異世界冒険記

みかん

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とある研究者との協力

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 次の日、二人は研究所の前まで来た。
「ごめんくださーい」
 二人は扉の前で言うと、足音が近づいてきて、ガチャリと扉が開いた。
「はーい。あっ! きみがマサト君?」
 背の高い男性が出てきて、二人を見ながら言った。
「あっ! 名前がまだだったね。 ライト、こちらは研究者のヒロトさんです!」
「あっ……よろしくお願いします!」
 ライトは慌てながら頭を下げた。
「はい。よろしくね、ライト君」
 ヒロトは手帳をじっくり見た後口を開いた。
「うん。わかった。やってみる……確かに政府は手ごわい。何かこちら側がしようとすれば止めに入り、私も殺されるかもしれない……でも、政府の力を上回る方法がないわけではない……早く、終わらせればいいんだ。悟られる前に。だから、君たちも他言はしないでくれ。それから、ここからは大人の役目だ。君たちがやってくれたことはとてもすごいことだ。あとは僕に任せてくれ」
 一年後、ヒロト研究者は亡くなった。
 研究所での突然死だったらしい。
 二人は、ヒロトとはあの一瞬しか会わなかったのに、なぜかすごく悲しくなった。
 だがその後、異変は起きた。
 気温の上昇がなくなり、天候の異変がなくなり、天変地異も少なくなった。
 そして立ち入り禁止だった町の外へ行けるようになり、政府からも原因は解決したと発表された。
 だが、ヒロトという名前が公表されることはなかった。
 それから二〇年後、他国との戦争が始まった。
 新しく作られた核シェルターで、二人は身を潜めている。
 どうせここで死ぬのならと、ライトはシェルターに備えられていた紙とペンを手に取った。
 そしてライトは、紙にこう、書き記した。

 地球温暖化から救ったもの
  二〇五〇年に地球温暖化から救った研究者がいた。その者は地球温暖化解決に向け、助言を出し続けていた。その者の名は、ヒロト……
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