しそうなぐらい膨れ上がっている。
彼が自分に欲情していると知り、女として求められている事実に胸が打ち震えた。
あんなに大っ嫌いだった彼の首に、私は自ら腕を回した。
キスをねだるように伏し目がちに彼を見つめる。
「積極的になってくれて嬉しいよ。セックスはコミュニケーションを取りながらじゃないとお互い気持ち良くなれないからね」
満足げに言うと、再び唇を奪われる。溺れそうなほど激しいキスを交わす。
二人の唇の間から銀糸が滴り落ちる。
すると、伍代さんは再び私の下半身に手を伸ばす。
中指と薬指で敏感になった花芽を優しく擦った後、濡れそぼった蜜壺に長い指を押し当てた。
「あんっ……」
ゆっくりと彼の指が入り込んでくる。根元まで差し込まれた長い指は奥から手前になにかを探すように蠢く。
あなたにおすすめの小説
俺様上司に今宵も激しく求められる。
藤白ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
**2026.01.02start~2026.01.17end**
◆エブリスタ様にも掲載。人気沸騰中です!
https://estar.jp/novels/26513389
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
会社のイケメン先輩がなぜか夜な夜な私のアパートにやって来る件について(※付き合っていません)
久留茶
恋愛
地味で陰キャでぽっちゃり体型の小森菜乃(24)は、会社の飲み会で女子一番人気のイケメン社員・五十嵐大和(26)を、ひょんなことから自分のアパートに泊めることに。
しかし五十嵐は表の顔とは別に、腹黒でひと癖もふた癖もある男だった。
「お前は俺の恋愛対象外。ヤル気も全く起きない安全地帯」
――酷い言葉に、菜乃は呆然。二度と関わるまいと決める。
なのに、それを境に彼は夜な夜な菜乃のもとへ現れるようになり……?
溺愛×性格に難ありの執着男子 × 冴えない自分から変身する健気ヒロイン。
王道と刺激が詰まったオフィスラブコメディ!
✽全28話完結
✽辛口で過激な発言あり。苦手な方はご注意ください。
✽他誌にも掲載中です。
✽2026.4/11 エブリスタ用に使用している表紙に変更しました。
→表紙はイラストをGrok タイトルをChatGPTでAI生成しています。
義姉と押し入れに隠れたら、止まれなくなった
くろがねや
恋愛
父の再婚で、義姉ができた。
血は繋がっていない。でも——家族だ。そう言い聞かせながら、涼介はずっと沙耶から距離を取ってきた。
夏休み。田舎への帰省。甥っ子にせがまれて始まったかくれんぼ。急いで飛び込んだ押し入れの中に、先客がいた。
「……涼介くん」
薄い水色の浴衣。下ろした髪。橙色の光に染まった、沙耶の顔。
逃げ場のない暗闇の中で、二人分の体温が混ざり合う。
夜、来て。
その一言が——涼介の、全部を壊した。
甘くて、苦しくて、止まれない。
これは、ある夏の、秘密の話。
鬼上官と、深夜のオフィス
99
恋愛
「このままでは女としての潤いがないまま、生涯を終えてしまうのではないか。」
間もなく30歳となる私は、そんな焦燥感に駆られて婚活アプリを使ってデートの約束を取り付けた。
けれどある日の残業中、アプリを操作しているところを会社の同僚の「鬼上官」こと佐久間君に見られてしまい……?
「婚活アプリで相手を探すくらいだったら、俺を相手にすりゃいい話じゃないですか。」
鬼上官な同僚に翻弄される、深夜のオフィスでの出来事。
※性的な事柄をモチーフとしていますが
その描写は薄いです。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ワケあり上司とヒミツの共有
咲良緋芽
恋愛
部署も違う、顔見知りでもない。
でも、社内で有名な津田部長。
ハンサム&クールな出で立ちが、
女子社員のハートを鷲掴みにしている。
接点なんて、何もない。
社内の廊下で、2、3度すれ違った位。
だから、
私が津田部長のヒミツを知ったのは、
偶然。
社内の誰も気が付いていないヒミツを
私は知ってしまった。
「どどど、どうしよう……!!」
私、美園江奈は、このヒミツを守れるの…?