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八頁 愛国のナスタチウム
119話 聖祈祷と神子の誕生②
めでたくハルモニア神の神子が誕生したことで聖アーダ教国全体がお祭り騒ぎになった。何が言いたいかというと滞在が数日延期になりました! 神子の誕生祭ってやつで同盟国かつ同じくハルモニア神を信仰する国家であるツヴィトーク王国にとっても慶事ということで国王許可というか命令の下、数日滞在を伸ばして誕生祭のお手伝いをしろとお達しがあったのだ。…………つまりだな、イコールで俺のコレクション作成の時間がお預けにされたということです!!!!! ふざけんな!!! 俺の! 押し花ライフが! 延期!!! …………もはや世界から嫌がらせを受けているという認識でいいでしょうか。急遽祭りになったことでてんやわんやですよ。ほんとに今すぐ帰りたい。
……だけどね? ちょっと思ったのがいくら神子が誕生したからと言ってこんなに簡単にお祭りなんかできないはずだ。予算や物資、人手なんかも必要になるわけだし、平民の人たちもそれは同じはずだ。それなのにこんなに簡単にお祭りを開催できた理由。
アストラがフェイバースパイダーの件を知っていたということは俺やクラルテのことも共有していたんじゃないのか? だからある程度こうなると予想、あるいはこうなってほしいという希望があったから事前に根回しをしておいたからこんなにすんなりと祭りができた、と考えれば納得がいく。祭りだってただじゃないんだ。それなりのお金が動く以上は適当なんてできないし国を挙げてのものなら国としてのアピールにもつながる。
…………うん、メタな話はここまでにしよう。それに思いがけず滞在延長になったことで余計な事件が重なってほかの人よりもレポート内容が希薄になりそうだったところを少しばかり補えそうで俺にもメリットがあったりする。
だからと言ってめちゃくちゃこき使われている気がしないでもないけど。
「賑やかなものだな」
隣で荷物を運んでいたアウルが街の様子を見ながら声を上げた。つられて周りを見ると人々が楽し気に歌い踊っている。前世の日本の祭りとは雰囲気が違ってなかなか面白いな。
「……精霊神の神子の誕生とあって皆が浮かれているからな。……騒がしいことだ」
「またそんなことを言って……君自身も実は結構浮かれているだろう?」
「は?」
「……気づいていないのか? 君、普段と比べてかなり口元が緩んでいるぞ?」
「…………」
こいつ最近俺の表情の変化に敏感じゃないか? シュヴァリエって基本表情筋動いていないのになんでわかるの? そりゃ俺だって祭りには浮かれていますけども! つーか俺の顔見て楽しそうにしているアウルがちょっとムカつくんだが。
「シュヴァリエも祭りは好きなんだな。ファルカタの町でも楽しそうにしていたし口では騒がしいと言うがまんざらでもないんだろう? なら素直に楽しんだらどうだ?」
「大きなお世話だ」
「ははっ! まあ今すぐじゃなくてもいいさ。…………この荷物を運び終えたら自由にしていいと言われているんだから一緒に見て回らないか?」
「…………付き合ってあげないこともない」
「ふは…………」
この野郎吹き出しやがった! じろりと睨むとすまないと言ってきたが肩が震えている。そんなに面白いかよ!?
