73 / 96
── 2章 ミニック編 ──
072.受付嬢?
しおりを挟む
ミニックとボーダンの戦いはミニックの勝利で終わった。
「マジかよ」
「ボーダンがやられるのか」
「あの小人族、やるじゃねーか」
「だけどボーダンはファイアアックスを使ってなかった。本気だったらわからなかったぜ」
「それに最後のボーダンの様子はなんか変だったしな」
「おいボーダン! 石ころにでもつまずいたか? らしくねーな!」
ボーダンが負けるという予想外の事態に周りが沸き立っている。ミニックに対して「やるじゃねーか」と褒めて肩を組んでこようとする冒険者もいる。ミニックがあまりに小さくてうまく組めてないけど。
「そういや賭けの勝敗はどうなるんだ。あの小人族に賭けてる奴なんかいなかったよな?」
「いや1人いたぞ」
「よっしゃー。俺の1人勝ちだぜ!」
〈ヴェイルウォーク〉の弓士、ホークが勝鬨をあげていた。1人だけミニックに賭けていたみたいだ。あっ、パーティメンバーのリアナにぶん殴られてる。うん。ものすごくどうでもいいね。
「坊主!」
「は、はいなのです!」
「やるじゃねーか! さっきは悪かったな。小人族を悪く言っちまってよ」
「大丈夫なのです。ボーダンさん。謝ってもらえたならいいのです」
「やめろやめろ。さん付けとか気持ち悪ぃ。ボーダンでいいぜ」
「なのです? ボーダンなのです!」
「おうおう。それでいい」
「ミニックさん。あなたの力は見させてもらいました。このあと別室で話をさせていただいてよろしいですか?」
ミニックとボーダンが話しているところに受付嬢が入り込んでくる。
「は、はいなのです? わかったのです」
受付嬢はまだミニックに話があるみたい。ミニックはわからないながらも彼女についていくみたいだ。
「俺もついていっていいよな?」
「あまり関係のない人を部屋に入れるのは嫌なのですが」
「巻き込んでおいてそれはねーんじゃねえか?」
「仕方ありませんね。まあボーダンさんも関係のない話ではないですし、ついてきてください」
ボーダンもついてくるらしい。ミニックはまだ受付嬢に対して緊張しているみたいだからちょうどいいのかもしれない。
3人は受付嬢を先頭に練習場を出てギルドに入り、建物の3階へと上がっていく。前にアルトに聞いた話だとギルドの3階はギルドマスターの部屋があるのが慣例らしい。そこに連れていかれるのかもしれない。
階段を登ると明らかに高級そうな雰囲気の漂う黒い扉が現れる。格式高い扉の前に連れてこられてミニックはびびっているようだ。
「こちらになります」
受付嬢が扉を開けた。執務室のような重厚な机が置かれたあまり飾り気のない感じの部屋だ。受付嬢がその部屋を勝手知ったる様子で進んでいき机の後ろに置かれていた椅子に座った。座った?
「ここはどこなのです?」
「わたしの部屋です」
ああ、なるほど。そういうことだったのか。
「ようこそミニックさん。冒険者ギルドへ。あなたのギルドへの加入を歓迎しますよ。わたしは冒険者ギルドスタリア支部ギルドマスターのアイリスです」
「ギルドマスターなのです!?」
────────────────────
名前:アイリス
種族:人族
職業:冒険者ギルドスタリア支部ギルドマスター
技能:影剣技
魔法:命
恩恵:─
────────────────────
今更ながら〈天眼〉を発動した。
ちゃっかり職業という欄を追加しているあたり、わたしが知りたい情報を〈天眼〉さんは読み取ってくれているみたいだね。
「それで? ギルドマスターさんよ。ミニックに何かあるのか」
「ええ。まずはミニックさんに冒険者資格を与えます。ランクは文句なしのEランクです」
「もう少し高くてもいいんじゃねえか。俺を倒したんだぞ」
「そうしたいところではあるんですが1支部のギルドマスターではここまでが限界なんですよね」
「なら仕方ねえか」
「話を戻しますがミニックさんは今からEランク冒険者として活動していただくことになります。もちろん最初にいった通り登録料は無料です。こちらがギルドに入る際に確認いただいている書類です。ご確認ください」
「わかったのです。確認するのです」
ミニックが書類を確認していく。わたしも一応確認しようとしたけどあまりに多いので途中で諦めた。
「確認は終わりましたか? よろしいですね?」
「大丈夫なのです」
「それではこちらがギルドカードになります。無くすと再発行にお金がかかりますので注意してください」
いつの間に用意していたのかアイリスギルドマスターがカードを渡してくる。
ミニックはランクE冒険者から始めることができるらしい。1支部のギルドマスターにできる限界まで上げたと言っていたから破格の待遇なのかもしれない。でもなんでわざわざ「よろしいですね?」なんて確認してくるんだろう?
