321 / 354
第11章:落星の森と紫煙の魔術師編
第5話:金豹ゴールドパンサー
しおりを挟む
「はあああああっ!!」
キアラが金豹一匹に向かい突きを放つ。
が、その突きは軽々と躱される。
「速い……!!」
わずかに歯噛みするキアラの後ろから、ロウナが金豹に飛び掛かる。
「『ビッグナックル』!!」
巨大な拳の波動が、ゴールドパンサーに直撃する。
「グギャアオッ!!」
わずかによろめくゴールドパンサー。
追撃をしようとしたところ、もう一匹の金豹がロウナめがけて突進してくる。
「させない!! 『ヘビーショット』!!」
後方からリズの銃弾が放たれ、突進してきた金豹にヒット。
二匹の金豹は手負いとなり、しゅるりと後方に下がって距離を取ってくる。
「ダメージは与えられたが……隙が無いな……!」
「ああ。速いから攻撃も当てにくい……」
キアラとロウナが苦い顔をする。
ジリジリと睨み合いが続いていた——その時。
「むーんむんむん……『ブラックスパイク』……!!」
後方から不意を突くように、シレイドの魔法が発動する。
金豹たちの真下に現れた魔方陣から二本の巨大な闇の針が、金豹たちを貫いて動きを奪う。
「グッギャアアア!!」
「ギャアアス!!」
ジタバタと暴れるゴールドパンサーたち。
「……くっ……暴れてる……!! 魔法が維持できない……!!」
「いや……隙を作れれば充分だ……!! はあああああっ!!」
俺は横一閃、ゴールドパンサー二匹を薙ぎ払う。
スパアアアアン!!
ゴールドパンサー二匹の喉笛が勢いよく両断される。
うーむ、凄まじい威力だが……なんかグロい。
風神剣の切れ味が良すぎるのだろう。
ゴールドパンサー二匹は断末魔を上げることなく地に崩れ落ちた。
「ひえー。やっぱりご主人様の剣、すげー威力だな」
「ん……相手はかなり筋繊維が多い魔物だった……普通の剣なら、なかなか刃が通らなかったと思う……すごい剣」
「だよねー。あたしの銃弾も、そこそこのダメージしか与えられてなかったし」
ロウナとシレイドが舌を巻く。
リズも息を吐きながら言う。
「なにより、素早い魔物だったな。距離をとるという状況判断も上手かった」
「ええ。皆さんの攻撃を急所から逸らすように動いていたみたいですし。シレイドちゃんの不意打ちで動きを封じなければきつかったかもしれませんね」
キアラとセーラも考え込むように言う。
「まあ、なんにせよ勝ったんだ。素材を頂こう」
俺が言うと、五人は首肯して剥ぎ取りを開始する。
「にしても、『鑑定』した時に出てた『とある隠し素材』ってなんだろな?」
「んー、一応『鑑定』を使いながら剥ぎ取ってるけど、それらしい反応はないねー」
俺の言葉にリズが応える。
「もしかしたら、ゴールドパンサー本体の素材ではないのかもしれませんね」
「と言うと?」
「うーん……魔物なら『卵』とか……?」
「……でも、こいつは哺乳類……卵産まない……」
セーラと俺が考え込んでいると、シレイドが言う。
「他の排出物……もしかして『コレ』とかだったりして? あはははは、そんなわけ……ええ!?」
近くにあった金豹の糞に、ふざけて『鑑定』をかけたリズが驚いている。
「どうした?」
「素材反応が……でた」
「マジか……?」
リズの言葉に俺も糞に鑑定を行う。
名前:金豹の糞
素材ランク:A+
説明:肉が手に入らず、果実や豆を食べて飢えを凌いでいた金豹の糞。胃の中で様々な果実や豆の風味が結合し発酵したもの。加工したものは高級な珈琲豆として使われる隠し素材。
「うへー、これ、食べるのか!?」
「……シレイド、いらない……」
ロウナとシレイドが渋い顔をしている。
そういえば、元の世界にもあったな、動物の糞から作るコーヒー。
さすがに飲んだことはないけど。
とりあえず、素材ということなら粗末にはするまい。
それが、魔物であろうと狩った者の義務である。
俺は、充分に素材の消毒・洗浄を行った上で『金豹の糞』をアイテムボックスに入れた。
それからしばらく森を進むと大きな花畑が見えてくる。
「わー! 綺麗!!」
「素敵ですね」
一面に咲き誇る美しい水色の花。
思わず息を飲んでしまう光景である。
「レオ、少し休んでいかないか?」
「ん……シレイドおなか減った」
「だなー。もう昼過ぎだろ? 飯にしようぜ」
キアラ、シレイド、ロウナが提案してくる。
「よし。じゃあ、お昼ご飯にしようか」
「ふふふ。じゃあ、お料理作っちゃおっか♪」
「手伝いますわ、リズさん」
俺の言葉に、リズとセーラがテキパキと料理の準備を始める。
取り出したるは、キャンプのキッチン用具のようなフライパンや、金網など。
残った俺たちも、花が生えていないスペースに敷物を広げて、座れるように準備する。
「さーて、何にしようかなぁ……あ、ダーティイーグルのお肉がまだあったね」
「コボの村の宿のおばあちゃんにもらったお野菜も一緒に炒めましょうか」
二人が言葉を交わしながら、さっさと料理を作っていく。
「美味そうな匂いだぜー」
「だぜー……」
ロウナとシレイドがワクワクといった感じで待ち焦がれている。
辺りにはニンニクと醤油の良い香りが漂ってきている。
「にしても……この花、どこかで見たことがあるような……うーむ」
キアラが水色の花の香りを嗅ぎながら独り言ちている。
そうして、少しすると料理が出来上がる。
「さあさあ、出来たよ! 今日は『ダーティイーグルの葉野菜炒め』!!」
「コボイモをコンソメスープで煮込んだ『コボイモスープ』も作りましたよ♪」
リズとセーラが持ってきてくれた料理に皆が「おぉー!」と歓声を上げる。
葉野菜炒めをかきこみながら、パンを齧ると軽いジャンクフードのような感覚でなんとも美味である。
コボイモスープもコボイモの柔らかく素朴な味わいにガツンとコンソメが感じられてとても繊細な味わいだ。
そうして、花畑を眺めながら昼食を取った。
言わずもがな、絶景に囲まれて取る食事は最高だった。
「ふぃー! 食った食った!」
「ん……美味しかった……リズもセーラも料理上手」
「うむ。満腹だ。鎧がキツイくらい食べてしまった」
ロウナ、シレイド、キアラが幸せそうな顔をしている。
「リズ、セーラ。いつもありがとう。今日も美味しかったよ」
「えへへ、どういたしまして。あたしも、みんなが美味しそうに食べてくれて幸せだよ」
「うふふ。そうですね。皆さん、いつも完食してくれるので作り甲斐がありますわ」
俺の言葉にリズとセーラが頬を赤らめる。
「リズ。魔物のサーチだけはかけておいてくれ。ちょっと休んでから冒険を再開しよう」
「了解♪」
そうして皆で休んでいると、ロウナの耳と尻尾がピクピクと反応する。
横になっていた彼女がガバッと起き上がり、周囲の匂いを嗅いでいる。
「どうした? ロウナ?」
「ん……? いや、なんか変な感じというか……敵はいないのに殺気を感じるというか……花の匂いの中に、なんだか獣臭さを感じるというか……」
「なんだと?」
彼女の言葉に、俺も感覚を研ぎ澄ませる。
確かに、瘴気が濃くなっている感覚がある。
それこそ、魔物を前にしているような……。
「リズ……反応は?」
「周囲に反応はないね……だけど、あたしもなんか誰かに見られてるような……」
俺の言葉に、リズもキョロキョロと何もいない花畑を見る。
——その時!!
「グワアアアアア!!」
何もいない場所から、耳を劈くような獣の咆哮が聞こえてきた。
キアラが金豹一匹に向かい突きを放つ。
が、その突きは軽々と躱される。
「速い……!!」
わずかに歯噛みするキアラの後ろから、ロウナが金豹に飛び掛かる。
「『ビッグナックル』!!」
巨大な拳の波動が、ゴールドパンサーに直撃する。
「グギャアオッ!!」
わずかによろめくゴールドパンサー。
追撃をしようとしたところ、もう一匹の金豹がロウナめがけて突進してくる。
「させない!! 『ヘビーショット』!!」
後方からリズの銃弾が放たれ、突進してきた金豹にヒット。
二匹の金豹は手負いとなり、しゅるりと後方に下がって距離を取ってくる。
「ダメージは与えられたが……隙が無いな……!」
「ああ。速いから攻撃も当てにくい……」
キアラとロウナが苦い顔をする。
ジリジリと睨み合いが続いていた——その時。
「むーんむんむん……『ブラックスパイク』……!!」
後方から不意を突くように、シレイドの魔法が発動する。
金豹たちの真下に現れた魔方陣から二本の巨大な闇の針が、金豹たちを貫いて動きを奪う。
「グッギャアアア!!」
「ギャアアス!!」
ジタバタと暴れるゴールドパンサーたち。
「……くっ……暴れてる……!! 魔法が維持できない……!!」
「いや……隙を作れれば充分だ……!! はあああああっ!!」
俺は横一閃、ゴールドパンサー二匹を薙ぎ払う。
スパアアアアン!!
ゴールドパンサー二匹の喉笛が勢いよく両断される。
うーむ、凄まじい威力だが……なんかグロい。
風神剣の切れ味が良すぎるのだろう。
ゴールドパンサー二匹は断末魔を上げることなく地に崩れ落ちた。
「ひえー。やっぱりご主人様の剣、すげー威力だな」
「ん……相手はかなり筋繊維が多い魔物だった……普通の剣なら、なかなか刃が通らなかったと思う……すごい剣」
「だよねー。あたしの銃弾も、そこそこのダメージしか与えられてなかったし」
ロウナとシレイドが舌を巻く。
リズも息を吐きながら言う。
「なにより、素早い魔物だったな。距離をとるという状況判断も上手かった」
「ええ。皆さんの攻撃を急所から逸らすように動いていたみたいですし。シレイドちゃんの不意打ちで動きを封じなければきつかったかもしれませんね」
キアラとセーラも考え込むように言う。
「まあ、なんにせよ勝ったんだ。素材を頂こう」
俺が言うと、五人は首肯して剥ぎ取りを開始する。
「にしても、『鑑定』した時に出てた『とある隠し素材』ってなんだろな?」
「んー、一応『鑑定』を使いながら剥ぎ取ってるけど、それらしい反応はないねー」
俺の言葉にリズが応える。
「もしかしたら、ゴールドパンサー本体の素材ではないのかもしれませんね」
「と言うと?」
「うーん……魔物なら『卵』とか……?」
「……でも、こいつは哺乳類……卵産まない……」
セーラと俺が考え込んでいると、シレイドが言う。
「他の排出物……もしかして『コレ』とかだったりして? あはははは、そんなわけ……ええ!?」
近くにあった金豹の糞に、ふざけて『鑑定』をかけたリズが驚いている。
「どうした?」
「素材反応が……でた」
「マジか……?」
リズの言葉に俺も糞に鑑定を行う。
名前:金豹の糞
素材ランク:A+
説明:肉が手に入らず、果実や豆を食べて飢えを凌いでいた金豹の糞。胃の中で様々な果実や豆の風味が結合し発酵したもの。加工したものは高級な珈琲豆として使われる隠し素材。
「うへー、これ、食べるのか!?」
「……シレイド、いらない……」
ロウナとシレイドが渋い顔をしている。
そういえば、元の世界にもあったな、動物の糞から作るコーヒー。
さすがに飲んだことはないけど。
とりあえず、素材ということなら粗末にはするまい。
それが、魔物であろうと狩った者の義務である。
俺は、充分に素材の消毒・洗浄を行った上で『金豹の糞』をアイテムボックスに入れた。
それからしばらく森を進むと大きな花畑が見えてくる。
「わー! 綺麗!!」
「素敵ですね」
一面に咲き誇る美しい水色の花。
思わず息を飲んでしまう光景である。
「レオ、少し休んでいかないか?」
「ん……シレイドおなか減った」
「だなー。もう昼過ぎだろ? 飯にしようぜ」
キアラ、シレイド、ロウナが提案してくる。
「よし。じゃあ、お昼ご飯にしようか」
「ふふふ。じゃあ、お料理作っちゃおっか♪」
「手伝いますわ、リズさん」
俺の言葉に、リズとセーラがテキパキと料理の準備を始める。
取り出したるは、キャンプのキッチン用具のようなフライパンや、金網など。
残った俺たちも、花が生えていないスペースに敷物を広げて、座れるように準備する。
「さーて、何にしようかなぁ……あ、ダーティイーグルのお肉がまだあったね」
「コボの村の宿のおばあちゃんにもらったお野菜も一緒に炒めましょうか」
二人が言葉を交わしながら、さっさと料理を作っていく。
「美味そうな匂いだぜー」
「だぜー……」
ロウナとシレイドがワクワクといった感じで待ち焦がれている。
辺りにはニンニクと醤油の良い香りが漂ってきている。
「にしても……この花、どこかで見たことがあるような……うーむ」
キアラが水色の花の香りを嗅ぎながら独り言ちている。
そうして、少しすると料理が出来上がる。
「さあさあ、出来たよ! 今日は『ダーティイーグルの葉野菜炒め』!!」
「コボイモをコンソメスープで煮込んだ『コボイモスープ』も作りましたよ♪」
リズとセーラが持ってきてくれた料理に皆が「おぉー!」と歓声を上げる。
葉野菜炒めをかきこみながら、パンを齧ると軽いジャンクフードのような感覚でなんとも美味である。
コボイモスープもコボイモの柔らかく素朴な味わいにガツンとコンソメが感じられてとても繊細な味わいだ。
そうして、花畑を眺めながら昼食を取った。
言わずもがな、絶景に囲まれて取る食事は最高だった。
「ふぃー! 食った食った!」
「ん……美味しかった……リズもセーラも料理上手」
「うむ。満腹だ。鎧がキツイくらい食べてしまった」
ロウナ、シレイド、キアラが幸せそうな顔をしている。
「リズ、セーラ。いつもありがとう。今日も美味しかったよ」
「えへへ、どういたしまして。あたしも、みんなが美味しそうに食べてくれて幸せだよ」
「うふふ。そうですね。皆さん、いつも完食してくれるので作り甲斐がありますわ」
俺の言葉にリズとセーラが頬を赤らめる。
「リズ。魔物のサーチだけはかけておいてくれ。ちょっと休んでから冒険を再開しよう」
「了解♪」
そうして皆で休んでいると、ロウナの耳と尻尾がピクピクと反応する。
横になっていた彼女がガバッと起き上がり、周囲の匂いを嗅いでいる。
「どうした? ロウナ?」
「ん……? いや、なんか変な感じというか……敵はいないのに殺気を感じるというか……花の匂いの中に、なんだか獣臭さを感じるというか……」
「なんだと?」
彼女の言葉に、俺も感覚を研ぎ澄ませる。
確かに、瘴気が濃くなっている感覚がある。
それこそ、魔物を前にしているような……。
「リズ……反応は?」
「周囲に反応はないね……だけど、あたしもなんか誰かに見られてるような……」
俺の言葉に、リズもキョロキョロと何もいない花畑を見る。
——その時!!
「グワアアアアア!!」
何もいない場所から、耳を劈くような獣の咆哮が聞こえてきた。
126
あなたにおすすめの小説
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる