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1章
1-2話 小さな夢
しおりを挟む僕は昔話が好きだ。
昔話には、魔物を懲らしめる戦士が出てくるから。
戦士はすごく強い。
かっこいい。
戦士になるには、魂にある「レベル」というものを育てないといけない。
魔物を倒せば、レベルが上がる。
同い年の子は、みんなそうやってレベルを上げて、都市に行ってしまった。
都市にはこんな田舎と違って、戦士になるための大きな学校がある。
僕もそこに行きたい。
……でも弱いから、いつまで経ってもゼリーマンすら倒せない僕じゃ、レベルを上げられない。
でも諦めたくない!
「まてったらー!」
だから僕は、今日もひたすらゼリーマンを追いかける。
戦士という果てしない夢を目指して。
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