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第一章 吸収期女子編
第十二話 優等生千秋
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ボクが転校してきてから、はや1週間
今日は一昨日受けた期末テストの結果がコミュニティスペースの廊下に貼り出される日だ
転校前から沙良に勉強を叩き込まれていたボクは元々の才能も合わさり、いつの間にか紗良よりも勉強が得意になっていた
とは言え転校してからの即テスト・・
凡人ならとっくに結果は見えていそうだが才能豊かなボクにとってはテストなど、うまし棒を嗜むより簡単なこと
ちょいちょいと答案を埋めて、あとは口を開けて寝てたほどだからな
そんなことに思いふけっていると、クラスの女子に誘われ、魔の吊るし上げ廊下にボク達は出向く
廊下で男子達のチラ見を笑顔で返し、髪をサラッと手でなびかせてやる
フワッとボクの髪から女子の良い匂いが拡散され、男子の脳みそを麻痺させていった
コミュニティスペースまで来ると廊下は生徒でごった返し、ボク達が近づけずにいると、リキが生徒をかき分けながらボクに寄ってきた
「千秋さん、こっちからなら見れるからオレについてきてくれ」
そう言うとスッとリキはボクの前に手を出してくる
なんだ?もしかして手でも握りたいのか?ボクは元男だ、手ぐらい繋いでもなんとも思わないぞ?
ふん、ボクも甘く見られたものだ・・
ボクの手を取って辱める気だな?
ボクから手を握ってやって逆にリキを辱めてやると妄想してニヤッとボクはほくそ笑んでやる
リキの出した手にボクから手をかさねてやって指を絡めてやる
リキは驚いた顔をしたが、ボクの手を引いてジャストポジョンまでボクを誘導する
なんか身体が暑いな・・
顔も熱っぽいし風邪か?
握った手が汗ばんでボクの白い手が赤い気がする・・
なにこれ・・ドキドキ動悸が止まらない
まさか・・!ボクは更年期・・!?
そんな若年寄な考えをしていると、今度は熱っぽい顔がフワフワしてきて周りにいる筈の生徒たちが見えなくなった
その瞬間、ボクの目にはどう見てもカッコいいとしか思えないリキの姿が映り目が離せなくなってしまった
ふと気づくとリキはボクの両肩を掴んで揺すっている
はにゃ・・?なんにゃ・・?
「にゃん!」
夢心地そのままにボクは意味不明な言葉と共にリキの首に腕を廻して上目遣いでリキを見上げていた
瞬間的に身体中を冷や汗が流れていく
ボクは何をしてるんだ!?にゃんってなんだにゃんて!?
上目遣いまでしちゃって!?
これじゃまるでリキがご主人さまみたいじゃないか!
とっさにボクは廻した腕をほどきプイッとリキから視線を外す
なんとも思わないはずなのに・・
身体が勝手に反応しちゃって・・
ボク女子が勝手にしゃしゃりでてきちゃって・・
みんなに見られちゃって・・
もうお嫁にいけない・・!!
と思ったが、紗良のマインドコントロールを解くべく泣きそうになるのを我慢した
同時にボクの男のプライドが今の行動に腹を立てている
ガシッとリキの手首を掴みボクはズンズンとツヤツヤな髪を揺らしながら進み、貼り出した結果表の前に仁王立ちしてやった
ふん、ボクのプライドだけは心が乙女になろうと消えることはないぞ?ざまぁみやがれ!ボク女子!
とすでにプライドもギッタンギッタンに傷つけられたことも知らずにニヤッと不敵な笑みをしたボク
そんなボクをたまたま隣で目撃した紗良がため息をついてボクに言った
「・・千秋?そんな顔ここでしてたらみんな見惚れちゃうんじゃない?大丈夫?」
その声に反応してボクは現実に帰ってきた
そして見過ごせない沙良の一言
腹が立ったから言い返してやった
「ちょっと笑ってただけじゃん?大袈裟すぎだよ沙良は、それといちいちうるさいよ?怒ってばっかいると眉間にシワ寄っちゃうよ?沙良に見せたわけじゃないのに別にいいじゃんか!」
よし!言ってやったわ!ボクに小言を言うなんてリンゴ3個分早いわ!
