ゾンビ世界侵略

みかん

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十七話 ギャング基地 研究者

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 奥へと進むと一つの扉があった。
 扉は頑丈そうだ。
 隊長は扉を開けた。
 扉を開けるとそこには大きな部屋、そしてたくさんのギャングがそこにはいた。
 部屋は、天井がとても高い。
 床と天井の中間には足場があり、そこにはたくさんのギャングが立っていた。
 そして部屋の真ん中、隊長、浩たちの目の前には白衣を着た男性が椅子に座っていた。
 すると白衣を着た人は口を開いた。
「ようこそ、わがアジトへ」
 すると白衣を着た人が指パッチンをした。
 すると部屋のもう一つの扉からゾンビが出てきた。
「やれ!」

 白衣を着た人がそういうと、ゾンビは白衣を着た人を無視して、浩たちのもとに襲い掛かった。
 ギャングたちはその様子を見て笑っている。
 なぜ白衣の人は襲われないのか。
 なぜゾンビに対して命令ができているのか。
 隊長たちにはわからなかった。
 すると隊長が先ほど呼んでいた、応援が駆けつけてきた。

 浩たちはゾンビを倒していく。
 ゾンビとの戦闘は手慣れたものであった。
「さすがだな」
 白衣を着た人は言った。
 隊長たちはまだこの状況を理解できていない。
 こいつらはゾンビたちをなぜ命令することができるのか。
 すると白衣を着た人は戦っている隊長たちにお構いなしに話し始めた。
「私は考えた。ゾンビになった人は腐る。ならば、ゾンビ化した直後に脳に防腐剤を注入すれば、脳は完全に腐る前に止められる。つまり少しの知能を持ったゾンビができるのではないかと。そして実験は成功した」

 五人は一か所に集まり隠れた。
 作戦を考える。
 すると浩は二階にあるものがあるのを見つけた。
「おい、あれロケランじゃないか?」
 五人は目を合わせた。
 ギャングたちは戦闘を見るのに夢中になっている。
 身を低くし、浩は階段を上った。
 すると一人のギャングに見つかった。
 ギャングは浩を撃つ。
 浩は身をかがめ急いで階段を上る。
 下から正樹がギャングを撃った。
 浩を狙っていたギャングは倒れた。
 仲間のギャングが倒されたことに、白衣を着た人は怒った。
 白衣を着た人は椅子から立ち上がった。
 隊長はこの隙を逃さなかった。
 隊長は白衣を着た人が座っていた背後に隠れていたのだ。
 後ろからバールで殴った。
 白衣を着た人はその場に倒れた。
 ギャングたちは白衣を着た人が倒されたことで動きが一瞬止まった
 するとゾンビはギャングたちにも襲い掛かった。
 命令するものが倒されたからであろうか。
 隊長たちは急いで上の階に上った。
 上に来るギャングを倒していく。
 上の階からギャングたちがやられる様子を隊長たちは見て思った。
(この様子を見て、どこがおもしろいのか)
 ギャングたちはゾンビによって全滅した。
 残ったゾンビは浩たちによって倒された。
 隊長たちは研究で使われたであろう重要物資を持って政府施設まで帰還した。
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