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学園編
65. 臨時収入
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人のいない野営地で、シュラフに入っているウィオのお腹の上で眠って迎えた翌朝。やることもないので、ウィオとのんびり話をしている。
結婚式の翌日でウィオが疲れていたから、昨夜は辺りが暗闇に包まれてすぐ眠りについた。
『晩餐会、どうだった?』
「王宮ということもあって、アディロス兄上のときよりも豪華だった」
『ご飯美味しかった?』
「ふふっ。やはりそこか。会話に忙しくて、あまり味わって食べることはできなかった」
『んじゃ、出なくてよかった』
料理長さんと王宮の料理人さんが作ってくれた美味しいご飯が楽しめないなんて、もったいない。オレはお姉ちゃんたちと楽しいパーティーができたから、そっちでよかったよ。ダンスも踊ったしね。
ウィオは学園長として、そしてオレの加護を持つ者として、各国の王族から話しかけられ、ゆっくり食べる時間もなかったそうだ。花婿の家族だから、お祝いを言われたら会話を断ることもできない。きっと、その機会を狙って、周辺国の王族がたくさん来たのだ。お疲れさま。
これから、学園長としてこういう機会はたくさん出てくるだろうから、頑張って。
「魔物と戦うほうが楽だな」
『人間関係が一番難しいよね』
狐のオレが言うのもなんだけど。入学を希望する生徒の親だけでなく、今後は学園の教師たちもいざこざがあるかもしれないし、外も内も目を光らせる必要がある。いざとなれば、オレが出ていってだまらせるから、やれるとこまでやってみてよ。
「ルジェとこうしてゆっくり話すのも久しぶりだな」
『ときどきかまってくれないと、またすねちゃうから』
「気をつけるので、学園の訓練場を掘らないでほしい」
子どもたちがけがをしちゃうかもしれないから、さすがにそれはやらないよ。その場合は、ウィオの部屋か学園長室のじゅうたんを掘ろう。
学園の仕事が忙しくなってからは、とりとめもないことを話すような時間は少なくなった。食い倒れツアーに出ていたときは、ぼんやり景色を眺めながら話すことも多かったなと、懐かしい気持ちで思い出していたら、馬の足音が近づいてくるのに気づいた。馬車じゃなくて馬だけだから、副隊長さんたちかな。
『馬がたくさん来るから、多分副隊長さんだよ』
「早いな。結界を解いてくれ」
早朝から出発してきてくれたのかもしれない。
魔物を見えないようにしている解いてから、立ち上がったウィオの肩に乗って街道を見ていると、近づいてくる人たちが見えるようになってきた。
『副隊長さんの部隊の人たちだね』
「ネウラ特別部隊もいるな」
『え? なんで?』
「ヴィンセントにタイロンの王子殿下の話をしたか?」
『う、うん。問い詰められちゃって……』
「それでだな」
ウィオが他の国の王族にからまれたから、その対策としてネウラ特別部隊も一緒に来てくれたらしい。冒険者に扮しているウィオに合わせて、私服だ。
「ヴィンセント、スキャンダー副隊長、わざわざありがとうございます」
「本当に。どうして旅に出るだけで騒動になるんだか」
「……学園長、おはようございます」
副隊長さんの視線が怖いので、避難しよう。ウィオの肩から飛び降りて、見知った第三部隊の隊員に近づくと、捕まった。
「狐っこ、大物を釣ったんだってな」
「隊長が怒っていたから、ちゃんと謝っとけよ」
『キュゥ』
「んで、クロディリスはどこだ?」
歩いていくと時間がかかるから、馬で行こう。オレが馬の首に飛び乗ると、言いたいことが分かってくれたようで、隊員たちも馬に乗った。
「隊長、先に狐っこに案内してもらいますね」
「ああ。すぐに向かう」
タイロンの王族のことを話しているのか時間がかかりそうだから、ウィオたちは置いて、まずはワニのところへ案内しよう。
お馬さんに進む方向を告げると、隠している魔物に向けてまっすぐに進み始めた。特別部隊の隊員の半分もついてきている。
「クロディリスなんて、とんでもないものを連れてきやがって」
「今度大物が現れて、森のどこにいるか分からないってことがあったら、狐っこにおとりになってもらおう」
『キャン』
いいよいいよ。オレの魔力で釣ってくるから、いつでも呼んで。第三部隊のみんなのためなら、協力するよ。
ワニに近づいて、全体像が見えるようになると、驚きと喜びの声が上がった。
「おおー。これは、ほんとに大物だ」
「やったぜ、臨時収入だ!」
「俺、クロディリスって初めて見た」
「街道からこれだけ離れていれば、ここで解体しても問題ないな」
どうやらこれから解体ショーが始まるらしい。すごく盛り上がっているところ申し訳ないけれど、オレはちょっとご遠慮したいので、ウィオのところへ逃げよう。瘴気は浄化しておいたから、後は好きにして。
ダッシュしてきたオレを見て、お馬さんが首を下げてくれたので、飛び乗った勢いでウィオの首に巻きつく。
「どうした?」
『解体は見たくない』
「軟弱ですねえ」
なんとでも言って。現代っ子で繊細なオレは、グロテスクなものは見たくないの。
早々に避難してきたけれど、小隊の半分は解体用の道具を積んだ馬車と一緒にこれから来るそうなので、まだ解体は始まらないらしい。オレの早とちりだった。
でも突然の呼び出しだったのに、朝早くから対応してくれてありがとう。
「ヴィンセント、後は任せる。素材は好きにしてくれ」
「分かりました。隊員たちも臨時収入だと張り切っているので今回は許しますが、次からは魔物を選んでください。ちびっこ、聞こえましたね?」
『キューン』
「ルジェにはちゃんと言い聞かせておく」
第三部隊が狩った魔物の素材を売った場合、騎士団にお金が入って、装備の強化などに使われるそうだ。通常、素材が貴重な魔物は冒険者が積極的に狩るので、第三部隊は討伐してもうま味の少ない魔物を相手にすることが多い。今回はすでに討伐されている貴重な魔物の解体とあって、みんな張り切っているらしい。そう言ってもらえると、迷惑をかけてしまったオレも、少し気が晴れるよ。
「ドラゴンにも、この国に飛んでこないように伝えてください」
「努力する」
そっちは、ちゃんと言っていたのに飛んできちゃったから、約束はできないなあ。もう一度、言ってはみるけど。
そんなオレたちの会話を、特別部隊の騎士たちが信じられないって顔で見ている。オレの扱いが雑なことに驚いているんだろうけど、第三部隊のウィオの隊にいた騎士たちのオレへの態度は、昔からこんなものだ。オレが神獣だって知っているはずだけど、忘れられているかも。
結婚式の翌日でウィオが疲れていたから、昨夜は辺りが暗闇に包まれてすぐ眠りについた。
『晩餐会、どうだった?』
「王宮ということもあって、アディロス兄上のときよりも豪華だった」
『ご飯美味しかった?』
「ふふっ。やはりそこか。会話に忙しくて、あまり味わって食べることはできなかった」
『んじゃ、出なくてよかった』
料理長さんと王宮の料理人さんが作ってくれた美味しいご飯が楽しめないなんて、もったいない。オレはお姉ちゃんたちと楽しいパーティーができたから、そっちでよかったよ。ダンスも踊ったしね。
ウィオは学園長として、そしてオレの加護を持つ者として、各国の王族から話しかけられ、ゆっくり食べる時間もなかったそうだ。花婿の家族だから、お祝いを言われたら会話を断ることもできない。きっと、その機会を狙って、周辺国の王族がたくさん来たのだ。お疲れさま。
これから、学園長としてこういう機会はたくさん出てくるだろうから、頑張って。
「魔物と戦うほうが楽だな」
『人間関係が一番難しいよね』
狐のオレが言うのもなんだけど。入学を希望する生徒の親だけでなく、今後は学園の教師たちもいざこざがあるかもしれないし、外も内も目を光らせる必要がある。いざとなれば、オレが出ていってだまらせるから、やれるとこまでやってみてよ。
「ルジェとこうしてゆっくり話すのも久しぶりだな」
『ときどきかまってくれないと、またすねちゃうから』
「気をつけるので、学園の訓練場を掘らないでほしい」
子どもたちがけがをしちゃうかもしれないから、さすがにそれはやらないよ。その場合は、ウィオの部屋か学園長室のじゅうたんを掘ろう。
学園の仕事が忙しくなってからは、とりとめもないことを話すような時間は少なくなった。食い倒れツアーに出ていたときは、ぼんやり景色を眺めながら話すことも多かったなと、懐かしい気持ちで思い出していたら、馬の足音が近づいてくるのに気づいた。馬車じゃなくて馬だけだから、副隊長さんたちかな。
『馬がたくさん来るから、多分副隊長さんだよ』
「早いな。結界を解いてくれ」
早朝から出発してきてくれたのかもしれない。
魔物を見えないようにしている解いてから、立ち上がったウィオの肩に乗って街道を見ていると、近づいてくる人たちが見えるようになってきた。
『副隊長さんの部隊の人たちだね』
「ネウラ特別部隊もいるな」
『え? なんで?』
「ヴィンセントにタイロンの王子殿下の話をしたか?」
『う、うん。問い詰められちゃって……』
「それでだな」
ウィオが他の国の王族にからまれたから、その対策としてネウラ特別部隊も一緒に来てくれたらしい。冒険者に扮しているウィオに合わせて、私服だ。
「ヴィンセント、スキャンダー副隊長、わざわざありがとうございます」
「本当に。どうして旅に出るだけで騒動になるんだか」
「……学園長、おはようございます」
副隊長さんの視線が怖いので、避難しよう。ウィオの肩から飛び降りて、見知った第三部隊の隊員に近づくと、捕まった。
「狐っこ、大物を釣ったんだってな」
「隊長が怒っていたから、ちゃんと謝っとけよ」
『キュゥ』
「んで、クロディリスはどこだ?」
歩いていくと時間がかかるから、馬で行こう。オレが馬の首に飛び乗ると、言いたいことが分かってくれたようで、隊員たちも馬に乗った。
「隊長、先に狐っこに案内してもらいますね」
「ああ。すぐに向かう」
タイロンの王族のことを話しているのか時間がかかりそうだから、ウィオたちは置いて、まずはワニのところへ案内しよう。
お馬さんに進む方向を告げると、隠している魔物に向けてまっすぐに進み始めた。特別部隊の隊員の半分もついてきている。
「クロディリスなんて、とんでもないものを連れてきやがって」
「今度大物が現れて、森のどこにいるか分からないってことがあったら、狐っこにおとりになってもらおう」
『キャン』
いいよいいよ。オレの魔力で釣ってくるから、いつでも呼んで。第三部隊のみんなのためなら、協力するよ。
ワニに近づいて、全体像が見えるようになると、驚きと喜びの声が上がった。
「おおー。これは、ほんとに大物だ」
「やったぜ、臨時収入だ!」
「俺、クロディリスって初めて見た」
「街道からこれだけ離れていれば、ここで解体しても問題ないな」
どうやらこれから解体ショーが始まるらしい。すごく盛り上がっているところ申し訳ないけれど、オレはちょっとご遠慮したいので、ウィオのところへ逃げよう。瘴気は浄化しておいたから、後は好きにして。
ダッシュしてきたオレを見て、お馬さんが首を下げてくれたので、飛び乗った勢いでウィオの首に巻きつく。
「どうした?」
『解体は見たくない』
「軟弱ですねえ」
なんとでも言って。現代っ子で繊細なオレは、グロテスクなものは見たくないの。
早々に避難してきたけれど、小隊の半分は解体用の道具を積んだ馬車と一緒にこれから来るそうなので、まだ解体は始まらないらしい。オレの早とちりだった。
でも突然の呼び出しだったのに、朝早くから対応してくれてありがとう。
「ヴィンセント、後は任せる。素材は好きにしてくれ」
「分かりました。隊員たちも臨時収入だと張り切っているので今回は許しますが、次からは魔物を選んでください。ちびっこ、聞こえましたね?」
『キューン』
「ルジェにはちゃんと言い聞かせておく」
第三部隊が狩った魔物の素材を売った場合、騎士団にお金が入って、装備の強化などに使われるそうだ。通常、素材が貴重な魔物は冒険者が積極的に狩るので、第三部隊は討伐してもうま味の少ない魔物を相手にすることが多い。今回はすでに討伐されている貴重な魔物の解体とあって、みんな張り切っているらしい。そう言ってもらえると、迷惑をかけてしまったオレも、少し気が晴れるよ。
「ドラゴンにも、この国に飛んでこないように伝えてください」
「努力する」
そっちは、ちゃんと言っていたのに飛んできちゃったから、約束はできないなあ。もう一度、言ってはみるけど。
そんなオレたちの会話を、特別部隊の騎士たちが信じられないって顔で見ている。オレの扱いが雑なことに驚いているんだろうけど、第三部隊のウィオの隊にいた騎士たちのオレへの態度は、昔からこんなものだ。オレが神獣だって知っているはずだけど、忘れられているかも。
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