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第10章:ルクシアの町と女を忘れたギルド団長編
第12話:瘴気の正体
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教会の外に出ると、あたりは怪しげな霧が出ていた。
カーネルとスタークは教会の入り口で、攻撃態勢を取って構えている。
「……レオ君。身体は平気なのかね?」
カーネルが驚いたように俺に尋ねてくる。
「は、はい……。俺は何とも。ですが、仲間はみんな戦える状態じゃないです」
「当然だろうな。この瘴気……並の冒険者なら動けなくなる濃度だ。お前が平気でいられるのが不思議なくらいだぜ」
俺の言葉に、苦い顔で言うスターク。
当然、瘴気の塊を感じる前方を睨みつけたまま動かない。
「おまけに、さっきの雄叫び……私の予想が正しければ、碌なものじゃないな……」
カーネルの顔にも緊張が走っている。
——その時。
「おーい! レオくーん!」
教会の裏側の街道から、誰かが走ってくる。
ハルカだ。
隣には、エルゼリアギルド団長のゼルフィアもいる。
「ハルカ、ゼルフィアさん! どうしてここに?」
「魔物の軍団を一通り片づけたら、この妙な霧と瘴気だ。他の冒険者は軒並み震えて使い物にならなくなってな。瘴気の濃い方向を辿ってきたら、ここに着いたというわけだ」
「ケイティもカリーナも苦しそうにうずくまって動けなくなっちゃったんだ」
俺の言葉に、ゼルフィアとハルカが答える。
「……ふむ」
カーネルが考えこむように声を漏らす。
「おい。お喋りはそこまでだ。どうやら来なすったようだぜ」
スタークが見つめる先に、僅かに影が見えてくる。
と同時に、鼻をつくような嫌な臭いが辺りに立ち込める。
肉が腐敗したような臭いだ。
思わず鼻を取りたくなるほどである。
ドシン……ドシン……ドシン。
静かに足音が聞こえ、それが大きくなってくる。
嫌な霧の中、ようやく瘴気の原因と思われる魔物が姿を現した。
体長10mはあるであろう青く大きな竜……だが、その身体は臭い通り腐りきり、所々骨が見えている。
ぎょろりとした鋭く大きな目は、射貫かれると動けなくなるほど不気味だ。
ふしゅー、ふしゅーと蒸気機関のような音を出しながら、瘴気に溢れた霧を身体中から噴き出している。
「鑑定!!」
俺は、すぐさま鑑定を行う。
名前:ドラゴンゾンビ
危険度:S+
説明:死したドラゴンが長い年月をかけて瘴気を浴び続け、再び命を宿した姿。身体から瘴気の霧を放つ。非常に獰猛かつ危険。通常、冒険者ではなく国の精鋭部隊が相手取るレベル。
素材:『腐乱竜の骨』
レア素材:『腐乱竜の眼』
S+……だと?
こんなに高い危険度の魔物は今まで見たことないぞ……。
「まさか、このような大物が出ようとはな……」
「ちっ……」
カーネルとスタークにも焦りの色が見える。
「やるしかない……今更、教会内の人間を避難させる時間はない」
「うぅ……なんなのよ……あいつ……」
ゼルフィアとハルカが静かに剣を抜く。
ハルカの手はわずかに震えていた。
俺も、風霊の剣を構えた。
五人であの怪物と戦わなければならないようだ。
「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアズ!!」
ドラゴンゾンビが、紫色の巨大な火球を口から放つ。
「はあああっ!!」
スタークがその火球を一刀両断にし、そのまま距離を詰めて横一閃に薙ぎ払う。
ズバアアァァン!!
剣はドラゴンゾンビの腕を捉えるも、踏み込みが浅かったのかあまり効いている様子はない。
腐乱竜はその腕を大きく振り上げて、鋭い爪でスタークに襲いかかる。
「『サンドウォール』!!」
カーネルがすかさず大きな砂の壁を作り、それを阻む。
「『秘剣・灼熱砲突』!!」
一瞬のスキを突いて、ハルカが凄まじい炎の光線を放つ。
ドラゴンゾンビの足を捉える。
ジュワアアアアア!!
肉が焦げるような音を立てて、腐乱竜が少しのけぞる。
「今度はこちらからだ!! でやあああああっ!!」
ゼルフィアが大剣を振り上げ、ドラゴンゾンビの腕を斬る。
ズバアアアアアアァァン!!
鋭い音と共に、三人の攻撃が蓄積された腐乱竜の右腕は両断された。
「やった……!!」
ハルカが小さな声を上げる。
——その時!!
「ギャアアアアアアアアアアアアアス!!」
ドラゴンゾンビが口から禍々しい濁った毒霧を吐き出す。
「不味い!! それは『毒』だ!! 避けるんだ!!」
カーネルさんが焦ったように呼びかける。
「しまっ……!!」
ゼルフィアはそれを避けようとするも、避けきれずに直撃を食らう。
大剣のスキの大きさが表れてしまったようだ。
「グッ……!!」
身体を震わせ、大剣を落としてうずくまるゼルフィア。
全身に毒霧をくらったことで、動けなくなってしまったようだ。
「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアズ!!」
腐乱竜はゼルフィアめがけて、左腕を振り上げる。
「くっ!!」
ゼルフィアが覚悟を決めたように目を瞑る!
——その時!!
「『ルーンブレード』!!」
俺は、彼女とドラゴンゾンビの間に割って入り、振り下ろされた左腕を風霊の剣で受け止める!!
ジジジジジッという鈍い音が響き、鍔競り合う。
嘘だろ……? 今までなんでも断ち切ってきた『ルーンブレード』を真っ正面から食らって受け止めた!?
俺は、心の中で驚愕していた。
危険度S+の強さをこの身で体感している。
恐怖心で動かない身体を何とか奮い立たせて鍔競り合う。
「ギャアアアアアアアアアアズ!!」
「ぐうぅっ……!!」
押し負けそうになっていたところに、鋭い眼光のスタークが突進してくる。
「はあああああああっ!!」
スタークは、俺と鍔競り合っているドラゴンゾンビの左腕を長剣でぶった切る!!
ザバァァァアアアアン!!
紫色の血しぶきをあげて、腐乱竜の左腕が空高く吹き飛んで舞う。
「レオ! ゼルフィアを後ろに下がらせろ!」
「は、はい!!」
スタークの言う通りに、動けなくなったゼルフィアを抱きかかえて後方に避難させる。
「す……すまない……レオ……」
「気にしなくて大丈夫です! それより、気をしっかり持ってください!」
毒が全身に回っているようで、ゼルフィアの顔色が悪い。
「レオ君。この解毒薬を彼女にあげなさい」
カーネルが瓶に入った緑色のポーションを自らの魔法の袋から取り出す。
俺の持っているポーションよりも遥かに純度が高く見える。
俺は、すぐさまそれを彼女に与えた。
血色は戻ったが、動けるまでにはまだかかりそうだ。
「さぁて……どうする、化け物? 貴様の両腕はもう無いぞ……?」
スタークがニヤリと笑って、ドラゴンゾンビと対峙する。
——その時!!
「グオオオオオオオオオオオッ!!」
ドラゴンゾンビの首元が水色に光り輝き、失われたはずの両腕がムクムクと生えてくる!!
「な、何!? それ!!」
ハルカが顔を引きつらせて叫ぶ。
「くっ……『玉持ち』か……!!」
「くそっ!! 面倒だな……!!」
カーネル、スタークも困惑の色を浮かべる。
「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアズ!!」
何事もなかったかのように、ドラゴンゾンビは再び俺たちに襲い掛かってきた!!
カーネルとスタークは教会の入り口で、攻撃態勢を取って構えている。
「……レオ君。身体は平気なのかね?」
カーネルが驚いたように俺に尋ねてくる。
「は、はい……。俺は何とも。ですが、仲間はみんな戦える状態じゃないです」
「当然だろうな。この瘴気……並の冒険者なら動けなくなる濃度だ。お前が平気でいられるのが不思議なくらいだぜ」
俺の言葉に、苦い顔で言うスターク。
当然、瘴気の塊を感じる前方を睨みつけたまま動かない。
「おまけに、さっきの雄叫び……私の予想が正しければ、碌なものじゃないな……」
カーネルの顔にも緊張が走っている。
——その時。
「おーい! レオくーん!」
教会の裏側の街道から、誰かが走ってくる。
ハルカだ。
隣には、エルゼリアギルド団長のゼルフィアもいる。
「ハルカ、ゼルフィアさん! どうしてここに?」
「魔物の軍団を一通り片づけたら、この妙な霧と瘴気だ。他の冒険者は軒並み震えて使い物にならなくなってな。瘴気の濃い方向を辿ってきたら、ここに着いたというわけだ」
「ケイティもカリーナも苦しそうにうずくまって動けなくなっちゃったんだ」
俺の言葉に、ゼルフィアとハルカが答える。
「……ふむ」
カーネルが考えこむように声を漏らす。
「おい。お喋りはそこまでだ。どうやら来なすったようだぜ」
スタークが見つめる先に、僅かに影が見えてくる。
と同時に、鼻をつくような嫌な臭いが辺りに立ち込める。
肉が腐敗したような臭いだ。
思わず鼻を取りたくなるほどである。
ドシン……ドシン……ドシン。
静かに足音が聞こえ、それが大きくなってくる。
嫌な霧の中、ようやく瘴気の原因と思われる魔物が姿を現した。
体長10mはあるであろう青く大きな竜……だが、その身体は臭い通り腐りきり、所々骨が見えている。
ぎょろりとした鋭く大きな目は、射貫かれると動けなくなるほど不気味だ。
ふしゅー、ふしゅーと蒸気機関のような音を出しながら、瘴気に溢れた霧を身体中から噴き出している。
「鑑定!!」
俺は、すぐさま鑑定を行う。
名前:ドラゴンゾンビ
危険度:S+
説明:死したドラゴンが長い年月をかけて瘴気を浴び続け、再び命を宿した姿。身体から瘴気の霧を放つ。非常に獰猛かつ危険。通常、冒険者ではなく国の精鋭部隊が相手取るレベル。
素材:『腐乱竜の骨』
レア素材:『腐乱竜の眼』
S+……だと?
こんなに高い危険度の魔物は今まで見たことないぞ……。
「まさか、このような大物が出ようとはな……」
「ちっ……」
カーネルとスタークにも焦りの色が見える。
「やるしかない……今更、教会内の人間を避難させる時間はない」
「うぅ……なんなのよ……あいつ……」
ゼルフィアとハルカが静かに剣を抜く。
ハルカの手はわずかに震えていた。
俺も、風霊の剣を構えた。
五人であの怪物と戦わなければならないようだ。
「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアズ!!」
ドラゴンゾンビが、紫色の巨大な火球を口から放つ。
「はあああっ!!」
スタークがその火球を一刀両断にし、そのまま距離を詰めて横一閃に薙ぎ払う。
ズバアアァァン!!
剣はドラゴンゾンビの腕を捉えるも、踏み込みが浅かったのかあまり効いている様子はない。
腐乱竜はその腕を大きく振り上げて、鋭い爪でスタークに襲いかかる。
「『サンドウォール』!!」
カーネルがすかさず大きな砂の壁を作り、それを阻む。
「『秘剣・灼熱砲突』!!」
一瞬のスキを突いて、ハルカが凄まじい炎の光線を放つ。
ドラゴンゾンビの足を捉える。
ジュワアアアアア!!
肉が焦げるような音を立てて、腐乱竜が少しのけぞる。
「今度はこちらからだ!! でやあああああっ!!」
ゼルフィアが大剣を振り上げ、ドラゴンゾンビの腕を斬る。
ズバアアアアアアァァン!!
鋭い音と共に、三人の攻撃が蓄積された腐乱竜の右腕は両断された。
「やった……!!」
ハルカが小さな声を上げる。
——その時!!
「ギャアアアアアアアアアアアアアス!!」
ドラゴンゾンビが口から禍々しい濁った毒霧を吐き出す。
「不味い!! それは『毒』だ!! 避けるんだ!!」
カーネルさんが焦ったように呼びかける。
「しまっ……!!」
ゼルフィアはそれを避けようとするも、避けきれずに直撃を食らう。
大剣のスキの大きさが表れてしまったようだ。
「グッ……!!」
身体を震わせ、大剣を落としてうずくまるゼルフィア。
全身に毒霧をくらったことで、動けなくなってしまったようだ。
「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアズ!!」
腐乱竜はゼルフィアめがけて、左腕を振り上げる。
「くっ!!」
ゼルフィアが覚悟を決めたように目を瞑る!
——その時!!
「『ルーンブレード』!!」
俺は、彼女とドラゴンゾンビの間に割って入り、振り下ろされた左腕を風霊の剣で受け止める!!
ジジジジジッという鈍い音が響き、鍔競り合う。
嘘だろ……? 今までなんでも断ち切ってきた『ルーンブレード』を真っ正面から食らって受け止めた!?
俺は、心の中で驚愕していた。
危険度S+の強さをこの身で体感している。
恐怖心で動かない身体を何とか奮い立たせて鍔競り合う。
「ギャアアアアアアアアアアズ!!」
「ぐうぅっ……!!」
押し負けそうになっていたところに、鋭い眼光のスタークが突進してくる。
「はあああああああっ!!」
スタークは、俺と鍔競り合っているドラゴンゾンビの左腕を長剣でぶった切る!!
ザバァァァアアアアン!!
紫色の血しぶきをあげて、腐乱竜の左腕が空高く吹き飛んで舞う。
「レオ! ゼルフィアを後ろに下がらせろ!」
「は、はい!!」
スタークの言う通りに、動けなくなったゼルフィアを抱きかかえて後方に避難させる。
「す……すまない……レオ……」
「気にしなくて大丈夫です! それより、気をしっかり持ってください!」
毒が全身に回っているようで、ゼルフィアの顔色が悪い。
「レオ君。この解毒薬を彼女にあげなさい」
カーネルが瓶に入った緑色のポーションを自らの魔法の袋から取り出す。
俺の持っているポーションよりも遥かに純度が高く見える。
俺は、すぐさまそれを彼女に与えた。
血色は戻ったが、動けるまでにはまだかかりそうだ。
「さぁて……どうする、化け物? 貴様の両腕はもう無いぞ……?」
スタークがニヤリと笑って、ドラゴンゾンビと対峙する。
——その時!!
「グオオオオオオオオオオオッ!!」
ドラゴンゾンビの首元が水色に光り輝き、失われたはずの両腕がムクムクと生えてくる!!
「な、何!? それ!!」
ハルカが顔を引きつらせて叫ぶ。
「くっ……『玉持ち』か……!!」
「くそっ!! 面倒だな……!!」
カーネル、スタークも困惑の色を浮かべる。
「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアズ!!」
何事もなかったかのように、ドラゴンゾンビは再び俺たちに襲い掛かってきた!!
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