【R18】異世界魔剣士のハーレム冒険譚~病弱青年は転生し、極上の冒険と性活を目指す~

泰雅

文字の大きさ
272 / 354
第9章:風神の谷と宿の看板娘編

第19話:繋がった夜【♡ボニー】

しおりを挟む
「……へ?」
 俺の突然の抱擁に戸惑うボニー。
「……そんなことで、俺は引かないぞ……?」
 正直、話の規模が大きすぎてピンとこない部分はある。
『国が滅びかけた』なんて……平和な世界にいた俺としては、実感が湧かないところが大きい。
 ただ、今の話を聞いてこれだけは分かる。
「ボニーは……悪くない。……悪かったとしても、もう充分苦しんだと思う。もう、苦しまなくていいんだ」
 そう。これが俺の本心だ。
 ジャガーノートが起動したのは、あくまで事故だ。
 故意に罠を踏んだわけじゃない。
 それに、王国民から散々、罰と称して酷い目に遭わされてきたのだろう。
 もう、罪は償われている。
 本当にボニーが悪いのなら、裁判にでもかけられて投獄されているはずだ。
 国がそうせず、職の剥奪のみで済んだのは、具体的な罪状に問えなかったということだろう。
 彼女はトレジャーハンターとして、仕事をしただけ。
 それに付随する形で、偶然にも悲劇が起こってしまっただけなのだ。
 ボニーの過去は、この世界で冒険をしている者なら、誰でも当事者になる可能性がある話だ。
 明日、俺も同じことになるかも分からない。
 そういう意味でも、俺はボニーを責める気にはならなかった。
「俺はその程度のことで、君を嫌わないし、諦めもしない。俺の君への覚悟はそんなことで揺るぎはしない。俺は、ボニーを……君を愛しているんだ」
 俺は抱きしめる力を強める。
 彼女の悲しみや辛さをひしひしと感じて、自然に力が入ってしまう。
「ふ……ふぇええええええぇぇぇぇ~~~~!!」
 ボニーも俺の気持ちを感じ取ったのか、強く抱きしめ返してきて、遂には大声で泣きじゃくってしまう。
 俺は、彼女の背中や頭を撫でながら、そっと慰めていく。
 しばらくの間、彼女は俺の腕の中で泣き続けた。

 そうして、三〇分ほど経ったのち、ようやくボニーが落ち着いてきた。
「……ご、ごめんね。その……いっぱい、取り乱しちゃって……」
 俺の隣でボニーが恥ずかしそうに言う。
 泣きすぎたからか、目は真っ赤だ。
 抱き合っていた時より距離は空いているが、俺の服の裾を掴んだまま離さない。
「構わないさ。今まで我慢していた分、たくさん本音を見せてくれて嬉しかったぞ」
 俺が微笑みかけると、彼女は頬を真っ赤に染める。
「それで、ボニーのちゃんとした答えをまだ聴いていない。……聴かせてくれるか?」
 俺の言葉に、少しばかりムスッとするボニー。
「…………もう、お兄さん鈍すぎ。……分かっているでしょう? ……そ、そこまで、あたしに言わせたいの?」
 そして、ずいっと俺に顔を近づけてきて、静かに唇を重ねてくる。
「ん……ちゅ……」
 彼女の唇から、ほんのりと葡萄酒の香りが伝わり、鼻に抜ける。
「……お兄さんが好き……大好き。あたしを、お兄さんの恋人に……して?」
 彼女の口から、はっきりと俺への気持ちが解き放たれる。
「もちろんだ」
 俺はそう言って、彼女を再びきつく抱きしめる。
 そして、少し経った後、彼女が言う。
「ね……お兄さん……あたし、ちょっと疲れちゃったみたい……お兄さんの部屋で休んでいいかな……?」
 顔を上気させて、誘ってくるボニー。
 いつものような、からかう感じではなく、真剣で少し不安を帯びた眼差しだ。
「分かった」
 俺は、彼女の肩を抱いて、バー・ラックステラを後にした。
 バーを出る際、俺たちの様子を見て、ジュリアさんが何も言わず、満足そうに微笑む。
 すべて、計算通り……といった所なのだろう。
 やはり、彼女には敵わないなと思ってしまった。
 そうして、ゆっくりと俺とボニーは部屋に入った。
 部屋に入り、鍵をかけた瞬間——。
 我慢できなくなったのか、ボニーがいきなり唇を奪ってくる。
「んちゅ……ちゅぱぁ♡ れちゅ……♡ おにいさぁん……んちゅ♡ おにいさぁん……♡」
 愛しさを乱暴にぶつけ、貪ってくるようなキス。
 俺は、彼女の情熱を甘んじて受け止める。
「おにいさぁん……すきぃ……んちゅぅ♡ だいすきなのぉ……ちゅぱぁ♡」
 激しいキスの応酬を行いながら、彼女のドレスに手をかける。
「んっ♡」
 一瞬、身体をビクリとさせるも、すぐに身をゆだねてくるボニー。
 時折、キスを交えながらゆっくりと服を脱がし合い、下着姿になる。
「おにいさんの……もう、こんなに膨れてるよ……?」
 ボニーが、パンツの中で立ち上がっている俺のイチモツをそっと細い指先でなぞる。
「あはっ……♡ おつゆ……出てきちゃってるね♡」
 心地よい刺激に先走りがジワリとあふれ出るのを確認すると、ボニーは満足げに微笑む。
「そういうボニーだって……」
「ひゃぁん……♡」
 彼女の赤いパンティに手を潜り込ませると、とろりとした蜜がすでに秘所から零れ出ていた。
「だって……大好きなお兄さんと、エッチなキスしてたんだもん……こうなっちゃうよ♡」
 いじらしいことを言ってくれる。
 俺は、彼女をお姫様抱っこの要領で抱き上げて、ベッドに移動する。
「えへへ……♡ お兄さん、あたしをさらって、どこに連れていくつもりかなぁ?」
「解ってるくせに」
 軽い言葉遊びをしながら、彼女をベッドに寝かせる。
 俺は、彼女にそっと覆いかぶさり、見つめあう。
「……前と……逆だね……♡」
「ああ。あの時は、ボニーに喰われていた感じだったからな」
「ふふ……♡ 今日は、どうなのかなぁ?」
「俺がボニーを頂く」
 ボニーの言葉にそう返して、彼女の身体を撫で上げていく。
「ひゃあっ……♡ あんっ♡ はぁ……♡ んっ……♡」
 太ももや腹、胸や尻などを愛でるように丹念に愛撫していくと、彼女の口から甘い喘ぎ声が漏れる。
「お、おにいさぁん……♡ こんなのぉ、なまごろしだよぉ……♡」
 切なげにそう漏らす彼女にそっと軽い口づけを落とす。
「ちゅ……ここから、どうして欲しいのか、言ってくれ」
「んちゅ……♡ あ、あたしのぬれぬれおま〇こに……お兄さんの硬くて熱いおち〇ちん、入れて? いっぱいズボズボして……二人でイッちゃおう? ね?」
 懇願するような眼差しでおねだりしてくるボニー。
 そんな彼女の頬にそっと手を添えて「よくできたな」と声をかけると、嬉しそうに目を細めてくる。
 堪らなくなった俺は、彼女の赤の下着をゆっくりと剥ぎ取り、自らの急くように汁を漏らす剛直を、彼女の蜜壺にゆっくりと突き入れるのだった。
しおりを挟む
感想 35

あなたにおすすめの小説

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

ナッツアーモンド
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

性転のへきれき

廣瀬純七
ファンタジー
高校生の男女の入れ替わり

処理中です...