居たたまれなくてアウルから視線を外す。それを見てアウルはさらに笑っていた。…………畜生。
割り振られた仕事を終えた俺とアウルは部屋に戻ってきた。せっかく祭りを見に行くのだから私服で歩きたい。
「それじゃあ行くか。次の仕事まで時間が空いているし少しゆっくりしても大丈夫だろう」
「ああそうだな」
雑談をしながら向かった祭りの広場は本当に賑やかで軽やかな楽器の演奏が響き、広場の噴水を囲むように人々が踊っていた。新たな神子の誕生に精霊たちも喜んでいるのだろう。あたり一帯に五色の光の球が自由に飛び回っている。精霊は本来その姿の片鱗さえも人の前に見せはしないが今日は光の球の姿であろうとも人々の前に現れていた。精霊神の神子というのはこの世界の精霊たちにとっても特別な存在であるから無条件で力を貸してくれる。さすがに設定盛りすぎじゃね? とか思ったら嫉妬だのやっかみだのと言われそうだから黙っておくけどな。
「あ、お兄さんたち! 串焼きどうだい?」
「どうする?」
「……もらう」
「じゃあ二本ください」
「はいよ!」
串焼き肉はアーダの定番商品の一つだ。聖アーダ教国は海を有する国と隣接しているためツヴィトーク王国に比べて香辛料が安く手に入る。さすがに普段から頻繁に使用することはできないが、こういう祭りの時には平民でも扱える程度には手頃なものだ。だからこの国の祭りで売られるお肉には香辛料が使われていることが多い。この串焼肉はひとつひとつが大きくて結構ボリュームがある。
「ほら」
「……レッドラビットの肉か?」
「ああ、香辛料が利いていて美味しいぞ」
レッドラビットはその名の通り赤いウサギだ。赤色の体毛が通常のウサギよりもふわふわで非常に触り心地がよい。しかしその気性は荒く前世小学校で飼っていたウサギとは比べるまでもなく可愛げがない。魔物なので違うのは当たり前なのだがその大きさが五歳の子供くらいと通常のウサギとは似ても似つかないのだ。そんな大きさなので当然……肉がでかい。全部食えるかな? とりあえず一口。
「! ……悪くない」
「美味しいそうですよ」
「そいつはよかった! 特に今年は脂のノリがよい上に数が多くてね。あっちこっちで売ってるんだ! 本当にめでたいことが続くよね!」
「そうだったんですね」
「お客さん、もしかしてツヴィトークから来た学生さんかい?」
「ええ。そうですが」
「そうかい! ならなおさら楽しんでいっておくれよ!」
「ありがとう。ぜひそうさせてもらう」
「ほい、これ。おまけだよ。せっかくだし恋人同士で仲良く食べな」
「……ただの同級生だ」
「はは! そうかいそうかい!」
けらけらと楽しそうに笑うおばちゃんにからかわれつつも、俺たちはその場を後にした。恋人って……なんでそうなるんだ。こいつはただの同級生で、一応友達になりたいと言われたが俺にとっては破滅フラグなんだぞ? そもそも俺はノーマルだし…………って、何考えてるんだ俺は。
「シュヴァリエ?」
「なんでもない」
「そうか? …………そうだ、せっかくなのだから俺たちもあそこに加わってみないか?」
「あれって……」
アウルが指したのは広場の中心で踊っている人の輪。つまりあの中に入って踊ろうというお誘いだ。ええ……俺ああいうの苦手なんだが? 友達同士で馬鹿騒ぎするのは好きだけど、ああいう輪に入るのは無理。
「いやか?」
「………………一回だけだ」
「! わかった! じゃあ踊ろう!」
目に見えて明るくなったアウルが俺の手首を掴んで輪の中に引っ張っていく。連れてこられたのはいいが、どうすればいいんですかねぇ?
「そんなに固くなる必要はないから。音楽に合わせて隙間に体を動かせばいいんだよ……っと」
「! おい!」
俺の腕を高く上げて軽やかに動き出したアウルの強引なリードで俺の体も自然と動き出した。社交ダンスとは全く違うどこか粗野で型破りな動きなのに隠し切れない優雅さがあるステップを踏むアウルに右へ左へと動かされているうちに、俺も体がノってきたらしく次第にアウルの動きについていけるようになった。
「お? ノってきたな? じゃあそのまま一曲終わるまで踊るぞ」
「随分楽しそうだな」
「なんだ、シュヴァリエは楽しくないのか?」
「……慣れない」
「ならこの機会に存分に慣れておけ。せっかく祭りに出ているんだから」
こいつは本当にシュヴァリエが柊紅夏になってからずっとシュヴァリエに構うよな……。心の底から楽しそうに踊るこいつは、綺麗だ。ゲームの攻略対象ってだけじゃない、生きている人間として綺麗だって思う。
この想いの意味を知らないほど俺は子どもじゃない。だけど俺はこいつの手を取るわけにはいかない。それが破滅に向かうと知っている。関わるべきじゃない。なのになんでこうしてこいつの手を取って一緒に踊っているんだろうな。
そんな風に思っていると急に自分が恥ずかしくなって意識がそれた。直後——思い切り足をくじきそうになったところで、アウルに片手で支えられた。
「大丈夫か?」
「………………ああ、問題ない」
「……顔赤いな。何を考えていた?」
「!!! 何も……」
「そうか? 君は君自身が思っている以上に隠し事が苦手だ。……なあシュヴァリエ、何を考えていた?」
こいつっ……! あえて耳元で囁いてくるとか反則だろ! それにこいつの声、背中から腰までぞわぞわするからマジで耳元はやめてくれ!
もうダンスどころではなくなりどうやってアウルから逃げようか考えていると突然頭上でクスリと笑う声が聞こえて思わず顔を上げる。
「ふっ……くくく、あははははは!」
この野郎っ~~~! 思いっきりからかわれた!
「いい加減にしろ! 君は私を揶揄して面白いか!?」
「すまないっ……揶揄ったつもりはない。ただ……可愛いと思ってな」
そう言ってまだくすくす笑うアウルを睨みつけているといつの間にか周囲の人たちも俺たちを見てはやし立てていた。顔を上げられなくなった俺の腕を引きながらアウルは颯爽とダンスの輪から抜け、祭り会場を後にした。その間中住民の視線が向けられていたのは言うまでもない。
……ほんとに、勘弁してくれ~~~~~!!!!!
……だけどね? ちょっと思ったのがいくら神子が誕生したからと言ってこんなに簡単にお祭りなんかできないはずだ。予算や物資、人手なんかも必要になるわけだし、平民の人たちもそれは同じはずだ。それなのにこんなに簡単にお祭りを開催できた理由。
アストラがフェイバースパイダーの件を知っていたということは俺やクラルテのことも共有していたんじゃないのか? だからある程度こうなると予想、あるいはこうなってほしいという希望があったから事前に根回しをしておいたからこんなにすんなりと祭りができた、と考えれば納得がいく。祭りだってただじゃないんだ。それなりのお金が動く以上は適当なんてできないし国を挙げてのものなら国としてのアピールにもつながる。
…………うん、メタな話はここまでにしよう。それに思いがけず滞在延長になったことで余計な事件が重なってほかの人よりもレポート内容が希薄になりそうだったところを少しばかり補えそうで俺にもメリットがあったりする。
だからと言ってめちゃくちゃこき使われている気がしないでもないけど。
「賑やかなものだな」
隣で荷物を運んでいたアウルが街の様子を見ながら声を上げた。つられて周りを見ると人々が楽し気に歌い踊っている。前世の日本の祭りとは雰囲気が違ってなかなか面白いな。
「……精霊神の神子の誕生とあって皆が浮かれているからな。……騒がしいことだ」
「またそんなことを言って……君自身も実は結構浮かれているだろう?」
「は?」
「……気づいていないのか? 君、普段と比べてかなり口元が緩んでいるぞ?」
「…………」
こいつ最近俺の表情の変化に敏感じゃないか? シュヴァリエって基本表情筋動いていないのになんでわかるの? そりゃ俺だって祭りには浮かれていますけども! つーか俺の顔見て楽しそうにしているアウルがちょっとムカつくんだが。
「シュヴァリエも祭りは好きなんだな。ファルカタの町でも楽しそうにしていたし口では騒がしいと言うがまんざらでもないんだろう? なら素直に楽しんだらどうだ?」
「大きなお世話だ」
「ははっ! まあ今すぐじゃなくてもいいさ。…………この荷物を運び終えたら自由にしていいと言われているんだから一緒に見て回らないか?」
「…………付き合ってあげないこともない」
「ふは…………」
この野郎吹き出しやがった! じろりと睨むとすまないと言ってきたが肩が震えている。そんなに面白いかよ!?
居たたまれなくてアウルから視線を外す。それを見てアウルはさらに笑っていた。…………畜生。
割り振られた仕事を終えた俺とアウルは部屋に戻ってきた。せっかく祭りを見に行くのだから私服で歩きたい。
「それじゃあ行くか。次の仕事まで時間が空いているし少しゆっくりしても大丈夫だろう」
「ああそうだな」
雑談をしながら向かった祭りの広場は本当に賑やかで軽やかな楽器の演奏が響き、広場の噴水を囲むように人々が踊っていた。新たな神子の誕生に精霊たちも喜んでいるのだろう。あたり一帯に五色の光の球が自由に飛び回っている。精霊は本来その姿の片鱗さえも人の前に見せはしないが今日は光の球の姿であろうとも人々の前に現れていた。精霊神の神子というのはこの世界の精霊たちにとっても特別な存在であるから無条件で力を貸してくれる。さすがに設定盛りすぎじゃね? とか思ったら嫉妬だのやっかみだのと言われそうだから黙っておくけどな。
「あ、お兄さんたち! 串焼きどうだい?」
「どうする?」
「……もらう」
「じゃあ二本ください」
「はいよ!」
串焼き肉はアーダの定番商品の一つだ。聖アーダ教国は海を有する国と隣接しているためツヴィトーク王国に比べて香辛料が安く手に入る。さすがに普段から頻繁に使用することはできないが、こういう祭りの時には平民でも扱える程度には手頃なものだ。だからこの国の祭りで売られるお肉には香辛料が使われていることが多い。この串焼肉はひとつひとつが大きくて結構ボリュームがある。
「ほら」
「……レッドラビットの肉か?」
「ああ、香辛料が利いていて美味しいぞ」
レッドラビットはその名の通り赤いウサギだ。赤色の体毛が通常のウサギよりもふわふわで非常に触り心地がよい。しかしその気性は荒く前世小学校で飼っていたウサギとは比べるまでもなく可愛げがない。魔物なので違うのは当たり前なのだがその大きさが五歳の子供くらいと通常のウサギとは似ても似つかないのだ。そんな大きさなので当然……肉がでかい。全部食えるかな? とりあえず一口。
「! ……悪くない」
「美味しいそうですよ」
「そいつはよかった! 特に今年は脂のノリがよい上に数が多くてね。あっちこっちで売ってるんだ! 本当にめでたいことが続くよね!」
「そうだったんですね」
「お客さん、もしかしてツヴィトークから来た学生さんかい?」
「ええ。そうですが」
「そうかい! ならなおさら楽しんでいっておくれよ!」
「ありがとう。ぜひそうさせてもらう」
「ほい、これ。おまけだよ。せっかくだし恋人同士で仲良く食べな」
「……ただの同級生だ」
「はは! そうかいそうかい!」
けらけらと楽しそうに笑うおばちゃんにからかわれつつも、俺たちはその場を後にした。恋人って……なんでそうなるんだ。こいつはただの同級生で、一応友達になりたいと言われたが俺にとっては破滅フラグなんだぞ? そもそも俺はノーマルだし…………って、何考えてるんだ俺は。
「シュヴァリエ?」
「なんでもない」
「そうか? …………そうだ、せっかくなのだから俺たちもあそこに加わってみないか?」
「あれって……」
アウルが指したのは広場の中心で踊っている人の輪。つまりあの中に入って踊ろうというお誘いだ。ええ……俺ああいうの苦手なんだが? 友達同士で馬鹿騒ぎするのは好きだけど、ああいう輪に入るのは無理。
「いやか?」
「………………一回だけだ」
「! わかった! じゃあ踊ろう!」
目に見えて明るくなったアウルが俺の手首を掴んで輪の中に引っ張っていく。連れてこられたのはいいが、どうすればいいんですかねぇ?
「そんなに固くなる必要はないから。音楽に合わせて隙間に体を動かせばいいんだよ……っと」
「! おい!」
俺の腕を高く上げて軽やかに動き出したアウルの強引なリードで俺の体も自然と動き出した。社交ダンスとは全く違うどこか粗野で型破りな動きなのに隠し切れない優雅さがあるステップを踏むアウルに右へ左へと動かされているうちに、俺も体がノってきたらしく次第にアウルの動きについていけるようになった。
「お? ノってきたな? じゃあそのまま一曲終わるまで踊るぞ」
「随分楽しそうだな」
「なんだ、シュヴァリエは楽しくないのか?」
「……慣れない」
「ならこの機会に存分に慣れておけ。せっかく祭りに出ているんだから」
こいつは本当にシュヴァリエが柊紅夏になってからずっとシュヴァリエに構うよな……。心の底から楽しそうに踊るこいつは、綺麗だ。ゲームの攻略対象ってだけじゃない、生きている人間として綺麗だって思う。
この想いの意味を知らないほど俺は子どもじゃない。だけど俺はこいつの手を取るわけにはいかない。それが破滅に向かうと知っている。関わるべきじゃない。なのになんでこうしてこいつの手を取って一緒に踊っているんだろうな。
そんな風に思っていると急に自分が恥ずかしくなって意識がそれた。直後——思い切り足をくじきそうになったところで、アウルに片手で支えられた。
「大丈夫か?」
「………………ああ、問題ない」
「……顔赤いな。何を考えていた?」
「!!! 何も……」
「そうか? 君は君自身が思っている以上に隠し事が苦手だ。……なあシュヴァリエ、何を考えていた?」
こいつっ……! あえて耳元で囁いてくるとか反則だろ! それにこいつの声、背中から腰までぞわぞわするからマジで耳元はやめてくれ!
もうダンスどころではなくなりどうやってアウルから逃げようか考えていると突然頭上でクスリと笑う声が聞こえて思わず顔を上げる。
「ふっ……くくく、あははははは!」
この野郎っ~~~! 思いっきりからかわれた!
「いい加減にしろ! 君は私を揶揄して面白いか!?」
「すまないっ……揶揄ったつもりはない。ただ……可愛いと思ってな」
そう言ってまだくすくす笑うアウルを睨みつけているといつの間にか周囲の人たちも俺たちを見てはやし立てていた。顔を上げられなくなった俺の腕を引きながらアウルは颯爽とダンスの輪から抜け、祭り会場を後にした。その間中住民の視線が向けられていたのは言うまでもない。
……ほんとに、勘弁してくれ~~~~~!!!!!
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