62 / 112
52 紅色と漆黒の交わり・超波動
しおりを挟む
フーリンの一言によって、場はまた静寂に包まれた。
周りの獣人族達は何が起こったのか分かっていない様子。正確に言えばそれは俺達も同じだったが、獣人族達より距離が近かった分、今の一瞬の出来事を視界に捉える事が出来ていた。
そして俺達以外にも、自身の攻撃を掻き消されたラウアー本人もまた今の出来事を理解していた。
「成程……。貴様がシシガミ様の力に選ばれた人間か――」
「俺は難しい話が苦手だ。お前も俺と似た匂いがする。互いに言葉よりも、もっと分かりやすい1番の方法があるだろう?」
箙から新しい槍を取り出しながら切っ先をラウアーに向け、フーリンはそう言った。
ラウアーと対峙するフーリン。
紛れもなく、先程のラウアーの雷弾を掻き消したのはフーリンであった。モロウが動き出すよりも早く動き出したフーリンは瞬時に波動を練り上げ、奴が放った雷弾を槍で一掃したのだ。
「やっぱり……こうなる事は避けられないの……?」
切ない表情で言葉を漏らしたハク。
言わずもがな、ハクもモロウも俺もエミリアもこんな展開は望んでいない。それは勿論フーリンもだろう。人間と獣人族が再び共存出来る事を目指しているのに、ここで争いが起こるなんて本末転倒。
だが、俺達はそう思いながらもその思いと相反して、これは互いに避けては通れない運命なのだろうとも感じていた。
そんな思いを誰よりも早く悟ったのがフーリン。
ラウアーは今でも人間を恨んでいる。
それは数百年前よりも更に強く深く。そして恨む人間達の中でも、更に1番強い恨みや憎悪を抱いているのが間違いなくフーリンであった。
「グハハハ。まさか俺との戦いを望んでいるのか。笑わせる。マグレで一撃防いだからと言って、貴様が俺に勝てるとでも本気で思っているのか? 愚かな下級生物の人間が」
「マグレじゃないわよラウアー」
力強く言い放ったのはハク。
つい数秒前までの切ない表情から一変し、彼女は何かを決意したのか、揺るぎない真っ直ぐな瞳をラウアーに向けながら言っていた。
「マグレでなければ何だと言うのだ。人間如きがその実力で俺の攻撃を防いだと?」
「そうよ。確かに、人間は貴方達獣人族に比べれば弱い存在かもしれない。だけど、人間は貴方達が思っている以上に何処までも強くなれる存在でもあるの」
「それは禁忌に触れ、深淵の力などを手にしたからだろう」
「違う。人間の真の強さは、深淵の力なんて遥かに凌駕してしまうわ」
「だったら何故人間共は深淵の力に手を染めたのだ! そうする事でしか力を得られない下級生物だからだろう!
3神柱の力など与えたらコイツらはまた勘違いする。それを防ぐ為に俺は人間達を殺すのだ!」
「そう。分かったわラウアー。本当は嫌だけど、貴方はやはりその身に受けなければ理解してれないみたいね」
静かにそう言うと、ハクはラウアーからフーリンへと視線を移した。
「フーリン。貴方ならきっとラウアーに勝てるわ。あの子に真の強さをというものを分からせてあげてほしい」
「初めからそのつもりだ。ハクの言う強さとやらは俺にもよく分からないが、俺はただ強者と手合わせをして勝つだけだ」
槍を手に、フーリンは凄まじい波動を練り上げてラウアーに鋭い視線を飛ばした。一方のラウアーも負けじと魔力を練り上げフーリンを威圧する。
避けては通れないフーリンとラウアーの運命。
両者の交わりは、大地を力強く蹴って間合いを詰めたフーリンの攻撃から幕を上げた――。
「はあッ!」
フーリンがラウアーに向け槍を突く。初手から喉元を狙う躊躇ない攻撃であったが、ラウアーはその巨漢からは想像しがたい程の動きの速さでフーリンの突きを躱した。
「遅いわ、人間」
次の瞬間、突きを躱したラウアーは同時にフーリンへ攻撃を仕掛る。屈強な肉体から繰り出されたのは腹部を狙ったパンチ。だが、人間よりも遥かに体の大きいラウアーのその拳は、通常のそれとは異なる凄まじい威力を生み出しフーリンを襲った。
――ドゴォォンッ!
「ぐ……ッ!」
クリーンヒットしたラウアーの右拳。
まるで隕石の様なその拳を食らったフーリンは一瞬で数十メートル先までぶっ飛ばされてしまった。
「おい、フーリン!?」
フーリンが攻撃を食らった瞬間、俺は反射的に自らも剣を抜きラウアーに突っ込もうとしていた。だがそんな俺をモロウが止める。
「待て。これは彼とラウアーの戦いだ。其方は加わるな」
「そんな事言われても……フーリンに何かあってからじゃ遅いだろ!」
「私からもお願いグリム。この戦いはフーリンに任せてほしい」
「ハク……」
「大丈夫。絶対フーリンはラウアーに勝てるから」
ハクは優しく微笑みながらそう言った。
本当に大丈夫なのか……?
確かにフーリンは強い。でもラウアーはそれ以上だぞ。深淵神アビスがこの世界に現れるまで奴がトップの実力だったらしいが、どうやらそれも本当の事みたいだ。何せあのラグナレクよりも強い魔力を放っている。
「グハハハ、呆気ない。もう終わりか人間」
見下す様に高笑いをするラウアー。
数十メートル先で、徐々に晴れていく土埃の中からゆっくりと立ち上がるフーリンの姿が確認出来た。
「久しぶりにかなりの強者と出くわした……。胸が高鳴っている」
立ち上がるフーリンは折れた槍を地面に投げ捨て、また新しい槍を取り出していた。どうやら間一髪の所で槍をガードに使ったらしい。だが、ラウアーの強烈な攻撃のダメージを少なからず受けている様だ。
「一撃でフラついているな。人間は余りに脆いものだ。それに何だその安っぽい槍は。直ぐに折れるじゃないか」
「生憎コレしか使えないんでな。残りは8本……。それまでにお前を倒してやろうラウアー」
「戯言ばかりほざくな人間。コレで終わりだ!」
フラつくフーリンを見て、ラウアーは勝負を終わらせようと自身が得意とする雷魔法を繰り出した。放たれた雷は瞬く間に獣の様な形へ変化し、バチバチと激しい音を生じさせながらまるで本当の生きた獣かの如くフーリンに襲い掛かる。
――ザシュン! ……バキン。
「ちっ。やはりこの攻撃が……」
完全に仕留めに掛かったラウアーの攻撃であったが、その雷の獣ははフーリンの土の槍によって貫かれ消滅してしまった。
そう。
ラウアーの雷に対しフーリンの槍は土。図らずも、フーリンの槍はラウアーの雷魔法と相性が良かった。とは言っても、ラウアーの強力な攻撃を打ち消すことが出来るのはフーリン実力あってこそだろう。
今の攻撃でラウアーもその事を確信した様子。
しかし、幾ら相性が良かったとしても、当然それだけで勝ちが決まる訳ではない。
「ならば残りの槍が全て折れるまで雷を放ってやろう。その後無力になった貴様を甚振ってくれるわ」
「それが出来ればな」
「なッ!?」
波動よりも上の超波動――。
フーリンは瞬時に超波動を纏うや否や、輝く青白い光と共にさっきよりも速い速度で一気にラウアーと距離を詰めた。超波動によって高められた身体能力はよりフーリンの動きを活発化させ、速度も威力も更に増幅。
2撃、3撃、4撃、5撃。
フーリンの鋭い連続攻撃がラウアーを襲い、ラウアーはそのフーリンの連撃を何とか凌ぐ。
「くッ! 鬱陶しい槍だ」
息もつかせぬフーリンの槍術に、躱す事で精一杯のラウアーは魔法を繰り出せずにいた。
そして、繰り返される激しい攻防の中で、遂にフーリンの槍がラウアーを捉えた。
――シュバ!
「がッ⁉」
フーリンの槍はラウアーの脇腹を捉え、食らったラウアーは傷口から血を垂らし一旦フーリンと距離を取るのだった。
周りの獣人族達は何が起こったのか分かっていない様子。正確に言えばそれは俺達も同じだったが、獣人族達より距離が近かった分、今の一瞬の出来事を視界に捉える事が出来ていた。
そして俺達以外にも、自身の攻撃を掻き消されたラウアー本人もまた今の出来事を理解していた。
「成程……。貴様がシシガミ様の力に選ばれた人間か――」
「俺は難しい話が苦手だ。お前も俺と似た匂いがする。互いに言葉よりも、もっと分かりやすい1番の方法があるだろう?」
箙から新しい槍を取り出しながら切っ先をラウアーに向け、フーリンはそう言った。
ラウアーと対峙するフーリン。
紛れもなく、先程のラウアーの雷弾を掻き消したのはフーリンであった。モロウが動き出すよりも早く動き出したフーリンは瞬時に波動を練り上げ、奴が放った雷弾を槍で一掃したのだ。
「やっぱり……こうなる事は避けられないの……?」
切ない表情で言葉を漏らしたハク。
言わずもがな、ハクもモロウも俺もエミリアもこんな展開は望んでいない。それは勿論フーリンもだろう。人間と獣人族が再び共存出来る事を目指しているのに、ここで争いが起こるなんて本末転倒。
だが、俺達はそう思いながらもその思いと相反して、これは互いに避けては通れない運命なのだろうとも感じていた。
そんな思いを誰よりも早く悟ったのがフーリン。
ラウアーは今でも人間を恨んでいる。
それは数百年前よりも更に強く深く。そして恨む人間達の中でも、更に1番強い恨みや憎悪を抱いているのが間違いなくフーリンであった。
「グハハハ。まさか俺との戦いを望んでいるのか。笑わせる。マグレで一撃防いだからと言って、貴様が俺に勝てるとでも本気で思っているのか? 愚かな下級生物の人間が」
「マグレじゃないわよラウアー」
力強く言い放ったのはハク。
つい数秒前までの切ない表情から一変し、彼女は何かを決意したのか、揺るぎない真っ直ぐな瞳をラウアーに向けながら言っていた。
「マグレでなければ何だと言うのだ。人間如きがその実力で俺の攻撃を防いだと?」
「そうよ。確かに、人間は貴方達獣人族に比べれば弱い存在かもしれない。だけど、人間は貴方達が思っている以上に何処までも強くなれる存在でもあるの」
「それは禁忌に触れ、深淵の力などを手にしたからだろう」
「違う。人間の真の強さは、深淵の力なんて遥かに凌駕してしまうわ」
「だったら何故人間共は深淵の力に手を染めたのだ! そうする事でしか力を得られない下級生物だからだろう!
3神柱の力など与えたらコイツらはまた勘違いする。それを防ぐ為に俺は人間達を殺すのだ!」
「そう。分かったわラウアー。本当は嫌だけど、貴方はやはりその身に受けなければ理解してれないみたいね」
静かにそう言うと、ハクはラウアーからフーリンへと視線を移した。
「フーリン。貴方ならきっとラウアーに勝てるわ。あの子に真の強さをというものを分からせてあげてほしい」
「初めからそのつもりだ。ハクの言う強さとやらは俺にもよく分からないが、俺はただ強者と手合わせをして勝つだけだ」
槍を手に、フーリンは凄まじい波動を練り上げてラウアーに鋭い視線を飛ばした。一方のラウアーも負けじと魔力を練り上げフーリンを威圧する。
避けては通れないフーリンとラウアーの運命。
両者の交わりは、大地を力強く蹴って間合いを詰めたフーリンの攻撃から幕を上げた――。
「はあッ!」
フーリンがラウアーに向け槍を突く。初手から喉元を狙う躊躇ない攻撃であったが、ラウアーはその巨漢からは想像しがたい程の動きの速さでフーリンの突きを躱した。
「遅いわ、人間」
次の瞬間、突きを躱したラウアーは同時にフーリンへ攻撃を仕掛る。屈強な肉体から繰り出されたのは腹部を狙ったパンチ。だが、人間よりも遥かに体の大きいラウアーのその拳は、通常のそれとは異なる凄まじい威力を生み出しフーリンを襲った。
――ドゴォォンッ!
「ぐ……ッ!」
クリーンヒットしたラウアーの右拳。
まるで隕石の様なその拳を食らったフーリンは一瞬で数十メートル先までぶっ飛ばされてしまった。
「おい、フーリン!?」
フーリンが攻撃を食らった瞬間、俺は反射的に自らも剣を抜きラウアーに突っ込もうとしていた。だがそんな俺をモロウが止める。
「待て。これは彼とラウアーの戦いだ。其方は加わるな」
「そんな事言われても……フーリンに何かあってからじゃ遅いだろ!」
「私からもお願いグリム。この戦いはフーリンに任せてほしい」
「ハク……」
「大丈夫。絶対フーリンはラウアーに勝てるから」
ハクは優しく微笑みながらそう言った。
本当に大丈夫なのか……?
確かにフーリンは強い。でもラウアーはそれ以上だぞ。深淵神アビスがこの世界に現れるまで奴がトップの実力だったらしいが、どうやらそれも本当の事みたいだ。何せあのラグナレクよりも強い魔力を放っている。
「グハハハ、呆気ない。もう終わりか人間」
見下す様に高笑いをするラウアー。
数十メートル先で、徐々に晴れていく土埃の中からゆっくりと立ち上がるフーリンの姿が確認出来た。
「久しぶりにかなりの強者と出くわした……。胸が高鳴っている」
立ち上がるフーリンは折れた槍を地面に投げ捨て、また新しい槍を取り出していた。どうやら間一髪の所で槍をガードに使ったらしい。だが、ラウアーの強烈な攻撃のダメージを少なからず受けている様だ。
「一撃でフラついているな。人間は余りに脆いものだ。それに何だその安っぽい槍は。直ぐに折れるじゃないか」
「生憎コレしか使えないんでな。残りは8本……。それまでにお前を倒してやろうラウアー」
「戯言ばかりほざくな人間。コレで終わりだ!」
フラつくフーリンを見て、ラウアーは勝負を終わらせようと自身が得意とする雷魔法を繰り出した。放たれた雷は瞬く間に獣の様な形へ変化し、バチバチと激しい音を生じさせながらまるで本当の生きた獣かの如くフーリンに襲い掛かる。
――ザシュン! ……バキン。
「ちっ。やはりこの攻撃が……」
完全に仕留めに掛かったラウアーの攻撃であったが、その雷の獣ははフーリンの土の槍によって貫かれ消滅してしまった。
そう。
ラウアーの雷に対しフーリンの槍は土。図らずも、フーリンの槍はラウアーの雷魔法と相性が良かった。とは言っても、ラウアーの強力な攻撃を打ち消すことが出来るのはフーリン実力あってこそだろう。
今の攻撃でラウアーもその事を確信した様子。
しかし、幾ら相性が良かったとしても、当然それだけで勝ちが決まる訳ではない。
「ならば残りの槍が全て折れるまで雷を放ってやろう。その後無力になった貴様を甚振ってくれるわ」
「それが出来ればな」
「なッ!?」
波動よりも上の超波動――。
フーリンは瞬時に超波動を纏うや否や、輝く青白い光と共にさっきよりも速い速度で一気にラウアーと距離を詰めた。超波動によって高められた身体能力はよりフーリンの動きを活発化させ、速度も威力も更に増幅。
2撃、3撃、4撃、5撃。
フーリンの鋭い連続攻撃がラウアーを襲い、ラウアーはそのフーリンの連撃を何とか凌ぐ。
「くッ! 鬱陶しい槍だ」
息もつかせぬフーリンの槍術に、躱す事で精一杯のラウアーは魔法を繰り出せずにいた。
そして、繰り返される激しい攻防の中で、遂にフーリンの槍がラウアーを捉えた。
――シュバ!
「がッ⁉」
フーリンの槍はラウアーの脇腹を捉え、食らったラウアーは傷口から血を垂らし一旦フーリンと距離を取るのだった。
14
あなたにおすすめの小説
【状態異常耐性】を手に入れたがパーティーを追い出されたEランク冒険者、危険度SSアルラウネ(美少女)と出会う。そして幸せになる。
シトラス=ライス
ファンタジー
万年Eランクで弓使いの冒険者【クルス】には目標があった。
十数年かけてため込んだ魔力を使って課題魔法を獲得し、冒険者ランクを上げたかったのだ。
そんな大事な魔力を、心優しいクルスは仲間の危機を救うべく"状態異常耐性"として使ってしまう。
おかげで辛くも勝利を収めたが、リーダーの魔法剣士はあろうことか、命の恩人である彼を、嫉妬が原因でパーティーから追放してしまう。
夢も、魔力も、そしてパーティーで唯一慕ってくれていた“魔法使いの後輩の少女”とも引き離され、何もかもをも失ったクルス。
彼は失意を酩酊でごまかし、死を覚悟して禁断の樹海へ足を踏み入れる。そしてそこで彼を待ち受けていたのは、
「獲物、来ましたね……?」
下半身はグロテスクな植物だが、上半身は女神のように美しい危険度SSの魔物:【アルラウネ】
アルラウネとの出会いと、手にした"状態異常耐性"の力が、Eランク冒険者クルスを新しい人生へ導いて行く。
*前作DSS(*パーティーを追い出されたDランク冒険者、声を失ったSSランク魔法使い(美少女)を拾う。そして癒される)と設定を共有する作品です。単体でも十分楽しめますが、前作をご覧いただくとより一層お楽しみいただけます。
また三章より、前作キャラクターが多数登場いたします!
【1/20本編堂々完結!】自力で帰還した錬金術師の爛れた日常
ちょす氏
ファンタジー
「この先は分からないな」
帰れると言っても、時間まで同じかどうかわからない。
さて。
「とりあえず──妹と家族は救わないと」
あと金持ちになって、ニート三昧だな。
こっちは地球と環境が違いすぎるし。
やりたい事が多いな。
「さ、お別れの時間だ」
これは、異世界で全てを手に入れた男の爛れた日常の物語である。
※物語に出てくる組織、人物など全てフィクションです。
※主人公の癖が若干終わっているのは師匠のせいです。
ゆっくり投稿です。
さんざん馬鹿にされてきた最弱精霊使いですが、剣一本で魔物を倒し続けたらパートナーが最強の『大精霊』に進化したので逆襲を始めます。
ヒツキノドカ
ファンタジー
誰もがパートナーの精霊を持つウィスティリア王国。
そこでは精霊によって人生が決まり、また身分の高いものほど強い精霊を宿すといわれている。
しかし第二王子シグは最弱の精霊を宿して生まれたために王家を追放されてしまう。
身分を剥奪されたシグは冒険者になり、剣一本で魔物を倒して生計を立てるようになる。しかしそこでも精霊の弱さから見下された。ひどい時は他の冒険者に襲われこともあった。
そんな生活がしばらく続いたある日――今までの苦労が報われ精霊が進化。
姿は美しい白髪の少女に。
伝説の大精霊となり、『天候にまつわる全属性使用可』という規格外の能力を得たクゥは、「今まで育ててくれた恩返しがしたい!」と懐きまくってくる。
最強の相棒を手に入れたシグは、今まで自分を見下してきた人間たちを見返すことを決意するのだった。
ーーーーーー
ーーー
閲覧、お気に入り登録、感想等いつもありがとうございます。とても励みになります!
