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第1章:病弱青年とある女冒険者編
第21話:特別なご馳走
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「さあさあ、今日はお腹いっぱい食べてよ!!」
ギルドへ報告した後、再びサマンサの家にお呼ばれされる。
報酬にあった『サマンサ特製ご馳走おもてなし』を受けるためだ。
机の上に置かれた大きな木皿に乗っていたのは、鶏の丸焼き、所謂『ローストチキン』だ。
「牧場を救ってくれた勇者様へのおもてなしだからね! 張り切って、鶏を一匹絞めちゃったよ!!」
サマンサが満面の笑顔で、怖いことを言っている。
他にも、深い黄色のスープに、テカテカした葉野菜のサラダ、そして奮発したという布団のように柔らかいパンが置いてある。
どれもサマンサ特製の料理らしい。
「こ、こんな豪勢な料理、食べたことないよ……♪」
リズが切り分けられたローストチキンを頬張り、感激して目を輝かせる。
もちろん、俺も食べる手が止まらない。
鶏なのにジュワッと溢れ出る肉汁、ほのかなハーブの香り、適度な塩味が引き立たせる肉本来の重厚な旨味。
「美味い……!! サマンサの料理はやっぱり美味い……!!」
「あははは、喜んでもらえてよかったよ!」
褒めまくる俺たちを、赤い頬をポリポリかきながら見つめるサマンサ。
「鶏を丸ごと使った料理なんて、食べたことなかった」
「そうかい? まあ、この辺りじゃあ、貴族様でも特別な日にしか出さないだろうからね。ウチは生産元だから、こういった贅沢なこともやろうと思えばできるのさ♪」
サマンサが得意げに話す。
「サマンサ、すごいわね!!」
リズが屈託なくサマンサをおだてる。
黄色いスープも飲んでみる。
深い甘みが口いっぱいに広がる。
それでいて、牛乳のクリーミーなコクが溢れるように出ている。
カボチャスープの味だ。
「このスープも美味いな。何を使っているんだ?」
「今日の朝、ウチの菜園で取れた『カボチャ』で作ったスープだよ♪ 甘味が強いだろ?」
サマンサが台所に置いてある深緑色の野菜を指差した。
うむ、カボチャだ。
名前も同じ。この異世界アルティナでも俺の世界にあったような野菜は存在するらしい。
リズの採取アイテムを間近で見ている限りだと、アルティナ独自の植物なんかもあるみたいだが。
まあ、牛や鶏なんかの動物がいるんだ。
生態系も通貨と同じように似ているのかもしれない。
もっとも『魔法』や『魔物』なんかは、地球には存在しないものだけど。
となると、地球にはあってアルティナには無い物もあるのだろうか。
ここに来て、パンばかりだったから、そろそろ米が恋しいのだが……。
「でも、本当に報酬が500Gと、このご馳走でいいのかい……? 相当大変だったろう? やっぱり、上乗せした方が……」
申し訳なさそうにサマンサが言ってくる。
「その話は、もういいって言っただろう? 俺たちは充分満足してるよ。何より、サマンサの太陽みたいな笑顔も戻ったしな」
「そうよ! そうよ! サマンサの笑顔が一番の報酬だよ!」
「も、もう……またそんなこと言って……」
美味いものを食べて、饒舌になっている俺たち二人に戸惑いつつ喜んでいるサマンサ。
うん、本当に依頼を受けてよかった。
祝いの晩餐はつつがなく終わった。
三人でローストチキンを丸々食べて、カボチャスープも葉野菜サラダも残さず全部食べたのだった。
地球にいた頃も合わせて、こんな豪華な料理は両親が生きていた時以来だった。
その日の晩は、サマンサの家で泊まることとなった。
約一週間この家で寝泊まりして、すっかり身に馴染んだが。
別れはいつも慣れ親しんだと思った頃にやってくる。
俺の部屋の干し草のベッドで寝転びながら、回顧する。
受付嬢に聴いた話だと、やはり、今回の戦いの勝因は、俺の経験の浅さを武器適性がカバーしてくれたお陰だという。
ウルフは魔法使い初心者では『ファイア』一発で仕留められない、初級冒険者もそれなりの研鑽を積まなければウルフの素早い動きに対応できない。
俺は戦いの間、高い武器適性のアンテナを張り巡らせて次の動きを組み立てる、いわば『本能的』に戦っていたようだ。
実際、疲れが出始めて勘が鈍った時、シルバーウルフに命を奪われそうになった。
リズがいなければ、間違いなく死んでいただろう。
思い出せば恐怖は感じる、が、過剰に慎重になり殻に籠るより、経験を積んで強くならなければいけない。
この世界で『危険』を全く避けて生きていくのは不可能だ。
あれこれと考えに耽る内に、夜は更けていく。
「……喉が渇いたな」
下に行って、魔法の保管庫でキンキンに冷えた牛乳でも頂くか。
サマンサにはいつでも中のものを使っていいと言われたし。
一回に降りて保管庫から牛乳を取り出す。
食卓のランタンをつけて、椅子に座って飲んだ。
シルバーウルフに引っ掻かれた胸板の傷が痛い。
赤いミミズ腫れのようになっている部分をなぞっていると、リズたちが寝ている部屋からサマンサが出てきた。
「やあ……起きてたのかい?」
「ああ、眠れなくてな」
サマンサの寝間着は、薄いタンクトップのような白いシャツに、ホットパンツのような黒い短パン姿。
三つ編みをほどいた無造作な長髪が、妙にセクシーだ。
暴力的に主張する大きな胸を凝視しないようにそっと目を逸らす。
「……痛むかい?」
傷跡を触っている俺にサマンサが心配そうに尋ねてくる。
「まあ、少しだけ。でも、大丈夫だ」
「……ごめんよ」
サマンサが申し訳なさそうに言う。
「ははは、なんでサマンサが謝るんだよ」
「だ、だって……あたしのために受けた傷といっても過言じゃないだろう?」
少し困った顔で俺を見つめるサマンサ。
「サマンサは気にするなって。俺は冒険者なんだから、こんな傷くらい日常茶飯事だ」
本当はこんな大きな傷、冒険者になって初めて受けたけど、強がっておこう。
「それに、夕食の時に言っただろう? サマンサの笑顔が戻ってくれればそれでいいんだよ」
強がりついでに格好もつけさせてもらった。
すると、サマンサは俺の横の椅子に座り、穴が開くほどじっと見つめてくる。
「ど、どうした……?」
「ん? いや……キミのこと、イイなって思ってさ……」
牛乳を吹き出しそうになり、咳き込む。
「ぐっ……ごほっ、ごほっ! いきなり何言ってんだよ」
「あはは、ごめんごめん。ビックリさせちゃったね」
俺の姿を見て、サマンサが悪戯に笑う。
「まあ、褒めてもらえて悪い気はしないけど……」
「そっか……」
少しの沈黙が俺たちを包む。
何か言うべきかと迷っていると、サマンサが切り出した。
「ねえ、レオ……もうひとつ、あたしの『特別なご馳走』があるんだけど……まだ、おもてなし、受けてくれる?」
サマンサが真っ赤な顔で俺を見たまま、手を重ねてくる。
「な、なんだ……? きゅ、急に……」
「いいから……報酬のご馳走おもてなし、まだ受けてくれるよね?」
意味するところは女性経験の少ない俺でも分かる。
「お、お、お、落ち着け……サマンサ! 俺には、その……リズという彼女が……!!」
「イイ男に、たくさんの女がつくのは当たり前のこと……この世界の常識……でしょ?」
じりじりと距離を詰めてくるサマンサ。
受け入れたい気持ちはあるが、さすがにリズも寝ている一つ屋根の下でというのは憚られる。
「サマンサ……俺は、その、彼女以外とは、そういう火遊びはしない主義で……」
「……じゃあ、あたしもキミの彼女にしてよ……何番目の彼女でもいいからさ」
適当な理由でごまかそうとするも無駄だった。
押しが強い、非常に強い。
「それとも、あたしのこと、キライ?」
「そ、そんなことない……! サマンサは素敵な女性だ……!!」
とっさに本心からそう言った瞬間、サマンサが俺の首に両腕を回してくる。
「じゃあ、決まり……ね♪ ちゅ……」
唇と唇が静かに重なる。
少しすると、それが深いものへと変わってゆく。
加えて、サマンサの豊満な果実が遠慮なしに俺の胸に当たっている。
幸せそうに笑うサマンサ。……可愛い。
真っ赤な頬のそばかすまでチャーミングだ。
「……あら? 喉、渇いてたんだね……じゃあ、あたしが飲ませてあげるよ……」
サマンサはニンマリ笑って、テーブルの上に置いてある飲みかけの牛乳を口に含んだ。
「え?」
「ん、ちゅ……」
そして、戸惑う俺に再びキスをしてきた。
「んくっ……♡ んくっ……♡ んくっ……♡」
そのまま、俺の口の中に口に含んだ牛乳を流し込んでくる。
芳醇な牛乳の味に、サマンサの甘い香りが付与される。
濃厚でクリーミーなキスを交わした後、顔を上気させたサマンサが耳元で囁いてくる。
「あたし、今すごいドキドキしてる……ほら」
俺の手を自分の胸に持っていく。
ドクドクと早鐘のように打つ鼓動は、彼女の緊張を確かに示していた。
「ねぇ……? リズには内緒でさ、一緒に……ね? おねがい……♡」
サマンサの艶を帯びたおねだりに、俺の理性は崩壊し、彼女を正面から抱き上げたまま、寝室へと運ぶ。
その夜、またもや熱いアバンチュールを楽しむことになったのだった。
ギルドへ報告した後、再びサマンサの家にお呼ばれされる。
報酬にあった『サマンサ特製ご馳走おもてなし』を受けるためだ。
机の上に置かれた大きな木皿に乗っていたのは、鶏の丸焼き、所謂『ローストチキン』だ。
「牧場を救ってくれた勇者様へのおもてなしだからね! 張り切って、鶏を一匹絞めちゃったよ!!」
サマンサが満面の笑顔で、怖いことを言っている。
他にも、深い黄色のスープに、テカテカした葉野菜のサラダ、そして奮発したという布団のように柔らかいパンが置いてある。
どれもサマンサ特製の料理らしい。
「こ、こんな豪勢な料理、食べたことないよ……♪」
リズが切り分けられたローストチキンを頬張り、感激して目を輝かせる。
もちろん、俺も食べる手が止まらない。
鶏なのにジュワッと溢れ出る肉汁、ほのかなハーブの香り、適度な塩味が引き立たせる肉本来の重厚な旨味。
「美味い……!! サマンサの料理はやっぱり美味い……!!」
「あははは、喜んでもらえてよかったよ!」
褒めまくる俺たちを、赤い頬をポリポリかきながら見つめるサマンサ。
「鶏を丸ごと使った料理なんて、食べたことなかった」
「そうかい? まあ、この辺りじゃあ、貴族様でも特別な日にしか出さないだろうからね。ウチは生産元だから、こういった贅沢なこともやろうと思えばできるのさ♪」
サマンサが得意げに話す。
「サマンサ、すごいわね!!」
リズが屈託なくサマンサをおだてる。
黄色いスープも飲んでみる。
深い甘みが口いっぱいに広がる。
それでいて、牛乳のクリーミーなコクが溢れるように出ている。
カボチャスープの味だ。
「このスープも美味いな。何を使っているんだ?」
「今日の朝、ウチの菜園で取れた『カボチャ』で作ったスープだよ♪ 甘味が強いだろ?」
サマンサが台所に置いてある深緑色の野菜を指差した。
うむ、カボチャだ。
名前も同じ。この異世界アルティナでも俺の世界にあったような野菜は存在するらしい。
リズの採取アイテムを間近で見ている限りだと、アルティナ独自の植物なんかもあるみたいだが。
まあ、牛や鶏なんかの動物がいるんだ。
生態系も通貨と同じように似ているのかもしれない。
もっとも『魔法』や『魔物』なんかは、地球には存在しないものだけど。
となると、地球にはあってアルティナには無い物もあるのだろうか。
ここに来て、パンばかりだったから、そろそろ米が恋しいのだが……。
「でも、本当に報酬が500Gと、このご馳走でいいのかい……? 相当大変だったろう? やっぱり、上乗せした方が……」
申し訳なさそうにサマンサが言ってくる。
「その話は、もういいって言っただろう? 俺たちは充分満足してるよ。何より、サマンサの太陽みたいな笑顔も戻ったしな」
「そうよ! そうよ! サマンサの笑顔が一番の報酬だよ!」
「も、もう……またそんなこと言って……」
美味いものを食べて、饒舌になっている俺たち二人に戸惑いつつ喜んでいるサマンサ。
うん、本当に依頼を受けてよかった。
祝いの晩餐はつつがなく終わった。
三人でローストチキンを丸々食べて、カボチャスープも葉野菜サラダも残さず全部食べたのだった。
地球にいた頃も合わせて、こんな豪華な料理は両親が生きていた時以来だった。
その日の晩は、サマンサの家で泊まることとなった。
約一週間この家で寝泊まりして、すっかり身に馴染んだが。
別れはいつも慣れ親しんだと思った頃にやってくる。
俺の部屋の干し草のベッドで寝転びながら、回顧する。
受付嬢に聴いた話だと、やはり、今回の戦いの勝因は、俺の経験の浅さを武器適性がカバーしてくれたお陰だという。
ウルフは魔法使い初心者では『ファイア』一発で仕留められない、初級冒険者もそれなりの研鑽を積まなければウルフの素早い動きに対応できない。
俺は戦いの間、高い武器適性のアンテナを張り巡らせて次の動きを組み立てる、いわば『本能的』に戦っていたようだ。
実際、疲れが出始めて勘が鈍った時、シルバーウルフに命を奪われそうになった。
リズがいなければ、間違いなく死んでいただろう。
思い出せば恐怖は感じる、が、過剰に慎重になり殻に籠るより、経験を積んで強くならなければいけない。
この世界で『危険』を全く避けて生きていくのは不可能だ。
あれこれと考えに耽る内に、夜は更けていく。
「……喉が渇いたな」
下に行って、魔法の保管庫でキンキンに冷えた牛乳でも頂くか。
サマンサにはいつでも中のものを使っていいと言われたし。
一回に降りて保管庫から牛乳を取り出す。
食卓のランタンをつけて、椅子に座って飲んだ。
シルバーウルフに引っ掻かれた胸板の傷が痛い。
赤いミミズ腫れのようになっている部分をなぞっていると、リズたちが寝ている部屋からサマンサが出てきた。
「やあ……起きてたのかい?」
「ああ、眠れなくてな」
サマンサの寝間着は、薄いタンクトップのような白いシャツに、ホットパンツのような黒い短パン姿。
三つ編みをほどいた無造作な長髪が、妙にセクシーだ。
暴力的に主張する大きな胸を凝視しないようにそっと目を逸らす。
「……痛むかい?」
傷跡を触っている俺にサマンサが心配そうに尋ねてくる。
「まあ、少しだけ。でも、大丈夫だ」
「……ごめんよ」
サマンサが申し訳なさそうに言う。
「ははは、なんでサマンサが謝るんだよ」
「だ、だって……あたしのために受けた傷といっても過言じゃないだろう?」
少し困った顔で俺を見つめるサマンサ。
「サマンサは気にするなって。俺は冒険者なんだから、こんな傷くらい日常茶飯事だ」
本当はこんな大きな傷、冒険者になって初めて受けたけど、強がっておこう。
「それに、夕食の時に言っただろう? サマンサの笑顔が戻ってくれればそれでいいんだよ」
強がりついでに格好もつけさせてもらった。
すると、サマンサは俺の横の椅子に座り、穴が開くほどじっと見つめてくる。
「ど、どうした……?」
「ん? いや……キミのこと、イイなって思ってさ……」
牛乳を吹き出しそうになり、咳き込む。
「ぐっ……ごほっ、ごほっ! いきなり何言ってんだよ」
「あはは、ごめんごめん。ビックリさせちゃったね」
俺の姿を見て、サマンサが悪戯に笑う。
「まあ、褒めてもらえて悪い気はしないけど……」
「そっか……」
少しの沈黙が俺たちを包む。
何か言うべきかと迷っていると、サマンサが切り出した。
「ねえ、レオ……もうひとつ、あたしの『特別なご馳走』があるんだけど……まだ、おもてなし、受けてくれる?」
サマンサが真っ赤な顔で俺を見たまま、手を重ねてくる。
「な、なんだ……? きゅ、急に……」
「いいから……報酬のご馳走おもてなし、まだ受けてくれるよね?」
意味するところは女性経験の少ない俺でも分かる。
「お、お、お、落ち着け……サマンサ! 俺には、その……リズという彼女が……!!」
「イイ男に、たくさんの女がつくのは当たり前のこと……この世界の常識……でしょ?」
じりじりと距離を詰めてくるサマンサ。
受け入れたい気持ちはあるが、さすがにリズも寝ている一つ屋根の下でというのは憚られる。
「サマンサ……俺は、その、彼女以外とは、そういう火遊びはしない主義で……」
「……じゃあ、あたしもキミの彼女にしてよ……何番目の彼女でもいいからさ」
適当な理由でごまかそうとするも無駄だった。
押しが強い、非常に強い。
「それとも、あたしのこと、キライ?」
「そ、そんなことない……! サマンサは素敵な女性だ……!!」
とっさに本心からそう言った瞬間、サマンサが俺の首に両腕を回してくる。
「じゃあ、決まり……ね♪ ちゅ……」
唇と唇が静かに重なる。
少しすると、それが深いものへと変わってゆく。
加えて、サマンサの豊満な果実が遠慮なしに俺の胸に当たっている。
幸せそうに笑うサマンサ。……可愛い。
真っ赤な頬のそばかすまでチャーミングだ。
「……あら? 喉、渇いてたんだね……じゃあ、あたしが飲ませてあげるよ……」
サマンサはニンマリ笑って、テーブルの上に置いてある飲みかけの牛乳を口に含んだ。
「え?」
「ん、ちゅ……」
そして、戸惑う俺に再びキスをしてきた。
「んくっ……♡ んくっ……♡ んくっ……♡」
そのまま、俺の口の中に口に含んだ牛乳を流し込んでくる。
芳醇な牛乳の味に、サマンサの甘い香りが付与される。
濃厚でクリーミーなキスを交わした後、顔を上気させたサマンサが耳元で囁いてくる。
「あたし、今すごいドキドキしてる……ほら」
俺の手を自分の胸に持っていく。
ドクドクと早鐘のように打つ鼓動は、彼女の緊張を確かに示していた。
「ねぇ……? リズには内緒でさ、一緒に……ね? おねがい……♡」
サマンサの艶を帯びたおねだりに、俺の理性は崩壊し、彼女を正面から抱き上げたまま、寝室へと運ぶ。
その夜、またもや熱いアバンチュールを楽しむことになったのだった。
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