魔力狂乱

みかん

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転校生

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 次の日、体育の授業があった。
 授業内容はランニングだ。
 ケイはほかのクラスメイトとともに地面にひかれたラインに沿って走る。
 その時だった。
 ほんの一瞬周りの風景が速くなったのが分かった。
 そして、それが足が速くなる能力が出たということがすぐ理解できた。
 周りの人たちにはばれなかった。
 だが、ケイは一つ分かったことがあった。
 それは自分で能力を操作することはできないということだ。おそらく以前は、まぐれで起こったものだったのだろう。
 次の日学校のクラスのみんなが少しざわついていることに気づいた。
 話している内容を必死に聞こうとケイは集中する。皆が話している内容は転校生が来るらしいということだった。
 ケイは少し授業開始時間まで時間があり、教室は居心地が悪かったため、教室を出た。
 ケイが職員室前を通った時、見たことない同い年くらいの子供を見た。
 授業時間になり、担任の先生が入ってきた。
 すると後から、先ほどケイがみた、子供が入ってきた。
「転校して、今日からこの学校で学ぶことになった、トモキ君ですみんな仲良くしてね」
 担任の先生がそういうと、トモキはみんなに礼をした。
 そして周りを見渡している。
「あっ席はあそこ。ケイ君の隣りに座ってね」
 トモキは先生に指定された席に座った。
 トモキはケイのほうを向いた。
「よろしくケイ……くん」
「……よ……よろしく」
 ケイは緊張したが、無言だと感じが悪すぎると思い、あいさつを返した。
 授業が進み、昼休みとなった。
 するとトモキがケイに話しかけた。
 ケイも最初は緊張とでうまく話せなかったが、趣味などが合い、だんだん打ち解けてきた。
 そして家が近いということも知った。
 帰り、一緒に帰ることにした。
 帰り道、家までの分かれ道まで来た。
「ありがとう」
 トモキはケイに感謝した。
「あっ!」
 トモキは何かを思い出し、ポケットからメモ帳とペンを出して何か書き始めた。
 そしてメモ帳を適当に破り、ケイに手渡した。
 ケイがメモに書かれた内容を見るとそこには、電話番号が書いてあった。
「これ、家の電話番号! 今日はありがとう!」
 トモキはそういうとバイバイといって離れていった。
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