※2020.6.8お陰様でHOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!
悪役貴族に転生したから破滅しないように努力するけど上手くいかない!~努力が足りない?なら足りるまで努力する~
蜂谷
ファンタジー
社畜の俺は気が付いたら知らない男の子になっていた。
情報をまとめるとどうやら子供の頃に見たアニメ、ロイヤルヒーローの序盤で出てきた悪役、レオス・ヴィダールの幼少期に転生してしまったようだ。
アニメ自体は子供の頃だったのでよく覚えていないが、なぜかこいつのことはよく覚えている。
物語の序盤で悪魔を召喚させ、学園をめちゃくちゃにする。
それを主人公たちが倒し、レオスは学園を追放される。
その後領地で幽閉に近い謹慎を受けていたのだが、悪魔教に目を付けられ攫われる。
そしてその体を魔改造されて終盤のボスとして主人公に立ちふさがる。
それもヒロインの聖魔法によって倒され、彼の人生の幕は閉じる。
これが、悪役転生ってことか。
特に描写はなかったけど、こいつも怠惰で堕落した生活を送っていたに違いない。
あの肥満体だ、運動もろくにしていないだろう。
これは努力すれば眠れる才能が開花し、死亡フラグを回避できるのでは?
そう考えた俺は執事のカモールに頼み込み訓練を開始する。
偏った考えで領地を無駄に統治してる親を説得し、健全で善人な人生を歩もう。
一つ一つ努力していけば、きっと開かれる未来は輝いているに違いない。
そう思っていたんだけど、俺、弱くない?
希少属性である闇魔法に目覚めたのはよかったけど、攻撃力に乏しい。
剣術もそこそこ程度、全然達人のようにうまくならない。
おまけに俺はなにもしてないのに悪魔が召喚がされている!?
俺の前途多難な転生人生が始まったのだった。
※カクヨム、なろうでも掲載しています。
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。
レベル1の時から育ててきたパーティメンバーに裏切られて捨てられたが、俺はソロの方が本気出せるので問題はない
あつ犬
ファンタジー
王国最強のパーティメンバーを鍛え上げた、アサシンのアルマ・アルザラットはある日追放され、貯蓄もすべて奪われてしまう。 そんな折り、とある剣士の少女に助けを請われる。「パーティメンバーを助けてくれ」! 彼の人生が、動き出す。
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
無能な勇者はいらないと辺境へ追放されたのでチートアイテム【ミストルティン】を使って辺境をゆるりと開拓しようと思います
長尾 隆生
ファンタジー
仕事帰りに怪しげな占い師に『この先不幸に見舞われるが、これを持っていれば幸せになれる』と、小枝を500円で押し売りされた直後、異世界へ召喚されてしまうリュウジ。
しかし勇者として召喚されたのに、彼にはチート能力も何もないことが鑑定によって判明する。
途端に手のひらを返され『無能勇者』というレッテルを貼られずさんな扱いを受けた上に、一方的にリュウジは凶悪な魔物が住む地へ追放されてしまう。
しかしリュウジは知る。あの胡散臭い占い師に押し売りされた小枝が【ミストルティン】という様々なアイテムを吸収し、その力を自由自在に振るうことが可能で、更に経験を積めばレベルアップしてさらなる強力な能力を手に入れることが出来るチートアイテムだったことに。
「ミストルティン。アブソープション!」
『了解しましたマスター。レベルアップして新しいスキルを覚えました』
「やった! これでまた便利になるな」
これはワンコインで押し売りされた小枝を手に異世界へ突然召喚され無能とレッテルを貼られた男が幸せを掴む物語。
~ワンコインで買った万能アイテムで幸せな人生を目指します~
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる