290 / 354
第10章:ルクシアの町と女を忘れたギルド団長編
第5話:ホーリーライトキャノン
しおりを挟む
「はぁっ!! 『ギガントインパクト』!!」
ドォン! という音と共にロウナが白扇竜の顔面目掛けて強力な一撃を与える。
「ギャアアアアアス!!」
ハクオウリュウが鈍い鳴き声をあげてよろめく。
「効いてるみたいだ! くらえ!! 『マグナムブレイド』!!」
「まだまだ! 『精霊砲突』——!!」
ロウナの攻撃に呼応するように、俺とキアラが追撃を仕掛ける。
貫通とまではいかないが、突きの弾丸と精霊の光線は白扇竜の脚に当たって大きな傷を作る。
「グギャオオオオ!!」
白扇竜が再びよろける。
と、その時——!!
ハクオウリュウの目の色が変わる。
「ご主人様……!! そいつ、ヤバい……!!」
シレイドが髪を逆立てる。
白扇竜は辺りに多数の魔方陣を出現させ、間欠泉ように水を噴出させる。
水は放射状に放たれ、ウォーターカッターのように近くにある岩や木を切り刻んでいく。
「いけません!! レオ様たち、こちらへ!!」
セーラの声に従い、パーティ皆が一ヵ所に集まる。
レーザーのように暴れる水の光線。
皆、避けるのに一杯一杯だ。
「さすがにマズいか……」
「ちっ……どうする? あの水の光線じゃ、接近するのは骨が折れるぞ……?」
「あたしの『ロングショット』じゃ、大したダメージは与えられないだろうし……」
独り言ちる俺に、ロウナが言う。
リズも考えを巡らせているが、いい戦略が浮かばないようだ。
「レオ様……新技を試します……おそらく、これならば倒せると思います!! 少しの間、時間を稼いでください!!」
セーラが覚悟を決めたように言い、杖に魔力を込め始める。
ヒーラーの彼女にそんな事ができるだろうかと一瞬不安になるも、仲間として信じない道はない。
「キアラ、ロウナ!! セーラのために一緒に時間を稼ぐぞ!!」
俺の言葉に二人が首肯する。
魔法陣から放たれている放射状の水の光線をできる限り避けながら、白扇竜をかく乱する。
「『エリアルエッジ』!!」
「おらっ! 『ブレッドパンチ』!!」
「はぁ!! 『精霊砲突』!!」
俺、ロウナ、キアラの遠距離攻撃が再びハクオウリュウの身体を捉える。
ダメージは微々たるものだが、確実にヘイトは前衛である俺たちに向いた。
「ギャアアア!!」
口からどんどん水球を放って攻撃してくる白扇竜。
辺り一面水だらけで、軽く洪水のようになっている。
俺たち前衛は攻撃を何とか掻い潜りながら、必死に注意を引き付ける。
そして——。
「魔力が込められました!! レオ様、キアラさん、ロウナさん! 離れてください!!」
セーラの合図と共に、俺、キアラ、ロウナがハクオウリュウから離れる。
「舐めないでください……ヒーラーだって、戦えるんです!! くらいなさい……!! 『ホーリーライトキャノン』!!」
ドビュウウウウウウウウウン!!
セーラのエンジェルロッドから放たれる、眩い光の大砲。
凄まじいスピードで進む巨大な砲弾は、白扇竜を捉え——!!
ジュワァァアアアアアアン!!
頭部を一気に蒸発させた。
頭が無くなったハクオウリュウは、声もあげぬままドシンと川の中に斃れた。
「す、すごい……!!」
「規格外の威力だな……」
リズとキアラが驚いている。
「は……はぁぁ……」
「ん……セーラ、大丈夫……? よくやった……」
力を使い果たしたのか、へなへなとその場にしゃがみ込むセーラ。
そんな彼女を支えるシレイド。
「平気か? セーラ?」
俺は近づいてセーラに尋ねる。
「な、なんとか……ですが、思ったより魔力を使うみたいで……しばらく立てそうにありません。フルパワーでは初めて使いましたが、結構疲れますね……ギルドの鍛錬場で試し打ちはしていたのですが……」
「でも、よくやったよ。ありがとう、セーラ」
困り顔で笑うセーラに応えてやる。
「今日の冒険はこの辺にしようか。みんな、疲れているだろうし……服も身体もずぶ濡れだしな」
「さんせー」
「ん……」
「同意だ」
俺の呼びかけに、リズ、シレイド、キアラが答える。
素材の回収の方も、みんなが手早く作業してくれたので、大きさの割に時間はかからずスムーズに帰路につけそうだ。
俺たちは、残ったハクオウリュウの死骸を処理して、コボの村の宿に戻った。
「えっとー……あたしたちが今日進んだのは、ハクオウ山の二合目の中間あたり。全体でいうとちょうど半分の位置くらいかな。この分なら、明日にでもボス部屋に着くね」
「そうか。急ぐわけではないけど、ゴールが見えているなら気は楽だな」
夕食の際、探査とマッピングの情報を確認しながら言うリズに、俺は微笑んで返す。
シレイドはコボの村特産の芋『コボイモ』の煮っ転がしをバクバク食べている。
醬油ベースで心があったかくなるような、懐かしい味である。
宿の女将さんが、腰の曲がった優しそうなおばあちゃんで、料理も優しい味付けのものが多い。
「それにしても、この白扇竜の素材はすごく綺麗ですね……」
白く輝く鱗を一つ取り出し、セーラがウットリと眺めている。
「ああ。ヒラヒラしたヒレも高そうだったな。需要が多そうだ」
「この鱗で作った弾は、どんな効果がでるんだろう……!」
キアラとリズも目を輝かせている。
「今回、全体的に有用な素材が多い印象だったよな」
「やはりそこは、一流冒険者用のダンジョンだからだろうな。素材のランクが一段上がったみたいに感じるぜ」
呟く俺に、ロウナが嬉しそうに答える。
「王道である竜種の魔物も増えてきたな。奴らは、他の種族よりも強力だからな。気を付けて戦わねばなるまい」
「ええ。竜種の魔物はもともと蜥蜴系統の魔物が進化したものだと考えられています。今までも、蜥蜴の魔物は多くいましたからね。私たちも一流冒険者になりましたから、竜種の魔物を相手取る機会が今後増えてくると思われますね」
キアラとセーラが考えるように話し込んでいる。
「まあ、なんにせよ、順調に冒険者街道を歩いていけてるみたいだね! ルクシアで燻っていたころが嘘みたいだよー!」
嬉しそうに顔を綻ばせるリズに、俺は微笑みを返してやる。
「ご主人様……シレイド、ここの芋……気に入った。……『肉じゃが』って言うのがメニューにあるらしい……頼んでいい?」
「ああ、もちろんだ。好きなだけ頼めばいいよ」
俺の言葉に「むふー♪」と笑うシレイド。
「ばあちゃん……シレイド、『肉じゃが』食べたい……」
「あいあい。わかりましたよぉ。ちょっと待っててくださいねぇ」
腰の曲がった割烹着姿のおばあちゃんが厨房に入っていく。
シレイドを見る目は、まるで孫を見るように優しい目だ。
「むふー♪ ……シレイド、あのばあちゃん好き……♪」
シレイドも、あの女将さんの優しさを感じ取っているらしい。
都会には都会の良さがあるが、こういう田舎にも田舎ならではの良さがあるな。
こうして、美味しい料理に舌鼓を打ちながら、賑やかにコボの村の夜が過ぎていったのだった。
ドォン! という音と共にロウナが白扇竜の顔面目掛けて強力な一撃を与える。
「ギャアアアアアス!!」
ハクオウリュウが鈍い鳴き声をあげてよろめく。
「効いてるみたいだ! くらえ!! 『マグナムブレイド』!!」
「まだまだ! 『精霊砲突』——!!」
ロウナの攻撃に呼応するように、俺とキアラが追撃を仕掛ける。
貫通とまではいかないが、突きの弾丸と精霊の光線は白扇竜の脚に当たって大きな傷を作る。
「グギャオオオオ!!」
白扇竜が再びよろける。
と、その時——!!
ハクオウリュウの目の色が変わる。
「ご主人様……!! そいつ、ヤバい……!!」
シレイドが髪を逆立てる。
白扇竜は辺りに多数の魔方陣を出現させ、間欠泉ように水を噴出させる。
水は放射状に放たれ、ウォーターカッターのように近くにある岩や木を切り刻んでいく。
「いけません!! レオ様たち、こちらへ!!」
セーラの声に従い、パーティ皆が一ヵ所に集まる。
レーザーのように暴れる水の光線。
皆、避けるのに一杯一杯だ。
「さすがにマズいか……」
「ちっ……どうする? あの水の光線じゃ、接近するのは骨が折れるぞ……?」
「あたしの『ロングショット』じゃ、大したダメージは与えられないだろうし……」
独り言ちる俺に、ロウナが言う。
リズも考えを巡らせているが、いい戦略が浮かばないようだ。
「レオ様……新技を試します……おそらく、これならば倒せると思います!! 少しの間、時間を稼いでください!!」
セーラが覚悟を決めたように言い、杖に魔力を込め始める。
ヒーラーの彼女にそんな事ができるだろうかと一瞬不安になるも、仲間として信じない道はない。
「キアラ、ロウナ!! セーラのために一緒に時間を稼ぐぞ!!」
俺の言葉に二人が首肯する。
魔法陣から放たれている放射状の水の光線をできる限り避けながら、白扇竜をかく乱する。
「『エリアルエッジ』!!」
「おらっ! 『ブレッドパンチ』!!」
「はぁ!! 『精霊砲突』!!」
俺、ロウナ、キアラの遠距離攻撃が再びハクオウリュウの身体を捉える。
ダメージは微々たるものだが、確実にヘイトは前衛である俺たちに向いた。
「ギャアアア!!」
口からどんどん水球を放って攻撃してくる白扇竜。
辺り一面水だらけで、軽く洪水のようになっている。
俺たち前衛は攻撃を何とか掻い潜りながら、必死に注意を引き付ける。
そして——。
「魔力が込められました!! レオ様、キアラさん、ロウナさん! 離れてください!!」
セーラの合図と共に、俺、キアラ、ロウナがハクオウリュウから離れる。
「舐めないでください……ヒーラーだって、戦えるんです!! くらいなさい……!! 『ホーリーライトキャノン』!!」
ドビュウウウウウウウウウン!!
セーラのエンジェルロッドから放たれる、眩い光の大砲。
凄まじいスピードで進む巨大な砲弾は、白扇竜を捉え——!!
ジュワァァアアアアアアン!!
頭部を一気に蒸発させた。
頭が無くなったハクオウリュウは、声もあげぬままドシンと川の中に斃れた。
「す、すごい……!!」
「規格外の威力だな……」
リズとキアラが驚いている。
「は……はぁぁ……」
「ん……セーラ、大丈夫……? よくやった……」
力を使い果たしたのか、へなへなとその場にしゃがみ込むセーラ。
そんな彼女を支えるシレイド。
「平気か? セーラ?」
俺は近づいてセーラに尋ねる。
「な、なんとか……ですが、思ったより魔力を使うみたいで……しばらく立てそうにありません。フルパワーでは初めて使いましたが、結構疲れますね……ギルドの鍛錬場で試し打ちはしていたのですが……」
「でも、よくやったよ。ありがとう、セーラ」
困り顔で笑うセーラに応えてやる。
「今日の冒険はこの辺にしようか。みんな、疲れているだろうし……服も身体もずぶ濡れだしな」
「さんせー」
「ん……」
「同意だ」
俺の呼びかけに、リズ、シレイド、キアラが答える。
素材の回収の方も、みんなが手早く作業してくれたので、大きさの割に時間はかからずスムーズに帰路につけそうだ。
俺たちは、残ったハクオウリュウの死骸を処理して、コボの村の宿に戻った。
「えっとー……あたしたちが今日進んだのは、ハクオウ山の二合目の中間あたり。全体でいうとちょうど半分の位置くらいかな。この分なら、明日にでもボス部屋に着くね」
「そうか。急ぐわけではないけど、ゴールが見えているなら気は楽だな」
夕食の際、探査とマッピングの情報を確認しながら言うリズに、俺は微笑んで返す。
シレイドはコボの村特産の芋『コボイモ』の煮っ転がしをバクバク食べている。
醬油ベースで心があったかくなるような、懐かしい味である。
宿の女将さんが、腰の曲がった優しそうなおばあちゃんで、料理も優しい味付けのものが多い。
「それにしても、この白扇竜の素材はすごく綺麗ですね……」
白く輝く鱗を一つ取り出し、セーラがウットリと眺めている。
「ああ。ヒラヒラしたヒレも高そうだったな。需要が多そうだ」
「この鱗で作った弾は、どんな効果がでるんだろう……!」
キアラとリズも目を輝かせている。
「今回、全体的に有用な素材が多い印象だったよな」
「やはりそこは、一流冒険者用のダンジョンだからだろうな。素材のランクが一段上がったみたいに感じるぜ」
呟く俺に、ロウナが嬉しそうに答える。
「王道である竜種の魔物も増えてきたな。奴らは、他の種族よりも強力だからな。気を付けて戦わねばなるまい」
「ええ。竜種の魔物はもともと蜥蜴系統の魔物が進化したものだと考えられています。今までも、蜥蜴の魔物は多くいましたからね。私たちも一流冒険者になりましたから、竜種の魔物を相手取る機会が今後増えてくると思われますね」
キアラとセーラが考えるように話し込んでいる。
「まあ、なんにせよ、順調に冒険者街道を歩いていけてるみたいだね! ルクシアで燻っていたころが嘘みたいだよー!」
嬉しそうに顔を綻ばせるリズに、俺は微笑みを返してやる。
「ご主人様……シレイド、ここの芋……気に入った。……『肉じゃが』って言うのがメニューにあるらしい……頼んでいい?」
「ああ、もちろんだ。好きなだけ頼めばいいよ」
俺の言葉に「むふー♪」と笑うシレイド。
「ばあちゃん……シレイド、『肉じゃが』食べたい……」
「あいあい。わかりましたよぉ。ちょっと待っててくださいねぇ」
腰の曲がった割烹着姿のおばあちゃんが厨房に入っていく。
シレイドを見る目は、まるで孫を見るように優しい目だ。
「むふー♪ ……シレイド、あのばあちゃん好き……♪」
シレイドも、あの女将さんの優しさを感じ取っているらしい。
都会には都会の良さがあるが、こういう田舎にも田舎ならではの良さがあるな。
こうして、美味しい料理に舌鼓を打ちながら、賑やかにコボの村の夜が過ぎていったのだった。
162
あなたにおすすめの小説
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる