異世界探検記

受付の女性 ～質問と違和感～

　ヒロトたちはまた、情報を集めに、核シェルターの資料室まで来た。
「……これは⁉」
　ユンセルは昔の日本地図を確認していた。
　すると、あることに気づいた。
　今、封鎖されている西側の土地には、大きな平地が広がっていた。
　もし、この場所に何かが建てられ、それが隠されていると考えても、おかしくない……
　ユンセルはそう、考えた。
　ユンセルはヒロトたちにこのことを話した。
「受付の女性に聞いてみよう、何か知っているかもしれない」
　ヒロトはみんなに言った。
　みんなうなづき、受付の女性のところへ行った。
「西側に行ってみたいんですけど」
　ユンセルは率直に聞いた。
「行けません」
　きっぱりと断れてしまった。
「どうして行けないんですか？」
　ヒロトは理由を聞いた。
「それは……とにかく、立ち入り禁止となっておりますので」
　そういわれ、ヒロトたちは部屋に帰った。
　三人は、ヒロトの様子に違和感をもった。
「どうした？ヒロト？」
　ユンセルが聞いた。
「やっぱり、受付の女性……明らかに動揺してた・・・・・この目ではっきりと見た……やっぱり何か知ってるかも……」