11 / 22
第一章 吸収期女子編
第十一話 ボクはピカピカの高校2年生
しおりを挟む
「今日は転校生を紹介するぞ、みんな席につけ」
今日のボクは制服に身を包む
相変わらずこのツヤツヤストレートの髪はどんな服装にもマッチする
クラスメイトに向け一礼するボク
チェックの水色のスカートがフワッと舞い真っ青なブレザーと薄茶色のストライプネクタイにサラッと髪が流れて、着地する
身を起こすと、触るまでもなくしなやかそうな髪が制服の上で踊った
初日はフル装備で登校し暑くて後悔したが後で上は脱ぐ予定だからそれまでの辛抱だ
そんなボクの隣りにいる担任の先生はボクの事情を知っている、教員みんながボクの事は知っているようだ
気を使ってくれてボクを転校生と初めに紹介してくれた
男子も女子も半々くらいか・・
ボクが教室に視線を向けるとそれぞれと目が合う
男子は嬉しそうなやつが大半、女子はニコニコ営業スマイルなのか愛想が良さそうな娘が大半
その中に知ってる顔が3人・・
学校側の意向で事情を知る3人と同じクラスにしてくれたようだ
紗良に智秋にリキ・・
知ってる顔があるとはなんと心強いことか!
ニマニマと顔が緩くなるのを感じて一生懸命我慢してみた
その我慢の反動なのか、自然と瞳が大きくなり、クラスメイトにはボクが爽やか100%女子に見えているであろう
その証拠にヒソヒソと友達申請の声が密かに聴こえる
その声を先生が制すると、ボクは一人自己紹介を始めた
「転校してきました松元千秋です、クラスに早く馴染めるように努力します、今日から皆さんよろしくお願いします」
当たり障りのないように自己紹介が終わると質問タイムに入る
どことなく、吊るし上げられた気分になったボクだったが、そこはピカピカの高校2年生、グッと我慢をした
ボクが髪をサラッとかけ上げたところで一人の男子が質問をしてくる
「松元さん、オレ柳っていいます!噂で聞いたんですけど、松元さんはうちにいる松元智秋とは兄弟なんですか?」
緊張気味に話をする柳君、どこから漏れたのか、それとも苗字が同じだから気になったのか、なかなかに一発目から確信をついた質問である
ボクは智秋と兄弟だという事実は変えられないので正直に答えてあげる
「うん、ボクが姉で智秋は弟、ボク達双子なんです、見て分かる通り全然似てないですけど・・」
ボクの答えにどよめきが起こる教室
そんなに驚くことじゃねぇだろと男のプライドが見え隠れしたが急成長したボク女子がそれを制止する
そんなことを考えていたら、またヒソヒソと話す声が教室でしていた
何やらボクっ娘というワードで盛り上がってるらしい
これはボクの最後のプライドなんだと背筋を伸ばし胸を張ったところで一番前の女子が質問をしてきた
「あの、稲里恵美です、松元さん肌がとてもキレイだなって思って、なにかケアとかあとお化粧とかしてるんですか?」
なかなかに女子な質問だ
だがボクはそんなことではもう怯まないぞ!
なにせ最近は最強の男、兼女子を目指すことに目標を変えたからな
自信満々にニヤッとした笑顔でボクは稲里さんの質問に答えてやった
「ケアは特にしてないですよ?しっかり洗顔して保湿するくらいかなぁ?お化粧は最低限ですけど、今日もしてないです」
その答えに更にどよめきが大きくなる教室
耳を澄ましてみると、「アレがスッピンだと!?」とか、「ヤベェもうすでにオレ千秋ちゃんの虜だわ」とか「後で肌触らせてもらおうよ!」とかボクにとってはいささかどうでも良い内容だったが、第一印象が大事だと躾の良いボク女子が脳内で指令を送るものだからニコッと満面の笑みをクラスメイトに向けてやることにする
ふとボクの目がリキに焦点が合うと、周りの話が迷惑そうに足を揺らして少ししかめっ面をしていた
そして何を思ったのかリキは突然スッと立ち上がってクラスメイトに話しを始めた
「おい、男子の諸君、よく聞いてくれ、お前らが松元さんにちょっかい出す前に先に言っとくが、オレと千秋さんは幼馴染だ!もうお付き合いの約束もしてるんだぞ?張り切ってるとこ悪いが、余計な手出しは駄目だからな!」
と言い切ってリキはドンッと椅子に座った
それを聞いて何故か少し嬉しくなる反面
公開処刑じゃねぇかと思ってしまったボク
クラスメイトはシ~ンと静まり返る・・
ボクが苦笑いしているとザワザワと騒ぎ、クラスメイトがリキに鋭い眼光を送っていたそして突然怒涛の反撃に打って出る
「うるせーぞリキ!そんなのかんけーねぇ!松元さんは男子みんなの物だぞ!独り占めすんな!」
「そうだそうだ!お付き合いの約束なんかクソ喰らえ!まだ約束のくせに偉そうなこと言うな!」
「付き合ってもいないのに松元さんの肌には絶対私達が触らせないんだから!ていうか松元さんの気持ちもわからないのに勝手なこと言わないで!」
いつボクが男子達の物に・・
ていうか、ボク物じゃないのに・・
それと・・あんまりリキの事悪く言わないでよ・・
約束した身としてはなんだかいい気分はしないし・・なんでかな?とっても辛い・・
ボクは笑顔を作っていたが、無意識に瞳からツーっと一筋の涙がこぼれ落ちるのがわかった
それを見て教室中が静まり返る
暫くの静粛の時・・・次の瞬間、泣かしたのは誰だと罪のなすりつけ合いが始まるクラスメイト達
皆が騒ぎ出す中、紗良と智秋がボクをなだめに近寄ってくる
ボクの高校生活はどうなることやら・・
今日のボクは制服に身を包む
相変わらずこのツヤツヤストレートの髪はどんな服装にもマッチする
クラスメイトに向け一礼するボク
チェックの水色のスカートがフワッと舞い真っ青なブレザーと薄茶色のストライプネクタイにサラッと髪が流れて、着地する
身を起こすと、触るまでもなくしなやかそうな髪が制服の上で踊った
初日はフル装備で登校し暑くて後悔したが後で上は脱ぐ予定だからそれまでの辛抱だ
そんなボクの隣りにいる担任の先生はボクの事情を知っている、教員みんながボクの事は知っているようだ
気を使ってくれてボクを転校生と初めに紹介してくれた
男子も女子も半々くらいか・・
ボクが教室に視線を向けるとそれぞれと目が合う
男子は嬉しそうなやつが大半、女子はニコニコ営業スマイルなのか愛想が良さそうな娘が大半
その中に知ってる顔が3人・・
学校側の意向で事情を知る3人と同じクラスにしてくれたようだ
紗良に智秋にリキ・・
知ってる顔があるとはなんと心強いことか!
ニマニマと顔が緩くなるのを感じて一生懸命我慢してみた
その我慢の反動なのか、自然と瞳が大きくなり、クラスメイトにはボクが爽やか100%女子に見えているであろう
その証拠にヒソヒソと友達申請の声が密かに聴こえる
その声を先生が制すると、ボクは一人自己紹介を始めた
「転校してきました松元千秋です、クラスに早く馴染めるように努力します、今日から皆さんよろしくお願いします」
当たり障りのないように自己紹介が終わると質問タイムに入る
どことなく、吊るし上げられた気分になったボクだったが、そこはピカピカの高校2年生、グッと我慢をした
ボクが髪をサラッとかけ上げたところで一人の男子が質問をしてくる
「松元さん、オレ柳っていいます!噂で聞いたんですけど、松元さんはうちにいる松元智秋とは兄弟なんですか?」
緊張気味に話をする柳君、どこから漏れたのか、それとも苗字が同じだから気になったのか、なかなかに一発目から確信をついた質問である
ボクは智秋と兄弟だという事実は変えられないので正直に答えてあげる
「うん、ボクが姉で智秋は弟、ボク達双子なんです、見て分かる通り全然似てないですけど・・」
ボクの答えにどよめきが起こる教室
そんなに驚くことじゃねぇだろと男のプライドが見え隠れしたが急成長したボク女子がそれを制止する
そんなことを考えていたら、またヒソヒソと話す声が教室でしていた
何やらボクっ娘というワードで盛り上がってるらしい
これはボクの最後のプライドなんだと背筋を伸ばし胸を張ったところで一番前の女子が質問をしてきた
「あの、稲里恵美です、松元さん肌がとてもキレイだなって思って、なにかケアとかあとお化粧とかしてるんですか?」
なかなかに女子な質問だ
だがボクはそんなことではもう怯まないぞ!
なにせ最近は最強の男、兼女子を目指すことに目標を変えたからな
自信満々にニヤッとした笑顔でボクは稲里さんの質問に答えてやった
「ケアは特にしてないですよ?しっかり洗顔して保湿するくらいかなぁ?お化粧は最低限ですけど、今日もしてないです」
その答えに更にどよめきが大きくなる教室
耳を澄ましてみると、「アレがスッピンだと!?」とか、「ヤベェもうすでにオレ千秋ちゃんの虜だわ」とか「後で肌触らせてもらおうよ!」とかボクにとってはいささかどうでも良い内容だったが、第一印象が大事だと躾の良いボク女子が脳内で指令を送るものだからニコッと満面の笑みをクラスメイトに向けてやることにする
ふとボクの目がリキに焦点が合うと、周りの話が迷惑そうに足を揺らして少ししかめっ面をしていた
そして何を思ったのかリキは突然スッと立ち上がってクラスメイトに話しを始めた
「おい、男子の諸君、よく聞いてくれ、お前らが松元さんにちょっかい出す前に先に言っとくが、オレと千秋さんは幼馴染だ!もうお付き合いの約束もしてるんだぞ?張り切ってるとこ悪いが、余計な手出しは駄目だからな!」
と言い切ってリキはドンッと椅子に座った
それを聞いて何故か少し嬉しくなる反面
公開処刑じゃねぇかと思ってしまったボク
クラスメイトはシ~ンと静まり返る・・
ボクが苦笑いしているとザワザワと騒ぎ、クラスメイトがリキに鋭い眼光を送っていたそして突然怒涛の反撃に打って出る
「うるせーぞリキ!そんなのかんけーねぇ!松元さんは男子みんなの物だぞ!独り占めすんな!」
「そうだそうだ!お付き合いの約束なんかクソ喰らえ!まだ約束のくせに偉そうなこと言うな!」
「付き合ってもいないのに松元さんの肌には絶対私達が触らせないんだから!ていうか松元さんの気持ちもわからないのに勝手なこと言わないで!」
いつボクが男子達の物に・・
ていうか、ボク物じゃないのに・・
それと・・あんまりリキの事悪く言わないでよ・・
約束した身としてはなんだかいい気分はしないし・・なんでかな?とっても辛い・・
ボクは笑顔を作っていたが、無意識に瞳からツーっと一筋の涙がこぼれ落ちるのがわかった
それを見て教室中が静まり返る
暫くの静粛の時・・・次の瞬間、泣かしたのは誰だと罪のなすりつけ合いが始まるクラスメイト達
皆が騒ぎ出す中、紗良と智秋がボクをなだめに近寄ってくる
ボクの高校生活はどうなることやら・・
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
清掃員と僕の密やかな情状
MisakiNonagase
恋愛
都心のオフィスビルで働く会社員の26歳・高城蓮(たかぎれん)。彼の無機質な日常に唯一の彩りを与えていたのは、夕方から現れる70歳の清掃員・山科和子だった。
青い作業服に身を包み、黙々と床を磨く彼女を、蓮は「気さくなおばあちゃん」だと思っていた。あの日、立ち飲み屋で私服姿の彼女と再会するまでは――。
肉じゃがの甘い湯気、溶けゆく氷の音、そして重ねた肌の温もり。
44歳の年齢差を超え、孤独を分かち合った二人が辿り着いた「愛の形」とは。これは、一人の青年が境界線の向こう側で教わった、残酷なまでに美しい人生の記録。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる