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7章 クインス再訪編
4. みじん切り
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理沙は体調を崩すことなく森の浄化をしている。
この辺りの瘴気の濃さから、念のために3日浄化をしたら1日休みにする、という感じでペースを落とした。
今までは言われるままに浄化に行っていたけれど、こういう予定で回ろうと思っているがどうかと地図を見ながら事前に確認されるようになったのも、理沙が体調を崩してから変わったことのひとつだ。
「この辺りの瘴気が今までにないほど濃いので、ここは単独がいいと思います」
「聖女様、濃いところは3日間のうちの最初がよろしいですか?それとも翌日を休まれる方がいいですか?」
「最初にしてください」
シーダ君が調べた瘴気の濃さを地図の上に書き込んで、理沙の浄化する場所、順番を決めていく。
理沙が行くのに合わせて第二騎士団が周辺の魔物を事前に討伐するので、どの順番が効率が良く危険がないか、みんな真剣だ。これって作戦会議よね。
今回私は森の中について行っていない。
この辺りの魔物は一掃したとはいえ、今までで一番危険度が高いので、私は参加せず、理沙ひとりに二人分の護衛をつけたほうがいいと言われたからだ。
とても心配だけど、全員無事に帰ってきてくれると信じよう。
その間私は何をしているかというと、料理を手伝っている。
最初は聖女様にお母様にそんなことはさせられないと言われたけれど、窓の小さい部屋で理沙を待っているのでは、心配で私が参ってしまいそうだ。
窓の小ささは、そこから魔物に侵入されないためだと思うと、やはり気が滅入る。
気を紛らわせたいだけなので手伝えるなら洗濯でも掃除でもよかったんだけど、料理になった。
「ここにあるもので何か聖女様の世界の料理を作れますか?」
「うーん、全員分は無理だから、お試しでもいい?」
「もちろんです」
前にマッシュポテトを作った話が伝わっていたようで何か作ってくれと言われたのだけど、家族分の料理を作るのと大勢の料理を作るのって全く違うのよね。
災害ボランティアで、ボランティアの人たちのご飯を作るボランティアためのボランティアをしたことがあるんだけど、指示に従ってひたすら昆布を切るとかきゅうりを切るとか、下ごしらえしか手伝えなかった。
いつも適当に味付けをしているのはその量に慣れているからできることで、寸胴鍋にいっぱいの味噌汁を作るのにどれくらいの味噌をとけばいいかなんて、まったくピンとこない。
あるのはお肉、卵、タマネギ、ニンジン、トマト、ジャガイモ。となれば作るのはアレでしょう。
祐也にニンジンを食べさせるためによく作った料理、煮込みハンバーグよ。
「パンはある?古いのでいいんだけど」
「ありますよ。古いのだと前回のものが残ってますが、乾燥してます」
「それでいいわ」
砦には毎日食料が届けられるわけではないので、大量に届いたものの中には、乾燥したり萎びたりするものが出てくる。それをどう上手く使うかが、腕の見せ所だそうだ。
ここの料理係の人たちは、この砦の専属だ。昔は騎士が当番制で作っていたけれど、ただでさえ危険な場所なのに、食事が美味しくないとやる気になれないという文句が出て、専用の人が雇われるようになったそうだ。危険な場所なので、普通の料理人よりお給料はちょっと高い。危険手当がつくのね。
ぱさぱさになっているパンを小さくちぎって、パン粉の代わり。あんまり小さくないけど、食べたら一緒よ。
牛乳に浸して柔らかくしたら、なんとなくつなぎになりそうな気がしてきたからいいでしょう。
叩いたお肉とみじん切りにしたタマネギとニンジン、つなぎのパン、卵、塩を混ぜたら、丸めて焼いて、トマトソースの鍋に投入。
いつもはケチャップとウスターソースで作ってたんだけど、ないからトマトと塩だけ。ソースとは言えないかもしれないけど許して。
「焼いてから煮るんですか?」
「焼くだけで食べることもあるんだけど、中まで火が通っているか確認するのが面倒だから煮ちゃうの」
真ん中をへこませて成形し、肉汁が透明になるか確認する、なんてやってられないもの。
鍋に作っておけば温めてすぐに食べられるし、ソースごと冷凍したりもしていた。
これにすると祐也も人参に気付かずに食べてくれたのよ。みじん切り器を発明した人は天才だと思うわ。
この世界のスパイスがよく分からないから、これをアレンジしてくれれば美味しいものができるんじゃないかしら。
ジャガイモがあるから、付け合わせに粉ふきいもも作った。
理沙はマッシュポテトのほうがいいのかもしれないけど、私はお肉にはさっぱりしたものを合わせたいお年頃なのよね。
出来上がったものは料理係の人たちに食べてもらった。
特に感想はもらえなかったんだけど、無言でパクパク食べていたので好評だったんだと思う。
ちなみにこの砦を後にしてから、料理の大雑把な感じがよかった、という料理係の人の感想をターシャちゃんから聞かされた。それハンバーグの感想じゃないし、誉め言葉でもないわよ。理沙がすごく笑ってくれたのでいいけど。
作戦会議が一段落したところで、食事が運ばれてきた。
これはの料理係の人が作ったものなので、どんな味になっているか楽しみだ。
狭い部屋で理沙とふたりだけで食べるのも味気ないので、最近はこうして作戦会議の後に一緒に食べている。
「ハンバーグ!」
「これは聖女様の世界のお食事ですか」
「子どもが好きな料理の定番です」
「お母さん、その言い方じゃ私が子どもみたいじゃない!」
子どもも好きな料理の定番ね。むくれちゃって可愛いこと。
全員に配膳されたところで、まず理沙が一口食べた。
「トマトの酸味でさっぱりして美味しい」
食べることしか楽しみのないような環境だから、理沙が喜んでくれて嬉しい。
私も食べてみると、ソースがトマトチーズソースになっていて、コクが出ているけどしつこくない。うん、私が作ったのの数倍美味しいわ。さすが本職ね。
この世界の人にもお肉が柔らかくて食べやすいと好評だ。
砦の全員分のひき肉を作るのも野菜のみじん切りも大変だったみたいだけど、お肉しか食べずに野菜を残す人の対策にメニューに取り入れていくそうだ。
野菜を食べてくれなくて頭を悩ませるのはどこの世界も同じなのねえ。
「マサコ殿の書かれた料理のレシピについては、陛下主催の夜会でのお披露目にむけて、王宮の料理人が作ってみているそうですよ」
「ただの家庭料理よ?」
そんなことになってるなんて知らなかったわ。
ただの家庭料理も、本職の人がアレンジすれば美味しいものになりそうね。その中にはもちろんハンバーグも入っている。
お出汁も味噌も醤油もないから、書いたのはほとんどが洋食だけど、ふわふわのオムライスとか作ってくれたら嬉しいわ。
この辺りの瘴気の濃さから、念のために3日浄化をしたら1日休みにする、という感じでペースを落とした。
今までは言われるままに浄化に行っていたけれど、こういう予定で回ろうと思っているがどうかと地図を見ながら事前に確認されるようになったのも、理沙が体調を崩してから変わったことのひとつだ。
「この辺りの瘴気が今までにないほど濃いので、ここは単独がいいと思います」
「聖女様、濃いところは3日間のうちの最初がよろしいですか?それとも翌日を休まれる方がいいですか?」
「最初にしてください」
シーダ君が調べた瘴気の濃さを地図の上に書き込んで、理沙の浄化する場所、順番を決めていく。
理沙が行くのに合わせて第二騎士団が周辺の魔物を事前に討伐するので、どの順番が効率が良く危険がないか、みんな真剣だ。これって作戦会議よね。
今回私は森の中について行っていない。
この辺りの魔物は一掃したとはいえ、今までで一番危険度が高いので、私は参加せず、理沙ひとりに二人分の護衛をつけたほうがいいと言われたからだ。
とても心配だけど、全員無事に帰ってきてくれると信じよう。
その間私は何をしているかというと、料理を手伝っている。
最初は聖女様にお母様にそんなことはさせられないと言われたけれど、窓の小さい部屋で理沙を待っているのでは、心配で私が参ってしまいそうだ。
窓の小ささは、そこから魔物に侵入されないためだと思うと、やはり気が滅入る。
気を紛らわせたいだけなので手伝えるなら洗濯でも掃除でもよかったんだけど、料理になった。
「ここにあるもので何か聖女様の世界の料理を作れますか?」
「うーん、全員分は無理だから、お試しでもいい?」
「もちろんです」
前にマッシュポテトを作った話が伝わっていたようで何か作ってくれと言われたのだけど、家族分の料理を作るのと大勢の料理を作るのって全く違うのよね。
災害ボランティアで、ボランティアの人たちのご飯を作るボランティアためのボランティアをしたことがあるんだけど、指示に従ってひたすら昆布を切るとかきゅうりを切るとか、下ごしらえしか手伝えなかった。
