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第2章:ルクシアの森と奴隷暗殺者編
第13話:10万Gの金策
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翌日、朝早くからギルドに出向いた。
今日も冒険は休みにして、リズとは別行動を取る。
当面の間、俺はシレイドを買う資金を、リズは二人分の生活費を作ることで話が落ち着いた。
お金の管理を別々にしているとはいえ、これはパーティの問題なので、もちろん協力し合うことになった。
俺は今まで最低限の生活費を稼げたら充分満足していたが、今回シレイドを買うために本気でお金を作ることにする。
そのためにまず、今まで換金せずに持っていた魔物素材をほぼ全て換金することを決めた。
掲示板で、大口の納品依頼をいくつか剥がす。
受付に行くと、ラズベリーが唇を僅かに緩ませて出迎えてくれる。
「おはようございます、レオさん。どうされましたか?」
「おはよう、納品依頼をいくつか受けたいのと、余った魔物素材の換金したいんだが」
「かしこまりました。では、確認をさせて頂きます」
俺が受けた納品クエストは二つ。
一つ目は『スライムの核百個の納品』で報酬金2万G。
依頼主は化学製品を製造する技術士。
スライムの核は『スライム石鹸』という貴族向けの上質な石鹸を作る材料になるとのことだ。
今のところ『スライムの核』は使い道がないので全て納品してしまうことにする。
二つ目が『大蟻の顎八十個の納入』で報酬金5000G。
依頼主はこの辺りでは有名なハサミ職人。
大蟻の顎は加工しやすいが、小さくて強度が無いので、武具の生産加工には向かない。
その反面、理髪店や工具などで使われるハサミを作るのには最適の素材らしい。
こういった生活用品に使われるのが一番いいだろう。
持っていた全ての顎を納品した。
「確かに。こちら報酬金の合計2万5000Gです。そして素材の個数がそれぞれ超過したのでボーナスとしてギルドから合計2000G上乗せします」
ラズベリーからお金を受け取る。
これで、2万7000Gを稼げた。
10万Gにはまだ足りないが、滑り出しは上々だ。
「そうだ。依頼とは関係なく、素材を換金してもらいたいんだが……」
俺が素材を取り出そうとすると、ラズベリーが小声で言う。
「差し出がましいですが、大きなお金が必要とお見受けしました。その場合、ギルドを通すより、直接各素材に対応した店に売りに出した方が儲かると思います。こちら、素材を買い取ってくださる店のリストです」
「いいのか? こんなの貰って……」
「構いません。私個人が仕事の効率化のために作ったものですので。その……レオさんに使って頂けるなら、本望です」
いじらしいことを言ってくれる。
誰も見ていないのを確認した上でラズベリーの頭をそっと撫でる。
「ありがとう。ラズベリー、使わせてもらうよ」
「……は、はい。そ、その、ここでは、こういうことはしないで欲しいといったはずですが……」
「誰も見ていない……だろ?」
強引な俺の言動に、ラズベリーが顔を赤くして照れている。
が、すぐに咳払いをして、いつもの表情に戻る。
「じゃあ、行ってくるよ」
「はい。頑張ってくださいませ」
ラズベリーに見送られて、ギルドを後にした。
ラズベリーに貰った店のリストを見ながら、魔法の袋に手を入れて、素材の有無と個数を確認する。
念じるだけで、その素材が何個入っているのかも感覚的に分かるので実に便利だ。
現在、所持している素材の中で、ある程度多くの個数を保有しているのは『スライムの粘液』『角兎の皮』『角兎の肉』だろう。
やはり、平原の魔物の分が多い。
ゴブリン、サークルピッグはまだ数を倒していないため、換金額は期待できない。
ウルフに至っては、素材自体の換金額が低いので数を集めて換金しても大した金額にならないだろう。
ロッククロウラーやイエロービーは、それなりに数は倒しているものの、現状、大口の取引を行うのには、まだ足りない気がする。
無理矢理にでも、森を中心に狩りを行うか。
いや、一人で戦うには森は危険すぎる。
第一、森で安全に戦えるように仲間を増やすのに、その為に森で戦うというのは本末転倒な気がする。
となると、平原で魔物を狩ることになるだろうな。
平原に出てくるのはスライムやビッグアント、ホーンラビットだけじゃないはずだ。
まだ見ぬ夜の魔物を狩りにかけるのも良いだろう。
夜の魔物を狙うなら、サマンサの家に泊めてもらえるように頼んでみるか。
サマンサの豊満な身体を思い出し、頭を振る。
いかんいかん、そういうことになるだろうし、なりたいけれども。
とにかく、『スライムの粘液』と『角兎の皮』を換金しよう。
『角兎の皮』は『フレイム』の魔導書と物々交換をしたから、枚数は減ったものの、需要が高いので、今持っている枚数でも充分大口依頼として成立するだろう。
『角兎の肉』の個数は充分あるが主食として使っているから、あまり取引には使いたくない。
どうしても、必要になれば納品することも考えるが。
まあ、サークルピッグが安定して狩れれば、豚肉に主食を変えてもいいか。
あれこれ思案して、とりあえずラズベリーに貰ったリストにある『角兎の皮』を引き取ってくれる服屋に向かうことにする。
ギルドの近く、中心街に店を構える大きな服屋。
防具屋とは違い、普段着としての衣類を売っている店だ。
様々な素材で出来たデザイン性の高い衣類が並び、庶民だけじゃなく貴族も利用しているようだ。
カウンターに向かうと、パリッとしたタキシードを着た従業員が対応してくれる。
「いらっしゃいませ。何かお探しですか?」
「いや、客じゃないんだ。実は『角兎の皮』を買い取ってくれると聞いてな。俺が持っているのを売りたいんだが」
「なるほど。魔物の皮や毛の素材はもちろん買取しておりますが、大口の取引のみになりますよ? 具体的には十枚単位での買取になります」
魔法の袋に手を入れて確認する。
『角兎の皮』は今、三十六枚持っている。
「分かった。じゃあ、三十枚での取引で頼む」
「そ、そうですか……」
俺が戸惑うことなく答えると、従業員は目を丸く見開いた。
「なにか問題か?」
「い、いえ。ここは初級冒険者が多いので大抵が十枚での取引なのです。三十枚をポンと出すとは……凄腕の冒険者様なのですね」
あー、なるほど、この辺りの冒険者はホーンラビット一匹に対して十五分ほど戦うって聞いたな。
おそらく『お前、そんな冴えないなりで、三十匹も倒したのか?』という驚きだろう。
まあ、確かに新米だしな、低く見られても仕方ないだろう。
特に、そこに変な驕りもないし。
俺は指示された場所に、角兎の皮を重ねていく。
従業員が二人ほど応援に来て、数を数えていく。
「確かに三十枚ございますね。それでは5000Gでどうでしょうか?」
ギルドで換金したら一枚100Gだから、ここで売れば単純に2000Gの得ということか。
「分かりました。それじゃあ、それで」
俺は5000Gを受け取った。
これで合計3万3000Gが作れた。
なんだか楽しいな。
お金がどんどん増えていくのが。
転生前は働く事すらままならず、短時間の安いバイトと親戚からの仕送りで食いつないでいた俺が、自分でお金を稼いでいる。
これが、お金を稼ぐ楽しさか……。
普通の幸せをしみじみと噛みしめて、次の店に行く。
換金するのは『スライムの粘液』だ。
今日も冒険は休みにして、リズとは別行動を取る。
当面の間、俺はシレイドを買う資金を、リズは二人分の生活費を作ることで話が落ち着いた。
お金の管理を別々にしているとはいえ、これはパーティの問題なので、もちろん協力し合うことになった。
俺は今まで最低限の生活費を稼げたら充分満足していたが、今回シレイドを買うために本気でお金を作ることにする。
そのためにまず、今まで換金せずに持っていた魔物素材をほぼ全て換金することを決めた。
掲示板で、大口の納品依頼をいくつか剥がす。
受付に行くと、ラズベリーが唇を僅かに緩ませて出迎えてくれる。
「おはようございます、レオさん。どうされましたか?」
「おはよう、納品依頼をいくつか受けたいのと、余った魔物素材の換金したいんだが」
「かしこまりました。では、確認をさせて頂きます」
俺が受けた納品クエストは二つ。
一つ目は『スライムの核百個の納品』で報酬金2万G。
依頼主は化学製品を製造する技術士。
スライムの核は『スライム石鹸』という貴族向けの上質な石鹸を作る材料になるとのことだ。
今のところ『スライムの核』は使い道がないので全て納品してしまうことにする。
二つ目が『大蟻の顎八十個の納入』で報酬金5000G。
依頼主はこの辺りでは有名なハサミ職人。
大蟻の顎は加工しやすいが、小さくて強度が無いので、武具の生産加工には向かない。
その反面、理髪店や工具などで使われるハサミを作るのには最適の素材らしい。
こういった生活用品に使われるのが一番いいだろう。
持っていた全ての顎を納品した。
「確かに。こちら報酬金の合計2万5000Gです。そして素材の個数がそれぞれ超過したのでボーナスとしてギルドから合計2000G上乗せします」
ラズベリーからお金を受け取る。
これで、2万7000Gを稼げた。
10万Gにはまだ足りないが、滑り出しは上々だ。
「そうだ。依頼とは関係なく、素材を換金してもらいたいんだが……」
俺が素材を取り出そうとすると、ラズベリーが小声で言う。
「差し出がましいですが、大きなお金が必要とお見受けしました。その場合、ギルドを通すより、直接各素材に対応した店に売りに出した方が儲かると思います。こちら、素材を買い取ってくださる店のリストです」
「いいのか? こんなの貰って……」
「構いません。私個人が仕事の効率化のために作ったものですので。その……レオさんに使って頂けるなら、本望です」
いじらしいことを言ってくれる。
誰も見ていないのを確認した上でラズベリーの頭をそっと撫でる。
「ありがとう。ラズベリー、使わせてもらうよ」
「……は、はい。そ、その、ここでは、こういうことはしないで欲しいといったはずですが……」
「誰も見ていない……だろ?」
強引な俺の言動に、ラズベリーが顔を赤くして照れている。
が、すぐに咳払いをして、いつもの表情に戻る。
「じゃあ、行ってくるよ」
「はい。頑張ってくださいませ」
ラズベリーに見送られて、ギルドを後にした。
ラズベリーに貰った店のリストを見ながら、魔法の袋に手を入れて、素材の有無と個数を確認する。
念じるだけで、その素材が何個入っているのかも感覚的に分かるので実に便利だ。
現在、所持している素材の中で、ある程度多くの個数を保有しているのは『スライムの粘液』『角兎の皮』『角兎の肉』だろう。
やはり、平原の魔物の分が多い。
ゴブリン、サークルピッグはまだ数を倒していないため、換金額は期待できない。
ウルフに至っては、素材自体の換金額が低いので数を集めて換金しても大した金額にならないだろう。
ロッククロウラーやイエロービーは、それなりに数は倒しているものの、現状、大口の取引を行うのには、まだ足りない気がする。
無理矢理にでも、森を中心に狩りを行うか。
いや、一人で戦うには森は危険すぎる。
第一、森で安全に戦えるように仲間を増やすのに、その為に森で戦うというのは本末転倒な気がする。
となると、平原で魔物を狩ることになるだろうな。
平原に出てくるのはスライムやビッグアント、ホーンラビットだけじゃないはずだ。
まだ見ぬ夜の魔物を狩りにかけるのも良いだろう。
夜の魔物を狙うなら、サマンサの家に泊めてもらえるように頼んでみるか。
サマンサの豊満な身体を思い出し、頭を振る。
いかんいかん、そういうことになるだろうし、なりたいけれども。
とにかく、『スライムの粘液』と『角兎の皮』を換金しよう。
『角兎の皮』は『フレイム』の魔導書と物々交換をしたから、枚数は減ったものの、需要が高いので、今持っている枚数でも充分大口依頼として成立するだろう。
『角兎の肉』の個数は充分あるが主食として使っているから、あまり取引には使いたくない。
どうしても、必要になれば納品することも考えるが。
まあ、サークルピッグが安定して狩れれば、豚肉に主食を変えてもいいか。
あれこれ思案して、とりあえずラズベリーに貰ったリストにある『角兎の皮』を引き取ってくれる服屋に向かうことにする。
ギルドの近く、中心街に店を構える大きな服屋。
防具屋とは違い、普段着としての衣類を売っている店だ。
様々な素材で出来たデザイン性の高い衣類が並び、庶民だけじゃなく貴族も利用しているようだ。
カウンターに向かうと、パリッとしたタキシードを着た従業員が対応してくれる。
「いらっしゃいませ。何かお探しですか?」
「いや、客じゃないんだ。実は『角兎の皮』を買い取ってくれると聞いてな。俺が持っているのを売りたいんだが」
「なるほど。魔物の皮や毛の素材はもちろん買取しておりますが、大口の取引のみになりますよ? 具体的には十枚単位での買取になります」
魔法の袋に手を入れて確認する。
『角兎の皮』は今、三十六枚持っている。
「分かった。じゃあ、三十枚での取引で頼む」
「そ、そうですか……」
俺が戸惑うことなく答えると、従業員は目を丸く見開いた。
「なにか問題か?」
「い、いえ。ここは初級冒険者が多いので大抵が十枚での取引なのです。三十枚をポンと出すとは……凄腕の冒険者様なのですね」
あー、なるほど、この辺りの冒険者はホーンラビット一匹に対して十五分ほど戦うって聞いたな。
おそらく『お前、そんな冴えないなりで、三十匹も倒したのか?』という驚きだろう。
まあ、確かに新米だしな、低く見られても仕方ないだろう。
特に、そこに変な驕りもないし。
俺は指示された場所に、角兎の皮を重ねていく。
従業員が二人ほど応援に来て、数を数えていく。
「確かに三十枚ございますね。それでは5000Gでどうでしょうか?」
ギルドで換金したら一枚100Gだから、ここで売れば単純に2000Gの得ということか。
「分かりました。それじゃあ、それで」
俺は5000Gを受け取った。
これで合計3万3000Gが作れた。
なんだか楽しいな。
お金がどんどん増えていくのが。
転生前は働く事すらままならず、短時間の安いバイトと親戚からの仕送りで食いつないでいた俺が、自分でお金を稼いでいる。
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