ゾンビ世界侵略

みかん

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十九話 新たな土地での最初の任務

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 アメリカでは日本と違い、戦闘において重火器が用いられる。
 また、貧富の差が大きいこともあり、今もなお、避難に困難を要している人たちが、たくさんいる。
 五人が持ってきた物質は、今もなお、研究が進められている。

 五人に、アメリカでの初めての任務が命令された。
 任務の内容は、公園にいるゾンビを討伐である。

 五人は車両に乗り、公園に着いた。
 敷地が大きい公園であった。
 ゾンビの数も大量にいる。
 今回の五人の任務は実践ではなく、見学である。
 すると地面が揺れるのを五人は感じた。
 背後から音がし、五人は振り向く。
 そこにはとても大きい戦車の姿があった。
 そしてとても大きな騒音が五人の鼓膜を襲った。
 そして強い衝撃とともに、ゾンビが粉粉々に飛び散った。
 ほかの地上部隊が近づいてくるゾンビを倒していく。
 だが、かなりの量のゾンビが近づいてきた。
 戦車も巻き添えいなる可能性があるため、砲撃を放つことができない。
 その時だった。
 五人の前のゾンビが次々と倒されていった。
 五人は何が起こったのか把握できずにいる。
 誰が倒したのか。
 ほかの大尉が喜んだ様子で英語を言った。
 何を言ったのかすべては聞き取れなかったが、とある単語が聞こえた。
「スナイパー」
 そう、ゾンビはスナイパーによって倒されたのだ。
 それもその距離は一千メートル先。
 精鋭のスナイパーである。
 そして一瞬にしてゾンビは倒された。
 公園内のゾンビはすべていなくなった。
「さあ、お前たちの出番だ」
 別隊員は言った。
 五人の役目、それはゾンビの後処理だ。
 ゾンビの後処理とはどのようなものなのか。
 それは単純に、ゾンビの死体をトラックの荷台に積んでいくというものである。
 もう息はないとわかっていても、ゾンビを直接触るのは抵抗があった。
 集めたゾンビは何に使われるのか、それは、一部のゾンビは研究室に運ばれ、ゾンビ化した人間の研究作業に使われる。また、ほかのゾンビは、ゾンビの死体を燃やすことによって、新たなエネルギーを生み出す装置が作られたことによって、その燃料に回されることもある。
 五人は後処理の作業が終了した。
 五人は晴れない気分のまま、軍基地まで、帰還した。






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