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フーリンvsジャンヌ
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♢♦♢
エミリアがデイアナ達と激しい戦いを繰り広げる一方で、フーリンとジャンヌもまた激戦を繰り広げていた。
――シュンシュンシュンシュン!
「はあッ!」
「まだまだ、そんなもんかッ!」
互いに凄まじい超波動を纏いながら鋭い切っ先の槍を連続で突く。両者槍を突いては躱し突いては躱しの連続であったが、フーリンとジャンヌは共に槍術や攻撃の威力、速さが尋常ではなかった。槍の動きが凄まじい2人は既に数百回を超える攻防を展開している。
ジャンヌの加勢をしようと周りに集まった団員達は皆2人の驚異的な戦いに全く入り込めずにいた。
「やるじゃねぇかお前」
「お前もかなりの強者だな。面白いぞ」
「はッ、俺とやり合って面白いなんて随分と余裕じゃねぇか」
――ガキィン!
ジャンヌはフーリンの槍を防ぐと同時に勢いよく振り払い、徐にバックステップをして距離を取った。
「いい槍持ってるな。俺のグルニグに引けを取ってねぇ」
「これは俺の大事な槍だ。お前の神器には負けん」
「ハハハ。敵にしておくのは惜しいな。どうだ? お前聞いた話じゃ元々騎士団にいたんだってな。土の槍しか使えなくて呪われた世代とかなんとか呼ばれてるらしいが」
「全くもって興味の無い事だな。それに強者と自由に戦えない騎士団など退屈過ぎて俺にとってはなんの価値もない」
「変わってんなぁお前。って、まぁそんな事はどうでもいいか。戻る気もないならやっぱここでお前を始末しないといけねぇよな――」
「……!」
ジャンヌはそう言った次の瞬間、強力な超波動を更に高めると同時に手にする神器『雷槍グルニグ』からも超波動を出し“共鳴”させた。
――バチバチバチバチバチッ!
ジャンヌと雷槍グルニグの凄まじい共鳴により、突如彼とグルニグの周りからバチバチと激しい音を鳴らしながら強い雷が生じ始めた。これがジャンヌの本領。雷槍グルニグから発生する雷は一撃で敵を仕留める。
「互いに出し惜しみは止めようぜ。お俺はこれから全開だ。お前もまだ実力隠してるだろ」
フーリンの実力を見極めたジャンヌがそう言うと、フーリンは口元を緩めながら嬉しそうに自らも力を解放したのだった。
「フハハ、これだから強者との戦いは面白い。確かにお前の言う通りだ。俺も出し惜しみはしない。本気で行くぞ――!」
ジャンヌ同様、超波動を一気に高めたフーリンは流れる様に天槍ゲインヴォルグと波動を共鳴させるや否や、更にそこから超波動を高めていく。
神々しい波動の光がフーリンを覆って力が強まると、次の瞬間周りにいた者達全員が思わず目を塞いでしまう程の強烈な輝きが発せられた。そしてその場にいた皆が再びゆっくりと瞼を開けると、そこには
まるでハクの様な“獣人”の姿に変化したフーリンの姿があった。
「ほぉ。フーリンの奴遂に“神威”を完璧に使いこなしたか」
「うん、何とかアビスが復活する前に間に合ったわ。頑張ったねフーリン」
これがフーリンの完全体。天槍ゲインヴォルグとの共鳴によってフーリンの体から紅色の獣耳や尻尾が生え、人間よりも屈強な筋力によってその身が纏われている。神威の真の力こそがこの“獣人化”である。
「おいおい、お前何で急に獣人族みたいな姿になってんだよ。何処までもふざけた野郎だぜ」
「俺は大真面目だ。ケリをつけようか」
フーリンとジャンヌは静かに強大な波動を放ちながらも静かに牽制し合い、数秒の間が空いた直後2人は同時に動き出したのだった。
「はああああッ!」
「くたばれぇぇッ!」
――ガキィィィンッ!!
金属のぶつかり合う衝撃音が響き、その勢いによって火花が散っていた。力を全開放したフーリンとジャンヌの攻防はより一層激しさを増し、周囲にいた団員達も最早近くにいられない程圧力が凄い戦場となっていた。相変わらずの両者の激しい攻防であったが、これまでと明らかに違う箇所があった。
――ザシュン!
「ぐッ……!」
「そんなもんか?」
「それはこっちの台詞だ」
――シュバン!
「がッ……! クソ、厄介だな」
常人離れしたフーリンとジャンヌの攻撃は、互いに少しづつではあったが確実に目の前の相手を捉え始めていた。フーリンの天槍ゲインヴォルグとジャンヌの雷槍グルニグが入り乱れ合う。神威の神々しい輝きが、雷槍の激しい稲妻が、2人がどれ程凄まじい攻防を繰り広げているのか容易に分かるものであった。
そして、フーリンとジャンヌのこの戦いは、誰もが思っていた以上に早い終わりの音を告げた――。
「ハァ……ハァ……しぶとい野郎だな……」
「ハァ……お互い様だろ……ハァ……」
「まだお前の他にあそこの邪神共も始末しないといけねぇからな。次で終わらせてもらうぜ」
「終わるのはお前だがな」
次の一撃が最後であると悟ったフーリンとジャンヌ。両者はここにきてこの日1番の超波動を練り上げる。獣人化したフーリンは神々しい波動を高め、ジャンヌは雷槍にバチバチと強力な雷を纏わせた。
「死ねッ! クソ獣ぉぉぉ!」
「はあーーーッ!」
――ズガァァァァァァァァァァンッ!
エミリアがデイアナ達と激しい戦いを繰り広げる一方で、フーリンとジャンヌもまた激戦を繰り広げていた。
――シュンシュンシュンシュン!
「はあッ!」
「まだまだ、そんなもんかッ!」
互いに凄まじい超波動を纏いながら鋭い切っ先の槍を連続で突く。両者槍を突いては躱し突いては躱しの連続であったが、フーリンとジャンヌは共に槍術や攻撃の威力、速さが尋常ではなかった。槍の動きが凄まじい2人は既に数百回を超える攻防を展開している。
ジャンヌの加勢をしようと周りに集まった団員達は皆2人の驚異的な戦いに全く入り込めずにいた。
「やるじゃねぇかお前」
「お前もかなりの強者だな。面白いぞ」
「はッ、俺とやり合って面白いなんて随分と余裕じゃねぇか」
――ガキィン!
ジャンヌはフーリンの槍を防ぐと同時に勢いよく振り払い、徐にバックステップをして距離を取った。
「いい槍持ってるな。俺のグルニグに引けを取ってねぇ」
「これは俺の大事な槍だ。お前の神器には負けん」
「ハハハ。敵にしておくのは惜しいな。どうだ? お前聞いた話じゃ元々騎士団にいたんだってな。土の槍しか使えなくて呪われた世代とかなんとか呼ばれてるらしいが」
「全くもって興味の無い事だな。それに強者と自由に戦えない騎士団など退屈過ぎて俺にとってはなんの価値もない」
「変わってんなぁお前。って、まぁそんな事はどうでもいいか。戻る気もないならやっぱここでお前を始末しないといけねぇよな――」
「……!」
ジャンヌはそう言った次の瞬間、強力な超波動を更に高めると同時に手にする神器『雷槍グルニグ』からも超波動を出し“共鳴”させた。
――バチバチバチバチバチッ!
ジャンヌと雷槍グルニグの凄まじい共鳴により、突如彼とグルニグの周りからバチバチと激しい音を鳴らしながら強い雷が生じ始めた。これがジャンヌの本領。雷槍グルニグから発生する雷は一撃で敵を仕留める。
「互いに出し惜しみは止めようぜ。お俺はこれから全開だ。お前もまだ実力隠してるだろ」
フーリンの実力を見極めたジャンヌがそう言うと、フーリンは口元を緩めながら嬉しそうに自らも力を解放したのだった。
「フハハ、これだから強者との戦いは面白い。確かにお前の言う通りだ。俺も出し惜しみはしない。本気で行くぞ――!」
ジャンヌ同様、超波動を一気に高めたフーリンは流れる様に天槍ゲインヴォルグと波動を共鳴させるや否や、更にそこから超波動を高めていく。
神々しい波動の光がフーリンを覆って力が強まると、次の瞬間周りにいた者達全員が思わず目を塞いでしまう程の強烈な輝きが発せられた。そしてその場にいた皆が再びゆっくりと瞼を開けると、そこには
まるでハクの様な“獣人”の姿に変化したフーリンの姿があった。
「ほぉ。フーリンの奴遂に“神威”を完璧に使いこなしたか」
「うん、何とかアビスが復活する前に間に合ったわ。頑張ったねフーリン」
これがフーリンの完全体。天槍ゲインヴォルグとの共鳴によってフーリンの体から紅色の獣耳や尻尾が生え、人間よりも屈強な筋力によってその身が纏われている。神威の真の力こそがこの“獣人化”である。
「おいおい、お前何で急に獣人族みたいな姿になってんだよ。何処までもふざけた野郎だぜ」
「俺は大真面目だ。ケリをつけようか」
フーリンとジャンヌは静かに強大な波動を放ちながらも静かに牽制し合い、数秒の間が空いた直後2人は同時に動き出したのだった。
「はああああッ!」
「くたばれぇぇッ!」
――ガキィィィンッ!!
金属のぶつかり合う衝撃音が響き、その勢いによって火花が散っていた。力を全開放したフーリンとジャンヌの攻防はより一層激しさを増し、周囲にいた団員達も最早近くにいられない程圧力が凄い戦場となっていた。相変わらずの両者の激しい攻防であったが、これまでと明らかに違う箇所があった。
――ザシュン!
「ぐッ……!」
「そんなもんか?」
「それはこっちの台詞だ」
――シュバン!
「がッ……! クソ、厄介だな」
常人離れしたフーリンとジャンヌの攻撃は、互いに少しづつではあったが確実に目の前の相手を捉え始めていた。フーリンの天槍ゲインヴォルグとジャンヌの雷槍グルニグが入り乱れ合う。神威の神々しい輝きが、雷槍の激しい稲妻が、2人がどれ程凄まじい攻防を繰り広げているのか容易に分かるものであった。
そして、フーリンとジャンヌのこの戦いは、誰もが思っていた以上に早い終わりの音を告げた――。
「ハァ……ハァ……しぶとい野郎だな……」
「ハァ……お互い様だろ……ハァ……」
「まだお前の他にあそこの邪神共も始末しないといけねぇからな。次で終わらせてもらうぜ」
「終わるのはお前だがな」
次の一撃が最後であると悟ったフーリンとジャンヌ。両者はここにきてこの日1番の超波動を練り上げる。獣人化したフーリンは神々しい波動を高め、ジャンヌは雷槍にバチバチと強力な雷を纏わせた。
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――ズガァァァァァァァァァァンッ!
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