章くんの憂鬱【BL】

水月 花音

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 帰り、門の所にお兄ちゃんが立ってるのが見えた。その瞬間、忘れてたお尻から振動が上がってきた。
 いきなりのことに、隣に居た高斗に縋りつく。

「章?大丈夫?」

「あ、……やっ、だい…じょばなっ、ンンッ」

 思いっきり喘ぎ声が出てしまった。お尻からは、ヴヴヴヴと振動がしている。

「きゅ、急にどうしたんだよっ!?」

「ア、アン、見な…で」

 高斗がどうなってるかなんて、気にしてる余裕がない。ぎゅっと高斗の服を握ると、急に振動が止まった。

「は…止まった」

 高斗を見上げると、真っ赤になって固まっている。

「あき」

 怒った声のお兄ちゃんが、近くに居た。僕の手を取るとスタスタと歩き出す。

「まさか、他の男の前で喘ぐなんて」

「だって、あれはお尻のやつのせい!」

「あきが淫乱なの」

 そうなの?あんなの皆ガマンできるの?ムリだって。
 お兄ちゃんに手を引かれながら、車に乗り込む。シートベルトをすると、お仕置きと言われてまたお尻から振動がした。

「ア、ア、やっぱ、ムリっ、あんっ」

「やっぱり淫乱じゃねーか」

 シートベルトに縋りついてガマンするけど、喘ぎ声が出る。ちょっともガマンできない。
 運転席のお兄ちゃんを見ると、性器が勃ってた。


 マンションに戻る途中、足腰の立たなくなった僕を姫抱っこしてお兄ちゃんは運んでくれた。
 そのままベッドに連れて行かれる。

「お兄ちゃ…早く、ぬいて…」

「エロすぎるって」

 ズボンとパンツを膝まで下ろし、お兄ちゃんにお尻を向ける。なりふり構っていられない。とりあえず早く抜いて欲しかった。

 お兄ちゃんが手を伸ばして、ソレがズルッと引き抜かれてホッとする。怖かった。

 ホッとする間もなく、お兄ちゃんはお尻の蕾を触ってきた。いつの間にかジェルが指に塗られていていて、昨日のでまだ柔らかかったそこは容易にお兄ちゃんの指を飲み込んだ。

「やだ……、またするの?」

「あきの体に聞かなきゃいくけないことあるから」

「ちゃんと答えるから!」

「嘘つきなのに?」

 昨日、嘘を言ってしまったから何も言えなくなる。
 沈黙した僕をいいことに、お兄ちゃんは後ろを弄ってきた。ゆっくり慣らされて死にそうになる。
 お兄ちゃんが指を引き抜く頃には息も絶え絶えになっていた。

「あき、挿れるよ」

 昨日の一方的なのじゃなくて、確認してくれる姿になんだか恋人同士になったような錯覚をする。
 グズグズになったお尻にお兄ちゃんのモノが当たって、期待で胸が膨らんだ。だって、気持ちよかったんだもの。

 お兄ちゃんのが押し入ってくると、圧迫感と快感でどうにかなりそうだった。

「あ、は……」

「あき、高斗とはヤッた?」

「ヤッた、って何?ああっ」

 ズルッと引き抜かれて、嬌声が漏れる。

「ここに、ちんこ、突っ込まれたのかって、聞いてる」

「ア、アン、ないっ」

 ゆっくり突かれながら必死に答える。こんなことするのお兄ちゃんが初めてなのに、なんで聞かれるのかもわからない。

「じゃあ、他の、ちんこは?」

「あるわけ、なっ、アッ」

「にしては、感じすぎじゃない?」

 ピタッとお兄ちゃんの腰が止まる。突かれたらちゃんと答えられなかったから、よかった。
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