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第3章:エルフの国と優しい女王編
第18話:ジャイアントコブラ
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翌日――。
朝の支度をし終えた俺たちの部屋に、キアラが訪ねてくる。
「おはよう。昨日はよく眠れたか?」
「ええ! バッチリ!」
「シレイドも……よく寝た」
リズとシレイドが元気よく返事をする。
俺はというと、寝不足でぐったりしていた。
というのも、リズとシレイドが両隣から抱き枕よろしく、一晩中俺にしがみついてきていたからだ。
女の子の花のような香りと、ムニムニとした柔らかさで、欲望が高まりまくり一向に眠れなかった。
手を出さなかった自分を褒めてやりたい。
「さて、それで、昨日の話だと依頼を受けて、正式に魔物討伐に行くんだったな?」
「ああ。そうだ」
そこは強く首肯する。
一日中部屋の中というのも息苦しいし、何より、エルフの国を助けたいと思っているのはギルドや、騎士団だけじゃなく、俺たちも同じなのだ。
「では、三つの依頼のうち、何から行くのだ?」
「ジャイアントコブラの狩猟から行こうと思う」
昨日三人で決めたのだ。
一番危険度の高いキングボアは最後に回し、大所帯のゴブリンの巣穴を叩くか、巨大毒蛇を討伐するか。
森での行動に慣れるために、まずは、巨大毒蛇を倒すことにした。
シレイドの話だと、ジャイアントコブラの周りで群れていると言われているポイズンスネークは危険度E+。
俺のフレイムを浴びせれば、問題なく倒せるはずだ。
「よし、それではジャイアントコブラのねぐらに案内する。当然、私も戦力として数えてくれていいからな」
「ああ、よろしく頼む」
俺たちは、女王の間に赴き、出立の報告をする。
「本当に行ってくれるのですか? レオ様、リズ様、シレイド様……」
ルーティア女王は少し不安そうな眼差しで俺たちを見る。
「はい、必ず討伐してきます。安心して待っていてください」
「分かりました。でも、くれぐれも無理はなさらないように。危なくなったらすぐに逃げて帰ってくるのですよ?」
「分かりました」
文化の違いがあるのに、よそ者の俺たちに何の気兼ねもなく普通に接してくれるエルフの女王。
優しい言葉をかけてくれるルーティア女王に報いなければ。
俺たちは一通りの挨拶を済ませて、頭を下げ王宮を後にする。
町ではエルフたちがせっせと農作業に勤しんでいる。
子供たちが昨日と同じように駆け回る。
「よし! 行くぞ、リズ、シレイド!」
「ええ!」
「ん……!」
「ふふ、頼もしいな」
この風景を護りたい。
そう思い、気合を入れて、ジャイアントコブラのねぐらに向かう。
森を進んで約二時間、ジャイアントコブラのねぐらに到達する。
森とは少し隔てられ、草や木で固めて作られた鳥の巣のようなねぐらだ。
鬱蒼とした木々を避けるように作られた、円形の巣。
その中央に紫色の巨大な蛇が眠っていた。
体長は三メートルくらいだろうか。とにかく大きい。
腹の部分が平べったく広がり、禍々しい顔のような模様が浮かび上がっている。
いかにもコブラという感じだ。
鑑定をかける。
名前:ジャイアントコブラ
危険度:D
説明:ポイズンスネークを束ねる群れのリーダー。獲物が近づくと太い体で絡みつく。噛まれると強い毒が身体を回り、激痛と共に死を運んでくる。
素材:『巨大毒蛇の牙』
レア素材:『大蛇毒袋』
その周りには、わらわらと小さい蛇が蠢いている。
数は十や二十ではきかない。
五十匹はいるのではないだろうか。
こちらの蛇にも鑑定をかける。
名前:ポイズンスネーク
危険度:E+
説明:毒を持った蛇の魔物。常に群れで動いており、複数体で獲物に絡みつき、噛みつく。一匹の毒の量は少ないものの複数体の毒に侵されると命にかかわる。
素材:『毒蛇の皮』
レア素材:『蛇毒袋』
「どうする? ジャイアントコブラの方は眠っているようだが……」
キアラが少し不安そうに訊いてくる。
大方、ポイズンスネークは見張りということだろう。
少しでも縄張りに入れば、異変を知らせてジャイアントコブラを起こすはずだ。
加えて、ジャイアントコブラとポイズンスネーク両方とも、接近戦に持ち込めばこちらが危うくなる。
ならば――!
「近づかずに始末する」
「そ、そんなことできるのか?」
俺の言葉にキアラが驚く。
「おそらく可能だ。リズ、シレイド、俺の言うとおりにしてくれ」
手早く作戦を伝える。
「なるほど、分かったわ」
「ん……!」
リズとシレイドが配置につく。
俺は両手に魔力を溜めた。
準備完了だ。
手信号で合図を出す。
手筈通りに、シレイドが巣の真上に向かって瓶を投げる!
装備を手入れするときに使っている油だ。
リズが、その瓶をクロスボウの矢で撃ち抜くと、びしゃびしゃという水音と共に、油が蛇たちに降りかかる!
「今だ!! フレイム!! フレイム!!」
俺は、フレイム二発を巣に向かって放った!
ゴオオオオオオオオオオオオッ!!
油により勢いを増した全力のフレイム二発が蛇たちを焼き尽くす!!
「キシャアアアアアアアアアア!?」
火柱が周りの樹々の高さほどに立ち上がり、その中で、のたうち回る毒蛇たち。
次々と毒蛇たちが動かなくなる中、ジャイアントコブラはのたうち回りながらも、生きていた。
炎の中からギロリと俺たちを睨むと、シュルシュルとこちらに向かってくる。
「来るぞ! リズ!」
「了解!!」
リズがクロスボウを撃ちまくる。
矢が当たるたびに身体を仰け反らせるジャイアントコブラ。
あともう一押しだ。最後まで気は抜かない。
俺は、リズが時間を稼いでいた間に、魔力を溜めて特大のファイアを放つ。
ゴオオオオオオオオオオオオッ!!
巨大な火球がジャイアントコブラにぶち当たる。
巨大な身体がふらふらとよろめき、最後に地に沈んだ。
「や、やったのか……? あのジャイアントコブラを、いとも容易く……」
キアラが感嘆の声を上げる。
火柱が収まるのを待ち、そっと巣に近づいていく。
「こいつらには仲間が何人もやられたのだ」
キアラがジャイアントコブラを見下ろしながら呟く。
「これで、仲間も浮かばれる……」
目を閉じて、手を合わせて祈るキアラ。
その時――!!
「キシャアアアアアアアアアア!!」
「な……!? なんだと……!?」
「キアラ!! 危ない!!」
ボロボロになったジャイアントコブラが息を吹き返し、鋭い牙でキアラに噛みつこうとする。
俺はとっさにキアラを抱き寄せて、ファイアを放つ!
ボウウッ!
火球はジャイアントコブラの頭を直撃。
巨大毒蛇はプルプルと震え、今度こそ絶命して地に落ちる。
安心したのも束の間、今度はポイズンスネークの生き残りが数匹こちらに飛んできた。
サクッ、サクッ、サクッ!!
ポイズンスネークに、ナイフが飛んできて突き刺さる!
ナイフが飛んできた方を見るとシレイドが投擲の構えをしていた。
「むふー……♪ ……買っててよかった……投げナイフ……! ご主人様、褒めて褒めてー……♪」
シレイドが真剣な顔を崩して、俺の方に駆け寄ってくる。
「はぁ……よくやった、シレイド!」
「シレイドちゃんすごーい!!」
リズと共に、しこたま頭を撫でて褒めてやる。
「た、助かったのか……私は……」
キアラが腰を抜かしてへたり込む。
こうして、俺たちは無事にジャイアントコブラを討伐した。
朝の支度をし終えた俺たちの部屋に、キアラが訪ねてくる。
「おはよう。昨日はよく眠れたか?」
「ええ! バッチリ!」
「シレイドも……よく寝た」
リズとシレイドが元気よく返事をする。
俺はというと、寝不足でぐったりしていた。
というのも、リズとシレイドが両隣から抱き枕よろしく、一晩中俺にしがみついてきていたからだ。
女の子の花のような香りと、ムニムニとした柔らかさで、欲望が高まりまくり一向に眠れなかった。
手を出さなかった自分を褒めてやりたい。
「さて、それで、昨日の話だと依頼を受けて、正式に魔物討伐に行くんだったな?」
「ああ。そうだ」
そこは強く首肯する。
一日中部屋の中というのも息苦しいし、何より、エルフの国を助けたいと思っているのはギルドや、騎士団だけじゃなく、俺たちも同じなのだ。
「では、三つの依頼のうち、何から行くのだ?」
「ジャイアントコブラの狩猟から行こうと思う」
昨日三人で決めたのだ。
一番危険度の高いキングボアは最後に回し、大所帯のゴブリンの巣穴を叩くか、巨大毒蛇を討伐するか。
森での行動に慣れるために、まずは、巨大毒蛇を倒すことにした。
シレイドの話だと、ジャイアントコブラの周りで群れていると言われているポイズンスネークは危険度E+。
俺のフレイムを浴びせれば、問題なく倒せるはずだ。
「よし、それではジャイアントコブラのねぐらに案内する。当然、私も戦力として数えてくれていいからな」
「ああ、よろしく頼む」
俺たちは、女王の間に赴き、出立の報告をする。
「本当に行ってくれるのですか? レオ様、リズ様、シレイド様……」
ルーティア女王は少し不安そうな眼差しで俺たちを見る。
「はい、必ず討伐してきます。安心して待っていてください」
「分かりました。でも、くれぐれも無理はなさらないように。危なくなったらすぐに逃げて帰ってくるのですよ?」
「分かりました」
文化の違いがあるのに、よそ者の俺たちに何の気兼ねもなく普通に接してくれるエルフの女王。
優しい言葉をかけてくれるルーティア女王に報いなければ。
俺たちは一通りの挨拶を済ませて、頭を下げ王宮を後にする。
町ではエルフたちがせっせと農作業に勤しんでいる。
子供たちが昨日と同じように駆け回る。
「よし! 行くぞ、リズ、シレイド!」
「ええ!」
「ん……!」
「ふふ、頼もしいな」
この風景を護りたい。
そう思い、気合を入れて、ジャイアントコブラのねぐらに向かう。
森を進んで約二時間、ジャイアントコブラのねぐらに到達する。
森とは少し隔てられ、草や木で固めて作られた鳥の巣のようなねぐらだ。
鬱蒼とした木々を避けるように作られた、円形の巣。
その中央に紫色の巨大な蛇が眠っていた。
体長は三メートルくらいだろうか。とにかく大きい。
腹の部分が平べったく広がり、禍々しい顔のような模様が浮かび上がっている。
いかにもコブラという感じだ。
鑑定をかける。
名前:ジャイアントコブラ
危険度:D
説明:ポイズンスネークを束ねる群れのリーダー。獲物が近づくと太い体で絡みつく。噛まれると強い毒が身体を回り、激痛と共に死を運んでくる。
素材:『巨大毒蛇の牙』
レア素材:『大蛇毒袋』
その周りには、わらわらと小さい蛇が蠢いている。
数は十や二十ではきかない。
五十匹はいるのではないだろうか。
こちらの蛇にも鑑定をかける。
名前:ポイズンスネーク
危険度:E+
説明:毒を持った蛇の魔物。常に群れで動いており、複数体で獲物に絡みつき、噛みつく。一匹の毒の量は少ないものの複数体の毒に侵されると命にかかわる。
素材:『毒蛇の皮』
レア素材:『蛇毒袋』
「どうする? ジャイアントコブラの方は眠っているようだが……」
キアラが少し不安そうに訊いてくる。
大方、ポイズンスネークは見張りということだろう。
少しでも縄張りに入れば、異変を知らせてジャイアントコブラを起こすはずだ。
加えて、ジャイアントコブラとポイズンスネーク両方とも、接近戦に持ち込めばこちらが危うくなる。
ならば――!
「近づかずに始末する」
「そ、そんなことできるのか?」
俺の言葉にキアラが驚く。
「おそらく可能だ。リズ、シレイド、俺の言うとおりにしてくれ」
手早く作戦を伝える。
「なるほど、分かったわ」
「ん……!」
リズとシレイドが配置につく。
俺は両手に魔力を溜めた。
準備完了だ。
手信号で合図を出す。
手筈通りに、シレイドが巣の真上に向かって瓶を投げる!
装備を手入れするときに使っている油だ。
リズが、その瓶をクロスボウの矢で撃ち抜くと、びしゃびしゃという水音と共に、油が蛇たちに降りかかる!
「今だ!! フレイム!! フレイム!!」
俺は、フレイム二発を巣に向かって放った!
ゴオオオオオオオオオオオオッ!!
油により勢いを増した全力のフレイム二発が蛇たちを焼き尽くす!!
「キシャアアアアアアアアアア!?」
火柱が周りの樹々の高さほどに立ち上がり、その中で、のたうち回る毒蛇たち。
次々と毒蛇たちが動かなくなる中、ジャイアントコブラはのたうち回りながらも、生きていた。
炎の中からギロリと俺たちを睨むと、シュルシュルとこちらに向かってくる。
「来るぞ! リズ!」
「了解!!」
リズがクロスボウを撃ちまくる。
矢が当たるたびに身体を仰け反らせるジャイアントコブラ。
あともう一押しだ。最後まで気は抜かない。
俺は、リズが時間を稼いでいた間に、魔力を溜めて特大のファイアを放つ。
ゴオオオオオオオオオオオオッ!!
巨大な火球がジャイアントコブラにぶち当たる。
巨大な身体がふらふらとよろめき、最後に地に沈んだ。
「や、やったのか……? あのジャイアントコブラを、いとも容易く……」
キアラが感嘆の声を上げる。
火柱が収まるのを待ち、そっと巣に近づいていく。
「こいつらには仲間が何人もやられたのだ」
キアラがジャイアントコブラを見下ろしながら呟く。
「これで、仲間も浮かばれる……」
目を閉じて、手を合わせて祈るキアラ。
その時――!!
「キシャアアアアアアアアアア!!」
「な……!? なんだと……!?」
「キアラ!! 危ない!!」
ボロボロになったジャイアントコブラが息を吹き返し、鋭い牙でキアラに噛みつこうとする。
俺はとっさにキアラを抱き寄せて、ファイアを放つ!
ボウウッ!
火球はジャイアントコブラの頭を直撃。
巨大毒蛇はプルプルと震え、今度こそ絶命して地に落ちる。
安心したのも束の間、今度はポイズンスネークの生き残りが数匹こちらに飛んできた。
サクッ、サクッ、サクッ!!
ポイズンスネークに、ナイフが飛んできて突き刺さる!
ナイフが飛んできた方を見るとシレイドが投擲の構えをしていた。
「むふー……♪ ……買っててよかった……投げナイフ……! ご主人様、褒めて褒めてー……♪」
シレイドが真剣な顔を崩して、俺の方に駆け寄ってくる。
「はぁ……よくやった、シレイド!」
「シレイドちゃんすごーい!!」
リズと共に、しこたま頭を撫でて褒めてやる。
「た、助かったのか……私は……」
キアラが腰を抜かしてへたり込む。
こうして、俺たちは無事にジャイアントコブラを討伐した。
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