辺境騎士が、涙を流すとき【完結】

てる

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第二章 ラクロス王国編

11 問題ない……さ

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 その瞬間、

 バキッ! バキバキバキッ!

 突然、何本もの氷剣が部屋の扉を貫いたかと思うと、凄まじい勢いで扉が蹴破られた。

 うわぁ! あんな強力な魔法を使うとはな。あのまま部屋にいたらどうなってたか……俺、魔力ないし。

 実は、俺は、この世界ではとてもまれな存在で、生まれつき魔力を持っていない。
 戦場では、いつもルシアンやヴィーダから魔力をもらって出撃してたから、今夜のように独りでいる時に襲われてたら、正直危なかったかもしれない。

「ははは! どうだ、僕の力に恐れ入ったか!」

 破壊した扉を押しのけて部屋に入ってきた男は、覆面で顔を隠していたが、その甲高い声とふわふわの癖っ毛くせっけで、あのフランツとかいう奴だとすぐにわかった。だって、顔は隠してるくせに、王宮の星ロイヤル・スターの騎士服を着たままだしな。

「あれ、誰もいない……ああ、そうか、僕に恐れをなして逃げ出したんだな!」

 彼の後から、何人もの男たちが部屋の中へ入ってきた。こちらは顔を隠す気すらないらしく、部屋の中に誰もいないとわかって、あからさまにほっとした表情をしている。きっと、あの癖っ毛くせっけに無理やりつき合わされてるんだろう、気の毒に。

「おやっ、なんだこれは?」

 おっと、いけねぇ。書きかけの報告書が、机の上に出しっぱなしだった。

「なになに……王宮の星ロイヤル・スターは使えないって!? それと……王都軍では、兵たちが過剰労働に苦しんでいる。至急、増援が必要って……はあ?それが下級民の仕事だろ!」

 ああっ! あの野郎…… せっかく苦労してまとめた報告書を破りやがった!

「生意気な奴だったから、少しらしめてやろうと来てみれば、こんな陳情書でを僕をおとしめようとしてたとは。我がマクシミリアン家に逆らうとはいい度胸だ……ええいっ、どこへ行った!」

 ふん、ここにいるよ。
 
 それにしても、やっぱりマクシミリアン宰相の子息だったのか……信じられない。
 マクシミリアン宰相といえば、誰もが認める稀代きたいの名宰相だぞ。長男だって、王族護衛の精鋭騎士だ。その弟が、あんな……?

 だが、さすがは貴族の坊々だけあって、魔力はたっぷり持ってるようだ。
 この国ではほとんどの人が魔力を持って生まれてくるが、高位貴族になるほどその魔力は高い傾向にある。それが血統ってものなんだろう。

 一方、王都軍の兵のほとんどは平民だ。戦争では魔力の少ない平民兵が前線で戦わされ、十分な魔力を持つ貴族たちは、こうやって近衛騎士を名乗りながら、安全なところでのんびり過ごしてる。
 それは、戦争が終わった今も変わらない、王都軍の現状を見ればそれは明らかだ。

 王都軍の再編か……最初聞いた時は、ただ、大変な仕事だと思っただけだったが、これは、なにがなんでもやり遂げなければ……そう決意しながら拳を握る。
 でも、こうやって窓の下に座り込んでるだけじゃあ、何も変わらないか……
 俺はため息をつくと、窓枠の下に座りこんだ。

 部屋の中が荒される音を聞きながら、片膝を立てて、のんびり月を眺める。
 暖かくて過ごしやすい夜だ。王宮の敷地内には敵兵も魔獣もいない。戦地で野営していたことを思えば、ここは天国だ。

 でも、ルシアンがいない……や

 そのうち、さっきあおった酒が回ってきたのか、じわじわと眠気が襲ってきた。
 少しだけ……と、剣にもたれて目を閉じると、次第に、ふわりとした眠気に包まれていった。


 チュン、チュン……


 どこか遠くから、長閑のどかな鳥のさえずりが聞こえる。

「うーん……って、もう朝かよ!?」

 目を覚ましてみれば、すでに陽は昇りはじめて、辺りはすっかり明るくなっていた。
 窓から覗くと、部屋の中は荒らされ、びりびりに破かれた報告書の紙片が床に散らばっていた。その惨状を見れば、理不尽さも込み上げてくるが、ここで嘆いてもしようがない。

「あー、まあ、後で片付ければいっか」

 大きく伸びをして凝り固まった全身をほぐすと、気分も良くなった。
 まずは、朝飯でも食うとしようか。


 ◇


 そして、数日後。

 「ふぁあ……っ!」

 会議へ向かう途中、俺は今日も、親父どのの後ろで必死に欠伸あくびを噛み殺していた。
 近衛たちの急襲はまだ続いていて、もう三日になる。連日地面の上で寝てるもんだから、身体中がカチコチだ……流石に、そろそろなんとかしなきゃな。

 あの翌晩も王宮の星ロイヤル・スターの近衛たちはやって来て、勝手に俺の酒を飲んで騒ぎやがって……ちっ、ただの飲み会じゃねえか。おかげで俺はまた窓の下で寝る羽目になったんだ。

 そして、昨晩も……

 さすがにまりかねて、もし今夜もあいつらが来るなら一発迎え撃ってやろうと決めた。
 寝たふりをしながら待ち伏せていると、案の定、夜半過ぎになって扉が開く気配がした。床がきしむ音がして、俺は枕の下に忍ばせておいた剣に手を伸ばした。

 今夜は、一人だけか?

 暗闇の中、何者かが忍び足で近づいてくる……俺が息を殺して身構えていると、突然、耳に息を吹きかけられた!?

「おっ、もう寝てるのか……ふっ、田舎者のくせにいい尻をしてたからな。いをさせてやるよ♡」

 は?

 鼻息を荒くして、そいつが俺の尻に触れてきた……たちまち全身が総毛立った!
 俺は飛び起きるなり、握りしめていた剣の柄で、その変態野郎を思い切り殴り飛ばした。

 まさか男に手籠てごめにされかけるとは……王宮ってとこは、油断も隙もあったもんじゃないな。

 ふうっと息を吐いて、床の上で気絶している男を見下ろした。

 なんだ、メイドに絡んでた緑服じゃないか?
 この制服は『翠玉の槍』エメラルド・スピアだな……ったく、四六時中ヤルことばかり考えやがって。あそこの規律はどうなってんだ、明日にでも隊に出向いて文句の一つでも言ってやる!

 ひとまず、その男を廊下に放り出し、扉を閉めようとしたところで、取っ手も鍵も壊れたままだったことに気づいた。
 こいつが目を覚ましたら、また俺を襲いに来るかも……俺は深いため息をつくと、黙って毛布を掴んだ。
 そして、その晩も窓の外で夜を過ごす羽目になったのだ。


 そして、翌朝……ちくしょう、朝陽が眩しいなっ。


 さすがに三晩も外で寝ていては、疲れが抜けない。しかも、今日の会議でも、また年寄りたちの冗長な話を聞かされるんだろうし、居眠りせずにやり過ごす自信なんて、まるでない。

 冷たい水で顔を洗えば目も覚めるかと、井戸端に向かうと、そこには既に先客がいた。

 ……こいつ、賭博で盛り上がってた黒服だ。

 どうやら二日酔いの頭を冷やしに来たらしく、み上げた桶を持ち上げて、バサアッと頭から水を被っていた。酒の匂いがぷんぷんするし、乱れた襟元には真っ赤な口紅の跡が散っている。

 賭博場で見かけた時は気にもしなかったが、こうしてみると、なかなかの男前だ。背も高く無駄な贅肉もついていない。朝陽を浴びて髪から雫をしたたらせる姿は、妙に色気を帯びていて……これは、女にモテるだろう。

「朝帰りとは、いい身分だな」
「…… お前もだろ?まあ、どうせ俺たちは、真面目に出仕するなって言われてるんだし、構わないんだよ」
「へぇ、働かなくていいとは贅沢な身分だな」
「ああ、楽なもんさ。おかげで酒に女に賭け事にやりたい放題さ……別に、楽しんでやってるわけじゃないんだがな」

 少し自虐めいた口調で、何か不満を抱えているらしいが、身体はしっかり鍛えているようだ。
 その腕の筋肉を見れば、剣を持たせればそれなりの腕前だとわかる。

「暇だと言いながら、訓練は真面目にしているようだな」
「ああ、一日サボれば目に見えて腕が落ちるからな。こんな俺でも、いつか騎士として役立つ日のために、剣くらいはしっかり鍛えておかないと」
「騎士としてって……お前、近衛騎士だろう?」
「ああ、クソのような近衛だよ!」

 黒服は顔をしかめて、地面に唾を吐いた。

「守るほどの家柄でもないのに、後継だからと戦時中ずっと王都に足止めされてたんだ。仲間がみな戦地へ行ってしまったっていうのに、俺はこんなところで時間をつぶしてる」
「……そうか、それも辛いな」
「お前は、戦地に?」
「ああ……何もかもが、くだらない事ばかりさ」
「だが、お前はその手でこの国を守った。立派なことだ」

 そう言われて、驚いた。
 人は見かけに寄らないものだ。どうやら、近衛にいる者がみな甘やかされた坊々ばかりというわけではなさそうだ。

「そう言ってもらえると、少しは救われるな。俺はロイド、よろしくな」
「ロイド……家名は?」
「そんなものはないさ。元は平民だしな」
「そうか」

 あっさりと受け流されて、少し驚いた。

「俺が平民上がりでも、気にならないのか?」
「別に。だって、戦士に身分など関係ない」

 その返事を聞いて、俺はすっかりこの男が気に入った。

「なあ、よければ、これから俺と手合わせしないか?」

 すると、黒服はパッと弾けるような笑顔を見せた。
 やっぱりこいつ、男前だ。

「ああ、喜んで相手をさせてもらおう。俺はカイン・ヴェルナー、『黒曜の槍』オブシディアン・スピアの隊長をやってる」
「へぇ、隊長ってすごいな。なら、隊長どのの腕前を見せてもらおうか?」
「ああ、カインって呼んでくれよ、ロイド!」


 ◇


「ふぁあ……っ!」

 もうこれで何度目になるのか、俺はまた、こっそりと欠伸あくびを噛み殺した。
 あれからカインと剣の手合わせをして、思い切り身体を動かして気持ちはスッキリしたが、たまった疲れは抜けきれず、さっきから欠伸が止まらない。

 カインの腕前は相当なものだった。実践経験こそないものの、日頃から積み重ねてきた努力は嘘をつかないものだ。これからもっと上達するに違いない。

「ふぁ……」

 また、欠伸あくびしそうになったところで、それまで前を歩いていた親父どのが、ぐるっと俺を振り返った。

「おい、またどこかで戦でも始まったのか?」
「まさか……」
「なら良いがな。お前、まるで三日三晩、戦場を駆け回ったような顔をしてるぞ」

 えっ!?

 俺が慌てて自分の顔に手をやると、親父どのが愉快そうに笑った。
 その目が、すべてお見通しだぞと言っているようだ。

 そんな目で見たって、俺はまだ弱音を吐いたりしないからなっ。
 でも、知ってんならあの近衛どもをなんとかしてくれよ……とは口が裂けても言えやしない。この程度で、親父どのの手を煩わせるなんてできないし。

「ははっ! 何が起きているのかは知らないが、お前一人で解決できるのか?」
「問題ない……です」

 そう言ってみたものの、正直なところ、何が悲しくて毎晩地面の上で寝なくちゃいけないのか、さすがの俺でも気が滅入る。
 あいつらを叩きのめして力でねじ伏せるのは簡単だが、そんなことをすれば、やはり辺境騎士は野蛮で田舎者だと見下され、ルシアンにも迷惑をかけてしまう。
 だが、今のように逃げ回っていてもらちが明かないし、ここは一つ頭を働かせて……って、ない頭は使えないしなぁ。

 そんな俺の胸の内を読んだのか、親父どのがまた愉快そうに笑った。

「どうやら、もう現場も十分に知ったようだな。そろそろお前も本領を発揮しないとな」
「本領発揮って……戦でも始める気かよ?」
「そうだな、今日の会議次第では戦になるかもしれないぞ。これから近衛たちを集めて話をするからな。今日の議題が何か、わかってるな?」

 俺は黙って頷いた。

 王都軍の再編、そのために俺たちは王都に呼ばれて来たんだ。
 まず手始めに、役立たずの近衛騎士たちを切り捨てる!

 親父どのは俺の反応に満足そうに頷くと、再び歩き始めた。

「さあ、どうなることか楽しみだ! 私に刃向かう者は、どんどん斬り捨ててやる!」

 えっ、親父どの、ちょっと待てよ……本当にあいつらの首を胴体から斬り落とすわけじゃないよな、わかってんのかな?
 俺は、親父どのの腰の大剣を見て、真剣に悩む。

 今のうちに、この剣を取り上げておくべきかな?

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