そう脳内で勝ち誇っていると、沙良の表情が女王様から女帝にランクアップしている
これは・・ヤバい・・
大人しく謝ろう・・・
引きつった顔のまま謝ろうとしたところで女帝様からの提案を受ける
「ほう?あんなに手厚い保護を受けさせてやったのにその仕打ちか・・千秋?まぁいいわ、千秋!テストの結果で勝負しない?あんたが勝ったらもう小言は多分言わないであげる、でもあんたが負けたら・・わかってるだろうな?」
ボクの胸に両手をワキワキとしながら近づけてくる紗良
ボクは胸を腕でガードしながら後ずさりしてしまったが、沙良の勝負を受けることにした
せ~ので二人で貼り出したクラスの結果表を下から順番に見ていく
ボクのクラスは全部で35人・・頭のいい沙良はきっと上位のはず
そう思って始めに見つけたのは・・
長野リキ28位343点
リキ・・もっと頑張れよ・・
そして少し上をみていく
松元智秋19位499点
我が弟ながら頭はボクに似なかったな・・
そしてずっと流して上の方・・あった!
ボクの名前!
松元千秋1位(同立)698点
三水紗良1位(同立)698点
・・・なんだと!?
これじゃまた紗良に小言を言われるじゃないか・・!
ボクの方がゼッタイ上だと思ってたのに!
紗良のくせに生意気な!
おのれっ!女帝めぇ~!!
そんなアホな男のプライドで紗良を脳内で罵ったところで紗良に声をかけられた
「うわ・・マジ?千秋が私と同立?あんた凄くない・・?高2の期末でいきなりこの点取るとか・・見直したわ・・」
呆気にとられている紗良、それを尻目に地団駄を踏んで悔しがるボク
結局あれから小言は言われ続けているが、心境の変化なのか沙良は少し小言が減った気がする
それはそれでいいのだが今回の結果で万年一位の学級長紗良に女神千秋という宿敵現ると変なあだ名付きで学校中に広まってしまい上級生からもよく声を掛けらチラ見をされるようになってしまったボク
もう少し穏やかに学校生活送りたいよぅ
今日は一昨日受けた期末テストの結果がコミュニティスペースの廊下に貼り出される日だ
転校前から沙良に勉強を叩き込まれていたボクは元々の才能も合わさり、いつの間にか紗良よりも勉強が得意になっていた
とは言え転校してからの即テスト・・
凡人ならとっくに結果は見えていそうだが才能豊かなボクにとってはテストなど、うまし棒を嗜むより簡単なこと
ちょいちょいと答案を埋めて、あとは口を開けて寝てたほどだからな
そんなことに思いふけっていると、クラスの女子に誘われ、魔の吊るし上げ廊下にボク達は出向く
廊下で男子達のチラ見を笑顔で返し、髪をサラッと手でなびかせてやる
フワッとボクの髪から女子の良い匂いが拡散され、男子の脳みそを麻痺させていった
コミュニティスペースまで来ると廊下は生徒でごった返し、ボク達が近づけずにいると、リキが生徒をかき分けながらボクに寄ってきた
「千秋さん、こっちからなら見れるからオレについてきてくれ」
そう言うとスッとリキはボクの前に手を出してくる
なんだ?もしかして手でも握りたいのか?ボクは元男だ、手ぐらい繋いでもなんとも思わないぞ?
ふん、ボクも甘く見られたものだ・・
ボクの手を取って辱める気だな?
ボクから手を握ってやって逆にリキを辱めてやると妄想してニヤッとボクはほくそ笑んでやる
リキの出した手にボクから手をかさねてやって指を絡めてやる
リキは驚いた顔をしたが、ボクの手を引いてジャストポジョンまでボクを誘導する
なんか身体が暑いな・・
顔も熱っぽいし風邪か?
握った手が汗ばんでボクの白い手が赤い気がする・・
なにこれ・・ドキドキ動悸が止まらない
まさか・・!ボクは更年期・・!?
そんな若年寄な考えをしていると、今度は熱っぽい顔がフワフワしてきて周りにいる筈の生徒たちが見えなくなった
その瞬間、ボクの目にはどう見てもカッコいいとしか思えないリキの姿が映り目が離せなくなってしまった
ふと気づくとリキはボクの両肩を掴んで揺すっている
はにゃ・・?なんにゃ・・?
「にゃん!」
夢心地そのままにボクは意味不明な言葉と共にリキの首に腕を廻して上目遣いでリキを見上げていた
瞬間的に身体中を冷や汗が流れていく
ボクは何をしてるんだ!?にゃんってなんだにゃんて!?
上目遣いまでしちゃって!?
これじゃまるでリキがご主人さまみたいじゃないか!
とっさにボクは廻した腕をほどきプイッとリキから視線を外す
なんとも思わないはずなのに・・
身体が勝手に反応しちゃって・・
ボク女子が勝手にしゃしゃりでてきちゃって・・
みんなに見られちゃって・・
もうお嫁にいけない・・!!
と思ったが、紗良のマインドコントロールを解くべく泣きそうになるのを我慢した
同時にボクの男のプライドが今の行動に腹を立てている
ガシッとリキの手首を掴みボクはズンズンとツヤツヤな髪を揺らしながら進み、貼り出した結果表の前に仁王立ちしてやった
ふん、ボクのプライドだけは心が乙女になろうと消えることはないぞ?ざまぁみやがれ!ボク女子!
とすでにプライドもギッタンギッタンに傷つけられたことも知らずにニヤッと不敵な笑みをしたボク
そんなボクをたまたま隣で目撃した紗良がため息をついてボクに言った
「・・千秋?そんな顔ここでしてたらみんな見惚れちゃうんじゃない?大丈夫?」
その声に反応してボクは現実に帰ってきた
そして見過ごせない沙良の一言
腹が立ったから言い返してやった
「ちょっと笑ってただけじゃん?大袈裟すぎだよ沙良は、それといちいちうるさいよ?怒ってばっかいると眉間にシワ寄っちゃうよ?沙良に見せたわけじゃないのに別にいいじゃんか!」
よし!言ってやったわ!ボクに小言を言うなんてリンゴ3個分早いわ!
そう脳内で勝ち誇っていると、沙良の表情が女王様から女帝にランクアップしている
これは・・ヤバい・・
大人しく謝ろう・・・
引きつった顔のまま謝ろうとしたところで女帝様からの提案を受ける
「ほう?あんなに手厚い保護を受けさせてやったのにその仕打ちか・・千秋?まぁいいわ、千秋!テストの結果で勝負しない?あんたが勝ったらもう小言は多分言わないであげる、でもあんたが負けたら・・わかってるだろうな?」
ボクの胸に両手をワキワキとしながら近づけてくる紗良
ボクは胸を腕でガードしながら後ずさりしてしまったが、沙良の勝負を受けることにした
せ~ので二人で貼り出したクラスの結果表を下から順番に見ていく
ボクのクラスは全部で35人・・頭のいい沙良はきっと上位のはず
そう思って始めに見つけたのは・・
長野リキ28位343点
リキ・・もっと頑張れよ・・
そして少し上をみていく
松元智秋19位499点
我が弟ながら頭はボクに似なかったな・・
そしてずっと流して上の方・・あった!
ボクの名前!
松元千秋1位(同立)698点
三水紗良1位(同立)698点
・・・なんだと!?
これじゃまた紗良に小言を言われるじゃないか・・!
ボクの方がゼッタイ上だと思ってたのに!
紗良のくせに生意気な!
おのれっ!女帝めぇ~!!
そんなアホな男のプライドで紗良を脳内で罵ったところで紗良に声をかけられた
「うわ・・マジ?千秋が私と同立?あんた凄くない・・?高2の期末でいきなりこの点取るとか・・見直したわ・・」
呆気にとられている紗良、それを尻目に地団駄を踏んで悔しがるボク
結局あれから小言は言われ続けているが、心境の変化なのか沙良は少し小言が減った気がする
それはそれでいいのだが今回の結果で万年一位の学級長紗良に女神千秋という宿敵現ると変なあだ名付きで学校中に広まってしまい上級生からもよく声を掛けらチラ見をされるようになってしまったボク
もう少し穏やかに学校生活送りたいよぅ
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