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第11章:落星の森と紫煙の魔術師編
閑話:サマンサの熱情
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——落成の森を踏破した後の休暇期間中。
俺は、サマンサに会うために『コボの村』に来ていた。
移住当初は不安な表情を度々見せていた彼女だが、どうなっているのか。
村の外れにある彼女の牧場に行くと、牛舎で作業していたサマンサがこちらに気づいて凄いスピードで飛び込んでくる。
「レーーーーオーーーー!!」
ドーンと俺にダイブして押し倒してくるサマンサ。
「ひ、久しぶり。げ、元気そうだな」
「うん!! 元気だよー!! レオに会えて嬉しいー!!」
鳩尾を負傷した俺に対し、甘えるように頬ずりしてくる。
相変わらず、愛情表現がまっすぐな彼女だ。
以前感じたアンニュイな感じは無くなっており、いつもの彼女に戻っているようで良かった。
とりあえず、新居に入らせてもらい、いつも通りウェルカムドリンクの取れたて牛乳を飲む。
「牧場の方はどうだ?」
「うん! ルクシアにいた時よりも順調といえば順調だねー。こっちはやっぱり卸売りできる町が多いからさ。その分、需要も多くなってるし。物価も田舎よりも全然高いから儲かっているといえば儲かってるよ!」
俺の問いかけに笑顔で答えるサマンサ。
「あ、そうだ! 前にレオに貰ったカラフルシープにね! この間、金色の毛が生えてきたんだよ! なんでも、愛情を持って育ててると偶に生えてくる希少なものみたいでね! コボの村の他の牧場主さん達にも『凄いね』って褒めてもらっちゃった!」
「へえ、そうだったのか……それは凄いなぁ」
彼女が嬉しそうに近況報告してくるのを、相槌を打ちながら聴く。
「コボの村の住民さんとは仲良くできているのか?」
「うん! みんな、あたしよりも年上のお爺ちゃんお婆ちゃんばかりだからね! 孫みたいに可愛がってもらってるよ!」
そうか。仲良くできているなら良かった。
彼女が移住する前に、少しばかり根回しした効果もあったのだろう。
楽しそうに話すサマンサに目を細めてると、玄関の扉がノックされる。
「あ! 多分、宿屋のお婆ちゃんだ! ちょっと待っててね!」
俺に断りを入れてサマンサが玄関を開けると、そこにはコボの村の宿屋のお婆ちゃんがいた。
「こんにちは、サマンサちゃん。野菜がいっぱい採れたからお裾分けに来ましたよぉ。……おんや? お兄ちゃん、この前の……」
「あー、ははは……どうも」
「あれ? レオ、知り合い?」
お婆ちゃんの言葉に乾いた笑いを浮かべる俺。
そんな俺たちを不思議そうに見るサマンサ。
「ああー……そのー……前にこの村の近くの『ハクオウ山』っていうダンジョンを攻略した時に、宿に泊まらせてもらってたんだ」
「あー、そうだったんだ!」
俺の言葉にサマンサが笑って頷く。
すると、宿のお婆ちゃんは不思議そうに俺に問いかけてくる。
「ん? 何言ってるんだい。この間も会ったでしょう? ほら、サマンサちゃんがここに移住してくる前に」
マズい……。
「え? この間? あたしが移住してくる前?」
「そうだよぉ。そこのお兄ちゃんが私や村長さん、村の他の牧場主の所に来てねぇ。『今度、僕の彼女が移住してくるので、よろしくお願いします』って、律儀に菓子折りなんか持ってきてくれてねぇ。『明るくて優しい良い子なので、困っていたら面倒見てあげてください』ってねぇ」
お婆ちゃんに俺の裏工作をバラされてしまった。
ものすごく恥ずかしい。
こういうのは、バレないようにやるのが花だと思っていたのだが……。
「サマンサちゃんがどんなに良い娘か、とっても嬉しそうに話しててねぇ。途中からあなたの自慢のようになっちゃっててねぇ、皆、可愛いカップルさんなんだねぇと思って微笑まし気に聴いていたんだよぉ」
うぐっ……確かにサマンサの良さを分かってもらうために熱弁していた気がする。
無意識だったのだが、自慢のようになってしまっていたか……。
「どんな子が来るのか、不安がってる人もいたんだけど……お兄ちゃんが挨拶に来てくれたお陰で『お兄ちゃんの知り合いなら、悪い子じゃないねぇ』って、皆で話していてねぇ。お兄ちゃんのお話通り、とっても良い子で村の皆で安心してたんだよぉ」
「……へ、へぇ……そ、そうだったんだ……」
お婆ちゃんの話を、頬を赤らめて恥ずかしそうに聴いているサマンサ。
時折、こちらをチラチラと見て、なんとも照れくさそうな視線を送ってくる。
俺も、顔が真っ赤になっていると思う。
