《魔之眼》

せいさん

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《魔之眼》第三話:救いし者とロード

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《龍弥》
それと同時に俺の右眼が紫色に光る?!



悠生side
はは!!...ははは!!!....土壇場でやってくれるか清輝 龍弥!!!...それでこそ俺の大親友だよ!!!!...土壇場で....をするか!!!

龍弥side
ショゴスの攻撃が....見える....俺はそう言ってショゴスの触手を軽々と避ける....そして眼が言っているショゴスのコアに向けて....
《龍弥》これで終わりだ!!...ショゴス!!!
ナイフをぶすりと突き刺す....そしてショゴスは力無いように消える...これで俺らの....
《龍弥》完全勝利だぁぁぁ!!!!
俺がそう叫ぶと聖愛さんや莉沙もなんとか立ってくる。ちなみに眼はもう元に戻っている。
《永隆》ははっ!!...なんだお前らカッケーじゃねぇの!...
永隆が俺ら3人の背中をそれぞれ叩く..ちょっと痛い...
《莉沙》土壇場でよく覚醒させたね....龍弥くん
グハァっ....莉沙の龍弥くん呼びで死にかけている....
《聖愛》あら?....覚醒させて...おらっしゃらなかったので?
なーんだよ!、覚醒してなきゃいけないんですかー!!と心の中で思ったが...この学校も学校なので許す。
《永隆》ははっ!!...なに...早速学校に入って先生に怪異討伐の報告しようぜ?
と言う永隆に先生いるんだ?..とあっけらかんとしている俺...だが悪夢は終わっちゃいなかった...!!
《ショゴス..?》あっはっはっは!!....なんと素晴らしい友情!!...ですが..友情には犠牲がつきものですよ?
放つ圧が違う....喋るショゴス....だが会話ができるような相手じゃない気がする!!
《悠生》ヤツは《ショゴス・ロード》!!....ショゴスの司令塔だ!!
悪夢だ...絶望だ...とても今の満身創痍の状態じゃ敵わない...ッ!!
《ショゴス・ロード》いいね....君の脳が欲しいよ!!...ははははっ!!....さて....まぁ....この場にいる全員...ぶっ殺すとするかなぁ....?
眼はもう開眼できない...ってかしたら死ぬ気がする....聖愛さんも永隆も悠生も莉沙ちゃんも...みんな満身創痍でとても能力なんて発動できない!!...しかもショゴスより強い相手だって?.....絶望感が俺を襲っていく....
《ショゴス・ロード》...これで終わりです。ニンゲン。
拙い日本語になった瞬間触手が俺の目の前に?!.......................来ていなかった...触手が炎で燃やされていた?!
《???》はっはー!!...大丈夫かい君達?
そう言うその人は常に笑顔でどこか落ち着いている...悠生達が何かに気づくと安心し始めている。
《悠生》....遅いですよ...
そう聞いて俺もほっとしている....なんたってあの学校の先生なのだ....その強さは俺たちと比べ物にならないだろう。
《先生》よーし!!...君達は少し離れててね~
気楽にそう言う先生に一抹の不安を覚えながら莉沙ちゃんと肩を組み離れる....莉沙ちゃん可愛い。
《ショゴス・ロード》私から逃げようの言うのですかニンゲン‼︎!
触手が先生に向かって放たれる?!
《先生》あっはっはっは!....弱いぞ....
先生はそう言いながら莉沙ちゃんのモノなんてとても比べ物にならない火球を作り出す
《先生》終わりだぁ!....『黒点ブラックポイント
軽く投げたはショゴス・ロードを軽く...いや....周りがクレーターのように穴が空いている
《先生》やっはっはっは!....大丈夫かい?
笑いながら近づいてくる先生....なんちゅう強さだ.....
《龍弥》えっと?....
と俺が先生と顔見知りじゃないところをみんなが俺より不思議そうにしている
《先生》君は悠生君の推薦で入ったしぃ...悠生君の能力的に推薦ってあんだけ強く言われたら仕方ないなぁってさ?
はぁ?....あ...忘れてた...ってかさ?....みんな先生は好き?...俺は大好き☆なぁんて思いながら俺は悠生に近付いていく
《悠生》はは....顔が怖いよ?....
少し苦笑いをしながら俺から逃げようとしている....
《龍弥》二発....
そう言いながら一発マジで殴る。
《悠生》いってぇ?!
これはまず能力とかある学校だとか教えてくれなかった分....次に
《龍弥》勝手に推薦してくれた分やワレェェエ!!!
叫びながら悠生にまた一発入れる。
《悠生》ごめんってぇ....
力無く言う悠生を見て...いいザマだと吐き捨てるように言って殴るのをやめる。
《永隆》うん....まぁ...色々殴られても仕方ねぇな....
と同情するような呆れているような目で悠生を見つめる永隆。
《先生》はは....とりあえず学校入ろうか?
そう言われて学校の存在を忘れていた...
《龍弥》そういえばここの学校の正体みたいなの教えられてないんですが...?
純粋に教えられていない疑問を先生にぶつける。
《先生》あぁ...ここは今のショゴスのような『怪異』と戦ってもらう能力者を育てる学校なんだ。
怪異というのか...アイツらは....いやいやいやいやいやいや?!...あんなのがまだたくさんいるのかよ!?
《先生》ちなみにアイツらは怪異の中でも最底辺のクラスFって所だな...ショゴス・ロードFだ...言っちゃ悪いがあんな雑魚程度軽く倒してもらわないと困るぞ?
F?....ABCDEFの.....Fぅぅぅぅ?!?!.....はぁ?....舐めてんの?....とても一般人じゃ勝つこともできなさそうなバケモンだよ???あんなモンが山程居て...しかも強さは最底辺だって?...バカ言ってんじゃないよ...勝てねぇって
《先生》ちなみにボクでもやろうとしたらAランク一体くらいは相手出来るぞ?
はっはっはと笑う先生に桁が違うんだなぁと思いながらみんなで学校に入っていく........

学校に入って気づいたことが一つ....ここ生徒5人しか居ねぇ....え?....俺含めて5人ってなんなん?....先生は1人だし....すでに自己紹介済みなんですけどぉぉぉ????...いやてか共闘済みというかなんというか....
《先生》多分君達は自己紹介しあってるだろうから君達は省いてボクの自己紹介としよう!
そう笑顔で言う先生....いやいやいや....その前にこの学校の説明が欲しいです!!
《アルト》ボクは『アルト・シャール』...ただの人間だよぉ



ただの人間ではない...そして先生は外国人なのか?....それともハーフ?...いやどっちにしろあの顔付きはモッテモテなんやろうなぁ....グラサンがカッケェっすパイセン!
《アルト》君たちが気になっているであろうこの学校の教師がボクだけなのと君たちしか生徒がいないのは単純明快で....能力者自体が少ないからだねぇ...
うん...まぁ予想してたよ?...でもここはなんか『厳しい審査がある』っとかさ?...いやそれじゃあ俺がどうして入学できたの?って話になるしぃぃ....
《悠生》アルト先生....なんでこんなに生徒数が少ないのにこの学校は潰れないんですか?
神妙な面持ちでアルトに聞く悠生...ある程度分かっていると言う事をアルトは分かった状態で悠生に答える。いやいや...うん..どんな推理戦よ?
《アルト》あぁ~...そんなん政府から直接の支援金があるからに決まってんじゃ~ん
笑いながら返すアルトに悠生は少々呆れ気味。えっ?....政府から直接!?
《龍弥》センセー!....なんで政府から支援金があるんですか?
俺はスッゲェ疑問だった『政府』からの支援金について聞く。
《アルト》あぁね?....ボクの立場とか色々あるんだけどねぇ...あの怪異達ってさ?....世界中で発生してるわけで....政府ってか世界中でこんな学校ができてきてるわけ....ボクもどっちかって言うと政府の人だからねぇ...
あぁそう言う事!...納得した俺に最後の文が引っかかる...政府の人?...え?マジで?
《永隆》政府の人ってのは?
永隆が気になったのか聞いてくれた...グッチョブ!!
《アルト》あぁ...ボクの正式な挨拶をしようか?.....いくぞー!...
先生は姿勢を正し背を伸ばす....軍隊のソレだ....本当に先生は...悠生...莉沙ちゃん...永隆...聖愛さん皆が固唾を飲み込む...
《アルト》....政府直属怪異対策部隊特殊異能隊24番隊戦闘員兼政府直属怪異対策用特殊異能者教育高等学校校長兼政府直属怪異対策用特殊異能者教育高等学校教育者アルト・シャール。
ナガッタラシィィイィィィィィィ!!!!!!....あ...そういえば冴樹のこと聞いてなかったな....と思考放棄をした俺だった。
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