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第9章:風神の谷と宿の看板娘編
第14話:ジャイアント
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扉を開くと、前方にボスモンスターらしき巨人が待ち構えていた。
ベージュの肌に、白く簾のように下がった髪の毛、黄色く鋭い目に、黒い爪。
何より、5mほどの筋骨隆々の大きな巨体が目を引く魔物だ。
「鑑定……!」
名前:ジャイアント
危険度:A
説明:ダンジョンに住む巨人の魔物。高い攻撃力を持ち、一つ一つの攻撃が重い。力任せの行動が多い。
素材:『巨人の爪』
「みんな……! ボスのようだ……。気を引き締めろ」
俺の言葉に、五人が首肯する。
ジャイアントはこちらをじっと見つめ……そして。
「ガアアアアアアアアアアッ!!」
大きな咆哮を上げて突っ込んできた。
「キアラ、ロウナ! 後衛に攻撃が向かないように前に出て注意を引くぞ!」
「了解だ!!」
「ああ、分かった!!」
二人と共に、俺も前に出る。
「グガアアアッ!!」
ジャイアントが大きく拳を振り上げ、ロウナに向かって振り下ろす。
「遅い!!」
ロウナはそれを横に避ける。
——直後!!
ドガアアアアアン!!
地面に叩きつけられた拳の周囲が、クレーターのように凹む。
「ひ、ひええええ……!!」
あまりの威力にロウナが驚いている。
あれは防御でもして、まともに受けていたらペシャンコだ。
チェリーが言っていた『攻撃をくらわないように』というのはこういう事か。
「みんな!! 絶対に攻撃を受けるな! 必ず避けるんだ!」
「「「「「了解!!」」」」」
俺は、声を張り上げ注意喚起を行う。
「今度はこちらからだ!! 『精霊砲突』————!!」
キアラが槍から青白い光線を発射する。
光線は敵の横っ腹に当たる。
バチバチバチッ!!
「グ……グガアアアッ……!!」
苦しそうな呻き声を上げるジャイアント。
当たった部分から、だらりと血が流れる。
よし……効いている!
少なくとも、アイアンゴーレムのように物理攻撃が効かないわけではないみたいだ。
ならば、前衛である程度ダメージを与えられる!
「そこだ!! 『マグナムブレイド』!!」
俺は、すぐに追加の攻撃を行う。
バアアアァァン!!
突きの弾丸がジャイアントの肩にあたり弾ける!
「ガアアアアアッ……!!」
貫通まではいかないが、弾丸は深く突き刺さったようだ。
ダラダラと血が流れている。
「グ……ガアアアアアアアアアアッ!!」
俺たちの攻撃に怒ったのか、バンバンともぐら叩きの要領で拳を叩きつけまくってくる。
ドガアアン!! ドガアアン!! ドガアアン!!
拳が地面にぶち当たる度に、クレーターがどんどんできる。
俺たちも隙を見て攻撃に転じるが、一撃食らえばおしまいという状況で、あまり決定打は与えられない。
リズも後ろから銃を撃っているが、遠いからかダメージは浅い。
少しずつだが、ダメージは蓄積していると思うのだが……動きが鈍る様子もない。
「くそ……! どうする、レオ。あまり堪えてないぞ?」
「ああ。相当タフなんだろうな」
キアラが俺に近づいてきて言う。
仕方ない……多少危険だが、俺が身体を張ろう。
俺は、風霊の剣に魔力を溜める。
「行くぞぉおおおっ!!」
そして、ジャイアントに向かって突撃する。
「『エリアルエッジ』!! 連発だ!!」
近づきながら、攻撃を放つ。
V字の風の斬撃が、二つ三つとジャイアントを捉える。
ザシュッ! ザシュッ! ザシュッ!
斬撃は巨人の腕や足に当たるも、両断とまではいかない。
ちっ……なかなか皮膚も固いようだ。
だが、効いていないわけではない。
ジャイアントは大きく体勢を崩し、よろめく。
「くらえええっ!! 『ルーンブレード』ぉぉおおおおっ!!」
魔力の刃をグンッと伸ばし、頭めがけて振り下ろす。
————が!!
「グガアアアアアアアアッ!!」
バシィイイイン!!
巨人は、それを白刃取りの要領で受け止めてくる。
「な、なにっ!?」
「ガ、ガガガガガアアアアアッ……!!」
巨人の掌はボロボロになっていくも、もちろん、本体にはダメージがない。
——そして。
「ガッギャアアッ!!」
巨人は、掴んだ魔力の刃をそのまま横に振り払った!
「うおあああっ!!」
俺は巨人のその行動により、凄まじい勢いで振り回され、体勢を崩される!
「ガアアアアアッ!!」
そして、拳を俺に向かって放ってきた。
「くそ! 避けられない……!!」
大ダメージを覚悟したその瞬間——!!
「『デッドスピード』————!!」
急に身体を持ち上げられ、寸でのところで拳を回避する。
攻撃を回避させてくれたのは——。
シレイドだった。
「ありがとう。助かったよシレイド」
「むふー……♪ 問題ない……! 後で、シレイドの頭……撫でるといい……!!」
俺にお礼を言われ、嬉しそうなシレイド。
「ガッガアアアアッ!!」
ジャイアントは俺に攻撃をすることを諦め、後ろに下がる。
「何する気だ……!?」
警戒していると、巨人は背後の岩肌に手をやり……!!
「ガアアアアッ…………!!」
力任せに大岩をもぎ取った。
そして、それをそのまま——。
「グガアアアアアアアアアッ!!」
後ろにいるリズとセーラに向かって投げつける!!
「ま、まずい!!」
俺が焦った瞬間——!!
「『精霊砲突』————————!!」
大岩に光線がぶち当たってバラバラに砕ける。
「後衛はやらせんぞ……!!」
キアラがニヤリと笑う。
「グ……ガアアッ……ハァ……ハァ……」
ダメージを受け続け、放つ攻撃が悉く当たらず、動き回っている巨人はとうとう息を切らし始める。
だが、こちらも決め手に欠けている……。
どうする……。
焦る気持ちを抑えながら、必死に頭を回転させる。
——その時。
「むふー……♪ ご主人様……安心する……勝負は多分……もう決まる……」
シレイドが俺の隣でにんまり笑い、上を指さす。
そこにいたのは——。
バチバチと拳に魔力の波動を溜めるロウナの姿だった。
「みんなが気を引いてくれたから、めいっぱい魔力を溜められたぜ!」
その時、ジャイアントがロウナの姿に気づく!
「ガアアアッ……!? ガアアアアアアアアアアッ!!」
そして、ロウナめがけて拳を打ち込もうとする……が。
「『シャイン』!!」
後方から光の矢が飛んできて、巨人の目に刺さる。
セーラだ。
「ガアッ!?」
大したダメージはないものの、目くらましにはなった。
巨人が一瞬竦む。
「くらええええっ!! 新技だ!! 『ドラゴニッククラッシュ』!!」
ひるんだジャイアントの脳天めがけて、ロウナの拳が炸裂する!!
その直後——!!
凄まじい衝突音が鳴り響く!!
大気が大きく揺れ、赤黒い波動と爆風がロウナの拳を中心に部屋中に広がる!!
「ガ……ガガガ……ガアアアアアアアッ!!」
ジャイアントの顔面が凹み、軋み、潰れだす!
——そして!!
ボキボキボキボキィィ!!
巨人の骨が折れる鈍い音が響き渡る。
そして、波動がようやく収まるころ——。
ドシシイイイイイイイン!!
ジャイアントは、こと切れて、地面に大の字に倒れた。
ベージュの肌に、白く簾のように下がった髪の毛、黄色く鋭い目に、黒い爪。
何より、5mほどの筋骨隆々の大きな巨体が目を引く魔物だ。
「鑑定……!」
名前:ジャイアント
危険度:A
説明:ダンジョンに住む巨人の魔物。高い攻撃力を持ち、一つ一つの攻撃が重い。力任せの行動が多い。
素材:『巨人の爪』
「みんな……! ボスのようだ……。気を引き締めろ」
俺の言葉に、五人が首肯する。
ジャイアントはこちらをじっと見つめ……そして。
「ガアアアアアアアアアアッ!!」
大きな咆哮を上げて突っ込んできた。
「キアラ、ロウナ! 後衛に攻撃が向かないように前に出て注意を引くぞ!」
「了解だ!!」
「ああ、分かった!!」
二人と共に、俺も前に出る。
「グガアアアッ!!」
ジャイアントが大きく拳を振り上げ、ロウナに向かって振り下ろす。
「遅い!!」
ロウナはそれを横に避ける。
——直後!!
ドガアアアアアン!!
地面に叩きつけられた拳の周囲が、クレーターのように凹む。
「ひ、ひええええ……!!」
あまりの威力にロウナが驚いている。
あれは防御でもして、まともに受けていたらペシャンコだ。
チェリーが言っていた『攻撃をくらわないように』というのはこういう事か。
「みんな!! 絶対に攻撃を受けるな! 必ず避けるんだ!」
「「「「「了解!!」」」」」
俺は、声を張り上げ注意喚起を行う。
「今度はこちらからだ!! 『精霊砲突』————!!」
キアラが槍から青白い光線を発射する。
光線は敵の横っ腹に当たる。
バチバチバチッ!!
「グ……グガアアアッ……!!」
苦しそうな呻き声を上げるジャイアント。
当たった部分から、だらりと血が流れる。
よし……効いている!
少なくとも、アイアンゴーレムのように物理攻撃が効かないわけではないみたいだ。
ならば、前衛である程度ダメージを与えられる!
「そこだ!! 『マグナムブレイド』!!」
俺は、すぐに追加の攻撃を行う。
バアアアァァン!!
突きの弾丸がジャイアントの肩にあたり弾ける!
「ガアアアアアッ……!!」
貫通まではいかないが、弾丸は深く突き刺さったようだ。
ダラダラと血が流れている。
「グ……ガアアアアアアアアアアッ!!」
俺たちの攻撃に怒ったのか、バンバンともぐら叩きの要領で拳を叩きつけまくってくる。
ドガアアン!! ドガアアン!! ドガアアン!!
拳が地面にぶち当たる度に、クレーターがどんどんできる。
俺たちも隙を見て攻撃に転じるが、一撃食らえばおしまいという状況で、あまり決定打は与えられない。
リズも後ろから銃を撃っているが、遠いからかダメージは浅い。
少しずつだが、ダメージは蓄積していると思うのだが……動きが鈍る様子もない。
「くそ……! どうする、レオ。あまり堪えてないぞ?」
「ああ。相当タフなんだろうな」
キアラが俺に近づいてきて言う。
仕方ない……多少危険だが、俺が身体を張ろう。
俺は、風霊の剣に魔力を溜める。
「行くぞぉおおおっ!!」
そして、ジャイアントに向かって突撃する。
「『エリアルエッジ』!! 連発だ!!」
近づきながら、攻撃を放つ。
V字の風の斬撃が、二つ三つとジャイアントを捉える。
ザシュッ! ザシュッ! ザシュッ!
斬撃は巨人の腕や足に当たるも、両断とまではいかない。
ちっ……なかなか皮膚も固いようだ。
だが、効いていないわけではない。
ジャイアントは大きく体勢を崩し、よろめく。
「くらえええっ!! 『ルーンブレード』ぉぉおおおおっ!!」
魔力の刃をグンッと伸ばし、頭めがけて振り下ろす。
————が!!
「グガアアアアアアアアッ!!」
バシィイイイン!!
巨人は、それを白刃取りの要領で受け止めてくる。
「な、なにっ!?」
「ガ、ガガガガガアアアアアッ……!!」
巨人の掌はボロボロになっていくも、もちろん、本体にはダメージがない。
——そして。
「ガッギャアアッ!!」
巨人は、掴んだ魔力の刃をそのまま横に振り払った!
「うおあああっ!!」
俺は巨人のその行動により、凄まじい勢いで振り回され、体勢を崩される!
「ガアアアアアッ!!」
そして、拳を俺に向かって放ってきた。
「くそ! 避けられない……!!」
大ダメージを覚悟したその瞬間——!!
「『デッドスピード』————!!」
急に身体を持ち上げられ、寸でのところで拳を回避する。
攻撃を回避させてくれたのは——。
シレイドだった。
「ありがとう。助かったよシレイド」
「むふー……♪ 問題ない……! 後で、シレイドの頭……撫でるといい……!!」
俺にお礼を言われ、嬉しそうなシレイド。
「ガッガアアアアッ!!」
ジャイアントは俺に攻撃をすることを諦め、後ろに下がる。
「何する気だ……!?」
警戒していると、巨人は背後の岩肌に手をやり……!!
「ガアアアアッ…………!!」
力任せに大岩をもぎ取った。
そして、それをそのまま——。
「グガアアアアアアアアアッ!!」
後ろにいるリズとセーラに向かって投げつける!!
「ま、まずい!!」
俺が焦った瞬間——!!
「『精霊砲突』————————!!」
大岩に光線がぶち当たってバラバラに砕ける。
「後衛はやらせんぞ……!!」
キアラがニヤリと笑う。
「グ……ガアアッ……ハァ……ハァ……」
ダメージを受け続け、放つ攻撃が悉く当たらず、動き回っている巨人はとうとう息を切らし始める。
だが、こちらも決め手に欠けている……。
どうする……。
焦る気持ちを抑えながら、必死に頭を回転させる。
——その時。
「むふー……♪ ご主人様……安心する……勝負は多分……もう決まる……」
シレイドが俺の隣でにんまり笑い、上を指さす。
そこにいたのは——。
バチバチと拳に魔力の波動を溜めるロウナの姿だった。
「みんなが気を引いてくれたから、めいっぱい魔力を溜められたぜ!」
その時、ジャイアントがロウナの姿に気づく!
「ガアアアッ……!? ガアアアアアアアアアアッ!!」
そして、ロウナめがけて拳を打ち込もうとする……が。
「『シャイン』!!」
後方から光の矢が飛んできて、巨人の目に刺さる。
セーラだ。
「ガアッ!?」
大したダメージはないものの、目くらましにはなった。
巨人が一瞬竦む。
「くらええええっ!! 新技だ!! 『ドラゴニッククラッシュ』!!」
ひるんだジャイアントの脳天めがけて、ロウナの拳が炸裂する!!
その直後——!!
凄まじい衝突音が鳴り響く!!
大気が大きく揺れ、赤黒い波動と爆風がロウナの拳を中心に部屋中に広がる!!
「ガ……ガガガ……ガアアアアアアアッ!!」
ジャイアントの顔面が凹み、軋み、潰れだす!
——そして!!
ボキボキボキボキィィ!!
巨人の骨が折れる鈍い音が響き渡る。
そして、波動がようやく収まるころ——。
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