いつも適当に味付けをしているのはその量に慣れているからできることで、寸胴鍋にいっぱいの味噌汁を作るのにどれくらいの味噌をとけばいいかなんて、まったくピンとこない。
あるのはお肉、卵、タマネギ、ニンジン、トマト、ジャガイモ。となれば作るのはアレでしょう。
祐也にニンジンを食べさせるためによく作った料理、煮込みハンバーグよ。
「パンはある?古いのでいいんだけど」
「ありますよ。古いのだと前回のものが残ってますが、乾燥してます」
「それでいいわ」
砦には毎日食料が届けられるわけではないので、大量に届いたものの中には、乾燥したり萎びたりするものが出てくる。それをどう上手く使うかが、腕の見せ所だそうだ。
ここの料理係の人たちは、この砦の専属だ。昔は騎士が当番制で作っていたけれど、ただでさえ危険な場所なのに、食事が美味しくないとやる気になれないという文句が出て、専用の人が雇われるようになったそうだ。危険な場所なので、普通の料理人よりお給料はちょっと高い。危険手当がつくのね。
ぱさぱさになっているパンを小さくちぎって、パン粉の代わり。あんまり小さくないけど、食べたら一緒よ。
牛乳に浸して柔らかくしたら、なんとなくつなぎになりそうな気がしてきたからいいでしょう。
叩いたお肉とみじん切りにしたタマネギとニンジン、つなぎのパン、卵、塩を混ぜたら、丸めて焼いて、トマトソースの鍋に投入。
いつもはケチャップとウスターソースで作ってたんだけど、ないからトマトと塩だけ。ソースとは言えないかもしれないけど許して。
「焼いてから煮るんですか?」
「焼くだけで食べることもあるんだけど、中まで火が通っているか確認するのが面倒だから煮ちゃうの」
真ん中をへこませて成形し、肉汁が透明になるか確認する、なんてやってられないもの。
鍋に作っておけば温めてすぐに食べられるし、ソースごと冷凍したりもしていた。
これにすると祐也も人参に気付かずに食べてくれたのよ。みじん切り器を発明した人は天才だと思うわ。
この世界のスパイスがよく分からないから、これをアレンジしてくれれば美味しいものができるんじゃないかしら。
ジャガイモがあるから、付け合わせに粉ふきいもも作った。
理沙はマッシュポテトのほうがいいのかもしれないけど、私はお肉にはさっぱりしたものを合わせたいお年頃なのよね。
出来上がったものは料理係の人たちに食べてもらった。
特に感想はもらえなかったんだけど、無言でパクパク食べていたので好評だったんだと思う。
ちなみにこの砦を後にしてから、料理の大雑把な感じがよかった、という料理係の人の感想をターシャちゃんから聞かされた。それハンバーグの感想じゃないし、誉め言葉でもないわよ。理沙がすごく笑ってくれたのでいいけど。
作戦会議が一段落したところで、食事が運ばれてきた。
これはの料理係の人が作ったものなので、どんな味になっているか楽しみだ。
狭い部屋で理沙とふたりだけで食べるのも味気ないので、最近はこうして作戦会議の後に一緒に食べている。
「ハンバーグ!」
「これは聖女様の世界のお食事ですか」
「子どもが好きな料理の定番です」
「お母さん、その言い方じゃ私が子どもみたいじゃない!」
子どもも好きな料理の定番ね。むくれちゃって可愛いこと。
全員に配膳されたところで、まず理沙が一口食べた。
「トマトの酸味でさっぱりして美味しい」
食べることしか楽しみのないような環境だから、理沙が喜んでくれて嬉しい。
私も食べてみると、ソースがトマトチーズソースになっていて、コクが出ているけどしつこくない。うん、私が作ったのの数倍美味しいわ。さすが本職ね。
この世界の人にもお肉が柔らかくて食べやすいと好評だ。
砦の全員分のひき肉を作るのも野菜のみじん切りも大変だったみたいだけど、お肉しか食べずに野菜を残す人の対策にメニューに取り入れていくそうだ。
野菜を食べてくれなくて頭を悩ませるのはどこの世界も同じなのねえ。
「マサコ殿の書かれた料理のレシピについては、陛下主催の夜会でのお披露目にむけて、王宮の料理人が作ってみているそうですよ」
「ただの家庭料理よ?」
そんなことになってるなんて知らなかったわ。
ただの家庭料理も、本職の人がアレンジすれば美味しいものになりそうね。その中にはもちろんハンバーグも入っている。
お出汁も味噌も醤油もないから、書いたのはほとんどが洋食だけど、ふわふわのオムライスとか作ってくれたら嬉しいわ。
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