サンタクロースの正体が実は……という感じでバレたような気持ちだ。
「おやおやぁ……ほっほっほ。お婆はお邪魔のようだねぇ。それじゃあ、サマンサちゃん。お野菜、お兄ちゃんと食べてくださいねぇ」
「あ……ありがとうございます……いただきます……」
俺たちの何とも言えない空気を見て、お婆ちゃんがそそくさと退散する。
後には、籠一杯の野菜と、少し気まずく甘酸っぱい空気だけが残っていた。
「……れ、レオ」
「あ、ああ……どうした?」
顔を真っ赤にした彼女が視線を逸らしながら呼びかけてくる。
「……今日……帰さないから」
「え? ……むぐっ!!」
彼女の呟きに戸惑っていると、いきなり飛びつかれて唇を奪われる。
「んちゅ♡ れろっ♡ ちゅ……♡ ちゅぱ♡」
サマンサが、椅子に座った俺の膝に跨るようにのしかかってくる。
そして、きつく抱きつきながら、抑えきれない熱情をぶつけてくるように舌同士を絡めてきた。
暴力的に柔らかい彼女の双丘が、俺の胸板でフヨフヨと潰れている。
彼女の甘い唾液と、ウェルカムドリンクで飲んでいたクリーミーなミルクの味が交わり、なんとも甘美なキスの味だ。
「んちゅ……さ、サマンサ……?」
「はぁ……はぁ……レオのこと、もう目一杯好きだったのに……今ので、その限界ぶち抜いて……あたしの心、壊れちゃった。どうしよう……君のこと、愛しくて愛しくて堪らない……んちゅうっ」
そう言って、再び唇を重ねてくるサマンサ。
「あたし……んちゅ♡ とっても、不安だったの……ちゅ♡ ここに移住するの……ちゅう♡ でも、みんな良い人たちで……ちゅう♡ なんでかなって思いながら……んちゅ♡ 嬉しかったの……ちゅぱ♡ それがぁ……ちゅう♡ 君のおかげだったなんてぇ……ちゅぴ♡」
止まらないサマンサの愛情を落ち着けるように、頭を撫でて宥めてやる。
「……確かに俺の話もあったからなのかもしれないけど、やっぱり一番はサマンサ自身が良い子だったから受け入れられたんだぞ? 俺だけのお陰じゃないよ」
俺が笑ってそう言ってやると、とろけた目でニヘヘと笑うサマンサ。
「だとしても……よ♡ 覚悟してよね……♡ 今日はあたしの膨れ上がった愛情、たーっぷり味わわせてあげるから……♡」
その目は獲物を狙う淫魔のように妖しく淫らで魅力的に光る。
そんな彼女に根負けし「望むところだ」と微笑んでやると、サマンサは俺の手を引いて奥の寝室に入っていくのだった。
俺は、サマンサに会うために『コボの村』に来ていた。
移住当初は不安な表情を度々見せていた彼女だが、どうなっているのか。
村の外れにある彼女の牧場に行くと、牛舎で作業していたサマンサがこちらに気づいて凄いスピードで飛び込んでくる。
「レーーーーオーーーー!!」
ドーンと俺にダイブして押し倒してくるサマンサ。
「ひ、久しぶり。げ、元気そうだな」
「うん!! 元気だよー!! レオに会えて嬉しいー!!」
鳩尾を負傷した俺に対し、甘えるように頬ずりしてくる。
相変わらず、愛情表現がまっすぐな彼女だ。
以前感じたアンニュイな感じは無くなっており、いつもの彼女に戻っているようで良かった。
とりあえず、新居に入らせてもらい、いつも通りウェルカムドリンクの取れたて牛乳を飲む。
「牧場の方はどうだ?」
「うん! ルクシアにいた時よりも順調といえば順調だねー。こっちはやっぱり卸売りできる町が多いからさ。その分、需要も多くなってるし。物価も田舎よりも全然高いから儲かっているといえば儲かってるよ!」
俺の問いかけに笑顔で答えるサマンサ。
「あ、そうだ! 前にレオに貰ったカラフルシープにね! この間、金色の毛が生えてきたんだよ! なんでも、愛情を持って育ててると偶に生えてくる希少なものみたいでね! コボの村の他の牧場主さん達にも『凄いね』って褒めてもらっちゃった!」
「へえ、そうだったのか……それは凄いなぁ」
彼女が嬉しそうに近況報告してくるのを、相槌を打ちながら聴く。
「コボの村の住民さんとは仲良くできているのか?」
「うん! みんな、あたしよりも年上のお爺ちゃんお婆ちゃんばかりだからね! 孫みたいに可愛がってもらってるよ!」
そうか。仲良くできているなら良かった。
彼女が移住する前に、少しばかり根回しした効果もあったのだろう。
楽しそうに話すサマンサに目を細めてると、玄関の扉がノックされる。
「あ! 多分、宿屋のお婆ちゃんだ! ちょっと待っててね!」
俺に断りを入れてサマンサが玄関を開けると、そこにはコボの村の宿屋のお婆ちゃんがいた。
「こんにちは、サマンサちゃん。野菜がいっぱい採れたからお裾分けに来ましたよぉ。……おんや? お兄ちゃん、この前の……」
「あー、ははは……どうも」
「あれ? レオ、知り合い?」
お婆ちゃんの言葉に乾いた笑いを浮かべる俺。
そんな俺たちを不思議そうに見るサマンサ。
「ああー……そのー……前にこの村の近くの『ハクオウ山』っていうダンジョンを攻略した時に、宿に泊まらせてもらってたんだ」
「あー、そうだったんだ!」
俺の言葉にサマンサが笑って頷く。
すると、宿のお婆ちゃんは不思議そうに俺に問いかけてくる。
「ん? 何言ってるんだい。この間も会ったでしょう? ほら、サマンサちゃんがここに移住してくる前に」
マズい……。
「え? この間? あたしが移住してくる前?」
「そうだよぉ。そこのお兄ちゃんが私や村長さん、村の他の牧場主の所に来てねぇ。『今度、僕の彼女が移住してくるので、よろしくお願いします』って、律儀に菓子折りなんか持ってきてくれてねぇ。『明るくて優しい良い子なので、困っていたら面倒見てあげてください』ってねぇ」
お婆ちゃんに俺の裏工作をバラされてしまった。
ものすごく恥ずかしい。
こういうのは、バレないようにやるのが花だと思っていたのだが……。
「サマンサちゃんがどんなに良い娘か、とっても嬉しそうに話しててねぇ。途中からあなたの自慢のようになっちゃっててねぇ、皆、可愛いカップルさんなんだねぇと思って微笑まし気に聴いていたんだよぉ」
うぐっ……確かにサマンサの良さを分かってもらうために熱弁していた気がする。
無意識だったのだが、自慢のようになってしまっていたか……。
「どんな子が来るのか、不安がってる人もいたんだけど……お兄ちゃんが挨拶に来てくれたお陰で『お兄ちゃんの知り合いなら、悪い子じゃないねぇ』って、皆で話していてねぇ。お兄ちゃんのお話通り、とっても良い子で村の皆で安心してたんだよぉ」
「……へ、へぇ……そ、そうだったんだ……」
お婆ちゃんの話を、頬を赤らめて恥ずかしそうに聴いているサマンサ。
時折、こちらをチラチラと見て、なんとも照れくさそうな視線を送ってくる。
俺も、顔が真っ赤になっていると思う。
サンタクロースの正体が実は……という感じでバレたような気持ちだ。
「おやおやぁ……ほっほっほ。お婆はお邪魔のようだねぇ。それじゃあ、サマンサちゃん。お野菜、お兄ちゃんと食べてくださいねぇ」
「あ……ありがとうございます……いただきます……」
俺たちの何とも言えない空気を見て、お婆ちゃんがそそくさと退散する。
後には、籠一杯の野菜と、少し気まずく甘酸っぱい空気だけが残っていた。
「……れ、レオ」
「あ、ああ……どうした?」
顔を真っ赤にした彼女が視線を逸らしながら呼びかけてくる。
「……今日……帰さないから」
「え? ……むぐっ!!」
彼女の呟きに戸惑っていると、いきなり飛びつかれて唇を奪われる。
「んちゅ♡ れろっ♡ ちゅ……♡ ちゅぱ♡」
サマンサが、椅子に座った俺の膝に跨るようにのしかかってくる。
そして、きつく抱きつきながら、抑えきれない熱情をぶつけてくるように舌同士を絡めてきた。
暴力的に柔らかい彼女の双丘が、俺の胸板でフヨフヨと潰れている。
彼女の甘い唾液と、ウェルカムドリンクで飲んでいたクリーミーなミルクの味が交わり、なんとも甘美なキスの味だ。
「んちゅ……さ、サマンサ……?」
「はぁ……はぁ……レオのこと、もう目一杯好きだったのに……今ので、その限界ぶち抜いて……あたしの心、壊れちゃった。どうしよう……君のこと、愛しくて愛しくて堪らない……んちゅうっ」
そう言って、再び唇を重ねてくるサマンサ。
「あたし……んちゅ♡ とっても、不安だったの……ちゅ♡ ここに移住するの……ちゅう♡ でも、みんな良い人たちで……ちゅう♡ なんでかなって思いながら……んちゅ♡ 嬉しかったの……ちゅぱ♡ それがぁ……ちゅう♡ 君のおかげだったなんてぇ……ちゅぴ♡」
止まらないサマンサの愛情を落ち着けるように、頭を撫でて宥めてやる。
「……確かに俺の話もあったからなのかもしれないけど、やっぱり一番はサマンサ自身が良い子だったから受け入れられたんだぞ? 俺だけのお陰じゃないよ」
俺が笑ってそう言ってやると、とろけた目でニヘヘと笑うサマンサ。
「だとしても……よ♡ 覚悟してよね……♡ 今日はあたしの膨れ上がった愛情、たーっぷり味わわせてあげるから……♡」
その目は獲物を狙う淫魔のように妖しく淫らで魅力的に光る。
そんな彼女に根負けし「望むところだ」と微笑んでやると、サマンサは俺の手を引いて奥の寝室に入っていくのだった。
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