「それでここからはミニックさんが持ち込んだ魔石の話に関係があるのですが、おそらくゴブリンの集落の討伐隊が組まれます。そこにミニックさんには参加していただきます」
「そうなのです? でもぼくは早めに街を出たいと思っているのです」
そう。アルトを探すためになるべくトロン王国の近くに行っておきたいんだよね。トロン王国はべトール連邦の南西付近に国境があるらしいんだけどスタリアの街は北東あたりに位置するみたいなんだよね。だから早めに移動をしたいところなんだけど。
「Eランク以上の冒険者は討伐隊への参加は義務になります。参加しない場合最悪ギルドからの除名を言い渡される場合があります」
「……もしかして、はめられたのです!?」
わざわざEランクに上げたのはこういう裏があったのか。
「おかしいですね。先ほどの書類にはきちんとそのことが書かれていたと思いますが?」
「諦めろ。きちんと読まなかったお前が悪い」
『今回は諦めよう』
『わかったのです。悪魔さんがいいならいいのです』
まあ、わたしの都合だから、ミニックにとってはどっちでもいいことかもね。
「さてここまでは決定事項ですがここからはミニックさんに黙秘権があります」
「? はいなのです」
「あなたの武器は一体なんですか?」
「これなのです? 銃なのです」
「なるほど。銃という名前なのですね。一体これはどこで手に入れたのですか」
「あく──」
『一応言っておくけど悪魔にもらったとかは言わないほうがいいよ』
ただの風評被害だけど一応ね。ミニックが悪魔憑きだと言われて動きにくくなるとわたしも困るし。
「あく?」
「……あくまで喋るのは任意なのです?」
「そうですね。話したくないことは話さないでいてくれて大丈夫です。ただ、その銃でしたか? その武器の扱いは厳重にしていただきたいのです」
あーそういうこと? あまりに危険な武器だから扱いに注意してほしい的な?
「大丈夫なのです。ぼくの武器は銃技系の技能がないと使えないみたいなのです。だから他の人は使えないのです」
「銃技系、ですか? 聞いたことありませんね。それに技能によって制限を受ける武器は伝説級の武器だったはずですが」
やばい。ミニックが墓穴を掘った。ミニックがオロオロし始める。
「……まあいいでしょう。他に聞いておきたいことはありますか?」
「んーと。あっ! トロン王国に行きたいのです。どうすればいけるのです?」
「トロン王国ですか? ミニックさんが? やめた方がいいと思いますが……」
「マジかよ」
「ボーダンがやられるのか」
「あの小人族、やるじゃねーか」
「だけどボーダンはファイアアックスを使ってなかった。本気だったらわからなかったぜ」
「それに最後のボーダンの様子はなんか変だったしな」
「おいボーダン! 石ころにでもつまずいたか? らしくねーな!」
ボーダンが負けるという予想外の事態に周りが沸き立っている。ミニックに対して「やるじゃねーか」と褒めて肩を組んでこようとする冒険者もいる。ミニックがあまりに小さくてうまく組めてないけど。
「そういや賭けの勝敗はどうなるんだ。あの小人族に賭けてる奴なんかいなかったよな?」
「いや1人いたぞ」
「よっしゃー。俺の1人勝ちだぜ!」
〈ヴェイルウォーク〉の弓士、ホークが勝鬨をあげていた。1人だけミニックに賭けていたみたいだ。あっ、パーティメンバーのリアナにぶん殴られてる。うん。ものすごくどうでもいいね。
「坊主!」
「は、はいなのです!」
「やるじゃねーか! さっきは悪かったな。小人族を悪く言っちまってよ」
「大丈夫なのです。ボーダンさん。謝ってもらえたならいいのです」
「やめろやめろ。さん付けとか気持ち悪ぃ。ボーダンでいいぜ」
「なのです? ボーダンなのです!」
「おうおう。それでいい」
「ミニックさん。あなたの力は見させてもらいました。このあと別室で話をさせていただいてよろしいですか?」
ミニックとボーダンが話しているところに受付嬢が入り込んでくる。
「は、はいなのです? わかったのです」
受付嬢はまだミニックに話があるみたい。ミニックはわからないながらも彼女についていくみたいだ。
「俺もついていっていいよな?」
「あまり関係のない人を部屋に入れるのは嫌なのですが」
「巻き込んでおいてそれはねーんじゃねえか?」
「仕方ありませんね。まあボーダンさんも関係のない話ではないですし、ついてきてください」
ボーダンもついてくるらしい。ミニックはまだ受付嬢に対して緊張しているみたいだからちょうどいいのかもしれない。
3人は受付嬢を先頭に練習場を出てギルドに入り、建物の3階へと上がっていく。前にアルトに聞いた話だとギルドの3階はギルドマスターの部屋があるのが慣例らしい。そこに連れていかれるのかもしれない。
階段を登ると明らかに高級そうな雰囲気の漂う黒い扉が現れる。格式高い扉の前に連れてこられてミニックはびびっているようだ。
「こちらになります」
受付嬢が扉を開けた。執務室のような重厚な机が置かれたあまり飾り気のない感じの部屋だ。受付嬢がその部屋を勝手知ったる様子で進んでいき机の後ろに置かれていた椅子に座った。座った?
「ここはどこなのです?」
「わたしの部屋です」
ああ、なるほど。そういうことだったのか。
「ようこそミニックさん。冒険者ギルドへ。あなたのギルドへの加入を歓迎しますよ。わたしは冒険者ギルドスタリア支部ギルドマスターのアイリスです」
「ギルドマスターなのです!?」
────────────────────
名前:アイリス
種族:人族
職業:冒険者ギルドスタリア支部ギルドマスター
技能:影剣技
魔法:命
恩恵:─
────────────────────
今更ながら〈天眼〉を発動した。
ちゃっかり職業という欄を追加しているあたり、わたしが知りたい情報を〈天眼〉さんは読み取ってくれているみたいだね。
「それで? ギルドマスターさんよ。ミニックに何かあるのか」
「ええ。まずはミニックさんに冒険者資格を与えます。ランクは文句なしのEランクです」
「もう少し高くてもいいんじゃねえか。俺を倒したんだぞ」
「そうしたいところではあるんですが1支部のギルドマスターではここまでが限界なんですよね」
「なら仕方ねえか」
「話を戻しますがミニックさんは今からEランク冒険者として活動していただくことになります。もちろん最初にいった通り登録料は無料です。こちらがギルドに入る際に確認いただいている書類です。ご確認ください」
「わかったのです。確認するのです」
ミニックが書類を確認していく。わたしも一応確認しようとしたけどあまりに多いので途中で諦めた。
「確認は終わりましたか? よろしいですね?」
「大丈夫なのです」
「それではこちらがギルドカードになります。無くすと再発行にお金がかかりますので注意してください」
いつの間に用意していたのかアイリスギルドマスターがカードを渡してくる。
ミニックはランクE冒険者から始めることができるらしい。1支部のギルドマスターにできる限界まで上げたと言っていたから破格の待遇なのかもしれない。でもなんでわざわざ「よろしいですね?」なんて確認してくるんだろう?
「それでここからはミニックさんが持ち込んだ魔石の話に関係があるのですが、おそらくゴブリンの集落の討伐隊が組まれます。そこにミニックさんには参加していただきます」
「そうなのです? でもぼくは早めに街を出たいと思っているのです」
そう。アルトを探すためになるべくトロン王国の近くに行っておきたいんだよね。トロン王国はべトール連邦の南西付近に国境があるらしいんだけどスタリアの街は北東あたりに位置するみたいなんだよね。だから早めに移動をしたいところなんだけど。
「Eランク以上の冒険者は討伐隊への参加は義務になります。参加しない場合最悪ギルドからの除名を言い渡される場合があります」
「……もしかして、はめられたのです!?」
わざわざEランクに上げたのはこういう裏があったのか。
「おかしいですね。先ほどの書類にはきちんとそのことが書かれていたと思いますが?」
「諦めろ。きちんと読まなかったお前が悪い」
『今回は諦めよう』
『わかったのです。悪魔さんがいいならいいのです』
まあ、わたしの都合だから、ミニックにとってはどっちでもいいことかもね。
「さてここまでは決定事項ですがここからはミニックさんに黙秘権があります」
「? はいなのです」
「あなたの武器は一体なんですか?」
「これなのです? 銃なのです」
「なるほど。銃という名前なのですね。一体これはどこで手に入れたのですか」
「あく──」
『一応言っておくけど悪魔にもらったとかは言わないほうがいいよ』
ただの風評被害だけど一応ね。ミニックが悪魔憑きだと言われて動きにくくなるとわたしも困るし。
「あく?」
「……あくまで喋るのは任意なのです?」
「そうですね。話したくないことは話さないでいてくれて大丈夫です。ただ、その銃でしたか? その武器の扱いは厳重にしていただきたいのです」
あーそういうこと? あまりに危険な武器だから扱いに注意してほしい的な?
「大丈夫なのです。ぼくの武器は銃技系の技能がないと使えないみたいなのです。だから他の人は使えないのです」
「銃技系、ですか? 聞いたことありませんね。それに技能によって制限を受ける武器は伝説級の武器だったはずですが」
やばい。ミニックが墓穴を掘った。ミニックがオロオロし始める。
「……まあいいでしょう。他に聞いておきたいことはありますか?」
「んーと。あっ! トロン王国に行きたいのです。どうすればいけるのです?」
「トロン王国ですか? ミニックさんが? やめた方がいいと思いますが……」
0
あなたにおすすめの小説
【完結】物置小屋の魔法使いの娘~父の再婚相手と義妹に家を追い出され、婚約者には捨てられた。でも、私は……
buchi
恋愛
大公爵家の父が再婚して新しくやって来たのは、義母と義妹。当たり前のようにダーナの部屋を取り上げ、義妹のマチルダのものに。そして社交界への出入りを禁止し、館の隣の物置小屋に移動するよう命じた。ダーナは亡くなった母の血を受け継いで魔法が使えた。これまでは使う必要がなかった。だけど、汚い小屋に閉じ込められた時は、使用人がいるので自粛していた魔法力を存分に使った。魔法力のことは、母と母と同じ国から嫁いできた王妃様だけが知る秘密だった。
みすぼらしい物置小屋はパラダイスに。だけど、ある晩、王太子殿下のフィルがダーナを心配になってやって来て……
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?
シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。
クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。
貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ?
魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。
ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。
私の生活を邪魔をするなら潰すわよ?
1月5日 誤字脱字修正 54話
★━戦闘シーンや猟奇的発言あり
流血シーンあり。
魔法・魔物あり。
ざぁま薄め。
恋愛要素あり。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる